名古屋港に最後の入港！　ぱしふぃっくびいなすをお出迎え

2022/12/19 - 2022/12/19

　11月1日に日本クルーズ客船が2023年1月に客船事業を終了すると発表してから個人的にもショックを受けていましたが、「ぱしふぃっく びいなす」が名古屋港に最後の入港をしたので、見納めを兼ねてお出迎えに行って来ました。

「ぱしふぃっくびいなす」は飛鳥Ⅱ、にっぽん丸と共に日本のクルーズ船を代表する存在で、自分自身にとっても今迄で最も乗船回数が多く愛着がある船です。
これからは日本のクルーズ船が飛鳥Ⅱと　にっぽん丸の2隻だけになってしまい、とても残念です。

＜ぱしふぃっくびいなす・シップデータ＞
総トン数：26,518トン、全長：183m、全幅25ｍ、
喫水：6.5ｍ、旅客定員：720名、乗組員：204名、
建造所：石川島播磨重工業、就航：1998年4月12日

エリア 名古屋港(愛知)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

ガーデンふ頭に到着した時には「ぱしふぃっくびいなす」は名港中央大橋を通過しており、水族館にいく歩道橋の上からあわてて撮影。
12月19日は月曜日だったのでポートビルは休館で展望室から撮れず残念！

左に回頭開始。

「ぱしふぃっくびいなす」には珍しくタグボートが付いていました。
タグボートの船名は「みずほ丸」

純白の船体に朝日があたり眩く見えました。

3号岸壁が護岸工事中で本日は2号岸壁に着岸。

ついにこの日が名古屋港に最後の入港となってしまいました。
この光景が今後見れなくなり寂しい。

うっすらと彩雲が！
天気になり良かったです。

ぱしふぃっくびいなすと名古屋港ポートビルのツーショットも今日が見納めです。
横に長く伸びる白い雲がいい感じ。

青空に純白の　ぱしふぃっくびいなすが映えます。

岸壁側に向けて掲げられている横断幕
　『夢航海　24年間のありがとう』

ぱしふぃっくびいなすのファンネル

12階にある見晴らしの良いトップラウンジが好きでした。

Venus Cruiseの文字も今後は見えなくなります。
このマークの向こうにあるスポーツデッキは広くて好きでした。
星を見る時や花火大会の時は最高でした。

デッキから着岸を見守る乗船客。
ウイングに立つ松井船長の姿も目撃。

従来は着岸した船の近くに近づけましたが、当日は「荷役岸壁につき関係者以外立入禁止」となり通行止めでガッカリ！

名古屋港に最後の入港となるこの日は熱烈なファンが来ていました。

UW旗で歓迎するお出迎えの人も

岸壁の様子を見守る寂し気な松井船長。

乗船客のスーツケースを集荷に来たヤマト運輸宅急便のトラックは「ぱしふぃっくびいなす」に横付け。

ぱしふぃっくびいなすから下船してきた熱烈な「ぱしふぃっくびいなす」ファンの乗船客。

お供のクマさんとふねこ達が可愛らしい！

松井船長がシャトルバスに乗っている乗船客を名残惜しく心を込めて見送っている姿が印象的でした。
ぱしふぃっくびいなすは12月27日発「びいなすニューイヤークルーズ ～石垣島・沖縄本島・奄美大島～」が最終航海となり、2023年1月4日に神戸港に帰着予定です。

＜思い出の一枚の写真＞
ぱしふぃっくびいなすと救難海洋艇US-2のツーショット。
飛行場のない小笠原で飛行機が突然ぱしふぃっくびいなすのすぐ横に降りて来てビックリ。
この数ヶ月前に辛坊治郎さんがこの救難海洋艇で救助され命拾い。