四ツ谷発のフランス料理店「北島亭」～ミシュラン非掲載ながら、日本のフレンチ好きにレジェンドとして位置づけられている名店～

2019/11/16 - 2019/11/16

リヨン近郊にある亡きポール・ボキューズ氏の旗艦店が長らく維持していたミシュランの3つ星の一つを失い、2つ星店に降格したことがメディアで話題になりましたが、同店で提供されるフレンチは、今主流のモダンフレンチと対比する意味で、クラシックフレンチと呼ばれています。日本では、「コートドール」、「シェ・イノ」、「北島亭」や「アピシウス」あたりが日本を代表するクラシックフレンチのお店として取り取り上げられることが多いですが、その中でも骨太フレンチを真骨頂とし、豪快で迫力ある料理を提供するとして、たくさんのグルメの支持を得ているのが、四ツ谷の「北島亭」です。

日本でミシュランの評価について論じられる際にたくさんの優良店が非掲載となっていることがよく指摘されますが、フレンチのお店では30年間にわたって質の高い料理を提供している「北島亭」が非掲載であるのはおかしいと疑問視する声をよく聞きます。過去に申し訳程度で二年間掲載された時期があったようですが、日本でたくさんの人に支持されている同店は、もはやミシュラン掲載店でも獲得できないようなステータスを得ているように思われます。

辛口の批評家からも高く評価されるお店は興味があるので、去年の11月になりますが、同店で食事をしてきました。常連さんが圧倒的に多い感じでしたが、初めての訪問でもスタッフの対応は素晴らしく、居心地のよい時間を過ごすことが出来ました。クラシックフレンチに関心がある人には、ぜひお勧めしたい名店です。

エリア 四ツ谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

JR四ツ谷駅です。

駅を出て、北方面です。

以前に紹介した「かつれつ四ツ谷たけだ」の開店を待つ人達です。

https://4travel.jp/travelogue/11569543

凄い列です。牡蠣のシーズンになるとより列が長くなっていると思います。

三栄通りです。

2，3分歩くと、お店が見えてきます。

こちらが日本を代表する和製フレンチの入口です。

店内です。

席に座ります。

お絞りです。

店員がテーブルを順番に回り、その日のスペシャル等について説明してくれます。

リンゴジュースです。

その日提供されていたものは、このボードに記されていました。

注文の仕方等について説明を受け、好みのものを注文しました。

アミューズです。これは皆同じです。

グリーンビーンズです。

一口サイズのパイ皮のようなものでした。

生雲丹のコンソメゼリー寄せ、カリフラワーのクリーム添えです。

お店の名物です。ふんだんに雲丹が使われていて、食べ応えがあります。味も素晴らしいです。食いしん坊が満足できる一品です。

バターです。

自家製パンです。凝ったことはしていないですが、シンプルで美味しいです。

フォアグラのポアレ、葡萄のソースです。

こちらもボリュームたっぷりの一品です。

北海道産帆立貝柱のナージュです。

他の一品と同様にボリュームがあります。分厚い貝柱です。

この日の主役の肉料理です。

三重牛ランプ肉のステーキです。

肉料理は「北島亭」の真骨頂と言え、皆から高く評価されています。

焼き加減は、ミディアムレアです。

デザートメニューです。

デザート前の口直しのスイカです。

店内です。料理はせかされることなく、ほどよいペースで運ばれてきました。

デザートです。

チョコレートのテリーヌです。

プティフールです。最後までボリュームたっぷりです。

美味しく頂きました。

コーヒーです。

シェフのレシピ本です。

フレンチの重鎮3名による書籍です。

食後の感想ですが、コスパが抜群で、味の方も侮れない、素晴らしいフレンチのお店だと思います。グランメゾンではないかしれないですが、店員のサービスはよく、アットホームな雰囲気を大事にしているので、たくさんの常連がお店を利用していたのも納得です。機会があれば、ぜひ再訪したいですね。

お店の近くの通りです。

お洒落な建物です。

市ヶ谷の防衛省です。

市ヶ谷亀ヶ岡八幡宮です。

JR市ヶ谷駅方面です。

JR中央線の駅です。

駅の構内に入ります。

駅の中には、このような江戸の歴史を紹介するコーナーがありました。

屏風絵です。

江戸城の石垣です。

地下鉄南北線を利用しました。