2022/11/08 - 2022/11/08
179位(同エリア452件中)
モボ101さん
- モボ101さんTOP
- 旅行記153冊
- クチコミ6件
- Q&A回答62件
- 120,867アクセス
- フォロワー17人
2023年5月の新型コロナウイルスの5類移行から8か月余りになりますが、コロナ明け前に訪韓したときの記録です。
2019年末に中国武漢から始まった新型コロナの感染爆発により、実質的に鎖国状態が続いて2年以上にわたり海外に出国きず。2020年6月に、ANAのマイルで特典航空券を確保していた韓国行きもキャンセルに。この長いトンネル先に明かりが見え始めたのが2022年の8月下旬。岸田首相が9月7日から帰国便搭乗72時間以内のPCR検査陰性証明を、ワクチン接種3回を条件に免除すると表明。
それより一足先の2022年8月に韓国が、K-ETA(電子渡航認証システム)取得を条件に、ビザ免除措置を再開。10月からは韓国入国1日以内のPCR検査義務付けを停止。韓国渡航の障害が取り除かれたので、再度ANAのマイルで特典航空券を手配して11月に訪韓することに。ここでは、2006年以来16年ぶりに再訪した韓国鉄道博物館をご紹介します。
韓国鉄道博物館 2022年再訪(その1 屋外展示車両)は
この旅行記です。
韓国鉄道博物館 2022年再訪(その2 本館内の展示)は
https://4travel.jp/travelogue/11881846
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
地下鉄1号線から直通する韓国鉄道公社 KORAIL の首都圏電鉄1号線に乗り、ソウルから1時間ほどで到着するのが義王駅。
-
16年ぶりに訪れたら駅名の表記が難しい漢字の“儀旺”から“義王”に変更になっていた。発音はいずれも“ウイワン”で、中央日報の記事によると18世紀以来“儀旺”と間違った字を使ってきた市の名称を“義王”に戻したことによるのだとか。
駅舎は変わらないが、建物の正面左側に隣接してエスカレータが設置され、バリアフリー化が進むとともに、ホームドアが設けられていた。韓国の地下鉄や広域電鉄路線では、東京メトロ南北線のような背の高いホームドアにより、列車の写真が撮れない駅が大半。義王駅 駅
-
駅から南(釜山方面)へ、線路沿いの道を歩いて10分余り、横を走る複々線の京釜線の列車や京釜電鉄線の車窓からも見える鐵道博物館の大きな看板。
-
フェンスの外からも、屋外に保存されている車両がよく見える。
-
入場料は4歳以上18歳までの子供と学生が₩1000(約100円)、それ以上65歳未満の大人が₩2000と格安で、4歳未満と65歳以上は無料。
鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
まずは、屋外に展示されている車両から見ていきましょう。
入口のすぐ前には、2006年の訪問時にはなかった同じ外観の緑の車両が2編成。向かって左は、パクチョウンヒ(朴正煕)政権時代の1969年に導入した、日本車両製の大統領専用車。右はチョンドファン(全斗煥)政権下の1985年に韓国の大宇重工業が製造した警護員用車両。キムデジュン(金大中)政権下の2001年に、セマウル号のディーゼルカーをベースにした4両編成の大統領や国賓専用車、“慶福号”が登場するまで、5代にわたって大統領が乗車。
1960年代の日本の国鉄485系電車のような、ボンネットタイプの高運転台。21世紀になって韓国新幹線KTXが導入されるまで、一部の山岳路線や通勤電車を除いて韓国の鉄道は非電化路線が大半であったため、これらの車両はディーゼルカー。 -
大統領専用車には、左右のヘッドライトの間にこんなエンブレム。鳳凰と国花ムグンファ(無窮花)をデザインしたものでしょう。この編成の後方のもう1両や、隣の警護員用車両には取り付けの台座だけ。
-
特別車両なのに、台車は空気バネを採用せずオールコイルバネ。連結面側の台車にモーターを装備しているので、電気式のディーゼルカーらしい。
-
こちらは先頭側の付随台車。ボデーマウントで台車部分以外の床下は見えないが、騒音を避けるため先頭のボンネット部分にディーゼル発電機等を搭載しているものと推測。
-
車内には入れず、防弾ガラスの窓から中を窺うだけだが、鳳凰の貼ってある窓の向こうにはソファーが並ぶ。二重ガラスの反射で偏光フィルタを使用しても反射で撮りにくい。
-
セマウル号の特室のような、大きなリクライニングシートを備えたテーブル席の部屋もあるけど、倒すと後ろのシートの背面に当たっている。
-
隣に並ぶ警護員用車両の車内は、回転式のクロスシート。
-
背面にテーブルがあるので、ムグンファ号一般室以上、セマウル号の一般室以下のグレード。
-
さらに隣の紺色の車両は、2021年に中央線の改良による高速化で営業運転を開始した、韓国初の動力分散式準高速列車、KTX-イウムのモックアップらしい。
-
こちらは車内に立ち入っての見学が可能。
-
回転式のリクライニングシートが並ぶ一般席。テーブルは、KTXやKTX-山川と同様に前席背面の下から引き上げて手前に倒す方式。
-
運転室側には、シートピッチが広がり枕の付いた優等席。KTXやKTX-山川、かつてのセマウル後の特室のような2+1の配列ではなく、一般席と同じ2+2配列の優等席。何故かアクリル板を立てて、着席できないようにしている。
モックアップでは1両が一般席と優等席の合造車になっているが、営業中のKTX-EUMでは6両編成のうち片側の先頭車1両だけが優等席。一般席と特室に比べて、運賃の差が小さいプレミアムエコノミーのような存在のよう。 -
営業列車では立ち入れない運転室は、こんなイメージ。
-
ここからは、屋外に展示されている車両を反時計回りに順に見ていくことに。16年前の前回訪問時とほぼ同じ顔ぶれ。
屋根の下に保存されたミカサ型蒸気機関車161号機。日本のD51と同じ1D1の軸配置(ミカド)の貨物用だが、全長22mで標準軌の大陸サイズ。アメリカンスタイルだが1940年の日本車両製で、朝鮮総督府鉄道(鮮鉄)のオリジナル設計。 -
釜山から京城(ソウル)を経て満州国境の新義州までの幹線等で貨物輸送に従事。ディーゼル化後に本機は、1981年から1983年まで、釜山から東海南部線で観光列車を牽引。
大きなテンダにはベッテンドルフタイプのボギー台車。 -
キャブの中。クルマや地下鉄と異なり、韓国の鉄道は左側通行なので、日本と同様に左側が機関士席。
-
韓国の鉄道の主な列車種別は、高速列車のKTXと特急相当のセマウル号、急行相当のムグンファ(無窮花)号で、各駅停車のトングンヨルチャ(通勤列車)は消滅したようだが、かつては準急相当のトンイル(統一)号と普通列車ピドゥルギ号を運行。
紺とクリームのピドゥルギ号塗色のディーゼルカーは、日本から輸出した159両が首都圏電鉄開通前にはソウル周辺で活躍し、その後は地方に分散したのだとか。
日本の国鉄キハ52をベースにした180PSのエンジンを2台装備する両運転台の672号は、1963年の新潟鐵工所製。当初はソウル-仁川間に投入され廃車は1987年。側面窓が一段で2箇所のドアが2枚折戸になっているところが日本と異なり、最高速度はキハ52を上回る105km/h。 -
乗務員室扉の後ろの柵のようなものは、タブレット受け取り時の窓ガラス破損防止カバーでしょう。
車内には立ち入れないが、窓越しに見ると日本と同じボックスシート。博物館にはもう1両、川崎車輌製のディーゼルカーも保存されているが、こちらはドアが日本と同じ引き戸で、その後の改造かもしれないがロングシート。 -
ディーゼルカーの横に置かれた、ベンツのマークがある緑色のディーゼルエンジン。V型8気筒のようだが、高さからみてディーゼルカーの床下にはおさまらず、何に使っていたのでしょうか。
-
電気式ディーゼル機関車3102号はアメリカンロコモティブ製で、1966年から2000年まで稼働。当初は、ソウル-釜山間のムグンファ号を牽引して6時間3分で走破。それまでのトンイル号より30分短縮したのだとか。
-
紺とクリームのピドゥルギ号塗色の電車1000型のトップナンバー1001号は、日本のから輸入した韓国初の通勤電車。1974年に開通したソウル地下鉄1号線と相互乗り入れを行う京釜電鉄線に導入。
先頭の制御車は営団地下鉄乗り入れ用の国鉄301系に似ているが、103系1000番台や1200番台と同じ鋼製車体。 -
日本の国鉄103系のTR62によく似た日立製の台車。
-
塗色変更後の中間車1315号は、1977年から国産に移行した韓国製。韓国語と英語の説明では付随車となっていて、台車内のモータの有無は未確認だが、屋根にはパンタグラフが乗り、戸袋部分にモータの冷却用空気取り入れ口らしきルーバーがあるので電動車と推測。最高速度100km/h。
地下鉄線内は直流1500V、国鉄線内は交流2.5kVのため交直両用車で、手前に置かれた碍子類は屋根上の機器でしょうか。 -
1315号のみ車内の見学ができるが、一番奥の連結面よりの座席以外は、何故かドアと座席を仕切るパイプや吊革が撤去されている。
-
貫通扉から覗いた1001号の車内は、冷房改造がなされている以外はオリジナルのよう。大陸サイズで、日本より車体幅が広い。
-
もう1両の制御車1115号も、韓国製の1000型1次車。仕様は日本からの輸入車と同じでしょう。
-
ピドゥルギ号の客車12061号は、1959年の国鉄ソウル鉄道工場製。試作客車として、しばらく急行列車用に使用された後、1967年からはピドゥルギ号に。日本では見かけない、枕バネも軸バネも板バネで構成している台車を履いているが、最高速度は110km/h。
-
車内は、2連の窓で構成するボックスシート。大陸サイズで車体が大きいが、座席定員が118名と多いのは1ボックス6人の計算か。
-
1965年製でクリームと緑のトンイル号塗色の客車13101号は、客車の重量を軽減して牽引する機関車のエネルギー削減を目指した軽量客車の試作車。これ以前の客車の36トンから30トンに6トン軽量化することで、最高速度120km/hを実現。
-
車内は転換式のクロスシート。
-
日本の技術が入っているのか、日本の国鉄10系軽量客車のTR50によく似た台車を履いている。
-
車体長の短い905号は暖房車。電気暖房システムのない客車に、暖房用の蒸気を供給する車両。車内にはディーゼルエンジン、蒸気発生器、エアコンプレッサー、発電機、水タンクを搭載。1965年から1987年まで、冬季に客車列車に連結 。
-
窓から覗いた車内の設備。
-
発電エンジンと蒸気発生器でしょうか。
-
18011号は、1965年に国鉄仁川車両工場で製造された軌間762mmの狭軌の客車で1987年まで使用。
韓国国鉄の狭軌路線には、スオン(水原)とインチョン(仁川)を結ぶ水仁線(1994年廃止)と、水原とヨジュ(驪州)間の水驪線(1972年廃止)があり、現在は広域電鉄線や鉄輪新交通システムとして、多くの区間で路線が復活。 -
車内はロングシートで、一端にトイレ。片側2箇所のドアは2枚折戸。天井には白熱灯とベンチレータが交互に並ぶ。
-
他端にはハンドブレーキを装備。
-
台車は日本の戦前型気動車によく似た、簡易な菱枠型。
-
片側に展望デッキのある客車16号は、日本の統治時代に朝鮮総督府鉄道の京城工場で製造。釜山から京城(ソウル)、平壌、新義州を経て南満州鉄道に直通し、日本の傀儡国家満州国の奉天(現在の中国瀋陽)まで運行し、後に首都の新京(長春)、さらに三棵樹(哈爾浜東)まで延長された急行“ひかり”の最後尾に連結した1等展望寝台車。
1955年に初代イスンマン(李承晩)大統領の専用車となり、3代パクヒョンヒ(朴正煕)政権下の1969年に日本車輌製のディーゼルカーに交代するまで使用。 -
前回訪問時にはなかった鳳凰とムグンファのエンブレムが、展望車のデッキに取り付けられているが、2羽の鳳凰の羽根が重なり、ディーゼルカーのボンネットに取り付けられているものとは微妙にデザインが異なる。
-
台車はイコライザー式の3軸ボギー。軸受のローラーベアリングが新造時からのものであれば、当時としては先進的なメカニズムを採用。
-
こちら側は連結面。
-
車内には立ち入れないが、各室の様子を写真で紹介。寝室や会議室の他に、キッチンやタイル張りの浴槽も。
-
展望デッキから見た天井が二段になった展望室内。その先には左側に片廊下が続く。
-
展望デッキを密閉式に改造した客車17号も、日本の統治時代の1936年に朝鮮総督府鉄道の京城工場で製造。釜山から京城、平壌、新義州を経て南満州鉄道に直通して奉天まで運行し、後に新京まで延長された急行“のぞみ”の最後尾に連結した1等展望寝台車。
1958年に国連軍として韓国に駐留する米軍司令官用のVIP車両に改造。 -
台車は、大統領専用車と同じイコライザー式の3軸ボギー。
-
床下の魚腹台枠にメーカープレートらしきものが。
-
1956年日本車両東京となっているので、在韓米軍のVIP車への改造は埼玉県蕨市にあった日本車両の東京支店で行ったらしい。
-
車内には立ち入れないが、各室の様子を写真で紹介。寝室やキッチンの他に、リクライニングシートとロングシートを備える部屋も。
-
密閉式に改造された展望デッキに立ち、ガラス越しに見た展望室内。展望室だけ側窓が上方に拡大されているのは、窓の上部にあった半月型の飾り窓も合わせて1段上昇窓に、日本車両で改造したためか。展望室の奥は、大統領専用車とは逆に右側に片廊下が続いている。
-
米軍司令官VIP車の連結面。この車両は1966年のジョンソン米国大統領の訪韓時に使用され、それに合わせて記念乗車券も発売されたとか。
前回訪問時に、ジョンソン大統領がオープンデッキに立つ写真を見ているので、不細工なHゴム支持の3枚窓を有する密閉式展望車への改造は、その後の施工と推測。 -
連結面のデッキから、ドアのガラス窓越しに車内を覗いてみたが、廊下が折れ曲がっていて先は見通せない。
-
1967年に韓国で初めて導入したオーストリア製で、線路のゆがみを直す保線機械のマルチップタイタンパー。従来は人力で行っていた線路の整備を機械化。300m/hの作業能力があり、1977年まで年間に688kmの保線作業を実施。
-
こちらのマルチプルタイタンパーは1974年スイスのマティサ社製。500m/hの能力があり、1988年までに毎年5500kmの保線作業を行ったとか。
-
マルタイの横、白いカバーの中で作業が行われている車両。隙間からパテで補修中の赤い車体が見える。
-
16年前の訪問時にこの場所にあったのは、日本の185系をモデルに大宇重工業が製造した電車9904号。屋根ががない場所に置かれていたので、傷みが激しいのでしょう。
-
列車事故の復旧時等に使用したクレーンは、1927年の米国製。ボイラを装備する蒸機機関駆動で、吊り上げ能力30トン。
-
整備工場で、車両を持ち上げて台車と車体を分離するビームジャックは、1949年の朝鮮金属製。奥の固定ポストと、レールに乗った手前の移動ポストで車体に接する位置を調整。
-
整備工場で車両の部品等の切断に使用したスロッター。1937年の日本製。
-
狭軌の水仁線や水驪線で、石炭や鉱石、塩の輸送に使われた米国製の鋼製無蓋貨車。
-
同じく狭軌の水仁線や水驪線で、地域の物資輸送に使われた米国製の鋼製有蓋貨車。
-
博物館の敷地の右側の一番奥まで来ました。ここにいるのは軸配置が日本のC57やC59と同じ2C1、パシフィックのパシコ型蒸気機関車23号機。1942年の川崎車輌製で、組み立ては朝鮮総督府鉄道の京城工場。
-
標準軌だけあって、C57やC59より一回り大きく、最高速度110km/h。朝鮮半島で産出する、品質の低い褐炭で運行できる仕様で、1967年のディーゼル化まで急行列車の牽引に活躍。菅笠かベトナムの帽子ノンラーのような、煙突のふたは何とかならないものか。
-
線路の幅762mmの狭軌の蒸気機関車、ヒョゴ11型13号機は、1937年に日本で製造して朝鮮総督府鉄道水原運転事務所で組み立て。
-
狭軌線では、多くがタンク式蒸機機関車であった中で、本機はテンダ式。動輪が4軸あり1Dの軸配置。水仁線や水驪線で塩や米の輸送に従事。前回訪問時にはなかった屋根が設置されていて、支える柱が撮影の邪魔。
-
この機関車と連結している全長14mの狭軌のディーゼルカーは、1965年に国鉄仁川車両工場で製造。水仁線や水驪線で旅客輸送に活躍。ピドゥルギ号の青とクリームの塗り分けで、前回訪問時には客車と同様の正面全体を青く塗っていたが、間違いに気付いたのか現役当時の塗り分けに戻されている。菱枠型の台車を履き、床下に警笛のラッパ。
-
開放的な運転席は、何故か貫通扉の右側に設置。
-
エンジンはカミンズ製。横型6気筒のよう。
-
ディーゼルカーが連結している客車も、1965年の国鉄仁川車両工場製。蒸気機関車の牽引やディーゼルカーの牽引、あるいは2両のディーゼルカーの間に挟まれて運行。
-
ロングシートの車内は、もう1両保存展示されている狭軌の客車とほぼ同様。同時期に同じ工場での製造だが、何故かこの車両は片側2箇所のドアが引き戸に。
-
博物館の本館の横の芝生。今は何もないが、
-
前回訪問時には、朝鮮戦争で破壊されたと思われる蒸気機関車があった。何処へいったのか。
-
本館の裏を反時計回りにぐるっと回って、敷地の左奥へ。立っているのは、日本と同じ腕木式信号機。
-
その先には、保線の職員が使うであろう軌道自転車。奥の2両は手こぎのレバーがあるが、手前の1両はエンジンかモーターを接続する動力タイプらしい。
-
屋根の下に置かれているのは、フランスから技術導入した高速列車、KTXの中間付随車の連節台車。
-
車軸には、4枚のディスクブレーキを装備している。
連接台車は車両の軽量化、高速化、緊急時の安全確保に優れていると説明書きにはあるが、今後の韓国の高速列車はKTX-EUMのように、日本と同じ動力分散式のボギー車で開発を進めていくことになるらしい。 -
台車の隣に、手こぎの軌道自転車がもう1台。
-
1972年にソウル駅に設置した、韓国の鉄道起点標識。2004年の新駅完成で移転。ソウルから釜山、木浦、仁川、江陵など韓国各駅までの距離と並んで、北朝鮮の平壌も記載されている。おそらくレプリカでしょう。
-
敷地の左側手前から本館の裏に向かって標準軌の線路が敷設してあり、前回訪問時には川崎車輌製のディーゼルカーが別料金で乗客を乗せて往復運行していた。今はその線路上に白いカバーで覆われた補修作業中の車両が。
-
カバーの一部に窓があり覗いてみると、前回訪問時にはなかった3両編成の9211系ディーゼルカーが搬入されたらしい。参考までにこちらは1996年、電化前の釜山駅にて、同型のムグンファ号として現役当時の写真。
-
もう1両、白いカバーの中で修復中の車両があり、博物館の敷地外の道路からカバーに開けられた窓を通して車両の一部が見える。
-
ヘッドライトとベンチレーターからみて、前回の訪問時に展示運転を行っていた、動態保存の川崎車輌製のディーゼルカーと思われる。これは2006年当時の写真。修復が終わっても、その前に9211系がいるので、もう運転は無理でしょうね。
-
博物館の敷地内をぐるっと一周。売店の横に1両の車両。
-
狭窓が等間隔で並ぶのは、トンイル号の客車でしょう。車内は座席が撤去され、テーブルと椅子の並ぶ休憩室。天井の室内灯のガードがユニーク。
-
カウンター席に座り、目の前を行き交う京釜線のITXセマウル号や京釜電鉄線の列車を眺めながら、しばし休憩です。
続いて、韓国鉄道博物館 2022年再訪(その2 本館内の展示)は
https://4travel.jp/travelogue/11881846
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
世界の鉄道(交通)博物館
-
前の旅行記
デンマーク鉄道博物館(その2 電車、ディーゼル機関車、ディーゼルカー、業務用特殊車両など)
2019/04/26~
オデンセ
-
次の旅行記
韓国鉄道博物館 2022年再訪(その2 本館内の展示)
2022/11/08~
その他の都市
-
スロベニア鉄道博物館 オーストリア=ハンガリー帝国の忘れ形見
2016/04/30~
リュブリャナ
-
イタリア トリエステ 鉄道博物館(その1 蒸気機関車、電気機関車、ディーゼル機関車と客車を中心に)
2016/05/04~
トリエステ
-
イタリア トリエステ 鉄道博物館(その2 電車、路面電車、貨車、特殊車両等を中心に)
2016/05/04~
トリエステ
-
レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館
2016/09/23~
ミラノ
-
ナポリ ピエトラルサ国立鉄道博物館
2017/01/07~
ナポリ
-
チェコ プラハのトラム博物館とレトロトラムに乗車
2017/04/29~
プラハ
-
チェコ プラハの国立技術博物館(その1 鉄道車両)
2017/04/29~
プラハ
-
チェコ プラハの国立技術博物館(その2 自動車)
2017/04/29~
プラハ
-
スロバキア ブラチスラバ交通博物館
2017/05/04~
ブラチスラバ
-
ブダペスト 世界遺産の地下鉄と地下鉄博物館
2017/05/05~
ブダペスト
-
センテンドレ都市公共交通博物館
2017/05/06~
ブダペスト
-
ブダペスト ハンガリー鉄道歴史公園
2017/05/06~
ブダペスト
-
パリ交通公団 RATP本社のミニ交通博物館
2018/07/20~
パリ
-
オーストラリア ベンディゴでは旧型のトラムが毎日運行中(トラムの車庫見学)
2019/01/02~
ベンディゴ
-
オーストラリア シドニー パワーハウスミュージアム(その1 鉄道車両)
2019/01/04~
シドニー
-
オーストラリア シドニー パワーハウスミュージアム(その2 馬車・自動車・蒸気機関等)
2019/01/04~
シドニー
-
オーストラリア NSW鉄道博物館(その1 メインの展示館の貴重な車両と蒸気機関車、客車)
2019/01/05~
シドニー
-
オーストラリア NSW鉄道博物館(その2 ディーゼル機関車と電気機関車、ディーゼルカー、電車、貨車)
2019/01/05~
シドニー
-
オーストラリア NSW鉄道博物館(その3 動態保存されている旧型ディーゼルカーの博物館列車で小旅行)
2019/01/05~
シドニー
-
オーストラリア シドニー トラムウェー博物館(その1 動態保存車の運行)
2019/01/06~
シドニー
-
オーストラリア シドニー トラムウェー博物館(その2 博物館の保存展示車両)
2019/01/06~
シドニー
-
デンマーク鉄道博物館(その1 蒸気機関車とデンマーク王室お召列車のサロンカー)
2019/04/26~
オデンセ
-
デンマーク鉄道博物館(その2 電車、ディーゼル機関車、ディーゼルカー、業務用特殊車両など)
2019/04/26~
オデンセ
-
韓国鉄道博物館 2022年再訪(その1 屋外展示車両)
2022/11/08~
その他の観光地
-
韓国鉄道博物館 2022年再訪(その2 本館内の展示)
2022/11/08~
その他の都市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の観光地(韓国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 世界の鉄道(交通)博物館
0
90