2018/03/08 - 2018/03/10
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旅人のくまさんさん
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沖縄の名城巡りです。首里城は政治と軍事の拠点であるとともに、琉球有数の聖域でした。以前は城内には十箇所の御嶽があり、また首里城内郭の南側の大きな範囲を『京の内(けおのうち)』と呼ばれる聖域が占めていました。
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首里城内で展示栽培されているキイチゴ(木苺)の紹介です。このキイチゴは、『ナワシロイチゴ(苗代苺)』です。その他には、『リュウキュウバライチゴ(琉球薔薇苺)』、『リュウキュウイチゴ(琉球苺)』と『ホウロクイチゴ(焙烙苺)』が城内で展示栽培されています。
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『ナワシロイチゴ(苗代苺)』のタイトルがあった説明看板の光景です。蔓状に伸びる茎を持つ落葉低木で、淡紅色の5弁の花を咲かせると紹介されていました。古くは、琉球王国で『タカイチュビ』と呼ばれたようです。日本各地から朝鮮半島、中国大陸や台湾に分布します。
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『ナワシロイチゴ(苗代苺)』の花のズームアップ光景です。バラ科キイチゴ属の植物で、アシクダシ、サツキイチゴ、ワセイチゴ、サオトメイチゴやウシイチゴの別名を持ちます。
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『ナワシロイチゴ(苗代苺)』の花のズームアップ光景が続きます。茎は木質化しますが、立ち上がらず、他の草の上に覆い被さるように育つとされます。果実は食用になりますが、生食には向かないとされます。砂糖を加えてジャムにすると美味になるようです。
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イチオシ
更にズームアップした、『ナワシロイチゴ(苗代苺)』の花の光景です。名前の由来は、イネ(稲)の種を蒔き苗を育てる『苗代』を作る頃に果実が熟するので『ナワシロイチゴ』となったというのが通説とされます。
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『琉球王国が育成に努めたリュウキュウマツ』のタイトルがあった説明看板の光景です。尚真王(在位:1477~1526年)の時代や、尚敬王(在位:1713=1751年)の時代のエピソードなどが紹介されていました。修景や松並木として活用されたようです。
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見本樹として育成されていた、『リュウキュウマツ(琉球松)』の苗木の光景です。護佐丸のグスク、座喜味城の時にも紹介しましたが、日本本土では、海岸線がクロマツ(黒松)、内陸部が赤松(赤松)と棲み分けていますが、沖縄では、どちらも『リュウキュウマツ(琉球松)』の生育範囲です。
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『アカギ゙(赤木)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。雄の木と雌の木がある、コミカンソウ科(旧・トウダイグサ科)アカギ属の半常緑高木です。樹皮が赤味を帯びるのが名前の由来のようです。
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『アカギ゙(赤木)』の木立の光景です。葉は3出複葉で互生し、小葉は8~15センチの卵形で、革質、濃緑色、艶があり、先端はとがり、鈍い鋸歯を持散ます。成長が随分と早く、樹高は15~25メートルになります。
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『ホテイチク(布袋竹)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。イネ科マダケ属の植物です。別名は多般竹で、鹿児島県ではコサンダケ(小桟竹・虎山竹・五三竹)と呼ばれ、奄美大島では『くさんでー』や『だーな』とも呼ばれます。原産は中国の長江流域やベトナムなどとされます。
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植え込まれてから、まだ長い年月は経っていまないような、一叢の『ホテイチク(布袋竹)』の光景です。成長すると、直径2~5センチ、高さ5~12メートルとなる中形の竹です。『羅漢竹』、『寿星竹』、『仏肚竹』や、『観音竹』などの別名があります。
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まだ成長過程にあるように見えた、一叢の『ホテイチク(布袋竹)』の光景です。稈の基部から枝下あたりまでの節が斜めになり、節間が不規則に短く詰まって膨らんでいます。それが七福神の布袋様の膨らんだ腹を連想させることから布袋竹と名付けられました。
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ホテイチクの横から眺めた、那覇の市街光景です。白い鉄塔も見えていました。ネット検索しましたら、那覇にあるNTTNの電波塔のようでした。以前の写真では、航空障害防止のために紅白に塗分けられていたようです。
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イチオシ
同じく、首里城の北面を護る城壁国に眺めた那覇市街の光景です。王府時代の首里は、『三平等(ミフィラ)』 と呼ばれる三つの行政区域に分けられていました。各平等の呼び方は、『南風之平等(ハエヌフィラ)』、『真和志之平等(マージヌフィラ)』と『西之平等(ニシヌフィラ)』です。沖縄の方言では、『北』を『ニシ』と呼び、『西』は当て字です。かつての『西之平等』の光景になるようです。
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真っ赤な『ハイビスカス』の花のズームアップ光景です。丁度満開を迎えていました。名前の由来は、エジプトの美を司る『ヒビス”』の名前に因むとされます。 『ハイビスカス』は、アオイ科フヨウ属の植物の総称とされます。
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『ゴモジュ』のタイトルがあった説明パネルの光景です。沖縄および奄美大島を原産とする、スイカズラ科ガマズミ属の常緑低木です。『胡麻樹』や『御門樹』の文字が当てられます。4月頃に円錐状の花を咲かせます。今は3月ですが、沖縄では少し早く花を咲かせるようです。
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イチオシ
『胡麻樹』の文字の由来です。葉を揉むと、胡麻のようなニオイがすることから『胡麻樹』となり、それが転訛して『ゴモジュ』となったという説と、株全体に毛があることから、毛が多いことを意味する『五毛樹』、それが転訛して『ゴモジュ』となったという説があるようです。
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同じく、『ゴモジュ』の花の光景です。白い花と薄いピンク色の花が、同じ樹に咲くことも多いようです。『御門樹』の方の文字の由来ですが、はっきりとはしませんが当て字のようにも思えます。沖縄では、『ゴモジュ(御門樹)』は、首里城の御門に植えられていたからというのが定説とされるようです。
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蕾か、実の方か、とっさには判断が付きませんでしたが、どうやら花が咲いた後の実のようでした。果実は核果で直径7~8ミリの球形、赤色に熟するとのネット情報もありました。
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直径7~8ミリの球形とされる、ゴモジュの実のズームアップ光景です。公園樹や庭木、生垣として植えられているようです。地元名古屋では、白鳥庭園の茶庭の近くで見かけた記憶があります。
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『クロヨナ』の樹木の光景です。白色から薄紫の花は、沖縄では9月頃に満開になります。海洋博公園の植物園などが見所になっているようです。『ウカバ』や『ウカバキ』の方言名もあります。
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『クロヨナ』の枝先のズームアップ光景です。種子から採れる油は、蝋燭や石けん、薬用になるようです。また、樹皮からは繊維やタンニンが採れ、枝葉からは畑の肥料が作られたようです。
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『クロヨナ』のタイトルがあった説明パネルの光景です。マメ科の常緑高木です。『クロヨナ』は、北は日本の奄美大島から南はオーストラリアまで自生しています。海岸などに生え、種子が海流に乗って分散され、広い地域に広がったのかも知れません、
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野草ですが、『ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草)』の花の紹介です。カタバミ科カタバミ属の植物で、日本に広く帰化しています。環境省により要注意外来生物に指定されている植物です。
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『クチナシ(梔子)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。白色で芳香の強い花が咲き、その実は、黄紅色の染料の材料になることなどが紹介されていました。日本本土でもお馴染みの、アカネ科クチナシ属の常緑低木です。
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日本本土でもお馴染みの『クチナシ(梔子)』の木の光景です。乾燥果実は、生薬、漢方薬の原料(山梔子、梔子)をはじめ、さまざまに利用されています。果実が熟しても割れないため、『口無し』という和名の由来となっている説などがあります。
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まだ幼木と言ってもいいような『ガジュマル(細葉榕)』の光景です。成長すれば20メートルに達する、熱帯地方に分布するクワ科の常緑高木です。幹は多数分岐して繁茂し、多数の褐色の気根を地面に向けて垂らします。
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『ガジュマル』のタイトルがあった説明パネルの光景です。気根が1本だけ名札の上を這っていました。成長した気根は、地面の舗装に使われているアスファルトやコンクリートなどを突き破る威力があります。アンコール遺跡群などで、その威力を実感することができます。
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『コムラサキ』のタイトルがあった説明パネルの光景です。『コムラサキ(小紫)』は、シソ科(旧・クラツヅラ科)ムラサキシキブ属の落葉低木です。小振りのムラサキシキブ(紫式部)と言った植物で、『コシキブ(小式部)』の別名を持ちます。
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こちらは名札はなかったようですが、咲き終わった花茎が残った『ツワブキ(石蕗、艶蕗)です。既に紹介した阿麻和利のグスクの勝連城が、その名所の一つでした。
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