![『クルーズ船で堀川めぐりを』という新聞広告が目に留まり、『クルーズ船』という言葉に惹かれて『舟の祭典 堀川クルーズ』の試験運航に行って来ました。<br />堀川は徳川家康が名古屋城築城した時に物資を運搬するために福島正則によって開削された運河です。<br />今回は11月の土日限定で堀川沿いの賑わいづくりのため名古屋市主催の企画なので乗船券4枚と乗船場近くの飲食店などで使える1,000円分のグルメ・観光クーポンが一体となったチケットが2,000円で販売されてとてもお値打ちでした。<br />世界中がコロナ禍でクルーズ船に乗りたくても乗れない状況です。今回乗るのは小さな舟ですが、たった2,000円で江戸時代にタイムスリップしたような気分で水上から名古屋の町を眺められ、束の間の船旅が楽しめました。<br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/66/23/650x_11662329.jpg?updated_at=1609038055)
2020/11/22 - 2020/11/22
285位(同エリア710件中)
夢道乗光さん
この旅行記のスケジュール
2020/11/22
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朝日橋11:30発⇒<KING FISHER>⇒納屋橋11:45着
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納屋橋12:00発⇒<御座船・義丸>⇒白鳥12:30着
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白鳥12:45発⇒<御座船・義丸>⇒宮の渡し13:00着
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宮の渡し14:30発⇒<トロワリヴェール>⇒白鳥14:45着
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『クルーズ船で堀川めぐりを』という新聞広告が目に留まり、『クルーズ船』という言葉に惹かれて『舟の祭典 堀川クルーズ』の試験運航に行って来ました。
堀川は徳川家康が名古屋城築城した時に物資を運搬するために福島正則によって開削された運河です。
今回は11月の土日限定で堀川沿いの賑わいづくりのため名古屋市主催の企画なので乗船券4枚と乗船場近くの飲食店などで使える1,000円分のグルメ・観光クーポンが一体となったチケットが2,000円で販売されてとてもお値打ちでした。
世界中がコロナ禍でクルーズ船に乗りたくても乗れない状況です。今回乗るのは小さな舟ですが、たった2,000円で江戸時代にタイムスリップしたような気分で水上から名古屋の町を眺められ、束の間の船旅が楽しめました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 私鉄 徒歩
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『尾張名古屋は城でもつ!』
名古屋の観光名所は何といっても名古屋城!
名古屋城の最寄り駅・市役所駅ホームから改札口に向かう階段では名古屋城が描かれて観光客をお出迎え -
地下鉄の地上出口もお城ムード満点
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落ち葉の積もった城堀沿いの歩道。
『舟の祭典 堀川クルーズ』の朝日橋乗り場まで10分程歩きます。 -
やがて名古屋城が見えてきました。
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堀川開削当時から存在する堀留の朝日橋船着場に着きました。
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『舟の祭典 堀川クルーズ』朝日橋船着場の受付
屋根には名古屋らしく金のシャチホコが! -
乗船券4枚(1回250円)と乗船場近くで使える1,000円分のグルメ・観光クーポンが一体となっている『舟の祭典 堀川クルーズ』のチケット(2,000円)を早速購入。
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『舟の祭典 堀川クルーズ』のパンフレット
https://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/cmsfiles/contents/0000133/133614/tirashi.pdf -
朝日橋乗船場に停泊中の東山ガーデンの家康丸
『舟の祭典』で運航される4隻の内の1隻ですが、今回は乗船できませんでした。 -
これから乗船するKING FISHERがやって上って来ました。
KING FISHERはトラベルコンシェルジュ所有の舟。 -
本日最初に乗船するKING FISHERが着岸。
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この舟で着用する救命胴衣
着水すると浮き輪のように広がります。 -
KING FISHERは堀川の中では一番小型の舟なので小回りが効き狭い運河も軽やかに旋回。
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朝日橋を出発してすぐに五条橋の下を潜ります。
満潮時なので小型の舟でも結構スレスレです。 -
リニア中央新幹線がこの辺りの地下を通るため各所で護岸工事が行われていました。
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ビルやマンションが立ち並ぶ町中を舟は進みます。
屋根はなく開放感満点! -
水上から紅葉狩り
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景雲橋の隣地はかつては瀬戸電気鉄道(現在の名鉄瀬戸線)の堀川駅。
ここから輸出する陶磁器製品を堀川に積み下ろし名古屋港に運搬。
現在名古屋港から輸出する製品の中で一番多いのは自動車ですが、当時の輸出品で一番多かったのは陶磁器製品。 -
KING FISHERは定員9人で今回は7名が乗船。
船長は操舵の他に着岸、離岸さらに観光ガイドもしてくれて一人何役もこなします。 -
護岸工事で航路幅は減少し航行できるスペースもかなり狭くなっていました。
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桜橋の下は水面との間が狭い楕円形になっており通り抜けもスリル満点です。
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錦橋の下にはイタリア村で運航されていたゴンドラが保管されていました。
この橋の下に地下鉄東山線が走っています。 -
納屋橋の西洋っぽい欄干
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旧加藤商会ビル
1931(昭和6)年に建てられ国の登録有形文化財に指定され、現在はレストランとギャラリーとして利用。 -
納屋橋の船着場
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船長自らが手際よくホーサー(係留用ロープ)をビット(係留用鉄杭)に繋ぎ着岸。朝日橋から15分間で到着です。
4トラの旅の達人オーヤシクタンさんのように「入港の儀」はせず、ただ見守って写真を撮るだけでした。 -
本日二つ目に乗船する御座船・義丸がやって来ました。
名古屋で一番大きな屋形船(定員24名)で東山ガーデンが所有し運航。
通常は貸切専用で個人では乗れません。
今まで乗船するチャンスはなかったですが、『舟の祭典 堀川クルーズ』でやっと乗船出来て良かったです。 -
御座船・義丸は大きな舟なのでホーサーをビットに繋ぐ作業は乗組員がしていました。
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各乗船場で乗船クーポンを提示して乗船券が発行されます。
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乗船する毎に『舟の祭典 堀川クルーズ』アンケート調査の記入を依頼されました。
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アンケート記入して提出する毎に災害救助用のビスケットがもらえました。
4回乗船し、4回アンケートを提出したので災害救助用のビスケットを4個GET -
本日二つ目の御座船・義丸に乗船
屋根には金シャチ、窓には葵の御紋入りの簾で江戸時代にタイムスリップ -
船内は金箔の襖絵もあり本丸御殿にいるみたいで豪華絢爛な造りです。
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船内には靴を脱いで乗船。床は畳ですが掘りごたつ式のテーブルで座りやすい。
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船内のインテリアは凝っていて江戸時代の御座船に乗船しているような気分。
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お茶付きで中味も豊富で美味しそうな弁当(弁当代は1,000円)
1,000円分のクーポンを利用。
殿様気分で弁当をいただきました。
乗船している30分間に食事をしたり景色を見たりアンケート記入したりと実に忙しい。 -
プロパンガス搭載だけに厨房では炎を使って調理
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御座船・義丸のトイレ
いっぱい飲食しても安心! -
季節外れの四季桜が咲いており、花見も出来ました。
江戸時代のお殿様は堀川で舟から花見をしていたらしい。 -
異国情緒漂う松重閘門とトロワリヴェール
松重閘門は水位差のある堀川と中川運河を船で通航できるように1930(昭和5)年に建設。陸上輸送の発達により船の利用が減少したため、1968(昭和43)年に閉鎖。1986(昭和61)年に名古屋市指定有形文化財に、1993(平成5)年には名古屋市都市景観重要工作物に指定されました。
松重閘門の尖塔は「水上交通の貴婦人」と呼ばれています。 -
船上から東海道本線の313系電車を見上げます。
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1989(平成元)年の世界デザイン博覧会の時に建設された名古屋国際会議場前を通過。
地上からは白鳥が水に浮いている姿、空中からは、白鳥が翼を広げている姿がイメージされています。 -
紅葉が見頃の白鳥庭園
納屋橋から30分で白鳥船着場に到着。 -
白鳥の船着場に着いた所で御座船・義丸をじっくりと見学。
中央部に操舵室がありますが、船首とは思えないような船型です。
尾張藩主の徳川義直公が愛用していた御座船義丸の名を引き継いで運航。 -
御座船・義丸の船尾
左側には何とプロパンガスむき出しで搭載。 -
御座船・義丸はヤマハ製で1994年に就航。
船齢26年で葵の御紋もあり風格が漂います。 -
御座船・義丸の右舷後部
東山ガーデンと葵の御紋の銘盤が誇り高く見えます。 -
城郭建築のような御座船・義丸の屋根
建造した東山ガーデンの義丸への情熱とこだわりが随所に感じられました。
東山ガーデン
http://www.higashiyama-garden.com/samurai_cruise/ -
船着場の施設管理者は名古屋港管理組合
本日3つ目の舟は御座船・義丸。
納屋橋から白鳥に着き、そのまま継続して宮の渡しに向かいます。 -
白鳥から宮の渡しまでの乗船客は何と私一人だけで貸切状態。
宮の渡しが見えてきました。
乗船時間は15分間であっという間に宮の渡し。 -
宮の渡し船着場で憩う御座船・義丸の船尾
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江戸時代 東海道の宿駅であった熱田は「宮」とも呼ばれ、次の宿場・桑名まで七里は海路で行かねばならず「七里の渡し」と呼ばれ舟着場として栄えていました。
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東海道随一の海路「七里の渡し」には松尾芭蕉も訪れていました。
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七里の渡し舟着場跡
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常夜灯
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鰻料理の『櫃まぶし』で全国的にも有名な あつた蓬莱軒はこの近くにあるので店探しに行きました。
5分程歩いたら美味しそうな鰻を焼く匂いがしてきたので匂いを頼りに歩いて行ったら店が見つかりました。
船内で昼食は食べていたので鰻料理は食べず外から匂いを嗅いで来ただけ。 -
宮の渡し公園を散策している間にトロワリヴェールも着岸。
御座船・義丸とトロワリヴェールのツーショット -
本日4つ目の乗船はトロワリヴェール(トラベルコンシェルジュが所有)
トロワリヴェール(TROIS RIVIERES)の船名はフランス語で「3つの川」を意味するらしい。
揖斐川、長良川、木曽川の3本の大河が隣り合って流れる日本唯一、世界でも珍しい地形の木曾三川下流域の特徴を象徴した名前。
元々はハウステンボスで運航していたらしい。 -
トロワリヴェールの船尾
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後部デッキから屋上にも上がれ開放感いっぱい!
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宮の渡しから白鳥までの乗船も乗船客は私一人だけ。
250円の乗船券はグルメ用にも使えるので4枚全てを乗船用に使わずにグルメ用に使う人が多いようで、私のように種類の違う舟を乗り継ぎたいと思う人は少ないみたいです。 -
貸切り状態で15分間の船旅を満喫し間もなく白鳥船着場に着岸。
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白鳥船着場で憩うトロワリヴェール
NAGOYAクルージング
https://cruising.nagoyantour.com/ -
白鳥船着場の乗船場受付
受付スタッフのお嬢様が出迎えて にこやかに見送ってくれました。
名古屋には堀川クルーズの他に中川運河で運航するクルーズ名古屋もあり、水上交通による観光コースは魅力的です。
今回の試験運航をたたき台にして松重閘門を通れるようにすれば堀川運河と中川運河と名古屋港を周遊出来るようになり何と素晴らしい事でしょう。
<中川運河・クルーズ名古屋の旅行記>
https://4travel.jp/travelogue/11291086
https://4travel.jp/travelogue/11291095
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