2024/05/25 - 2024/05/25
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kirinbxxさん
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サラゴサは、イベリア半島の歴史上とても重要な街の一つです。
この地に住んでいた部族は、第二次ポエニ戦争でローマに協力し、「カエサルアウグスタ」という壮大な名を与えられ、多くの公共施設が建てられました。その後、この地に侵入したゲルマン族もイスラム勢力も、そしてアラゴン王国のアルフォンソ一世もこの街を拠点としてきました。
今もこの街にはその長い歴史の間に、文字通り「積み重ねられた」建造物が沢山残っています。今回はわずか1泊、実質丸1日しか滞在できませんので、ごく一部しか見学できませんが。。。。
この日の歩数は14,125歩でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
サラゴサ観光のメインスポットはここ。エブロ川に面した区域です。ヨーロッパで良く見る教会のある広場です。
ピラール広場 広場・公園
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・・・・でかい。
Basílica de Nuestra Señora del Pilar de Zaragoza、ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂という長い名前の教会建築を見たときの第一印象はこれでした。
今朝までポルトガルにいましたし、同じカトリックの宗教建築が沢山あるイタリアやフランスにはこれまで何度も行きましたが、これほど「でかい」という言葉が真っ先に浮かんだことはありません。もちろん、実際にはローマのサン・ピエトロ大聖堂の方が遙かに大きいのですが。 -
どうやっても全景は入りません。130m×67mもあり、前の広場がそれほど広くはないので仕方ないですね。例によって延々と続いた工事の間に流行は移り変わり、ごく僅かなロマネスク、そしてバロック、ロココ、新古典主義と複数の様式が取り入れられています。
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こちらが正面の入り口です。人が入るのにこんなに高い入り口はいらんでしょうに。入場は無料でした。残念なことに、内部の写真撮影は禁止でした。
内部には、アデレードの小さな教会ならまるごと一つ分はありそうな「小礼拝堂」があったりして、ひたすらその巨大さと豪華さにびっくり。さすが、カトリック強国の盟主の地位を長年保ってきた国です。 -
少し離れて見るメインドームです。
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サラゴサは、ローマ帝国の時代から一貫してイベリア半島で重要な都市だったそうで、スペインの歴史上でもたびたび重要な戦闘が行われています。それにしては歴史的建造物がいい状態で残っているのは驚きです。
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こちらは、Catedral de la Seo (San Salvador)、サルバトール大聖堂です。サラゴサ初のキリスト教の大聖堂で、1118年にアルフォンソ一世がサラゴサを征服した後、破壊されたモスクの上に建設されました。その後19世紀まで増築・改修を繰り返したため、ロマネスク、ゴシック、ムデハル、ルネサンス、バロック、新古典主義という各種要素の詰め合わせのような建築物となりました。
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この塔にしても、上の方と下の方では明らかに造りが違います。
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広場ではなにやらイベントが開かれるようで、その準備をしている人達もいました。周囲にあるのは、市役所などの行政機関、かっての裁判所、カフェ、ホテルなどです。
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今日はもう夕方だし、広場の周辺を散歩してのんびりすることに。カフェの前で、清掃自動車を発見。ヨーロッパの広場ではよく見かけます。
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表示板も趣があっていいですねぇ。
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スペインの薬局でよく見かける電光掲示板です。30℃、五月末でこれだと真夏にはどうなるんでしょう。
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もうじき夕方の6時、ぼちぼちと、バルに人が集まり始めてきました。
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ここもあちこちで工事中。その囲いにも沢山の広告が。
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サラゴサの路面電車は1976年に一度全廃されました。しかし時代の移り変わりと共にその価値が見なおされて2011年新たな路線が開業、スペインCAF制のUrbos3という低床車両で運行しています。
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スペインの百貨店といえばここ、El Corle Inglesです。ヨーロッパ最大にして世界第三位の百貨店グループ。本社は当然マドリードですが、ここのも大きそうです。
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スペイン広場にある殉教者記念碑です。建てられたのは1904年、4世紀初頭にサラゴサで殉教した18人のキリスト教徒と、サラゴサ包囲で戦った人々を讃えるためのモニュメントです。
ここから少し川の方に戻ったあたりが、タパスを楽しめるバルが沢山あるというEl Tubo地区、6時も過ぎたことだし一杯やるとしましょう。 -
路地をうろうろして、一番気になったお店へ。いかにも美味しい物が出て来そうだし、きっと酒に詳しいマスターがいる!
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そうそう、これです。ガラスケースの中にタパスと呼ばれる小さな料理が並んでいる。マスターは若くてとても愛想のいい人でした。もちろん、英語が通じます。
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ちゃんとメニューもあります。Racionesというのはお皿に盛られた料理のことです。
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うちはもちろんタパスで。Racionesなんて頼むと二皿でお腹いっぱいになってしまいますから。魚が食べたいというとまず来たのはこれ。
Gilda Boqueron, カタクチイワシとオリーブの酢漬け。あ、これってうちでも作れるなぁ。2.3ユーロ。 -
HUEVO GAMBAは、茹でた海老とゆで卵 2.2ユーロ
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LOMO BACALAO ALMONDRAD
鱈のフライ、アーモンド風味 4ユーロ -
ワインはこのつまみなら当然白、本当はカバを飲みたかったのですが、グラスでは出していないと言うことで・・・・
まず1軒目はまずます成功でしたね。 -
2軒目、うんと庶民的そうな店に入ると、いいグラスワインがなかったのでビール。つまみもちょっとしょぼい。
ビール2杯、つまみ2つで12.3ユーロ・・・さっきの店の方がよっぽど良かったなぁ・・・・ -
うろうろするも、結局最初の店が一番良さげ・・・といっても戻るのもなんだかなぁ、ということでこの店に。
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沢山のつまみが並んでいます。
ただ、みんな結構なボリューム、殆どのものが割と大きめのパンの上に載せられています。わが家は普段、晩酌のときにパンを食べたりはしないのでちょっとこれは・・・ -
困った時はこれ・・・・・
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あと、パンに 乗っていないタパスを二つ。ワインはゲヴルツトラミネールの辛口をグラスに一杯ずつ。これで16.3ユーロ。
結局、最初のお店が一番でしたね。まぁこういうことも、旅の楽しみの一つではあります。それにしてももうお腹が一杯です。求む、パン無しイモ無しタパス! -
もう既に午後7時半、夏至まであと1ヶ月のヨーロッパはこんなに明るいのです。
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