2010/08/28 - 2019/12/18
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ドクターキムルさん
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何処にでもあるJR北鎌倉駅からの観光コースは円覚寺から北鎌倉の寺院を参拝して建長寺に向かい、鶴岡八幡宮に至るコースであろうか?しかし、鎌倉観光も2度目ともなれば、このコース以外のコースがないか探し出す人もあろうか。しかし、それに答えてくれることは殆どあり得ない。こうした観光コースは何度も鎌倉を訪れ、しらみつぶしに散策している鎌倉通が紹介している訳ではないからだ。
鎌倉通としては、次の北鎌倉観光コースを紹介したい。
1.JR鎌倉駅(の「臨時口」改札)から徒歩2分の雲頂庵前から富士見
2.山ノ内八雲神社の清明石と庚申塚
3.「好好洞隧道」を潜る。
4.葛原岡ハイキングコースか瓜ヶ谷通りを進み瓜ヶ谷やぐら群と棚田
5.(蛇居ヶ谷切通跡(蛇居ヶ谷の大堀切)は通れないので山道か参道を通って)葛原岡神社。裏山の150m級前方後方墳に思いを巡らせ、日野俊基墓を参拝。
6.「化粧坂切通」を見下ろし、反転して「化粧坂七曲」も見下ろす。
7.神社裏の崖道を通り銭洗弁天を参拝
蛇居ヶ谷切通跡(蛇居ヶ谷の大堀切)は鎌倉には良くある切通(鎌倉七口(https://4travel.jp/travelogue/11642080)など)であるのだが、鎌倉の中世を特徴付けている切通(https://4travel.jp/travelogue/10735061)については、トンネルを潜らずに裏の崖を通って銭洗弁天境内に入り、かつての切通を少しばかり体験する。「化粧坂切通」はいつもぬかるんだところがあり、むしろこちらの方が新鮮だ。また、鎌倉時代からある古道として「化粧坂七曲」は一度は見ておいてはいかがでしょうか。
(表紙写真は雲頂庵前から見える富士山)
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下りホームにある「臨時口」改札(https://4travel.jp/travelogue/11471223)。
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JR北鎌倉駅「臨時口」改札前。
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雲頂庵はJR北鎌倉駅臨時改札前から参道が伸びる(https://4travel.jp/travelogue/11466333)。
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雲頂庵前から見える富士山(https://4travel.jp/travelogue/11571393)。
ただし、天気が悪い日には富士山は見えない。 -
山ノ内八雲神社(https://4travel.jp/travelogue/11294003)。
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鳥居の先に清明石(https://4travel.jp/travelogue/10494360)。
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山ノ内八雲神社裏の庚申塚(https://4travel.jp/travelogue/10563583)。
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山ノ内八雲神社裏の庚申塚(https://4travel.jp/travelogue/10563583)。
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「好好洞隧道」の山側の出入口(https://4travel.jp/travelogue/11471239。
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「好好洞隧道」(https://4travel.jp/travelogue/11471239)。素掘りのトンネルだ。
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「好好洞隧道」線路側出入口(https://4travel.jp/travelogue/11471239。
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瓜ヶ谷通り沿いにある田圃(https://4travel.jp/travelogue/11471683)。
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旧道(右)と新道の分岐点。(https://4travel.jp/travelogue/11471683)。旧道(右)にも田圃がある。新道の先に瓜ヶ谷やぐら群への入口がある。棚田の先の奥に瓜ヶ谷やぐら群がある。
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左の竹藪の先に棚田(https://4travel.jp/travelogue/11471683)と瓜ヶ谷やぐら群。
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葛原岡ハイキングコースにある天柱峰(https://4travel.jp/travelogue/11470275)。
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葛原岡ハイキングコースの三差路にある道標(https://4travel.jp/travelogue/11470275)。真っすぐ行くと葛原岡神社だが、右折して急な谷を下りたところに瓜ヶ谷やぐら群がある。
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瓜ヶ谷やぐら群から尾根道まではロープを伝う山道だ(https://4travel.jp/travelogue/11471700)。
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5基のやぐらからなる瓜ヶ谷やぐら群の第3やぐら(https://4travel.jp/travelogue/11470276)。第3やぐらの中には五輪塔が彫られている。
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瓜ヶ谷やぐら群の第1やぐら内部(https://4travel.jp/travelogue/11470276)。地蔵やぐらの中央の地蔵菩薩が坐像ではあるが、娘さんよりも高い。
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瓜ヶ谷やぐら群の第1やぐら(地蔵やぐら)の奥壁に彫られた仏像と五輪塔(https://4travel.jp/travelogue/11470276)。
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瓜ヶ谷やぐら群の第1やぐら(地蔵やぐら)の奥壁角に彫られた大型の五輪塔(https://4travel.jp/travelogue/11470276)。
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瓜ヶ谷やぐら群の第1やぐら(地蔵やぐら)内部には中央に地蔵菩薩、後ろに石仏(https://4travel.jp/travelogue/11470276)。
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瓜ヶ谷やぐら群の谷には棚田が(https://4travel.jp/travelogue/11470276)。
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蛇居ヶ谷切通跡(蛇居ヶ谷の大堀切)(https://4travel.jp/travelogue/11475889)。
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石積(https://4travel.jp/travelogue/11471700)。葛原岡ハイキングコースの崖は葛原岡神社の裏山の端に当たる。葛原岡神社の裏山は1/10,000の地図の等高線は160m級の前方後方墳に描かれている。その前方部端にはこのように石積みが残っている。
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葛原岡神社の鳥居。塩ビ製の注連縄が鎌倉では最も歴史がないことを現している(https://4travel.jp/travelogue/11471375)。
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鎌倉縁結びの男石、女石(https://4travel.jp/travelogue/11471375)。
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合槌稲荷(https://4travel.jp/travelogue/11471375)。無量寺谷(現鎌倉歴史文化交流館)にあった相州正宗由来の稲荷社が遷座して来た。
元々は無量寺谷の赤尾好夫邸にあった。赤尾好夫邸跡が現在の鎌倉歴史文化交流館に改装される際に遷座した。今、鎌倉歴史文化交流館となっている赤尾好夫邸跡は相州刀鍛冶の正宗の子孫が小田原の後北条氏第2代当主・北条氏綱から与えられた無量寺ヶ谷の屋敷跡であると考えられ、その地に鎮座していた。以降、刀匠・山村氏は「氏綱」から1字を賜り、代々「綱廣」を世襲することになる。 -
葛原岡神社社殿(https://4travel.jp/travelogue/11471375)。くびれ部に当たる。
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垣根に囲まれて「終焉之地」碑。
俊基終焉時には従四位下であったから三位以上に付ける「卿」が適用されるのは死後550年余り経ってからのことだ。すなわち、550年余り経ってから4階級昇進したことになる。 -
裏山には石積みの跡が見られる。(https://4travel.jp/travelogue/11471375)。
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前方後方墳形の前方部に上る山道(https://4travel.jp/travelogue/11290874)。閉鎖されている。社務所で聞くと整備中なのだという。
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最初の山頂(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。前方後方墳の前方部山頂か?1/10000の地図を見ると東西方向に150m余りの前方後方墳の形の山になっている。葛原岡ハイキングコースに前方部が接している形だ。
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山の尾根。前方部のように伸びている(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。
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少し上って後方墳部のような岡に辿り着く(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。
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後方部のマウンドは2段築造のようだ(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。
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段築には階段が着けられている(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。
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頂上には2m四方程度のマウンドがある(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。社を建てたところか?
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木々の間には富士山が見える(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。神社関係者も知らないようだ。葛原岡神社の裏山山頂は富士山のビューポイントなのだ。
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山頂のマウンドには石積が残る(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。鎌倉石である。これが葛原(かずらはら)親王を祀っていた社跡か?
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"You can see Mt. Fuji here."ここから富士山見えます!裏山からも富士山が見えるのだからこうした表示が必要であろう(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。鎌倉は外国人が多く訪れ、Mt. Fuji が見える場所と大仏へ行く道を尋ねる。
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日野俊基の墓の横からは富士山が見える(https://4travel.jp/travelogue/10810240)。
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「俊基朝臣墓所」(鎌倉町青年会、大正6年(1928年))。日野俊基の墓所端に建っている。
立派な碑の横にこんな碑を建てるのであれば、4階級特進のこと(今でも警察官や自衛隊隊員、外交官などが殉職すると2階級特進することの最初になった)を書くべきであろう。
「日野俊基の墓前には、「贈従三位日野公墓碑銘」石碑(明治17年)が建っている。日野俊基の生前の階位は従四位下であったが、明治17年になって従三位が贈られた。4階級特進である。現在、警察官や自衛隊隊員、外交官などが殉職すると2階級特進することがあるが、旧日本軍の規定には4階級特進まであった。しかし、実施された例はこの日野俊基だけであろう。律令制下においては三位以上を公卿とすることから、四位の中級貴族が神社に祭られるのであるからそれ相応の階位、従三位が必要と思われたのであろう。」(https://4travel.jp/travelogue/10599171)。 -
「贈従三位日野公墓碑銘」(明治17年)(https://4travel.jp/travelogue/10599171)。日野俊基の墓所前に建つ立派な碑。
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源氏山公園へ上る道の岩の横に七曲(https://4travel.jp/travelogue/11396353)。
古代の街道でも壽福寺に下りる尾根道とここで(尾根で)化粧坂切通と七曲がほぼ直角に交差していることが分かる。 -
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銭洗弁天のトンネルに下りる道路を見下ろすと、途中に右に入る山道が見える(https://4travel.jp/travelogue/11470287)。開口しているのはやぐら。
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崖の下に山道(https://4travel.jp/travelogue/11470287)。道路を掘削する前は切通だったのだろう。
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入口にやぐら(https://4travel.jp/travelogue/11470287)。この山道は切通だったようだ。
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崖の下に銭洗弁天(https://4travel.jp/travelogue/11470287)。
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崖の下に銭洗弁天の鳥居(https://4travel.jp/travelogue/11470287)。
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崖の下に銭洗弁天の境内(https://4travel.jp/travelogue/11470287)。
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掘割道を下ると銭洗弁天の旧表参道だ(https://4travel.jp/travelogue/11470287)。
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銭洗弁天(銭洗弁財天宇賀福神社)(https://4travel.jp/travelogue/10458931)。
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