2018/05/31 - 2018/06/01
15位(同エリア135件中)
クッキーさん
バルセロナからマドリッドへの移動の途中にあるサラゴサ。
サラゴサの夜景は必見、というコメントに心惹かれて立ち寄りました。
バルセロナで見残したところも多く 心残りでしたが、サラゴサの街歩きやピラール聖母教会の夜景を楽しめました。
サラゴサは、現在のスペインの礎を築いたアラゴン王国の都でした。その歴史は古く、ローマ共和国以前に人々の定住が始まったとされ、ローマ帝国時代には植民市としてアウグストゥス帝により「カエサラウグスタ」という名で呼ばれていたそうです。
その後は、ゲルマン民族の支配、そしてイスラム教(ウマイヤ朝)の支配を経て、12世紀よりアラゴン王国がこの街を治めるようになりました。
レコンキスタの後、残留イスラム教徒「ムデハル」の建築様式とキリスト教建築様式が融合したスタイルの建物が 世界遺産「アラゴンのムデハル様式の建築物」となっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
サンツ駅から離れてしばらくは 前日 モンセラットへ行った時の風景が見られました。
サンツ駅を出て20分余り、まだ 大地は豊かな緑に覆われています。 -
カンプ・デ・タラゴナまで30分余り。
これはAVEの停車駅ですから 世界遺産のタラゴナの街までは約10kmあるそうです。 -
次の停車駅はリェイダ。大きい駅舎です。
駅舎の向こうに見える 近代的な町。
世界遺産に推薦されている大聖堂もあるとか。 -
15:20
想像していた通りの スペインの大地。 -
高原大地メセタ。
-
15:47。
サラゴサ駅の構内。 -
びっくりするほどに大きな駅です。
駅構内にまでカメラを向ける私に 夫は 諦め顔。 -
駅を出ると タクシーが多く停まっていて 一安心。
ホテルまで行く途中 窓の外に アルハフェリア宮殿が ちらりと見えました。
世界遺産の一つですが 訪れる時間はとれそうもありません。
ホテルは ピエドラ橋の向こう側にある イビス・サラゴサ。タクシー料金は11ユーロ。 -
窓のカーテンを開けると ピラール聖母教会が こんな風に見えています。
この景色が見たくて決めたホテルです。 -
入口の脇の洗面所、バスルーム。
-
エブロ川に架かるピエドラ橋。古代ローマ時代にエブロ川にかけられた石橋です。歩行者専用と聞いていましたが、バスも走っていたような・・・。
橋の上から見るエブロ川は茶色で濁っていますが、これがいつもの色なのかしら? -
橋の両端には 20世紀に追加された、サラゴサ市のシンボル、ライオンの像があります。
-
ピエドラ橋から見るピラール聖母教会。
長閑な川沿いの景色の中に、巨大な教会の姿が際立っ見えてています。 -
ピラール聖母教会。
見る角度によって 塔の重なり具合が異なってきます。 -
ピラール広場に立つ ピラール聖母教会。
横に長いので 一枚に収まりきれません。 -
ピラール広場から。
どうしても塔に上がりたくて 入口を探しました。聖母教会の川沿いの左端だと聞いていたので 行ってみたところ、扉は閉まったままでした。
諦めて教会に入り見学していたところ 最奥の扉から数人の人が出て来るのに気づきました。 -
扉の奥が 塔へ上がるための入口でした。もっと分かりやすく表示してほしいものです。入場料は3ユーロ。
塔へは 係りの人が一緒にエレベーターに乗って連れて行ってくれます。下りるときは係りの人をブザーで呼んで 迎えに来てもらわなければいけないので、少し面倒かな。 -
エレベーターを降りたところからの眺望。
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NHホテルの前に見えているのは スーダの塔です。
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階段を使って さらに高い所に上がれます。
階段を上がる時、下が透けて見えるというので 夫はここで上がることを拒否。
ピエドラ橋が架かるエブロ川。 -
ちょうど真ん中に見えるのがラ・セオの塔です。
ピラール聖母教会の塔の屋根の模様がユニーク。 -
エブロ川の南側に広がる市街地。
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さらにらせん階段を上がって。
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ピラール広場。
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市街地方面。
中央の塔は サン・パブロ教会でしょうか? -
スーダの塔は 1Fがツーリストインフォで、その5Fが無料の展望室になっているという 旅行者には嬉しいスポット。展望台は 20:30まで開いているそうなので、ピラール聖母教会の塔に上がれなければ こちらに上る予定でした。
建造物自体は イスラム王国時代の10世紀に建てられたスーダ宮殿の一部で、レコンキスタ後も唯一残っているものだとか。 -
塔の丸屋根の模様が 目の前にくっきり。
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彩色タイルで飾られた丸屋根。
これがキリスト教会だとは思えないような趣です。 -
ピラール聖母教会の右には市庁舎。
-
ラ・セオ。
この時点で17時38分。入場出来なくもなかったのですが、夫は 教会疲れを主張したので、街歩きだけをすることにしました。
正式名称をサン・サルバドール大聖堂といい、ラ・セオとは、カテドラルを意味し、地元では愛称「ラ・セオ」の名で親しまれています。 -
レコンキスタの後、残留イスラム教徒「ムデハル」の建築様式と キリスト教建築様式が融合したスタイルの建物が存在し、世界遺産「アラゴンのムデハル様式の建築物」の構成資産として、「ラ・セオの後陣、礼拝堂(パロキエタ)、ドーム」が登録されています。
もう少しだけ頑張って 入って見るべきでしたね。
ラ・セオの外壁。まさにイスラム風というイメージ通りの 緻密な幾何学模様が施されています。 -
ラ・セオの外壁。
世界遺産のサン・パブロ教会にもアルハフェリア宮殿にも行かず、ラ・セオまで外観だけだなんて・・・かなり片手落ちな観光でした。 -
サン・ブルーノ広場。
カラフルなテーブルが並び 子連れママ達が寛いでいらっしゃいました。 -
デアン通り。
たぶん、右手の建物はラ・セオ。 -
壁の石積み?が細かいです。
窓枠がレース飾りのように見えます。 -
バボストリア通り。
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古びた扉ですが 模様が面白い。
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ディエゴ・ドルメル通り。
吊られたランプが いい雰囲気を醸し出しています。 -
軒下の飾りも凝ったものです。
-
どこかの建物の壁面にあったプレートが お茶目なのでパチリ。
ラ・セオの周りの裏路地をぐるっと回っただけみたいですが、短い時間でも街の雰囲気が感じられたので十分です。 -
ピラール広場まで戻ってきました。
カフェビールで一休み。夕食の時間まで1時間もないのに大丈夫、私? -
ピラール広場には コロンブスのラテンアメリカに到着したことを記念したオブジェの前に 海をかたどった人工池があります。
水が流れていて涼し気でしたが、カメラには雰囲気が写らないですね。 -
ピラール広場から少し歩くと、
ローマの遺跡がそのまんま ドーンと現れました。 -
少しチャチな補修が。
-
でも これだけの遺跡がそのまま残されている、というのは さすがヨーロッパ と 言うべきでしょうか。
実は、世界遺産の教会より、こういった城壁が大好きなのです。 -
見ようによっては ただの石積み。
-
公営市場です。
もう閉まっていて、外観のみです。市場の雰囲気は バルセロナのサン・ジュセップ市場で堪能したので あまり残念な気分にはなりません。 -
小さなフスティシア広場の前の サンタ・イサベル教会。
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サンタ・イサベル通り。
建物の壁面の彫刻に 目を奪われます。 -
ミゲル・モリーノ通りに続きます。
突き当りに見えるサーモンピンクの建物の壁面の さりげない模様が、イスラム風にも見えます。
窓辺に置かれた2台の自転車は 飾りのオブジェ? -
ホテルのスタッフに教わったレストランを探していましたが、この辺りの雰囲気もよさそう。
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もう7時近くですが 食事をしている人は 稀です。
スペインの夜は遅いんですね。 -
こちらの路上ライブは 本格的です。
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ホテルでもらった レストランの案内図を頼りに。
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スペイン広場の前、コソ通りに面した所に ようやくレストランを見つけました。このマークが目印です。
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エスカレーターで2階へ。
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レストランというよりフードコートです。
少し薄暗い雰囲気ですが、家族連れも見かけました。 -
カウンター席を挟んで ぐるっと店が並んでいます。
すでに惣菜が並んでいるので 注文し損なうことがありません。 -
ビールとモスト、各種タパスで13.25ユーロ。リーズナブルな値段で お得感がありました。
ホテルで訊くときには 「小食なのでコース料理は多すぎて食べられません」というリクエストのみ。
こういったタパス料理は ぴったりです。 -
内装がユニーク。
若い人達が 盛り上がっています。 -
そろそろ8時になろうとしています。
アルフォンソ通りの向こうに ピラール聖母教会が見えています。
通りを歩く人たちは 地元の方々という雰囲気。 -
街角の彫像。
-
ホテルでもらった観光地図。
緑のラインは お勧めのコースです。 -
一旦 ホテルに戻って 一休み。10時半過ぎに ホテルを出ました。
ピエドラ橋から。
想像以上に素晴らしい夜景です。 -
ピエール広場にも行ってみました。
こちらからの夜景より 橋からの夜景に軍配が上がりますね。 -
カメラを固定する三脚などは持ち合わせていないので 橋の手すりにカメラを置いてシャッターを切っています。
デジカメですから この程度で十分です。 -
場所を移動して あちこちから夜景を撮りたいのに 夫は 数枚も撮れば十分だろうという考え。待ちくたびれたという顔つきで 付き合いきれないなあ という表情が見え見え。
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もう 諦めて ホテルへ戻ります。
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renfeの移動があったのに、今日の歩数は23,458歩。
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翌日 早朝の駅構内。6時40分には到着しました。
タクシーは11.15ユーロ。
前日にフロントで 6時20分のタクシーを依頼していたのに、忘れられていて、当日朝のスタッフが すぐに連絡をしてくれました。 -
7:05発マドリッド行きrenfe。
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ツーリスタ・プラスは25.1ユーロです。
予約の2週間後にチェックしたら約1.8倍の値段になっていたので、とても得した気分。 -
車窓から。
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車窓から。
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サラゴサを出て40分余り。
車窓から 丘の上に立つ城跡のようなものが見えています。 -
車窓から。
街歩きも大好きですが こうして車窓から大地の様子を眺めるのも大好きです。 -
車窓から。
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もうすぐマドリッド。近郊のグアダラハラ。
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マドリッド・アトーチャ駅に到着。
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駅の構内。
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出口へ。
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アトーチャ駅の外観です。いろいろな方の旅行記で見た通りです。
この後で知ったのですが、この建物の中が 植物園のような設えになっていました。
これからホテルまで行き 荷物を預けた後、セゴビアへ向かいます。
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