2024/05/28 - 2024/05/29
52位(同エリア163件中)
おくさん
サナブレスの道15 Ceaからオセイラ修道院へ
5/28(火) 朝、何故かKがお金を出している。どうやら昨日の買い物でKはエルビナに自分の買い物を頼んだようで、昨日買った品物を手に持っているので理解できた。その分の3ユーロをくれるらしい。Kなんかに奢ることはないので貰っておく。
地図は今日のオセイラへの行程と明日・明後日の行程です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は回り道してオセイラ修道院併設のアルベルゲに泊まりに行きます。Kもやっぱり付いてくるようで、アルベルゲの玄関でバックパックを横に置いて靴まで履いて二人がいつ出発しても付いて行けるようにスタンバイしてるのが丸出しです。その格好で1時間近く待ってたんじゃなかろうか。そこまでやるか!?段々図々しくなってきてるな。
私はいつものように軽く朝飯を食べ終わって準備が出来た時点で一人で出発する。 -
普通の感覚として、女性に男性が付き添っていれば他の男は遠慮するもんだが、Kにはそれがなかった。今思えば二人のイタリア娘と毎日一緒に歩いていれば我々はチームなんだと主張できてKも遠慮した可能性があるが、私は二人とは出発のタイミングが合わないので一緒に歩くことはしなかったのでそれがKが入り込む隙になったんかもね?
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町を出るときにMapsmeのお世話になる。7年前に一度オセイラへは歩いているが、町の外へ出るルートが分かりづらく、まったく道を覚えていなかった。本当にこれがなければ立ち往生の場面が沢山ある。
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7年前にオセイラに行った時はこんなキツい道は覚えがないのだが、一緒に行動していたギャエレが楽なルートを選んでたのかな?
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それでも12:30オセイラ修道院到着。取りあえず修道院前のバルでビールを一杯いただく。後続のエルビナ、ナディアとドイツ親父はとうとう追い付かなかった。自分も右足がツルのでゆっくり歩いてたんだが、三人はよっぽどゆっくり歩いているようだ。そんなこんなで二人が歩いてる場面を一度も見てないが到着場面は何度も目にしてるので不思議なようだ。
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バルには昨日のヒッピーが飯を食べていた。挨拶してもニコリともしない。欧米人はこのタイプがいるが、こいつは極端。こちらを凝視してるが険しい顔を崩さないでいる。ここに泊まるのかな?
あにはからんや、ヒッピーがバルを出発する時にニコニコ顔で親しく話し掛けてきた。名前はステファン(イタリア)。ステファンって変わり者が多いのかな?今日は次の宿まで行くそうだ。ドソンのアルベルゲはやってないことを教えて一緒に写真を撮る。どうも先入観で人を見がちなのを反省しよう。 -
アルベルゲにチェックイン10ユーロ。シャワー洗濯しても後続が来ないのでバルへ行くと三人が外でビールを飲んでいた。バルの親父は愛想が悪いし定食15ユーロと高いので様子見にする。モナステリオの売店が3:30に再開されるので何を売っているのか見たい。食料買えたとしてもキッチンには何もないんだが。。。何も売ってなかった。
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明日は長距離になるので、二人は途中の町で泊まれるところがないかと盛んに探している。Kを遠ざけたいので、また3人部屋で泊まれば安いと提案すると乗ってきたが、残念ながらそこはフルだった。途中のドソンアルベルゲが閉鎖中なので周辺の宿が軒並みフルになるのだろう。
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私の知らない小さな町にオスタルを見つけたらしく、二人はそこに泊まるようだ。Kももちろん付いていく。私はもうストーカーKの顔は見たくないので長距離を歩いて三人からは自分から離れることにした。そんなことは言えないので、単に長距離を歩くとだけ伝えると、やっぱり二人には長距離は無理だそうだ。二人と別れるのは寂しいけれど、もうKの顔を見るのはうんざり。
ナディアにラクサまで歩くと伝えると「サムライ」と言ってるが、イタリア人の言うサムライってそうなの? -
夕方、ナディアが明日の朝食を修道院の売店で予約受付してると言うので3ユーロを払ったが、何故か修道院ツアーに案内される。ナディアは参加しなかったがエルビナは参加したのでKも付いてくる。ここのツアーは7年前に見ているし、手違いで朝食代金をツアーと勘違いされたことに気付いたので途中から離脱する。
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アルベルゲに戻ってナディアに言ったら売店に連れてってくれて交渉した結果、2ユーロは朝食分で1ユーロを現金で返して貰えた。ナディアは凄いな。
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夕方、修道院で素晴らしいコーラスが聴けると言うのでみんなで行ってみる。時間になると6人ほどの修道士が集まってきてコーラスが始まった。
私は昔北海道のトラピスト修道院で聞いた素晴らしいのを想像してたけど、今日のは完成度が低く大したものではなかった。聞いといて悪いが時間の無駄だった。(こら)
今日の歩数 19,276歩
5/29(水) Mosteiro de OseiraからA Laxeへ -
足かけ10日間一緒だったイタリア娘は長距離は歩けないので今日でお別れ。て言うか、Kと離れる為にそれを承知で長距離にしたんだけど。出来ればサンチャゴまで一緒に行きたかったが仕方ない。サンチャゴまで一緒に行けたとしても別れはあるんだから。
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長距離を歩くので真っ暗な内から行動開始して、準備が整った所で寝ている二人に別れの挨拶。ラストフォトだよと写真を撮るが、若いだけに眠くてしようがないようで目が開いてない。物音に気付いたエルビナがもぞもぞと起き出して来たので二人とハグしてバイバイ。
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外に出た所にあるバルのWi-Fi は昨日登録してあるので、外からナディアにメッセンジャーでコメントを送って出発。
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すんごい岩山のカミーノでもう大変。オセイラ修道院は岩山の中にあるので、入るのも出るのも岩山ルートを通ります。
暗いので尚更山の一人歩きは心細いです。 -
途中の村で大型犬2匹に吠え掛かられるが攻撃しては来ない。だが少し離れると後ろから唸り声と共に2匹が追いかけてきた。なんだこいつらと思って持ってるポールをぐるぐる回すと怯んで立ち止まる。でもまた同じように追いかけてくる。また同じように追い払うと、それ以上は追いかけて来なかった。犬のテリトリーから出たんだろう。犬に吠え掛かられたら絶対に逃げては行けないと思ってます。逃げると犬は自分が優位に立ったと思うのだろう、追いかけて来て噛みつきます。動物の本能として後ろから襲うのは定石なので後ろを見せてはいけません。
ここではなかったが、別の日にも突然大型犬が吠え掛かってきて、前足をバタンバタンと地面に打ち付ける妙な行動をしたのがいました。きっと威嚇して逃げ出した所を後ろから襲おうと思ってるんだなと想像したので逃げずにポールで威嚇しながら後ずさりして難を逃れました。犬は対峙した人間は襲えないが後ろを見せると襲います、本当に卑怯。 -
途中のDozon アルベルゲが閉鎖中なので今日は長距離。山の中を約 29km歩かないと次にアルベルゲがあるLaxe に着かないが、足が痛くならないなら問題ない筈。朝の一時間はいつにも増して慎重に歩く。Dozonに到着したのでバルで一息入れて歩き出すと公園の中に見たようなテントが張られていた!?あれ、もしやと思ったが中を覗く訳にもいかないので素通りしたが、離れた所から見たらやっぱりヒッピーのステファンがテントから出てきた。近くなら声を掛けたいが、もう100m くらい離れたので100m でも後戻りは嫌。
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Laxeへの分かれ道でMapus.meを見て熟慮。Maps.meは任意の地点の距離が測れるのでLalinに行った方が5キロも近いことを発見。ラリンへゴーと即決。それでも数時間を歩く必要があるけど、5キロの差は大きい。Lalin は今歩いているサナブレスの道とは別のカミーノだけど、Laxeで合流します。なので割と近い位置にあるのですが初めて歩くルートです。
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幹線道路をひたすら歩いてラリンの町に到着。想像より大きな町でした。
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アルベルゲはビルの3階でした。1階に幾つもあるボタンを押してペレグリノと言うと遠隔操作で扉のロックがガチャンと空きました。チェックインは優しいオスピタレラで気分が良いです。おまけに私でも使える独自wi-fi。
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スーパーは歩いて5分の距離にありシエスタなし。ここは私が歩いているサナブレスルートとは違うけど来て良かったと心底思いました。目指したLaxe はバルがたった一軒だけで店も何もないのです。その代わり明日はバンデイラまで5キロ余計に歩きます。
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イタリアの二人からは以前、可愛いボールペンと手に巻くブレスレットみたいのをプレゼントされていたが、このアルベルゲでブレスレットを無くしてしまった。シャワーの時かなと思ってシャワー室を探してみたけどありません。ベッド周りにも無いのでもう探しようが無いので諦めました。写真には撮っていたのでまだ良かった。ボールペンは日本まで持ち帰れたので利用しています。
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ラリンのアルベルゲにはWi-Fiがあったお陰で、夕方ナディアとメッセンジャーで長話が出来ました。もちろん文字での会話で翻訳のお世話になってます。私が今朝送ったコメントは「君たちと別れるのは悲しいです。でも、ずっとエルヴィナを追ってきたケイから逃げられるのは嬉しいです。 ケイがいなかったら、君達と一緒に旅したかった」イタリア語に翻訳したのでこちらの意図とは若干違いますが、まぁ気持ちは伝わります。それに対してナディアからのコメントを要約すると
-
「なぜここにいるときにそれを教えてくれなかったのですか?
私はあなたと一緒に歩いて、ケイに行くように言いたかったのです!」
ナディアはKのストーカー行為には気が付いていてエルビナには数日前に伝えたそうです。
「そのせいで私や彼女に話しかける代わりに、あなたが去ってしまったことを残念に思います。もしあなたが私かエルヴィナにそう言っていたら、私たちは彼なしで出発していたでしょう」
とのこと。 -
リップサービスが含まれてるかも知れませんが、概ね本当のことと受け取りました。そうと知っていたら早くにKのことを伝えていればと思うけど、普通に考えたらそんなこと言えないよね。
写真はシエスタなしの有難いスーパーで仕入れられたピザ等でありがたく昼夜兼用の食事ができました。めでたしめでたし。
今日の歩数 37,585歩
2024サンチャゴ巡礼38 17、Lalinからバンデイラへ バルのママとの再会 へつづく
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