昨年に引き続き、姪っ子の春休みの思い出作りに協力するため、加賀温泉郷は山中温泉に行ってまいりました。姪っ子は小さい頃から温泉好き、かつ大人と同じ食事を楽しめる小学生なので、まったりした内容の旅行でも楽しんでくれたようです。<br /><br />往復の特急列車＋お宿2泊のパック旅行です。<br /><br />2泊したお宿：かがり吉祥亭<br />https://kagari-kisshotei.com/

姪っ子ちゃんの春休み 2018　山中温泉・かがり吉祥亭で湯るりと過ごす3日間

49いいね！

2018/03/29 - 2018/03/31

48位(同エリア352件中)

エリア

山中温泉(石川)

旅行の満足度: 3.5

同行者: 家族旅行

一人あたり費用: 3万円 - 5万円

交通手段: JR特急

＜1日目＞

姪っ子との旅行では車を出すことが多いのですが、今回はJR利用なので楽ちん。
今年の桜は開花が早く、京都は満開のところが多いです。
駅に向かう途中、近所の桜を楽しみます。
北陸は京都より寒そうだけど、桜はどんな感じなのかしら？
サンダーバードが出る京都駅の０番ホーム。

この0番ホームは端から端までの距離が558mで、日本一長いホームとして有名なんだそう。といっても、0番ホーム単独ではなく、ほぼ一直線上につながっている山陰線の30番ホームも含めての長さなんだって。
ちなみに、1番線は貨物列車専用なのでホームはありません。
今回は旅行会社で申し込んだパック旅行のため、京都からの乗車でも大阪からの切符が渡されました。

京都(11:40)　サンダーバード19号　加賀温泉(13:30)

妹と姪っ子は大阪から乗ってきています。じいじが海外逃亡中につき、pacorin母と合わせて4人での女子旅です。
サンダーバードは車内販売がないので志津屋で買っておいたサンドイッチでランチ。

さすがに春休みだからか、加賀温泉では見たことがないほど多くの人が降り、一人しかいない改札（自動改札なし）は長蛇の列で、宿のお迎えの車に乗り込むまでにだいぶ時間がかかりました。
ちなみに加賀温泉駅は北陸新幹線の建設工事に伴い、仮駅舎となっています。
加賀温泉駅から20分ほどでお宿に到着です。
同じ山中温泉にある、姉妹旅館の「吉祥やまなか」にも泊まったことがあるけど、「かがり吉祥亭」はよりカジュアルでリーズナブルなお値段設定。

4年前の春休み旅行で利用した、「ルネッサンスリゾートナルト」も同じ会社の経営です。
「ほとんど兵庫な徳島県　姪っ子ちゃんとルネッサンスリゾートナルトステイ」
https://4travel.jp/travelogue/10872612
普通の和室です~。

2連泊以上すれば、プレミアムゲストとして特典が受けられる期間だったので、色浴衣をレンタル。（通常500円）
お部屋からは大聖寺川が見えます。
川の流れる音がけっこう大きく聞こえます。
温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷で、上流の「こおろぎ橋」から「黒谷橋」までの区間を鶴仙渓といいます

では散歩に出かけましょう。

お宿からこおろぎ橋はすぐそこです。
山中温泉を代表する名勝地として謳われ、総檜造りの情緒ある佇まいです。
残念ながら辺りの桜はまだ蕾の状態でした。
やっぱり北陸は寒いのね～
おまけに川沿いの遊歩道は崖崩れのため、一部通行止めとなっていました。
で、こんな迂回路を歩きました。
迂回路が終わって遊歩道に出てきました。
曇っていて写真もどんよりしているので、4年前の6月に散策したときの旅行記をのっけておきます。

「富山湾の宝石「白エビ」ってどんな味？」
https://4travel.jp/travelogue/10899032

「あやとりはし」が見えてきました。
川の流れはけっこう激しめです。
不動滝。
滝のそばにお地蔵さんがいらっしゃいます。

この近くに桜公園があったけど、まだ咲いてなくて残念。
あやとりはし

草月流家元・勅使河原宏氏が「鶴仙渓を活ける」というコンセプトのもとデザインした橋。
「あやとりはし」」を渡りま～す。
鶴仙渓の遊歩道は全部で1.3㎞ですが、ここはそのちょうど真ん中あたりです。

「あやとりはし」から道明が淵を見下ろす。

道明が淵は大聖寺川で最も美しい景色が望めると言われる淵です。
昔、この淵に蛟龍が住みつき人々を困らせたが、道明という名の僧が退治したという言い伝えがあるそうな。
鶴仙渓の遊歩道から「ゆげ街道」へ抜けます。
昭和テイストな建物が沢山ありました。
こういうの、ほんとどこにでもありますよね。必要かな？
山中温泉のメインストリート「ゆげ街道」
きれいに整備されているけど、賑わってない感じ。
ご当地マンホール発見。
総湯　菊の湯（おとこ湯）

『奥の細道』で「山中や菊はたおらぬ湯の匂」と山中温泉を称賛した松尾芭蕉の句があります。
からくり時計
菊の湯（おんな湯）

男女別棟になっている共同浴場です。
お宿の特典で入浴券をもらえるので、明日来てみます。
山中座

「菊の湯」のおんな湯に併設するホール。
中に入ってみましょう。
漆塗りの柱や格子風の壁、蒔絵を施した格天井など山中漆器の粋を集めた格調高い造りとなっております。

山中節の上演がない時は内部見学可能です。
（上演は土日祝の15時半～）
収容人数180名。
お邪魔しました～
「轆轤の四季」という作品。
こういう写真スポットが沢山ありました。
インスタに載せてもらおうという魂胆？
山中温泉の大火

昭和6年（1931年）5月未明に出火、当時の総戸数1,200戸のうち、800戸以上を焼失するという大惨事だったそうです。この場所で火が食い止められたそうな。
お写真スポット。手をつないで「M」をつくるのね。
お店をのぞいたりしながら街歩き終了。

お宿に帰って温泉につかりました。
夕方にはビール一杯＆郷土料理べろべろ（寒天と卵で作られた生姜風味の金沢の郷土料理）の湯上りのおもてなしがありました。
温泉のあとは、夕食タイム。
1日目は「加賀鳶」にて。
宿泊3日目が母の誕生日だったので、その旨お宿に伝えておいたら乾杯用のスパークリングが出てきました。
旅行会社の特典で全員にお造りの甘エビ3尾が追加され、母にはさらにお誕生日特典で3尾追加（笑）

シーズン終わりの冷凍ガニはそれなりのお味だったけど、あまりのボリュームに「いしる鍋」まで食べきれない～けど、最後の雑炊は美味しかったな。
合鴨治部煮

金沢の代表的な郷土料理だそうです～

デザートはロビーでいただきました。
お誕生日のケーキも出してくれました。

この時撮ってもらった写真は普通に忘れ去られていて、チェックアウトの時にもらえず。他の人がもらってるのを見て思い出して、探し出してもらいました。

お腹いっぱいになって、もう一度温泉に入っておやすみなさい。
＜2日目＞

おはようございます（小声）
連泊特典でついていた貸切風呂（通常3,000円）を朝風呂で予約していました。
檜造りの「小春」をチョイス。

山名温泉のお湯はさらりとしていて、あまり温泉っぽくないけど、少し入っただけでものすごーくあったまりました。
朝食です。和定食が用意されていて、サラダや湯豆腐なんかはカウンターにあって、好きなだけどうぞというスタイルでした。
あじの干物が美味しかったな～

オレンジジュースの横の赤い枡は何かといいますと・・・
なんということでしょう。
寝覚めの一杯をどうぞって日本酒がおいてありました。
で、ちょっと味見してみました（笑）

そんなに好きなお味ではなかったけど、「へしこ」と一緒にいただきました。
道の駅　山中温泉ゆけむり健康村　ゆーゆー館
http://yukemuri-kenkoumura.com/

お宿から歩いて10分程度の道の駅にやってきました。
日本初のアルミ車体の電車「しらさぎ」
山中温泉～大聖寺駅間を昭和38年から昭和46年まで走っていたそうです。
ここに来たのは温水プールがあるから。泳ぐのが好きな姪っ子を遊ばせるためです。
3月中は半額キャンペーンをしていて、通常大人700円が350円になっていました。
スイミングキャップは100円でレンタル可能。（pacorinは何となく必要なのを察知して持参していた♪）
写真撮影は不可なのでHPから拝借。
ほぼ地元のお年寄りしか利用していなくてすいてました。
水が止まっていたスライダーも、姪っ子の姿を見た監視員のおじちゃんがすぐに滑れるようにしてくれたので、ここぞとばかりに滑りまくりました。
1コース貸切状態で沢山泳げて良かったです。

お宿に戻ってランチタイム。

このちょっとしょぼめの弁当は何かといいますと、連泊特典でお宿から提供されたものです。桜が咲いていれば外でピクニックしたいところでしたが、咲いてないのでお部屋でお茶を入れていただきました。
お部屋でのんびりしたら再びお出かけ。
昨日閉まっていたお菓子屋さんをのぞきました。
http://seiyogashiclub.com/takanokura/
調べてみたら福井のお菓子屋さんが出してる店みたいだけど、買ったものは全部美味しかったです。

「こおろぎ橋、渡ろ」は加賀棒茶のバウムクーヘン。しっとり柔らか。
さつまいものサブレ「ごっついも」はおいもの甘味が感じられてサクサク。
「ほろり」梅味は帰りのサンダーバードで食べちゃいました。
連泊特典で入館券（200円）をいただいたので、「芭蕉の館」にやってきました。
http://www.basyoyamanaka.jp/
芭蕉と曾良の別れ

元禄二年（1689)の秋、奥の細道で江戸から旅をしてきた芭蕉と曾良は、山中温泉に9日間滞在し、ここで別れました。

ゆきゆきてたふれ伏すとも萩の原　　曽良
今日よりや書き付け消さん笠の露　　　芭蕉
「芭蕉の館」の建物は、芭蕉が泊まった泉屋に隣接の扇屋別荘を改築したもので、山中温泉最古の宿屋建築です。その耐火構造のおかげで昭和六年の大火にも類焼をまぬがれたそうです。
とても立派な日本建築でした。
二階は芭蕉の資料展示室となっています。
これは与謝蕪村筆「奥の細道図屏風」（複製）。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人なり」って昔覚えたよね。

さて、次は総湯へ行きまーす。
なんか音が聞こえる～と思ったら、ちょうど16時で、からくり時計の「こいこい音頭」が終わるところでした。ちょっとだけ見られた！
連泊特典利用しまくり。総湯「菊の湯」の入浴券（440円）をいただき、お宿からタオルが入った湯めぐり籠を借りていざ出陣。

普通の銭湯なので地元の人が沢山利用されていました。というか、地元の人（高齢者）が全然観光客をウェルカムしていない雰囲気満点。
pacorinはぼんやりしているのであんまり気づかなかったけど、母と妹はものすごく嫌な雰囲気の視線を感じたそうです。
そういえば、温水プールの時も地元のレディは愛想悪かったし、観光地の割に排他的な土地柄なんですかね？

お風呂は大きくて深い浴槽がぼーんと１つあるだけだったけど、やはり短時間でものすごーくあったまりました。

夕食まで時間があったので、お宿で「人生ゲーム」を借りて遊びました。
何年ぶりだろう・・・ちなみにpacorinは社長で1位でした～♪（どうでもいいって？）
この日の夕食は「彩」にて。
半杯だけど今日もカニが出てきて、姪っ子は喜んでいました。
以前お土産でもらって気に入った日本酒「加賀鳶」をいただきました。
山廃純米　超辛口、好きだわ～
「鯛の唐蒸し」（オープンキッチンにて提供）

金沢の郷土料理で、鯛のお腹に卯の花をつめて蒸したもの。
おめでたい時に出てくるお料理だそうです。あっさりしたお味でした。
お品書きには焼物は「伊勢海老雲丹焼き」って書いてあったけど、ノドグロが出てきました。
今まであんまり美味しいノドグロに出会ったことがなかったけど、これは美味しかった☆
5種類の塩でいただく天ぷらは追加で好きなだけ注文できるので、ついつい食べ過ぎてしまいました。

今回も「スリッパを間違えられるの法則」が適用され、番号札をつけているにもかかわらずお風呂場でスリッパを探す羽目に。何をやってもよく見ない人っているのよね。
＜3日目＞

朝風呂に入って朝食をいただき、チェックアウトして送迎バスで加賀温泉駅へ。
そして、ちょっと面白いところに行ってきたのですが、長くなったので別の旅行記にてご紹介することにいたします。。。

「加賀のおもしろスポット見つけました」
https://4travel.jp/travelogue/11349649