2016/09/23 - 2016/09/23
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モボ101さん
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イタリア第二の都市ミラノに“レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館”があります。最寄駅は、緑のラインカラーの地下鉄B線サンタンブロージョ駅。レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた“最後の晩餐”のある、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会からも歩ける距離です。
博物館は1953年にレオナルド・ダ・ヴィンチの生誕500年を記念して創設されたもので、3つの建物から構成されています。入り口のある本館は、修道院として使われきた歴史的な二階建ての建物。その奥には、広い体育館のような鉄道館と、船と航空・軍事関連の展示館があります。
このうち、イタリアの鉄道車両を目的に行ったのですが、そこにたどり着くまでの間に、天才レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチに基づいて作られた数多くの模型からアポロ11号が持ち帰った月の石まで、興味深い展示があり時間が足りなくなってしまいました。
また、この博物館はグーグルマップのストリートビューで、居ながらにして館内を巡るバーチャル見学ができるようになっています。
URLが長いので、下記のページからリンクを張りました。興味のある方は、館内の展示を見て回わってください。
https://omoidenoshasoukara.web.fc2.com/tabinoshasoukara/milanomuseum/milanomuseum1.html
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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緑のラインカラー。地下鉄B線に乗って、サンタンブロージョ駅で下車。
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博物館の入り口がある本館は、修道院として使われきた歴史的な二階建ての建物。
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発電機でしょうか、入場券を買って中に入ると、巨大な機械が出迎えてくれます。
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二階に上がると最後の晩餐の絵が。レオナルド・ダ・ヴィンチがサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂に描いたものとは、背景が違いますね。
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絵に続く廊下には、レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチに基づいて作られ数多くの模型が並んでいます。やっぱり彼は天才ですね。
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レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター。一昔前の全日空機の尾翼に描かれていました。
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巻揚げ機でしょうか。
この他にも数多くの模型が並んでいます。詳しくご覧になりたい方は、グーグルマップのストリートビューでぜひどうぞ。
http://omoidenoshasoukara.web.fc2.com/tabinoshasoukara/milanomuseum/milanomuseum1.html -
ミシンが並んでいます。日本のJUKIの製品も。
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テレビには、SONYのトリニトロン管も。
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マッキントッシュも、すでに博物館入り。
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ピアノや弦楽器も。
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スポーツカー。
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クラシックカー。
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電車の模型。
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宇宙のコーナーには、米国の宇宙船アポロ11号が地球に持ち帰った月の石。
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月の石にズームアップ。
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もと修道院の回廊が取り囲む中庭を眺めてほっと一息。
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別棟の体育館のような建物が鉄道車両の展示館。
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館内にずらりと並ぶ蒸気機関車や電気機関車。
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19世紀後半の都市交通に活躍した馬車。これは1885年製。
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それでは、簡単な英語の説明が掲載されたプレートをもとに、鉄道車両を紹介しましょう。
ミラノの公共交通機関として、レールの上を走る鉄道馬車が開通したのは1860年。ここにある鉄道馬車の客車は1885年製。ミラノと、その北東16kmにあるモンツァを2時間で結びました。車輪が小さいですね。 -
19世紀末になると、動力が馬からより強力で経済的な蒸気機関に交代します。軸配置Bの小さな蒸気機関車を箱形の車体の中に納めたスチームトラムは1909年製で、一度に何両もの客車を牽引しました。
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スチームトラムに連結しているのは、1921年製のオープンデッキの2等客車。
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軸配置2Bのテンダ式蒸気機関車552型036号機は1900年製。1890年から1914年まで毎週、英国のロンドンからインドのボンベイ(ムンバイ)までのメイル(郵便車と寝台車に食堂車の編成でフランスとイタリアを通過して船に乗り換えスエズ運河を渡る)を、ミラノからイタリア半島のかかとに位置するブリンディジまで牽引しました。大きな動輪で最高速度は100km/h。
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軸配置1C1のテンダ式蒸気機関車685型600号機は1908年製。高出力と高速性能から、ローマ-ナポリ間の幹線等で活躍しました。685型が引退したのは1968年。
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軸配置Eのテンダ式蒸気機関車470型092号機は1908年製。イタリア北西部山岳地帯の急勾配区間で使用され、重量軽減のために2軸の水槽車を別に連結する構造です。石炭はキャブの前方、ボイラの上に乗った四角い箱に積載したのだとか。
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470型092号機の後ろ姿。
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470型092号機の水槽車。石炭は機関車本体に積載。バック運転の時はこの水槽車を反対側、ボイラの前に連結している写真があります。ちょっと変わった機関車です。
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470型092号機の水槽車。乗務員室なのか荷物室でしょうか、部屋が付いています。
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軸配置1Cのタンク式蒸気機関車880型159号機は1914年製。 ローカル線で短編成の列車の牽引が主な仕事。1930年代になるとディーゼルカーやディーゼル機関車に交代していったものの、1970年代まで生き残っていました。
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軸配置2C1のテンダ式蒸気機関車631型022号機は1914年製。 イタリア製では最速の幹線の旅客用蒸気機関車。ミラノ-ヴェネツィア間やミラノ-ボローニャ間で1950年代後半まで活躍しました。
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631型022号機のテンダ。
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631型022号機のキャブ内部。
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軸配置Cのタンク式蒸気機関車250型05号機は、北ミラノ鉄道で活躍した1917年のドイツ製。煙室扉が観音開きになっています。北ミラノ鉄道は1877年に開業した鉄道馬車がルーツで、本機は1952年に電気機関車と交替。
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250型05号機の後ろに連結しているのは、2軸でオープンデッキの北ミラノ鉄道の客車。
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軸配置1D1のタンク式蒸気機関車940型001号機は1922年製。ローマからイタリア半島を横断してアドリア海に面したペスカーラを結ぶ路線で、急勾配区間の補機として活躍しました。
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軸配置1D1のテンダ式蒸気機関車746型031号機は1923年製。 第二次大戦後に大出力の電気機関車が登場するまでは、イタリアで最大かつ最速の機関車で、1957年までミラノからバーリ、ターラント、シチリア島への路線をはじめ、イタリア国鉄の主要幹線で急行列車を牽引しました。
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軸配置Cのタンク式蒸気機関車835型186号機は、駅や貨物ヤードでの入れ換え機。製造年の記載がありません。
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軌間950mmのナローゲージで、軸配置1Cのタンク式蒸気機関車R301型2号機は1911年製。シチリア島の山岳部の路線で使用されきましたが、1967年の地震で被災して廃線になったのだとか。
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軌間760mmのナローゲージで、軸配置D1のタンク式蒸気機関車は、1922年製のP7号。イタリアの東端トリエステからイストラ半島へ、今のスロベニアを経てクロアチアのポレチ(当時はイタリア領でイタリア語ではパレンツォ)を結び、イタリア時代の1930年代に廃止されたバレンジャーナ鉄道の機関車。
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続いて電気機関車です。
凸型車体で軸配置BBのE430型001号機は1901年製。世界で最初の交流電気機関車だそうで、ビューゲルのような集電装置の先が2つに別れていることからわかるように、架線が2本あって電圧3.6kV、周波数16.7Hzの三相交流を採用。ミラノから北東に位置するコモ湖に面したレッコと、山岳地帯にあるヴァルテッリーナを結ぶ路線で1920年代後半まで使用。スイス国鉄に貸し出して、蒸気機関車の煙を避けるためにシンプロントンネル内で使用されたこともあるのだとか。 -
軸配置Dで凸型車体のE550型003号機は1910年製。集電装置から見て、三相交流でしょう。車体の内部に設置したモーターから、ロッドで小さな4軸の動輪を駆動する方式です。電化によって、上で紹介した勾配用の動輪が5軸の470型蒸気機関車を置き換えた強力機だとか。走行中の写真を見ると、前後の両方のビューゲルを上げて集電しています。
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軸配置1C1のE330型008号機は1914年製。これも三相交流でしょう。車体の内部に設置したモーターから、ロッドで大きな3軸の動輪を駆動します。運転速度を37.5、50、75、100km/hに切り替える方式だとか。イタリアで電化が早かったミラノ郊外のモンツァとコモ湖畔のレッコの路線に投入され、その外観から“ラクダ”の愛称があるのだとか。
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軸配置1C1のE321型012号機は1927年製。屋根上に集電装置が見つからず、よく見ると先輪の近くに集電シューがあり、直流650Vの第三軌条集電です。ミラノから北へ、ヴァレーゼを結ぶ路線で使用されました。架線集電に変更されたのは、第二次世界大戦後だとか。
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壁際にオープンデッキの路面電車の顔だけが。説明の看板がないものの、系統番号1番の行き先がドゥオモなので、ミラノ市電の3号でしょう。ちなみに、現在のミラノ市電の1番もドゥオモの横を通っています。
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馬車からスチームトラム、現役の旧型車まで、ミラノ市電の模型が並んでいます。
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こちらは、イタリア国鉄車両の模型。
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鉄道車両の展示館に隣接する背の高い建物は、船と航空機の展示館。
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中央に大きな帆船。どこから入れたのでしょう。
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木造の小型船。
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魚雷でしょうか。物騒なものも。
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小型の飛行機がいろいろ。
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複葉機も天井からぶら下がっています。
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飛行機のエンジンでしょうか。
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ヘリコプターも。
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何故かこんな所にサモトラケのニケのレプリカが。本物はパリのルーブル美術館で見たような。
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屋外には戦闘機も。
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潜水艦まであります。
レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館へは、交通博物館のつもりで行ったのですが、それ以外にも見所が多く、時間が足りませんでした。また、出口は船と航空機の展示館の所。入口と全く別の場所に出てしまいます。スマホのgoogle mapで場所を確認しないと、地下鉄駅へ戻る道に迷うかな。
レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館の公式ホームページは、
http://www.museoscienza.org/
グーグルマップのストリートビューによるバーチャル見学のリンクは、
https://omoidenoshasoukara.web.fc2.com/tabinoshasoukara/milanomuseum/milanomuseum1.html
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