2018/06/11 - 2018/06/11
12位(同エリア50件中)
クッキーさん
旅程を組んでいる途中、アルヘシラス経由でモロッコへ行けそうだと 夫に告げた途端に、アフリカの地に一歩踏み入れることが 夫にとってマストの選択肢になりました。
「歩き方」には タンジェに行く現地ツアーがあると書かれていましたが、皆さんの旅行記を拝見しながら 調べていくうちに、タンジェだけでなく世界遺産になっているティトゥアンも組み込まれた現地ツアーがあることが分かりました。
現地ツアーについての情報がわずかしかない中、何とか現地ツアーに参加できました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝のフロントで、スタッフに 現地ツアーについての情報を得ようとしたところ、どうも 個人で周る話だと誤解されたようで、話が かみ合いません。
そのやり取りを 傍らで聞いていた夫は、後で「悲壮な顔で話していた…そんなに大変なら もう行かなくてもいいと思っていた」などと のたまいます。
最悪、タンジェへのツアーは きっとあるはずだから、あとは もう当たって砕けろ、と アルヘシラスの港へ向かったのは7時ごろ。 -
フェリーターミナルの敷地内に入る直前、怪しげなおじさんに「チケットを買ってあげるよ」みたいな声を掛けられました。そんな情報を聞いていたので 無視して敷地への入り口へ向かいました。その時、警備員のような男性が、こちらだよ、というように声を掛けてくれ おじさんを追い払うような仕草をしたので一安心。
建物に沿って歩いていると、写真のような入り口を見つけました。 -
窓口がいくつか並んでいて、ネットで調べていた旅行社を見つけたので「 Ceute,Tetuan,Tanger 1Dia 」と書いた予定表を見せると、あっけなくチケットを買うことができました。あんなに悩んでいたのが嘘みたいです。
現金で買うと割り引いてくれた、と聞いていましたが、表示価格通りの1人59ユーロでした。 -
こちらのフェリーターミナルで待つようにと言われたはず。おそらく会話らしい会話はしていないはず。
窮すれば通ず の言葉通り、全身で 雰囲気で受け止めます。 -
こちらにもチケット売り場がありますが、ツアーチケットではないようです。
指示された通り インフォメーションの前で待っていたら、ツアー会社のスタッフが現れたので さらに一安心。
でも他には ツアー参加者は誰一人集まる気配がなく、夫と二人だけのツアーになるのかと思っていたら、8時近くになって ようやく それらしい1組の夫婦が現れました。 -
8:30頃 係りの方にパスポートを預けました。
ツアー会社のスタッフの男性に案内されて、2階の待合室へ向かいました。ここで もう1組の夫婦も合流し、参加者は6人になりました。 -
8:55、ボーディングのためのチケット確認、手荷物検査。
ツアーのワッペンです。 -
9:15 フェリーに乗船します。
9:30の予定が 9:38の出航です。 -
最初に顔を合わせた夫婦は、ビクトリアさんとミゲルさん。英語を話せませんでしたが、スペイン語で「こんにちは」のご挨拶。あとは ボディランゲージを駆使。フェリーの中では こちらの席がいいよと、教えられたりして 疎外感を味わうこともありませんでした。
-
船内で見つけたポスターの中のアラビア語。
気分はもうモロッコに降り立っています。 -
10:30 セウタ着。
ここからモロッコ人の現地ツアーガイドに案内されます。
パスポートは この時点で彼に預けたまま。 -
11:29
立派なミナレットが見えてきました。 -
車窓から見える街並み。
-
もう着いたかと思っていたら 再び山並みが。
11:46、ようやく見えてきた「テトゥアン」の文字。
背が低い白い家々が立ち並ぶ市街地が『テトゥアン旧市街』として世界遺産に登録されているものでしょうか。 -
12:04
テトゥアンに到着。 -
入り口から。
-
門の正面にある建物は 白と緑のコントラストが素敵。
-
入り口のところで いろいろ注意を受けました。
女性には決してカメラを向けないこと…しか覚えていないのですが。 -
行動半径が狭くなりそうなので、待つ間にも 通りの向こうにある建物をパチリ。
-
いよいよ門を潜ります。
いつもなら カメラの被写体になりたがらない夫ですが、アフリカ大陸に一歩を記したと気分が高揚していたのでしょう、本当に珍しく カメラに収まりました。 -
ガイドさんに ひたすら付いて歩きます。
テトゥアン観光の見どころ、白い家が密集しているメディナ。 -
テトゥアンのメディナ。
前を行くのがツアーメンバー。 -
香辛料の匂いが辺り一面に。トルコのバザールを歩いた時と同じ匂いです。
夫は この匂いが苦手。 -
手仕事をしているおじさん。
アラビア語を見るたびにワクワク。 -
白い壁の足元は青く塗られています。シャウエンはこんな風なのかしら?
右端のおじさんは 現地ツアーのアシスタント?ガード役?のようでした。 -
入り口の周りにも、屋根の下にもタイル装飾。
-
色彩豊かな通りになってきました。
狭い通りの両側に白壁の家々が並ぶ アンダルシア風の街並み? -
観光客と思しき人は全く見かけず、歩いているのは地元のモロッコ人ばかり。
世界遺産ですが 人気がないのかまるで観光地化されておらず、生のモロッコの街を見るにはいいのかも。
メディナにあったマーケットも 完全にモロッコ人用のマーケットで 生活感にあふれたものばかり。
ディープすぎる雰囲気が漂うローカルなメディナです。 -
「モロッコの伝統的なスタイルの街に共通した 狭い通路が迷路のように広がっているので、ただ歩いているだけで楽しむことができると思います。」というようなブログを見かけましたが・・・
大好きな脇路地には入っていけません。ただ カメラを向けるだけ。
失礼を承知で言うと、ここが世界遺産?という感じ。うらびれた路地裏の雰囲気。 -
不躾な観光客にも 優しい目線のおじさん。
-
ロバは貴重な労働力。
-
歩いていけなかった脇道ばかり。
-
ドアノブにはファティマの手。
-
どこをどう歩いているのか全く分かりません。
テトゥアンのメディナには、エリアごとに食料品のスークや、陶器、木工、革製品、貴金属のスークなどに分かれているのだそう。
そういわれてみれば 確かにそのようでした。 -
今まで歩いていたところから ワープでもしたのかと思えるほど、独特の異国情緒を漂わせています。
移動経路は全く記憶なし。歩いている景色は覚えているのですが・・・
テトゥアンの中心地であるハッサン2世広場。
ここが新市街とメディナの境目で、広場の西に新市街が、東にはメディナが広がりっているのだとか。
20世紀前半にはスペイン領になったこともあり、スペインとモロッコの文化が入り混じった街並み。 -
ハッサン2世広場に面して 堂々とした姿を見せているのが、17世紀に建てられたスペインとイスラムの建築様式が融合した王宮。
警備の人の姿が見えています。 -
メディナの外を歩いている?
テトゥアンの見どころ、だけでなく 地理そのものも 全く分かっていないのだから、ただ連れていかれるところを歩いているだけ。
こんなに不案内な観光は初めてかも。 -
先ほどの市場とは打って変わって、金銀の宝飾品が並んでいます。
ここで買い求める人は いるのかしら? -
少し歩くと また日用品のお店が見えてきました。
カフェや理髪店。 -
本当に 眺めるだけの観光になっています。
-
個人で歩き回れる雰囲気ではありませんから、モロッコの雰囲気を感じるだけで良しとしましょう。
-
アラビア文字って本当に素敵。
-
12:54
初めて入っていったのは こんなに素敵な建物ですが、実は絨毯屋さん。
こちらのタイル装飾には見惚れてしまいます。 -
これまでの経験から 総勢6人だからと安心していたのですが、なんと 夫婦ごとに別々の部屋に案内されてしまいました。
もちろん買いはしなかったのですが、生活に余裕がないから、とお断りすると ランプとかグラスなどのお土産物を扱っている1階に案内されました。
一つくらい記念に買ってもよかったのですが、夫の気に入るものが見つからなかったので、こちらでもスルーでした。
拘束時間はわずか10分ほど。目の保養になりました。 -
次に案内された建物に飾られた壁画の数々。
-
食事会場の壁面の模様に目を奪われます。
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スープと 串焼き、クスクス。
私はこういった中東料理は好みなのですが、夫は大の苦手。特に クスクスなどには ほとんど手を出さず。今後、イスラム圏の旅行は なさそうです。
食事中の会話の中で、(他の4人はスペイン語ですが、雰囲気で理解)奥様の1人が絨毯を買ったのだとか。ご主人が あきれ果てたようにお話しされたのが印象的でした。 -
14:26
食事を終えて 再びこちらのメディナの入り口へ。
こちらから見ると 城塞っぽいですね。 -
メディナ入り口で バスに戻ります。
昼食時間を含めて2時間半の滞在でした。 -
車窓から。
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車窓から。
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車窓から。
気持ちのよさそうな公園が見えています。
これからタンジェに向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- sanaboさん 2019/01/19 00:35:00
- 今年もよろしくお願いいたします。
- クッキーさん、
寒中お見舞い申し上げます。
今年もよろしくお願いいたします^^
スペインからモロッコへの現地ツアーを利用され
手軽に異国情緒を味わえて良かったですね。
モロッコは未踏の地で行きたくて仕方ないのですが
やはり個人だとハードルが高そうで考えてしまいます。
絨毯屋さんで3組が別々の部屋に案内された時には
ちょっとドキドキしてしまいましたが
無事開放されて安心しました(笑)
路地好きの私としては、気になる路地がたくさんあり
いつかさまよってみたいです♪
今年もお健やかな良い一年でありますよう
心よりお祈り致しております☆
sanabo
- クッキーさん からの返信 2019/01/30 14:28:37
- RE: 今年もよろしくお願いいたします。
- sanaboさん、こちらこそよろしくお願いいたします
アフリカの大地に足をおろすだけでいいから、という夫の強いリクエストに応えて参加したツアー。当日の予約からモタモタしてしまいましたし、本当にツアーガイドさんの後をついて歩くだけに終わったツアーでしたが、自分の旅のスキルを考えると、それ以外の選択肢はなかったかと…
絨毯屋さんで別々の部屋に案内された時には ちょっと身構えたのですが、強制力はさほど感じませんでしたし、小物の一つも買わなかったのに 嫌な顔一つされなかったのが うれしかったです。
お互いに 今年も元気で楽しい旅をしたいですね。
クッキー
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