飛行機からモンブラン、メールドグラスも！リヨン～フランクフルト～羽田　プロヴァンス・リヨンの旅16

2019/07/23 - 2019/07/24

2019年7月23日（火）～7月24日（水）

旅の16日目、いよいよ帰国の日となりました。

飛行機はリヨン発14：40なので、11時ごろアパートを出ればOK。
朝ご飯の後、ローヌ川沿いをちょっと散歩しました。

空港へは、リヨン・パール・デュー駅から「ローヌ・エキスプレス」を利用。
リヨン・サンテグジュペリ空港から始まった今回の旅、16日ぶりに戻ってきました。

リヨン～フランクフルトは窓際の席をリクエスト。
なんと、なんと、嬉しいことに、飛行機はシャモニー上空を通過！
22年ぶりにモンブラン、メール・ド・ブラスを眺めることが。

それだけでなく、レマン湖に、ボーデン湖も。感激～！
フランクフルトまでの約1時間半、景色に釘づけでした。（^^）

7／8～9：リヨン空港
7／9～11：ニーム
7／11～15：ソー
7／15～19：リル・シュル・ラ・ソルグ
7／19～23：リヨン
7／23～24：帰国　★

エリア リヨン(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

8時、朝ご飯。
この日の果物は、一昨日、マルシェで買った桃。
桃は、カジノで買ったもの含め、どれもハズレがなく、みずみずしかったです。（^^）

Citadines Presqu'ile Lyon ホテル

9時少し前、散歩に出ます。
この日は、最高気温が38℃まで上がる予報。
夕べ、気温が下がらなかったこともあり、すでに暑い！

ローヌ川に出ました。

さすがローヌ、水量豊か。

ローヌ川沿いに建つのはオテル・デュー。

グランドホテルデュー ショッピングセンター

12世紀から800年間、リヨンの市立病院”オテル・デュー（Hôtel Dieu）だった長～い建物。
2009年にその役割を終えました。

その後、大規模なリニューアル工事により、2018年春に”グランド・オテル・デュー”として、オフィス、ショッピングセンター、５つ星ホテルが次々オープンしたらしい。
そのことを帰国後に知る。リサーチ不足にシュ～ン。（--;

ローヌ川沿いを歩いたのは、中世のたたずまいの”ペルージュ”に行くバスの停留所をチェックしたかったから。
リヨンは見所が少ないため、ペルージュに足を延ばすことも考えたのです。
Antonin Poncet広場まで来たけれど、停留所は見つからず…。

時計塔の脇を通り、

ベルクール広場に出ました。

ベルクール広場 広場・公園

まもなくホテルという所で、スーパーのカジノを発見！
リヨン到着日、フロントの人が言ったのはココと判明。
なるほど近かった。

その斜め前に、お洒落なパン屋さん”Le Pain Des Jacobins”。

ベルクール広場から帰る時は、ジャコバン広場からブレスト通りに入っていましたが、Ancienne Préfecture通りを行けばよかったんだねぇ。
帰る日になってわかるとは…。

10：50、チェックアウト。
タクシーでリヨン・パール・デュー駅へ。
一昨日、メトロを上がった側に着きました。

リヨン パールデュー駅 駅

駅を抜けてローヌ・エキスプレス乗り場へ。
ローヌ・エキスプレスは往復の早割があり、2ヶ月前だと安くなるのでネットで購入しました。

12時過ぎ、リヨン空港駅に到着。
駅前の像もサン・テグジュペリさん？

ローヌエクスプレス 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

像の辺りから、TGV駅。
SF映画に出てきそうな独特な形です。（･o･）

旅の初めに、ローヌ・エキスプレスに乗ろうとTGV駅に来た時、内部の斬新さに驚いたんですよね。

TGV駅から駐車場を抜けるとショートカットのようですが、暑いのでターミナル内を抜けてきました。

ターミナル1からTGV駅を見ると、なるほど、真っすぐ続く道があります。
あそこを通ればショートカットだったのかな。

リヨン サンテグジュペリ空港 (LYS) 空港

早めに来たこともあり、ルフトハンザのチェックイン・カウンターは空いていました。
でも、係員が2人しかおらず、なにやらトラブっている乗客がいて、少し待ちました。

預けた荷物は15.3kg。
すごーく重いと感じたけれど、思ったほどじゃなかった。（^^;
リュックと合わせても18.5kgでした。

フランクフルトへは窓際をリクエストしてOKとなり、さくさく手続きして、ボーディング・エリアへ。

まだゲートの番号は出ていません。まずは腹ごしらえ。
サーモン・サンド 6.3ユーロ、リンゴジュース 3ユーロ。
パン自体がイマイチ。空港だから仕方ないか…。

空港内の”レ・アール（屋内市場）”で、チーズを購入。

買ったチーズは、”リゴット・コンドリュー”。5.36ユーロ。

これまた偶然にも、NHKの『旅するフランス語』で紹介されたチーズで、帰国後の放送で知りました。

コンドリュー地区で作られる山羊のチーズは、小さくて、外側がちょっと硬かった。
葉っぱでくるまれた山羊のチーズ”バノン”とは、また違う味。

14：40発のフランクフルト行きゲートの番号が表示され、B10へ。

飛行機はフランクフルトに向けて離陸。
空からローヌ川。原子力発電所も見えています。

ローヌ川を眺めてから5分ほどすると、遠くに雪を冠る山々が広がり始めました。
それからさらに5分、機内アナウンスが入ります。
なんと、モンブランの脇を通過していると！　キャ～！！

ぶどう畑の初フランスは、実はシャモニー。1997年7月です。

パリは、15年前（2004年）のプロヴァンス旅行の後、北上して2泊が初めて。
2001年のコート・ダジュールよりもパリ・デビューがさらに遅いという、イレギュラーなパターン。

飛行機から、メール・ド・グラスも見えました！
真ん中の氷河がメール・ド・グラス。
右がシャモニーの街からも望めるボソン氷河。
左はアルジェンティエール氷河でしょうか。

氷河に感激の半面、1997年と比べようもなく後退しているのに、が・く・ぜ・ん…。

シャモニーを過ぎると峡谷が見えてきます。ローヌの谷？

1997年はジュネーブ・インで、スイス・ロイカバートに移動して滞在。
谷を横切り、マルティニーからシャモニーに入りました。

ローヌの谷を流れるローヌ川は、プロヴァンスを流れる水量豊かな川とは、まったく装いが異なり、河原もあったことを思い出します。

レマン湖！

飛行機はチューリヒ方向へ。
スイスは湖がアチコチにあるんだね～！

左がハルヴィラー湖、真ん中がバルデッガー湖か。

長細いチューリヒ湖。

そして、そして、ボーデン湖上空を通過。わ～い！
ライヒェナウ島、マイナウ島がはっきり。

ドイツ・黒い森を北上。シュトゥットガルト空港が見えています。

小さくメルセデス・ベンツ・アレーナ。

蛇行するライン川。マンハイム辺りかしら。

フランクフルトの摩天楼を横目に、

フランクフルト空港に近づいてきました。

着陸するのかと思ったら、飛行場を通り過ぎて、マインツ方向へ。

先のほうに、ライン下りの観光地”リューデスハイム”のニーダーヴァルトの丘が見えてきます。
すぐ近くまで行かないかな。ワクワク！
期待したものの、飛行機はＵターン。

次第に高度が下がり、

フランクフルト空港に着陸。

フランクフルト国際空港 (FRA) 空港

ずらりとルフトハンザ機が並ぶ空港内をバスで移動。

座った席の隣にお洒落なポーチが置かれていました。
リヨンからの便の前にバスが乗せた乗客の忘れ物。

貴重品が入っていると思われるので、運転手さんに「あの座席にバックがあります」と降りる時に伝えました。
持ち主さん、めちゃくちゃ焦っているだろうなぁ。（-ﾑ-）

久しぶりに長～い地下通路を歩きます。

アインシュタインさんの所に、ドイツゆかりの音楽家の写真が。

出国審査にかなり時間がかかって、約2時間の乗り継ぎ時間は残り少なくなっていましたが、帰りもマイルでアップグレードしたので、急いでりラウンジへ。
リュックをロッカーに押し込みます。

ルフトハンザ ビジネスラウンジ (フランクフルト国際空港) 空港ラウンジ

焼きそば、肉団子、アジアの味が嬉しい。
機内食が出るのに、なんで食べちゃうんだろうね。（^^;

座席は往きと同じ、アッパーの一番後ろの座席、88H。トイレの前です。

ウェルカムドリンクは、スパークリングワイン。

冷たい飲み物は、ヴァルシュタイナーのノンアルコール・ビールを飲んでみました。

このあと、事件発生。
新米っぽいＣＡのオネエサンに、隣の人のワインをこぼされる…。
ズボンは濡れるし、ブランケットも。

日系なら、まず、衣服が濡れなかったかどうかを心配すると思うのだけど、対応に違和感。（><）
もう家に帰るだけで、ズボンからワインの香りがしようが気にしないし、お詫びのチョコやら、ボールペンやらは要らないんだけどさ。
なんか、釈然としなかったので貰っておいた。

映画は『バンブル・ビー』の続きから。

夕食は日本食をチョイス。
見た目は美味しそうですが、味付けはイマイチ。ソウメンのびてるし…。

ご飯、所々硬いし…。

フルーツ、まぁまぁです。

機内販売の時計、カラフルさにひかれて、買っちゃいました。49ユーロ。

機内販売が終わるとお休みタイム。
トイレのすぐ前の座席は失敗でした。
往きは気にならなかったけれど、寝静まっているため、トイレのバキューム音が頭のほうから聞こえてきて…。（T-T）

朝食。
眠いよ～、お腹空いてないよ～。

13時半、羽田に戻ってきました。
旅行中、日本はずっと天気が悪かったようですが、この日から酷暑の日々。
ぶどう畑は南仏から暑さ続きとなることに…。（~~;

2004年6月のプロヴァンス旅行で、緑だったラヴェンダー畑に端を発した旅行。
2010年、母の病気でリベンジを断念。
15年経って、リベンジのリベンジをようやく叶えることができました。
これまでの最長、15泊17日の旅は思い出でいっぱいです！

エグ・モルトのピンクの塩田、巨大な塩の山、忘れられません。
ソー滞在中は、念願のラヴェンダー畑を大満喫しました。
リル・シュル・ラ・ソルグでは川を望むホテルに泊まって、マルセイユ、フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズの再訪が叶いました。

すべてが順調ではなく、ニームの携帯ショップでSIMを買ってすったもんだしたり、エグ・モルト行きのバスに酔って悲惨な状況になったり。
マルセイユ大聖堂にまたもや行けず、美食の街”リヨン”に滞在しながら食事はお粗末。あまりの暑さにボーヌ行きを取りやめた…。

感激したことだけでなく、思いどおりにいかなかったことも、忘れられない思い出です。
あきらめたことは、いつかの日にか叶えましょう。（^^）

これでプロファンス・リヨンの旅行記を終わります。
長い間、お付き合いをいただき、ありがとうございました！

この旅行記へのコメント （2）

• びびママさん 2019/12/29 16:03:57

  素敵な旅行記をありがとうございます。

  ぶどう畑さん。こんにちは。
  南フランスの素敵な旅行記とっても楽しかったです。
  ラベンダーのかほりが感じられるような気がしました。
  ヨーロッパはやっぱりこんな風にのんびり歩くのが一番ですよね。
  憧れです。
  
  今年も楽しい旅行記ありがとうございました。
  良いお年をお迎えください。
  そして・・bon voyage！

  ぶどう畑さん からの返信 2019/12/29 19:29:31

  Re: 素敵な旅行記をありがとうございます。

  びびママさん
  
  ぶどう畑です。
  長い旅行記にお付き合いくださり、ありがとうございました！
  
  ラヴェンダー畑は15年越しの願いだったので、とにかく満喫できるようにゆたっりの日程を組みました。
  毎日、ラヴェンダーを眺めて、畑を歩いて、香りに包まれて、満足でした～！
  
  12月2日～15日、クリスマス・マーケット巡りで、ベルギー、ドイツ、フランスを周ってきました。
  これがまた夏の旅行とは相反し、移動、移動。
  こういう旅は苦手なんですけど、フランス国鉄のストの影響で旅程を変更して、さらに細切れになって…。おまけに向こうで風邪ひいちゃうし…。（TT）
  でもね、クリスマス・イルミネーションはどこも綺麗で、思い切って行ってってよかったなぁと。
  
  年明けから旅行記をスタートさせる予定です。
  よければまたお付き合いくださいませ。m(_ _)m
  
  来年もどうぞよろしく。よいお年をお迎えください！