![太平洋フェリーのきたかみが新旧交代し、旧きたかみがインドのフェリー会社に売却されていくことになり、見納めと見送りに行って来ました。<br />人間で言えば早期退職して第二の職場に赴くというような感じ。自分も早期退職して第二の職場で働いたので親近感を感じました。<br /><br />旧きたかみは1989年(平成元年)に就航後30年が経過し、老朽化に伴い新きたかみが登場しました。<br />モーダルシフトとドライバー不足という追い風を受けて新造船きたかみが登場。最近長距離フェリーは新造船が相次ぎ波に乗ってきたようです。<br /><br /><旧きたかみ・シップデータ><br />総トン数:13,818トン、全長:192.5m、全幅:27m、<br />旅客定員:842名、乗組員:60名、<br />車両搭載数:トラック165台、乗用車147台、<br />就航1989年10月21日~運行終了2019年1月19日<br />建造造船所:三菱重工業下関造船所<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/44/97/650x_11449760.jpg?updated_at=1548577494)
2019/01/23 - 2019/01/26
181位(同エリア710件中)
夢道乗光さん
太平洋フェリーのきたかみが新旧交代し、旧きたかみがインドのフェリー会社に売却されていくことになり、見納めと見送りに行って来ました。
人間で言えば早期退職して第二の職場に赴くというような感じ。自分も早期退職して第二の職場で働いたので親近感を感じました。
旧きたかみは1989年(平成元年)に就航後30年が経過し、老朽化に伴い新きたかみが登場しました。
モーダルシフトとドライバー不足という追い風を受けて新造船きたかみが登場。最近長距離フェリーは新造船が相次ぎ波に乗ってきたようです。
<旧きたかみ・シップデータ>
総トン数:13,818トン、全長:192.5m、全幅:27m、
旅客定員:842名、乗組員:60名、
車両搭載数:トラック165台、乗用車147台、
就航1989年10月21日~運行終了2019年1月19日
建造造船所:三菱重工業下関造船所
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
旧きたかみは今まで仙台⇔苫小牧航路で就航していたので、名古屋に何年かぶりに里帰りしてきたました。
久しぶりの対面です。 -
船齢30歳を感じます。
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北海道や東北の荒海で奮闘してきた様子がうかがわれます。
-
平成の時代とともに活躍した30年間本当にご苦労様でした。
-
ガーデンふ頭②号岸壁に停泊
-
ポートビルと旧きたかみ
<ここまでの写真は1月23日に撮影> -
<以下の写真は1月26日に撮影>
②号岸壁に停泊なのでポートビル展望室から全景が撮れました。 -
ポートビルから俯瞰的に眺めると なかなかカッコいい!!!
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かつて太平洋フェリーの名古屋・大分間で就航していた「あるごう」の船首の飾りとして使用されていた金鯱と旧きたかみのツーショット
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1月26日には船名が『KITA』と書き換えられていました。
白いペンキで『きたかみ』と『KAMI』を塗りつぶし『KITA』と青く塗った船名は付け焼き刃的。 -
KITA(旧きたかみ)が旅立つ時間に合わせるかのように カモメの大群が飛来しました。
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KITAの門出をカモメが祝福しているようです。
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KITAがカモメと記念写真
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KITAの進行方向と同じ向きにカモメも整列。
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ブリッジには水先案内人が乗船しているようです。
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汽笛も鳴らさずに14時40分に離岸
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もうこれで2度と対面することはないと思うと寂しくなってきます。
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KITAと名港中央大橋
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日本の国旗が誇らしげに見えます。
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17時出港予定でしたが早まったお蔭で明るい内に写真が撮れました。
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手書きの船名と船籍港名が物悲しい!
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さすがに船尾は船齢30歳を感じさせます。
スクラップの噂もありましたが、インドで活躍の場が与えられて良かった! -
稲永ふ頭沖を進むKITA
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スリランカのコロンボに向けて遠ざかっていきました。
さようなら!!!きたかみ!
頑張れ!!!KITA!
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この旅行記へのコメント (2)
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- オーヤシクタンさん 2019/07/04 21:02:02
- さらば、太平洋フェリー「きたかみ」。
- 夢道乗光様、こんばんは。
オーヤシクタンと申します。
平成最後の今年1月、太平洋フェリー.初代「きたかみ」が引退。
最後の航海は、苫小牧~仙台~名古屋と、船籍のある母港.名古屋に戻ってフィナーレを飾りましたね。
実は、私、昨年の12月、個人的なさよなら乗船を行いました。
あれから半年経過していますが、ようやく今、その旅行記を作成中です。
「きたかみ」のその後ですが、誠に残念ながら、インドのアランに回航しました。
ご存じだと思いますが、アランは船舶解体工場のある場所です。
言わば、船の墓場として有名な場所なんです。
KITAと言う船名は、解体前の一時的な名称です。
砂浜の浅瀬に船を乗り上げて、劣悪な労働環境の中、現地の方達が手作業で船体を解体していきます。
インドの解体業者に売却し廃船、解体されました。
これと同じような事が、小笠原海運の2代目「おがさわら丸」でもありました。
外洋航路向けのハイパワーエンジンの燃費が悪いのが仇となって、買い手がつかず、
船名をOGASAにして、インドのアランへ回航‥
解体が決定的でしたが、船齢がまだ19年ということもあり、回航後留置中に買い手がつき、奇跡的にインドのクルーズ船として復活しました。
「きたかみ」もこれに期待したのですが、さすがに船齢が30年となると、第二の船生を送るのも難しいらしく、願い叶わず解体されました。
ユーチューブに解体の様子がアップされています(涙)。
https://youtu.be/0a-DqtpygP0
平成の時代30年間.太平洋フェリーだけで船生を生きて来た「きたかみ」。
我が国日本を代表するのに相応しいフェリーでした。
もう、あのような手のこんだフェリーは出ないことでしょう。
本当にお疲れ様でした。
そして「ありかとう」と言いたいです。
名古屋から去っていく「きたかみ」をこの旅行記で拝見できてうれしく思いました。
カモメが見送るシーン、ジーンときますね。
最後にひとつお願いがあります。
画像を1枚、お借りさせていただけないでしょうか?
私の旅行記で使わせて頂きたくお願いにあがりました。
大変恐縮ですが、ご迷惑でなければお願い申しあげます。
ありがとうございました。
失礼申しあげます。
オーヤシクタン。
- 夢道乗光さん からの返信 2019/07/05 09:17:12
- Re: さらば、太平洋フェリー「きたかみ」。
- オーヤシクタンさん こんにちは!
いつも楽しいレポートを拝見するのを楽しみにしています。
最果ての地に行ったり、月例で山に登ったりと積極果敢に行動されているのにいつも感服しています。特にバイクでの観光シーンはカッコイイですね。
「きたかみ」は解体されてしまい残念でしたね。以前だったら整備の良い日本の中古フェリーはすぐに買い手が見つかったものですが、現実は厳しかったです。まるで人生を垣間見ているようです。
ご依頼のカモメが見送るシーンの写真の件ですが、4トラベルでアップした後、写真データはどんどん消去しているので、全て消去してしまったかと思いましたが、一枚だけ保存していました。この画面から写真データを送信する方法を知りません。私のメールアドレスを記しますので、返信してください。
sbtexp758@gmail.com 夢道乗光
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