2017/07/23 - 2017/07/23
65位(同エリア141件中)
Rinさん
1日観光できるのはこの日が最後。
長い旅ももうすぐ終わる。
最後の力を振り絞って今日も観光。
ナンシーはアール・ヌーヴォー建築が多いことで知られる街。
正直来るまではそんなこともよく知らなかった。
ナンシーを旅先に選んだのは「パリから行きやすくて世界遺産がある街」だから。
いろいろ調べて行くうちのどうやらアールヌーヴォー建築の美しい建物が多い街ということが分かった。
ツーリストインフォメーションではアールヌーヴォー建築巡りのパンフレットも用意されているという充実ぶり。
ということでこの日は地図を片手にナンシーのアールヌーヴォー建築巡り。
詳細は旅行記をどうぞ。
7/9 関空→ソウル→フランクフルト
7/10 シュパイヤー観光
7/11 マインツ、ヴィースバーデン観光
7/12 ダルムシュタット、マンハイム観光
7/13 ハイデルベルク観光
7/14 ハイデルベルク→リエージュ
7/15 マーストリヒト、リエージュ観光
7/16 リエージュ→ブリュッセル
7/17 トゥルネー、ブリュッセル観光
7/18 ブリュッセル観光
7/19 ブリュッセル→アミアン
7/20 アミアン→シャルトル
7/21 シャルトル→ランス
7/22 ランス→メッス→ナンシー
7/23 ナンシー→パリ
7/24 パリ→
7/25 ソウル→関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝ごはんのパンを駅で買って来ようと外に出ると駅前のカフェエクセシオールが開いている。
せっかくだからここで朝ごはんを食べようと部屋に戻ってカメラを取って来るが…バッテリーを入れるのを忘れてまた取りに戻る。
朝から2往復。
疲れた。
この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11382464
の続きです。 -
外観も素敵だけど中も素敵なブラッスリー。
内装をアール・ヌーヴォーを代表するエミール・ガレ、ルイ・マジョレル、ジャック・グルベールといった錚々たる面々が手掛けたことで有名。
ここで食事したかったけど時間的にむりだと思っていたので嬉しい。
お客さんは常連っぽい人が数人いるだけ。 -
クロワッサンとコーヒーのシンプルな朝ごはん。
4.5ユーロ。
実はまだ昨日の卵とサラダが残っているから部屋に戻ったら食べなきゃいけないのだ。
朝食が来るまで店内の写真撮っていたら常連のおじいさんがお店のパンフレットくれた。
右下の写真がそのパンフレット。
素敵なパンフレット!
おじいさんはわざわざ店員さんに言ってもらってくれたみたい。 -
ザ・アールヌーヴォーの優雅な空間で朝から食事出来るなんて贅沢!
人もほとんどいないので写真撮るのもあまり気を遣わないで済むし。 -
カフェエクセシオールで朝食を楽しんだ後は部屋に戻って残り物整理。
油がないと目玉焼き作るのもなかなか大変。
アパートホテルに泊まる時は油持ってきた方がいいなぁ。 -
で、食後はフロントに荷物を預けてチェックアウト!のはずがフロントに人がいないから荷物も預けられない。
駅のロッカーに入れるか、と駅に行ったらロッカーが見当たらない。
駅のインフォメーションでロッカーの場所を聞くと「ない」との返答。
え??フランス国鉄のHPにはナンシー駅にロッカーがあるって書いてあるのに?
なんで?
といっても無いものは仕方ない。
悩んだ末にホテルのロビーの見えない場所にスーツケースを置いて出かけることに。
ワイヤーロックは持っていたので椅子とスーツケースをワイヤーでくくって出かける。
ちょっと不安だけどこれしか方法ないし。
しかしフランスのロッカー問題、なんとかして欲しい。 -
不安を抱えたまま取りあえず街歩き。
まずは聖レオ9世教会。 -
ここはホテルの窓からずっと見えていた教会。
旧市街とは反対側にあるのでガイドブックにも載っていない。 -
地元の人が来る教会かな?
-
ステンドグラスが綺麗。
ジャンヌダルク思われる像もあった。 -
ここからはツーリストインフォメーションでもらった地図を元に街歩き。
駅を挟んで旧市街の反対側にあるこの辺りはソリュプト地区と呼ばれアール・ヌーヴォーの邸宅が立ち並ぶナンシーを象徴するエリア。
その歴史は1901年この辺りの地主であったジュルヴィナールがアール・ヌーヴォー調の街づくりを目指したのが始まり。 -
まずはスピルマン医師邸。
1907~1908年建築。
門の上の植物?が可愛い。 -
ジャック薬局。
1903年建築。
可愛らしいおうちといった感じ。 -
ここは…アールヌーヴォーなのは分かるけど地図番号のどれだったかが分からなくって詳細不明。
-
ジャック医師邸。
ドアがすごいね。 -
ロッピネ邸。
-
窓の柵が素敵。
-
ドアも。
-
歩いていると次から次へとアールヌーヴォー建築が現れる。
-
ロンバール邸。
-
このお家のドアも素敵。
-
このバルコニーも素敵。
-
マジョレル邸 La Villa Majorelle。
場所がちょっと分かりにくい場所だった。 -
建築家アンリ・ソヴァージュが設計。
土日のみ予約すれば仏語ガイド付ツアーで内部が見学でき、家具職人のマジョレルが手がけた内装も見どころということだけど…そのことを知らずに見学出来ず。
ちょうどこの日は日曜だったので知っていれば予約したのに…。
ここでも下調べの重要性を痛感。 -
地図には載ってないけどここもアールヌーヴォーだよね。
-
ドアの上がステンドグラスだなんてオシャレ。
-
隣のお家とは色違い!?
-
ナンシー派美術館を通り越して来たのはフェリックス=フォール通り。
-
この通りが凄かった!
-
まずはこちらのお家。
-
窓の部分をよく見るとピアノの鍵盤が。
-
さりげない可愛らしさがあちこちに。
-
一番気に入ったのはこのお家。
-
壁に描かれた植物が素敵。
これって絶対定期的に手入れしないと消えちゃうよね。
住んでいる人もこの家を気に入ってちゃんと手入れしているんだろうね。 -
さてではナンシー派美術館の見学に行こうかな。
その前に美術館の向かいのナンシー市営プールをチラ見。 -
そして楽しみにしていたナンシー派美術館。
ナンシー派のエミール・ガレやドーム兄弟のパトロンであったコルバン氏の私邸を改装した美術館。 -
もう、入口から素敵。
案内表示に日本語があるってことは日本人も多いのかな? -
建物も素敵。
-
お庭もあるんだ。
あとで見よう。 -
まずは美術館を見学。
入場料は6ユーロ。
チケット売り場もアールヌーヴォーで素敵なんだな。
で、チケットとチケット売り場を同時に撮ろうとして…失敗したのが上の写真。
よく見ないとチケット持っていることが分からない(;_;) -
入ってすぐのお部屋。
ナンシー派の貴重な作品が日常の室内空間の中に配され、当時の雰囲気が見事に再現されている。 -
調度品がどれも素敵すぎ。
照明なんてほとんどガレ!
そんな家あるの!? -
中でも気に入ったのはこのピアノ。
日本を連想させる装飾がされていた。 -
ピアノの横にも着物の女性。
よく見る中国チックな日本じゃなくってちゃんとした日本。
足元も勇ましい装飾!
これ夜見たらちょっと怖いな。 -
ここは食堂。
調度品も素敵だけど部屋も素敵。
天井までアールヌーヴォー!
これらのほとんどはエミール・ガレの作品。 -
ちょっと奥に部屋があったので覗いてみるとコレクションルーム。
-
写真上部はジャック・グリュベールの作のステンドグラス。
ガレの花瓶もこれでもか!と飾られている。 -
窓の上にはステンドグラス。
暖炉の上にあった獅子の燭台。
みているだけで楽しくなる。 -
どの部屋の照明も素敵で写真を撮りまくる。
-
1階の見学を終えて次は2階。
-
踊り場のステンドグラスがこれまた素敵。
-
ここは寝室だね。
-
この部屋の調度品も素敵
テーブルランプはもちろんガレ! -
こんなに一度にガレの作品見たの初めてだと思う。
いかにもな作品もあればこんなのも作ってたの?という作品も。 -
この寝室もベッドが特徴的。
-
いろんなへやの照明。
どれも素敵だけど…お掃除は大変そう^_^; -
右側の暖炉も凄いけど部屋の奥のステンドグラスはアール・ヌーヴォーの傑作、アンリ・ベルジュ作『女と黒猫』。
-
日本を感じさせる作品も多数。
右の3つは日本っぽい。 -
コレクションケースにズラリと並ぶ陶器。
-
右端は…カエル!?
日本の庭によく置いてある陶器のカエルと色がそっくり。
なんとも言えない愛嬌がある。 -
ここも寝室。
-
ここは書斎だね。
大きな机! -
ここも寝室。
寝室がいっぱい。
大家族だったのかな? -
2階の見学を終えて1階に降りてきた。
-
実はアール・ヌーヴォーの誕生には1人の日本人が大きな影響を与えている。
その人物の名前は高島北海。
明治時代ナンシーに留学した日本画家。
そんな北海に出会い、強い影響を受けたのがエミール・ガレ。
ガレの作品には北海の与えた日本文化の影響が残っている。
多くの日本人がアール・ヌーヴォーに惹かれるのは作品に日本文化を感じるせいかもしれないなぁ。 -
床だってアールヌーヴォー。
-
そうそう、トイレの床が素敵だったって書いてた人がいたな、と思って行ってみるとトイレの床のタイルめっちゃ可愛かった。
-
ドアの取手までアールヌーヴォー。
もう本当に素敵な美術館!
来てよかった。 -
忘れずにお庭も見学しなきゃね。
庭にあったナンシー生まれの家具作家マジョレルの像が。
この美術館は私邸を改装したものだし、普通ならこの家の持ち主だったコルバン氏の像がありそうなものだけど。
それだけアールヌーヴォー作品が好きだったってことかな。 -
ひときわ人目を引くユニークなパビリオン。
何かな?と思ったら -
この建物実は水族館だったらしい。
開いてないので窓から覗いてみると窓の上にステンドグラスが見えた。
このステンドグラスはジャック・グルベールの作品。 -
アールヌーヴォーが好きならこの美術館はマスト!
満足すること間違いなし^_^ -
旧市街やナンシー駅から距離はちょっとあるけど途中の道にもアールヌーヴォー建築がたくさんあるのでのんびり歩いて来ても楽しめる。
この素敵なドアの建物は美術館のすぐ隣。 -
美術館のすぐ近くのお店。
-
ガレっぽいランプが売っている。
-
本当は帰りはバスでナンシー駅まで行きたかったけど美術館の近くのバス停の時刻表を見ると日曜は1時間に1本しかない。
あと30分待たないと来ない…。
その間に歩けば駅に着くよね?って事で駅まで歩いて戻る。
この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11383437
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