大機山雲頂庵－2019年春

2019/03/08 - 2019/03/08

　JR北鎌倉駅下りホームの臨時会猿口を出ると大機山雲頂庵（https://4travel.jp/travelogue/10559152）の参道であり、奥に石段が見える。その石段の踊場脇には早咲きの桜が咲いている。
　山門横の駐車場前から5合目くらいまで新雪を被った美しい富士山を見た後、ぼんやりと山門の先に目をやるとやぐらが見え、中央のやぐらには宝篋印塔を中心に左右に五輪塔が並べてある。「この辺りの円覚寺塔頭まではやぐらだったのだな。」しかし、ちょっと待て！これまではこのような墓石があるやぐらはなかったはず。何のことはない、本堂が取り壊されており、裏の崖にあるやぐらが見えているのだ。この3基の墓石は開山・空山円印（大覚禪師（蘭渓道隆）の直弟）と第二世、三世の墓か？空山円印は嘉暦3年（1328年）11月11日示寂というから、覚園寺開山や第二世の墓（開山塔と大燈塔（いずれも正慶元年（1332年）建立））のように宝篋印塔なのか。
　山門近くには工事看板がなく、本堂の再建がいつになるのかは分からなかったが、工事車両は八雲神社方面からしか入れないたために、円覚寺から入ってくることはできず、逆に制約が少ないだろうか。
（表紙写真は雲頂庵山門）
　

エリア 鎌倉(神奈川)

雲頂庵の「雲頂禅庵」の寺号標石と「慈葉は観世音菩薩」碑。

石段と参道。その先はJR北鎌倉駅。

石段。

石段踊場脇の早咲きの桜。

石段脇の隧道。住宅が建った。

山門。

山門。

山門の奥。やぐらが見える。

中央（本堂裏）のやぐら。3基の宝篋印塔、五輪塔が並んでいる。

右側に横穴。天井が丸い。やぐらではないのか？

左にやぐら。

側面の崖。

庫裏。