転職記念！？でヨーロッパ周遊　その25 ナンシーで世界遺産の3つの広場と最後の音と光のショーを楽しむ

2017/07/22 - 2017/07/22

メッスからナンシーへ電車で移動してまずはホテルにチェックイン。
ホテルは駅前のアパートホテル。
土日はフロントに人がいない代わりに宿泊費が安い。
ミニキッチンもついていて部屋も広めでなかなかいい。
それから旧市街の観光の中心スタニスラフ広場まで歩いて行く。
広場にツーリストインフォメーションがあったので地図をもらう。
なんと日本語が少し話せる係員さんがいて日本語の地図があった。
アール・ヌーヴォー建築についてまとめられた地図もあってかなりお役立ち。
夜はまたもや音と光のショー。
この旅最後の音と光のショーを満喫。
詳しくは旅行記をどうぞ。

7/9　関空→ソウル→フランクフルト
7/10　シュパイヤー観光
7/11　マインツ、ヴィースバーデン観光
7/12　ダルムシュタット、マンハイム観光
7/13　ハイデルベルク観光
7/14　ハイデルベルク→リエージュ
7/15　マーストリヒト、リエージュ観光
7/16　リエージュ→ブリュッセル
7/17　トゥルネー、ブリュッセル観光
7/18　ブリュッセル観光
7/19　ブリュッセル→アミアン
7/20　アミアン→シャルトル
7/21　シャルトル→ランス
7/22　ランス→メッス→ナンシー
7/23　ナンシー→パリ
7/24　パリ→
7/25　ソウル→関空

エリア ナンシー(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

メッスから電車で40分ほどでナンシー到着。


この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11382198
の続きです。

こちらがナンシー駅。
まずはホテル探し。

駅前には広場。
さてホテルはどこかと見まわすと…

駅のすぐ前のビルがホテルみたい。
しかし入口がわからず建物を一周。
結局最初に見つけたこの矢印の所が入口だったんだけど仮設っぽい鉄の階段だったから違うと思っちゃった。

中に入るには入口にある左の写真の機械に数日前にメールで届いた暗証番号を入れる。
そして中に入ると1枚前の写真の金庫があるのでこれまたメールに書かれていた暗証番号で金庫を開けて鍵を取り出すんだけど…金庫の鍵は開いてた(@_@)
きっと前の人が閉めるの忘れたんだろうけど…そこはしっかりして欲しいところ。
入ってすぐの所にフロントはあるけど無人。
土日はフロントに人がいないみたい。
その分宿泊費が安い。

部屋はダブル。
アパートホテルなのでお部屋は広め。

残念ながら旧市街とは逆だけど窓からの景色もなかなか。

アパートホテルなのでミニキッチン付き。
バスタブもあってこれなら快適に過ごせそう。
1泊なのがもったいない。
ゆっくりしたいところだけどこれだけいいお天気なんだから街歩きに行かなきゃ。

駅を出て旧市街へ向かう道にあるスタニスラス門。
最後ののロレーヌ公スタニスラスにちなんで名前が名づけられた。
18世紀に建てられた門で、2009年に改修工事が終わって建設当時の輝きを取り戻したという。
この門をくぐって街歩きスタート。

通り沿いにあった建物はなかなか立派なものが多い。

素敵なアンティークショップも。

しばらく歩いて世界遺産のスタニスラス広場到着。
世界遺産には「ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場及びアリアンス広場」という形で登録されている。
世界遺産の3つの広場の中でも、1756年に完成したスタニスラス広場は、豪華絢爛な広場でナンシーの象徴的な存在。

広場に面して立つ市庁舎にツーリストインフォメーションがあったので入ってみる。
すると日本語を話せる係員の人がいてびっくり。
日本語の地図もあった。
1つはアール・ヌーヴォー建築についてまとめられたものでかなりのお役立ちだった。

106メートル×124メートルの広場は、ナンシー出身のエマニュエル・エレが設計を担当。
広場には、金細工で装飾がされた壮麗な鉄の門に囲まれているのも特徴。
かつては広場の中央にルイ15世の銅像が立っていて王宮広場と呼ばれていた。
しかしフランス革命でルイ15世の銅像は破壊され、現在は世界遺産となった街を造ったスタニスラスの銅像が立ち広場の名前もスタニスラフ広場に変わった。
市庁舎前では結婚式の記念写真を撮っているカップルも。

広場は完成当時には、ルイ15世の銅像があり国王公園と呼ばれていた。
ロココの装飾の中にバロック様式の市庁舎や裁判所など公共性の高い建物が集まっている。
スタニスラス広場は、2005年に立て直しが行われ、新旧市街地とのバランスも絶妙な世界遺産となっている。
広場の装飾に使われている金は本物で1.2万ユーロかかっているらしい…。

インフォメーションでもらった地図を元に観光開始。
とりあえず番号が打たれている場所を全部周ってみる。
まずは大聖堂。

建築家のジュール・アルドワン・マンサールとジェルマン・ボフランによって18世紀に建てられた。左上の写真のオルガンは文化財に指定されている。
また右の真ん中の門はジャン・ラムールの制作。

ナンシーの街はトラムが走っている。
今日は徒歩観光なので乗らないけどね。

そして少し歩くとアリアンス広場。
世界遺産に共に登録されているほかの2つの広場と比べて、簡素で小ぢんまりとしていることが印象的な正方形の広場。
アリアンスとはフランス語で同盟を意味する言葉で「同盟広場」と呼ばれている。
フランス王家とロレーヌ公家が同盟したことを象徴しているのが世界遺産らしい。

アリアンス広場を設計したのもエレ。
この広場の見どころは何といっても中央にあるロココ様式を代表するシフレの噴水。
これはローマのナヴォーナ広場にある噴水を模して造られたといわれている。
噴水の塔のてっぺんにはラッパを吹く天使が装飾され、とってもキュートな姿を見せている。
しかし、3つの世界遺産の広場の中では少し存在感の薄い感じがする。

再び歩いてスタニスラフ広場に戻ってきた。
広場の近くには素敵な建物。
確かオペラ劇場。
ドアが素敵。

スタニスラス広場にあるルイ15世の栄光を語るレリーフや碑文が装飾された凱旋門。
この門をくぐると…

スタニスラス広場の北側にあるカリエール広場に到着。
16世紀ごろのこの広場は闘技場だったとか。
当時ここでは馬上槍試合などが行われていた。
この広場の名前、カリエールは闘技場の意味を持ち、ここからカリエール広場と名付けられた。

写真右の真ん中の広場の突き当たりにある、旧政庁もナンシー生まれのエレが設計しているとか。

少し行くとサン・テヴル教会。
11世紀に建設が始まってネオ・ゴシック様式で建てられた教会。
高さ87メートルの尖塔はナンシーで一番高くナンシーのシンボルとして親しまれている。

外観の写真を撮ってから中に入って見学しようと入口に向かうと内側から鍵のかけられる音が。
どうやらちょうど閉館時間だったらしい。
まぁ明日こればいいや、と思ったけど翌日は来ても開いてなかった。
結局見学できず残念。

めげずに歩いてオオカミ通りにあるオオカミ館。
18世紀にジェルマン・ボフランによって建てられたこの館は2つのオオカミの石像が巨大な門の上に飾られている。
これはこの館の持ち主がロレーヌ公の狩猟係であったことを示している。

ツーリストインフォメーションでもらった地図は本当にお役立ち。
この館もこの地図がなかったら気づかなかったと思う。

ナンシーで現存する中では最も古い門クラフ門。
元は14～15世紀に建てられた城壁の一部でフランス革命後は牢獄として使用されていた。
下の煉瓦の部分が14世紀に建設されたものが残っている部分。
門の中央に刻まれているのはロレーヌ十字と呼ばれる十字架。
この十字架はナンシー近郊に生まれたジャンヌ・ダルクの象徴でもあったらしい。

城壁門。
この辺りでＵターンしたと思う。

これは…なんだろう？
手元のメモにも残ってなくて不明。

コルドリエ教会。
名前の由来はフランシスコ修道派から来ている。
15世紀のナンシーの戦いの後にルネ2世によって建設された。

バロック様式で建てられたロレーヌ公宮殿（現在ロレーヌ歴史博物館）。

内部では先史時代の武器から中世、ルネッサンス期の宗教芸術が展示されているらしい。
ロレーヌ生まれの画家、ジャック・カロの作品などの地元作家の作品も展示しているというけど今回は内部の見学はパス。

グランドリュー通り30番地にある1477のプレート。
これは1477年1月5日にナンシーの戦いで殺されたブルゴーニュ公爵のシャルル豪胆公の遺体が安置された家の跡を示している。

スタニスラフ広場に戻ってきた！

しかしこの広場本当に綺麗。
広場というより王宮の門と言われた方が納得の美しい装飾に見惚れてしまう。

今日の観光はこの辺にしといてインフォメーションの人に教えてもらったスーパーに行くためにシャルル3世広場へ。

広場に建つサン・セバスチャン教会。
残念ながら閉まっている。
まぁもう19時前だからね。

広場に建つ建物にモノポリ発見。
ここが教えてもらった駅から一番近いスーパー。
結構大きくって品揃えよかった。
なんか外食する気なかったし、キッチンあるしでここで何か適当に買って帰ろうと思ったけどスーパーのお惣菜はイマイチ。

結局スーパーの外にあった中華のお店で春巻きとエビシュウマイ購入。
合計3.4ユーロ。
あとは4個入りの卵と袋入りのサラダとドレッシングなど買って夜ご飯。
贅沢に卵2個使ってスクランブルエッグにしたけど油ないからフライパンにひっついて大変。
でもなぁ、これだけのために大きな油買うのもどうかと思うのよね。
ご飯食べてたら急に空が暗くなってものすごい雨が降ってきた。
びっくり。
さっきまであんなに晴れてたのに。
この勢いならすぐ止むだろうとは思ったけどこの時間外に出てなくてよかった。

予想通り暗くなる頃には雨はすっかり上がっていた。
22:40にホテルを出発。
スタニスラフ門をくぐってスタニスラフ広場へ。

広場に到着すると綺麗にライトアップされていた。
こちらはナンシー美術館。

こちらは市庁舎。
噴水もライトアップされている。
23時前とは思えない程広場には人がいっぱい。

市庁舎の照明が変化して23時音と光のショースタート！

大きな音楽とともにショーが始まった。

まずは案内人の貴族の衣装を着たお爺さんと子供が登場。
どうやら昔の世界の人みたい。
おじいさんと子供掛け合いでフランス語で何やら話した後2人でカウントダウン！
さぁ！始まるよ、3、2、1！

スタート。

市庁舎が揺れだした。
市庁舎中を歩いていた人影が右往左往。

怪しく光る市庁舎。
周りの建物も次々模様が変わる。

今までの音と光のショーは大聖堂ばかりだったから宗教的な要素があったけどナンシーは舞台となっているのが市庁舎なので宗教色は一切なし。

ひたすらエンターテイメントに徹している。

次々と様子の変わって行く市庁舎。

怪しげな光に呑まれる市庁舎。

今までの音と光のショーとは趣が大分違ってた。

最後にスポンサーが流れて終了（笑）
合計4回の音と光のショーを見たけどどこもそれぞれ違っていて面白かった。
上映は15分ほどの1回のみで終わったらみんな帰っていった。
人通りのあるうちにと私も帰る。

10分ほど歩いてナンシー駅到着。
この日はなんと36433歩。
この旅で一番よく歩いた1日だった。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11382713