またSIMトラブル…？赤い砂岩の大聖堂、夜のマルクト☆フライブルク　クリスマス市巡りの旅4-3

2019/12/05 - 2019/12/06

2019年12月5日（木）～12月6日（金）

旅の4日目、朝、ケルンを散策した後、ライン川を眺めながらフライブルクにやって来ました。

ホテルにチェックインしてほどなく、買ったSIMの容量が非常に少なくなっているとショートメッセージが届きました。
旅が始まってまだ４日目、どうすればいいんじゃー！

日暮れの早い時期、SIMは後回しで、急いで大聖堂広場へ。
ところが、出ている屋台は1つ、2つ。あれれ…。

通りにあったドイツ語のクリスマス・マーケットを意味する「Weihnachtsmarkt」の門をくぐって通りを行くと…。
ありました、マルクト♪

さらに通りを進むと、市庁舎前の広場にさらに大きなマルクトが！

マルクトを楽しんだ後、SIMが買えるというヴォーダフォンのショップに行ってみたものの…。

* * * * * * * * * *

12／2：羽田～フランクフルト（フランクフルト泊）
12／3：フランクフルト～ブリュッセル、ゲント（ブリュッセル泊）
12／4：ブリュッセル～ケルン、カイザースヴェルト、デュッセルドルフ（ケルン泊）
12／5：ケルン～フライブルク（フライブルク泊）★
12／6：フライブルク～リボーヴィレ、リクヴィル（リボーヴィレ2泊）★
12／7：リボーヴィレ
12／8：リボーヴィレ～コルマール（コルマール泊）
12／9：コルマール～ストラスブール（ストラスブール2泊）
12／10：ストラスブール、ゲンゲンバッハ
12／11：ストラスブール～シュトゥットガルト（シュトゥットガルト2泊）
12／12：エスリンゲン、ルートヴィヒスブルク、シュトゥットガルト
12／13：シュトゥットガルト～マインツ（マインツ泊）
12／14－12／15：ヴィースバーデン、マインツ、フランクフルト～羽田

エリア フライブルク(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

15時過ぎ、ケルンからフライブルクにやって来ました。10年ぶり。
ホームから今夜の宿”インターシティ・ホテル”が見えています。

エレベーターを探すのも面倒で、ベルトコンベヤーを利用。

フライブルク駅 駅

駅構内からホテルには行けず、いったん駅の外に出ます。
木立の向こうにフライブルク大聖堂の尖塔が見えました～♪

部屋は506号室。まぁまぁです。

インターシティホテル フライブルグ ホテル

バスルーム、シャワーのみ。

冷蔵庫、セイフティボックスがありました。
インターシティは、その街の公共の交通機関乗り放題のカードがもらえるのが嬉しい。（^^）

部屋はバスターミナル側。
明日、バスをブライザッハで乗り換えてコルマールに行き、クリスマス時期のみ運行されるシャトルバスでリボーヴィレへ移動する予定。
ブライザッハ行きのバス停を確認しておきましょう。

スト回避でパリを見送り、どうやってアルザスに行こう…。
思いついたのが、フライブルク。

2009年4月に、フライブルクからコルマールまで路線バスで移動しました。
黒い森からアルザスへ行くルートを検討していた時、DBを検索して見つけたのがこのルート。

ストラスブールなら、フランクフルト空港からルフトハンザのバスを利用する手があります。
が、ストで電車が停まっていると、ストラスブールからコルマールへの移動手段はFlixBusで、ストラスブール～コルマールの本数が少ない。
ストラスブール駅のコインロッカーはストであてにならず、そもそも、クリスマスの時期はテロ対策でクローズドと聞いています。
ということもあり、フライブルクに決定！となったワケ。

フランス国鉄のスト初日のこの日、フランスに乗り入れるドイツ・オッフェンブルクからの路線、スイス・バーゼルからの路線、どちらも運行されていませんでした。
明日も当てにならない。路線バス利用は正解です。

2009年当時のバスはコルマール直通でしたが、今はブライザッハで乗り替えが必要です。
なんたってあれから10年、バス停が同じとは思えない。
案の定、以前の停留所はFlixBus乗り場になっていました。

部屋に戻ると、「SIMの容量が少なくなっています」というショート・メッセージが届いているのに気がつきます。
続いて、たたみかけるように「非常に残り少なくなっています」と。

明後日、フォートラで知り合ったユリアさんとリボーヴィレで落ち合い、コルマール、ストラスブールのクリスマス・マーケットを周る予定。
焦ります。（><）

アマゾンで買ったSIMは、イギリスの会社の”Three”の3ギガ。
フリーで使えるWifiをなるべく利用しているし、旅が始まって4日目で3ギガを使い切ることはあり得ない…。
思いつつも、トップアップの方法を検索。

このSIMは、日本のクレジットカードではトップアップできず、他の方法はあるものの、かなり面倒。
トップアップは諦め、より節約モードで使うことにします。

そうこうしているうちに、夕日が落ちようとしていました。
日が残るうちに大聖堂に行ねば～！

インターシティの交通機関乗り放題のカードを握りしめ、トラムで街の中心部へ。
カイザー・ヨーゼフ通り（Kaiser-Joseph-Straße）の停留所で下車。

イルミネーションが可愛い！
路地の先に、ドイツの大型スーパーのカウフホフが見えます。
ドイツ旅行中、カウフホフを見るとホッとします。
2009年にも利用しました。（^^）

17時、大聖堂にやって来ました！
ストラスブール、マインツ、フランクフルトと同じく、赤い砂岩の大聖堂。

中に入って写真を撮ろうとしたら、若い男性がすっ飛んで来ました。
ミサが始まるところだったようです。気がつかなくてゴメンナサイ。
静かに教会を出ました。

大聖堂（フライブルク） 寺院・教会

大聖堂脇には広場があり、大規模な朝市が開かれます。
さぞかしクリスマス・マーケットも賑わっているに違いないと思って来たら、ガラ～ン。（･o･）

モミの木や、ヤドリギを売る屋台、

クリスマスの飾りの屋台が出ているのみ…。
広場は朝市のために、空けていると思われます。

2009年、4月26日からフライブルクに2泊しました。
その時は旧市街のホテル”シュヴァルツヴェルダー・ホフ（Schwarzwalder Hof）”に宿泊。
ホテル近くの路地の藤が、とても、とても綺麗でした！

（黒い森・アルザスの旅3-2 フライブルク散策）
https://4travel.jp/travelogue/10771491

その藤に惹かれて路地を歩くうち、シュヴァーベン塔（Schwabentor）に来ました。
塔から続く歩道橋を渡ると、丘に上る道があります。

そこから山道を登っていくと、大聖堂がよく見える場所に出ました。
この景色、東山魁夷画伯の絵の構図に似ているではありませんか！
ひとり感激して、眺めを楽しみました。

その後、4月28日にコルマール近郊のテュルクハイムのホテルに移動にしたのですが、フロントで預かってもらったパスポートを受け取らずに来てしまった。
気づいたのは、テュルクハイムに着いてから。絶句…。（*o*）

幸い、テュルクハイムには5泊する予定で、4月30日、フライブルクに取りに戻ることに。
テュルクハイムへの移動日は雨だったけれど、この日は快晴！
賑やかな朝市も楽しめた次第です。

そんな思い出のあるフライブルク。

（黒い森・アルザスの旅7-1 フライブルク散策）
https://4travel.jp/travelogue/10792197

トラムをカイザー・ヨーゼフ通りで降りた時、路地の入口に”Weihnachtsmarkt”と書かれたアーチがありました。
Weihnachtsmarkt とは、ドイツ語でクリスマス・マーケットのこと。
あの路地に行ってみよう！
大聖堂を見納めて、広場を後にします。

広場の反対側、赤い建物はかつての”商館”。
灯りが点っていました。

商館 建造物

カイザー・ヨーゼフ通りに戻ってきました。
旧市街の通りには”ベッヒレ（Bachle）”と呼ばれる、清らかな水の流れる細い水路がいたる所にあります。
初めてフライブルクに来た時、その清々しい雰囲気に魅了されました。
そんなことも思い出します。

小石のモザイク模様もフライブルクの特徴。
その店が商う物にちなんだモザイクを施したそうで、建物の前のモザイクを探しながらの散策も楽しかった。

シフ通り（Schiffstraße）の入口に、ヴァイナハツマルクトのゲート。

通りを進むと、小さい広場”カートフェルンマルクト”にマルクトがありました！

マルクトでよく見かける灯りの店。ほっこりします。（^^）

石鹸の店、ドイツっぽくなくてお洒落ねぇ。フランスに近いから？

とても賑わっているこの店は、ドイツのクリスマス・マーケットに欠かせないホットワイン、”グリューヴァイン”の屋台。
夕べ、グリューの酔いが回ってバタンキューだったけど、また飲んじゃおうかなぁ。

グリューは3ユーロ。今夜はロゼにします。
グリューは、赤、ロゼのほか、白もありました。

ケルンではカップを返すと2.5ユーロでしたが、フライブルクは3ユーロ。
リファンドの料金の違いはカップの制作費？
フライブルクのカップは細身のガラスでお洒落だものね。

悪酔いしないように、先に何かお腹に入れよう。
あらぁ、美味しそうなお肉！
ひとつ7ユーロと安くはないけれど、今夜の夕食はマルクトで♪

パンに挟んである肉が何かも知らずに食べましたが、写真を見て気がついた。イノシシ！？
臭みとか、クセとか、まったくなく、めちゃ美味しかった～♪

もうちょっと、なにか食べたい。
この屋台は？ワッフルやクレープ。惹かれる。

奥のほうに小さな観覧車があり、

そのすぐ近くの屋台にカリーヴルスト発見。
昨夜のケルンのカリーヴルスト、美味しかったなぁ。
その味が忘れられず、食べてみることに。

ケルンは3.5ユーロでしたが、ここはパンもついて4ユーロ。
そして、お皿を返すと、1ユーロ戻ってきました。

量も多かったけれど、残念ながら、ソーセージも、味付けもイマイチ…。
屋台によって違いがあることを知ります。

マルクトはここだけ？
イルミネーションが続くシフ通りを進んでみます。

通り沿いの店のウィンドウを覗きながら歩いていくと、

道の角のスペースに小さな、小さなマルクトが。

クリッペもありました。

その角にぶつかる路地の先、左手方向にマルクトがありそうです。
行ってみよう！

わぁ、ここは規模が大きい！

市庁舎広場 広場・公園

たくさんの屋台が並んでいます。

観光局が入っている建物。観光局、ここにあったんだ。

観光案内所（フライブルク） 散歩・街歩き

こちらはラートハウス（Rathaus）。ドイツ語で市庁舎。
市庁舎前広場のマルクトが、フライブルクで一番大きなヴァイナハツマルクトでした。

フライブルク 新市庁舎 建造物

先ほどのマルクトより賑わっています。いいね、いいね！

ロウソクの店、素敵です♪

スパイスの店。グリューの素、あるかな？

陶器の店。オレンジの食器、いい感じ♪

可愛いミニチュア。

食べ物の屋台もいろいろ。

あぁ、先に市庁舎広場に来ていたら…。ちょっぴり後悔。

ヴァイナハツマルクトお決まりの”レープクーヘン”。
独特の香りがするクリスマスのお菓子です。

灯りの置物、ハンドメイドでした。

ローテンブルクのクリスマスのお菓子”シュネーバル（Schneeball）”。
シュネーは雪、バルはボール。
食べてみたいけど、大きすぎる…。

自動車のメリーゴーランド、このあと巡ったほかのマルクトでも見かけました。
ベンツのお膝元、ドイツを感じます。

ひととおり屋台を周りました。

広場を離れることにします。

このままホテルに帰るのも…で、ラートハウスガッセを大聖堂方向へ。

トラムの走るカイザー・ヨーゼフ通りに戻ってきました。
その角に、ドイツ・テレコムのショップ。
ドイツでは旅行者はSIMが買えないと聞いていたものの、容量残のショートメッセージが気になって、入ってみます。

ヨーロッパのパスポート保持者でなければ買えないと断られましたが、「ボーダフォンならOKかもしれない」と教えてくれました。

”Breuninger”というデパートでボーダフォンが入っているか聞いてみると、マルティン塔の近くにショップがあるようなと。

ありました、ボーダーフォン！
ショップには何やらトラブっているお客さん。
先に来ていた女性客と一緒にひたすら待ちます。

30分以上経って、やっと順番が来て、ヨーロッパのパスポート保持者でなくても買えることがわかりました。55ユーロ。
ところが、パスポートをホテルに置いてきてしまった…。
時刻はまもなく19時、聞けばもう閉店とのこと、あちゃぁ。

仕方ないね。
それでも、ボーダフォンならSIMが買えるとわかったのは収穫。
明日からはフランス。夏の旅行同様、オランジュで買う手もあります。
あの時もすったもんだしたけどね。

そもそも、3ギガを使い切るはずがないんだよね…。
思った通り、後日、ThreeのSIMをよく使っているトラベラーさんに確認したところ、どんなに容量が残っていてもトップアップのショートメッセージが来ると判明。
やられました…。（>.<）

マルチン塔 建造物

交通機関乗り放題のカードがあるので、トラムで帰ります。

甘いものが食べたいなぁ。フライブルク駅へ。
カフェに入ろうか逡巡するも、”K & U Backerei”という店でケーキをテイクアウト。

フライブルク駅 駅

買ったのは、ホイップクリームたっぷりのパリブレスト。2.8ユーロ。
中にジャムが入っていて、それは要らない…はあったけれど、まぁまぁのお味。
まったりしました。

この日、昼過ぎから眠くてたまらず、21時就寝。

インターシティホテル フライブルグ ホテル

一夜明けて…。
時差ボケが抜けにくいので、相変わらず早い時間に目が覚めてしまう。
6時を待って起床。

7時半、朝食のダイニングへ。
フライブルクのインターシティのプランは朝食付きでした。

充実のメニューで驚いた～！

ダイニングの雰囲気もなかなか。悪くないじゃん♪

たっぷりいただきます！

8：20、部屋からの景色。
2本の尖塔が特徴的な教会の遠く向こう、朝焼けが綺麗です！

フランス国鉄のスト2日目、やはり電車は運休していました。
ブライザッハ行きのバスは9：31発。
9：20、チェックアウト。
路線バスで国境となるライン川を越えて、アルザスを目指しましょう！

この旅行記へのコメント （2）

• norio2boさん 2020/05/28 16:05:16

  旅行記拝見！

  丁寧な旅行記拝見拝読しました。
  今年2020年12月はミュンヘン～ブリュッセルのチケットを押さえています。
  5月のイタリアボローニャキャンセル済み
  7月メキシコのオアハカキャンセル予定
  12月もキャンセルかも知れません。
  
  現地SIMカードの残量確認は下記のソフトを入れて確認しています。
  2週間の旅行でも1G使う事はありません。
  
  ご参考に(iPhone用です)
  
  https://apps.apple.com/jp/app/%E9%80%9A%E4%BF%A1%E9%87%8F%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC/id580069644

  ぶどう畑さん からの返信 2020/05/29 15:08:26

  RE: 旅行記拝見！

  norio2boさん
  
  ぶどう畑です。
  旅行記にお越しいただきありがとうございました！
  
  残量がわかるソフトがあるんですね。
  買ったSIMのサイトのアクセスしてもわかるようなんですが、旅先で英文を解読し、スマホの小さい画面で確認はとても無理と諦めました。
  3ギガも使うはずがないとは思いながら…。
  有用な情報をありがとうございました。
  
  年末までに、ワクチンは無理でも、特効薬ができると安心なんですけどね。
  私も2月の台北行きはキャンセルしました。
  
  早く安心して生活できる日が来るよう、祈っています。