2018/06/05 - 2018/06/07
82位(同エリア843件中)
クッキーさん
ソコドベール広場から馬蹄形アーチの城門をくぐって アルカンタラ橋へ。
次に 古都トレドの北側のゲート、ビサグラ門を目指しました。門の外に延びる城壁を堪能した後は、太陽の門を入って 再び旧市街へ。
外からは城塞都市の姿を、中では迷路の街歩きを楽しみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
カテドラルを出て、街を歩くと 目に飛び込んでくる 聖体祭の飾りつけ。
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ソコドベール広場を目指して 街歩き。
-
マザパンを扱っています。
旅はまだまだ続くので 買うかどうか まだ決心がつかない。 -
ふと脇に目をやると、石畳の細い路地。
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煌びやかな 金細工の品々。
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無縁の品々ですから カメラにだけ収めておきます。
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フラメンコショーに使われる扇子でしょうか?
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どこかで休憩したいのですが、どこにもオープンカフェが見当たりません。
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ヨーロッパの街角には 必ずあるオープンカフェなのにね。
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通りを歩いていて 思いました。
どの通りも 本当に狭いのです。これではオープンカフェを出すスペースがありませんね。 -
通りの両側には お土産屋さんがぎっしり。
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ここが ソコドベール広場のようです。
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思っていたより小さな広場です。
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ソコドベール広場。
正面に 馬蹄形アーチの城門が見えています。 -
何かのイベントが開催中。
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プチトランが走っています。
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アーチの城門をくぐって 後ろの階段を下ると ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」の作者ミゲル・デ・セルバンテス像が立っています。
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階段下の通り。
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ミゲル・デ・セルバンテス通り。
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左手に見えているのは サンタクルス美術館。
16世紀初期の慈善病院が美術館になっているのだそうです。建築はプラテレスコ様式で壁面の見事な細かい彫刻は見事…といいつつ 横目で眺めただけ。
プラテレスコ様式の見事さは サラマンカで堪能しましたから。
内部にはトレド近郊で発掘された考古学関連の出土品、エル・グレコの聖母被昇天、リベラ、ゴヤの作品やレパントの海戦(オスマントルコとヨーロッパ連合軍の海戦)で使った旗(ここの一番の宝)が展示されているそうです。 -
アルカンタラ橋に向かうには だらだら坂道やら 階段やらあるようですが、
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コンセプシオン通りを歩いた後は 石畳の階段を選んで下りていきます。
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途中の見晴らし。
眼下にアルカンタラ橋が見えています。 -
サラマンカの城壁で見たような造り。
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歩いている途中では この道で合っているのか不安になっていたのですが、何人かの観光客の姿を見て 安心して下りてきた階段。
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この道を辿ってきて 正解でした。
門の入り口は アラビア風アーチになっています。 -
どんどん先を歩いていく夫を気にしながらも シャッターを押す手が止まりません。
アーチを潜って 外へ出ると、 -
Puerta De Alcantara の全景。
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アーチの姿に惚れ惚れ。
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通りの向こうに見える アルカンタラ橋の門。
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左に城壁が伸びています。
城壁の向こうは 自然の岩盤みたい。 -
アルカンタラ橋から。
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城壁が 幾重にも張り巡らされているのが よく分かります。
この後 右に見える坂道を上がっていくのかなあ? -
アルカンタラ橋を渡って 対岸のロサ通りから。
対岸側にも 立派な門があるのですが、どういう訳か カメラに収められていませんでした。 -
タホ川は、スペイン中部のクエンカ山塊に発し、全長1006㎞という距離を貫流してゆく川。
両岸が岩だらけ、ということは この川も岩礁が多いということです。
16世紀、宮殿が トレドからマドリードに移された折、トレドが生き残るために、タホ川を航行可能な川にする案が フェリペ2世に陳情されました。
一度は完成はしたものの、一部で手直しが必要になった時、トレドに対抗するセビージャの街の すさまじい反対にあい、また スペインの無敵艦隊がイギリスに壊滅させられたこともあり、この計画は頓挫したそうです。 -
こんな城壁が 川の中から立ち上がっていることに 驚きです。
タホ川の岩礁を取り除くことに反対したセビリア商人たちですが、自分たちの街と商業の大動脈であるグアダルキビル川の浚渫を怠ったために、やがて船が入れなくなり、セビリアの商業も自壊してしまったのだとか。 -
これから向かうのはビサグラ門。
どの道を行くか 夫とちょっとした諍いがあったものの 城壁に沿ったヘラルド・ロボ通りを歩きます。
川の向こう側には 巨大な駐車場。「もしもスペインであなたに1日しかなければトレドへ」、と言われるくらいですから、受け皿が必要なんですね。 -
通りから見上げると 門のようなものが。
気にはなりますが 初志貫徹で もう少し先に進みます。 -
通りの右側に それらしい雰囲気の門?城壁?が見えてきました。
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塔も見えています。
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通りの左手の旧市街側。
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旧市街の中からは見えていなかった 城壁のオンパレードです。
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レアル・デル・アラバル通りを 道なりに進んで。
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レアル・デル・アラバル通り。
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サンティアゴ・デル・アラバル教会の奥が ビサグラ門。
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サンティアゴ・デル・アラバル教会。
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これがビサグラ門でしょうか?
地味な門だなあ と思っていたら、 -
門をくぐると、中には 小さな空間があり、カルロス1世(神聖ローマ帝国皇帝カール5世)の銅像があります…
左端に見える 小さな像が それでしょうか? -
二つの塔を持つ門を振り返って。
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古都トレドの北側のゲート、 ビサグラ門。
カルロス1世の時代より神聖ローマ帝国の双頭の鷲に加え「プルスウルトラ(さらなる前進)」の柱が両脇に追加されました。 -
ビサグラ門の紋章をズーム。
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ビサグラ門の左に延びる城壁。
城壁の上は、矢を射るはざまとして凹凸しています。
西洋式のものは単純な四角形ですが、アラビア風の場合、凸の先に三角帽子のような型を加えているのだとか。
この城壁は、少なくとも12世紀以前のものだから、アラビア時代のものだそうです。 -
通りの先に延びている 城壁。
門の左側の城壁沿いに 少し歩きます。
一人旅だと この城壁に沿って ずっと歩いて行ってしまいそう。 -
城門を振り返って。
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ビサグラ新門の前は ロータリーになっています。
ロータリーの先の公園にインフォメーションがあったのですが、ここではトイレは借りられず、その先にある公園の中のトイレを利用するように、とのこと。
トイレは まずまずの清潔さで 一安心。 -
城門の左手は こんな造りです。
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城門や城壁を堪能したので 満足して 来た道を戻ります。
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太陽の門。むかって左が円筒状で、右が四角筒状になっています。
全体が アラビア人好みである焼きレンガ造りで、門の入り口も 優美なアラビア風アーチになっています。
門の上に、三角形が浮き彫りにされ、その中に刻まれているのは聖母マリアでしょうか? -
反対側も中世の趣。
あの階段を上がってみることも考えたのですが、もう 足は限界なので、遠目に眺めるだけです。 -
太陽の門を潜りました。
街の城門だった太陽の門はムデハル様式で14世紀頃の再建。
上に上ることが出来るそうです。 -
さらに内側には もう一つの門。
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先ほど見てきた ビサグラ門です。
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もう1時半を回っています。
城壁も堪能したことだし 旧市街に戻ります。 -
重厚な木の扉。
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扉の上の紋章は 途切れてしまいました。
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開いていた入り口から ちょっと覗いてみました。
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聖体祭の花飾りが まだまだ街を彩っています。
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クエンカでの飾り付けよりも 華やか。
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重厚な扉の奥には、
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繊細な模様のフェンス。
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この壁面は、セゴビアの「エスグラフィアド」に似ています。
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迷路の街をウロウロ。
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迷路の街は ただ趣くままに 彷徨うのがいいみたい。
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Teatro de rojas(赤い劇場?)
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通りには 全て名前が付けられているそうですが、何かを探して歩いている訳でもないので、
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好みの建物を眺めながら、
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何回か歩いてきた通り。
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市街地は 思っていた以上に 高低差があります。
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石造りの街には珍しい カラフルな壁面の建物。
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いったいどの路地を歩いていることやら。
司馬遼太郎氏は「街は、老いすぎて活気がない」と言い表していましたが、このような細い路地を歩いていると、その表現を実感します。 -
街角。
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もう2時半になります。
お腹は さほど空いていませんが、ホテルを出てから歩きっぱなし。やっと街の一角に オープンカフェを見つけました。
早速 カフェビール。夫はコーヒー。 -
通りには こんな風に 名前が付いています。
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カフェは こちら。
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通りから 一段高いところにあるテラス席でした。
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街角。
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同じ建物だったかしら?
入場料がかかりそうだったので 遠慮しました。 -
中庭のテラスには 聖体祭の飾りつけ。
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再び 街歩き。
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サント・トメ教会を目指しているのですが、
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通りの建物に いちいち反応してしまいます。
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ようやく見つけたサント・トメ教会は、エル・グレコの絵を見るだけ(写真撮影禁止)で、5分くらいで終了してしまいました。
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サント・トメ教会を出てからも 街をウロウロ。
ユダヤ教徒が残した シナゴーグも探していたのですが、見つけられませんでした。 -
サント・トメ教会を裏から?
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サント・トメ教会辺り。
ここらにも お土産屋さんが多く並んでいます。
近くの店で マザパンを買いました。
上手に持ち帰ったつもりでしたが、やはり いくつかはひしゃげていました。 -
こんな通りに うっとり。
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4時。ホテルに戻って チェックイン。
ホテルの部屋。前日の部屋の一部を持ってきたい。 -
バスルーム。
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ホテルでいただいた トレドの地図。
お勧めのレストランを お聞きしました。
フロントのスタッフは 色々親切に教えてくれます。 -
ホテルの中庭。
15世紀の建物を改装したホテルですから その雰囲気を色濃く残しています。 -
5時40分。
ホテルで教えられたレストランを探しがてら 街歩き。
右側がホテルの建物。 -
ホテル脇に延びる 細い路地。
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ホテルから カテドラルの反対側へ。
Convento De Santa Isabel。
前の広場は少し広くて 車が離合できます。 -
ホテルの建物も 中世を色濃く残す 石造り。
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金細工の実演中。
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教えられたのは ソコベール広場の端にあるレストラン。
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6時。
若い人たちが ビールを飲みながらおしゃべりに話を咲かせていました。
とても雰囲気のいいオープンカフェですが、 -
この時間では、温かい料理は まだ注文できないことが分かり、一旦退散。
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ホテルへの帰り道。
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8時過ぎに訪れると、席は ほぼ満席状態。
ようやく空いた席を見つけたのですが、なかなか注文が通りません。
でも あとは夕食を済ませるだけなので おとなしく待ちます。
いつものセルベッサとモスト。
スペインのオリーブは大体おいしいのですが、ここのオリーブは特に好みでした。
ポテトチップスも自家製のようで おいしく頂きました。 -
料理名は忘れましたが、どれもおいしかったです。
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豚肉のスペアリブ?
下に置かれた 潰したジャガイモも絶品。
代金は20ユーロと リーズナブルなお値段。
スペインでは こういったタパス料理のお店の利用が とても便利です。 -
すっかり満足して ホテルへ戻ります。
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ホテルのエレベーター内に 屋上テラスへのお誘いの張り紙がありました。
9時半頃 テラスから。
丘の上に見えているのは 前日に泊まったパラドールです。 -
夕日に照らされるアルカサル。
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9時半過ぎでも まだこの明るさです。
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この日も しっかり歩きました。
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10時40分。
暗闇に浮かび上がる カテドラル。
屋上テラスは 夫にとって絶好の喫煙室のようでした。 -
8時頃。
屋上テラスから 早朝のカテドラルを。 -
ホテルの一角。
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1階の 朝食ルーム。
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朝食スタート。
ビュッフェスタイルではないようで、ヨーグルトは 各自 1つずつ。 -
メニューを見て注文するスタイルでした。
選択肢がわからないまま 適当にリクエストしてサーブされた朝食。
オレンジジュースと パンに生ハムを載せたもの、コーヒー、フルーツを頂きました。 -
ホテルでタクシーを呼んでもらって 駅へ。8ユーロでした。
タクシーを呼んでもらうのは 前日の予約は必要なく、チェックアウトの後で十分でした。
9時前のトレド駅の構内。ムデハル様式だそうです。 -
噂にたがわず 美しい構内です。
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天井。
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説明されなければ 教会かと見まがうほど。
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壁面の下部は タイルで装飾。
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アーチ型の丸窓が イスラミック。
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タイルの色合いがさわやか。
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列車を待つ間 駅の外観を。
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駅の正面。
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トレド駅。
これから向かうコルドバも こんな風でしょうか。
タクシー乗り場は 手前です。 -
ここでも荷物チェックがありましたが もう慣れたものです。
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プラットフォームから。
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いい天気になりそう。
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マドリードへ戻る車窓から。
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マドリード駅へ到着。
この後、コルドバへ向かいます。
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