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ハンガリーの首都ブダペスト。王宮や大聖堂などの観光は他の旅行記におまかせすることにして、市内北東部にあるハンガリー鉄道歴史公園にご案内します。広い機関区の跡地を活用した、ハンガリー国鉄の歴史を伝える鉄道博物館です。<br /><br />ブダペスト中心部からの行き方は、ペストの中心で地下鉄博物館があり地下鉄1、2、3号線が交差するDeák Ferenc térから市内を南北に貫く地下鉄2号線で北へ3駅、Lehel térで始発の14番のトラムに乗り換えて7停留所目のRokolya utcaで下車。住宅街を東に歩いて10分ほど。鉄道歴史公園の門が見えてきます。<br /><br />鉄道博物館に保存展示されている。特徴のある代表的な車両をご紹介します。<br /><br />詳細は、下記URLを御覧ください。<br />https://omoidenoshasoukara.web.fc2.com/tabinoshasoukara/budmavmuseum/budmavmuseum1.html<br />

ブダペスト ハンガリー鉄道歴史公園

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2017/05/06 - 2017/05/06

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旅行記グループ 世界の鉄道(交通)博物館

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28

モボ101

モボ101さん

ハンガリーの首都ブダペスト。王宮や大聖堂などの観光は他の旅行記におまかせすることにして、市内北東部にあるハンガリー鉄道歴史公園にご案内します。広い機関区の跡地を活用した、ハンガリー国鉄の歴史を伝える鉄道博物館です。

ブダペスト中心部からの行き方は、ペストの中心で地下鉄博物館があり地下鉄1、2、3号線が交差するDeák Ferenc térから市内を南北に貫く地下鉄2号線で北へ3駅、Lehel térで始発の14番のトラムに乗り換えて7停留所目のRokolya utcaで下車。住宅街を東に歩いて10分ほど。鉄道歴史公園の門が見えてきます。

鉄道博物館に保存展示されている。特徴のある代表的な車両をご紹介します。

詳細は、下記URLを御覧ください。
https://omoidenoshasoukara.web.fc2.com/tabinoshasoukara/budmavmuseum/budmavmuseum1.html

旅行の満足度
4.5
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • Lehel térで、地下鉄から14番のトラムに乗り換え。

    Lehel térで、地下鉄から14番のトラムに乗り換え。

  • Rokolya utcaで下車して住宅街を東に歩いていくと、“あっ、駐車時スペースに東ドイツの国民車トラバントが停まっている。まだ生きているんだ”。

    Rokolya utcaで下車して住宅街を東に歩いていくと、“あっ、駐車時スペースに東ドイツの国民車トラバントが停まっている。まだ生きているんだ”。

  • 10分ほどで、鉄道歴史公園の入り口の門に到着。<br />入場料大人1700フリント(約850円)はハンガリーにしてはなかなかの値段。

    10分ほどで、鉄道歴史公園の入り口の門に到着。
    入場料大人1700フリント(約850円)はハンガリーにしてはなかなかの値段。

  • 鉄道歴史公園の案内図。入口はこの看板の絵の一番下。ハンガリー国鉄MÁVの旧ブダペスト北部基地の跡地7ha以上を使い、100両以上の車両を集めて鉄道博物館が開館したのが2000年。ターンテーブルが2箇所もあります。

    鉄道歴史公園の案内図。入口はこの看板の絵の一番下。ハンガリー国鉄MÁVの旧ブダペスト北部基地の跡地7ha以上を使い、100両以上の車両を集めて鉄道博物館が開館したのが2000年。ターンテーブルが2箇所もあります。

  • すぐに目の前をミニ列車が横切っていきます。乗車は別料金ですが、子供連れには人気のアトラクション。

    すぐに目の前をミニ列車が横切っていきます。乗車は別料金ですが、子供連れには人気のアトラクション。

  • 入り口の看板の絵の中央のターンテーブルの周囲には扇形庫はなく、青空の下にたくさんの蒸気機関車が並んでいます。数えてみると何と18両。それぞれに小さな看板が出ているものの、詳しい説明はハンガリー語のため見てわかるのは地名と数字程度です。

    入り口の看板の絵の中央のターンテーブルの周囲には扇形庫はなく、青空の下にたくさんの蒸気機関車が並んでいます。数えてみると何と18両。それぞれに小さな看板が出ているものの、詳しい説明はハンガリー語のため見てわかるのは地名と数字程度です。

  • その一部をご覧いただきます。なお、全部の機関車は、<br />http://omoidenoshasoukara.web.fc2.com/tabinoshasoukara/budmavmuseum/budmavmuseum1.html<br />で紹介しています。<br /><br />テンダ式蒸気機関車1026号は、1882年にドイツ製。その隣の薄緑色のタンク式蒸気機関車480号は、1883年のオーストリア製。

    その一部をご覧いただきます。なお、全部の機関車は、
    http://omoidenoshasoukara.web.fc2.com/tabinoshasoukara/budmavmuseum/budmavmuseum1.html
    で紹介しています。

    テンダ式蒸気機関車1026号は、1882年にドイツ製。その隣の薄緑色のタンク式蒸気機関車480号は、1883年のオーストリア製。

  • テンダ式蒸気機関車2459号は、1889年のハンガリー製。

    テンダ式蒸気機関車2459号は、1889年のハンガリー製。

  • 珍しい形の蒸気機関車は、火気が使えない場所で稼働するためボイラを持たず、外部から供給された蒸気で稼働する無火機関車。91,001号は、1915年のオーストリア製。

    珍しい形の蒸気機関車は、火気が使えない場所で稼働するためボイラを持たず、外部から供給された蒸気で稼働する無火機関車。91,001号は、1915年のオーストリア製。

  • 左のタンク式蒸気機関車442,013号は、1921年のハンガリー製で通勤列車牽引用。右のテンダー式蒸気機関車301,016号は、1914年のハンガリー製で、急行列車牽引機。

    左のタンク式蒸気機関車442,013号は、1921年のハンガリー製で通勤列車牽引用。右のテンダー式蒸気機関車301,016号は、1914年のハンガリー製で、急行列車牽引機。

  • 左のテンダー式蒸気機関車303,002号は、1951年のハンガリー製で急行列車牽引機。右のテンダー式蒸気機関車424,365号は、1958年のハンガリー製客貨両用機。共産主義のシンボルの赤い星を付けています。

    左のテンダー式蒸気機関車303,002号は、1951年のハンガリー製で急行列車牽引機。右のテンダー式蒸気機関車424,365号は、1958年のハンガリー製客貨両用機。共産主義のシンボルの赤い星を付けています。

  • 緑色のタンク式蒸気機関車27号は、ハンガリー国鉄ではなく、ブダペストの郊外電車HÉVの機関車。動態保存機のようです。連結している2軸の古典客車25号は、4つのコンパートメント毎にドアがあるタイプ。茶色の部分は3等客室、ダークグリーンの部分は郵便室の合造車。

    緑色のタンク式蒸気機関車27号は、ハンガリー国鉄ではなく、ブダペストの郊外電車HÉVの機関車。動態保存機のようです。連結している2軸の古典客車25号は、4つのコンパートメント毎にドアがあるタイプ。茶色の部分は3等客室、ダークグリーンの部分は郵便室の合造車。

  • オープンデッキの2軸客車50002号は、ビュフェワゴンの標記があるので食堂車でしょう。

    オープンデッキの2軸客車50002号は、ビュフェワゴンの標記があるので食堂車でしょう。

  • 902号は、ロシア製УАИКАの乗用車のタイヤを鉄の車輪に交換して線路を走るように改造。

    902号は、ロシア製УАИКАの乗用車のタイヤを鉄の車輪に交換して線路を走るように改造。

  • 扇形庫の中には、動態保存車が待機しています。<br /><br />424,247号機は客貨両用の汎用機。

    扇形庫の中には、動態保存車が待機しています。

    424,247号機は客貨両用の汎用機。

  • 411,118号機は、第二次世界大戦後に米国の援助で導入した米国製。

    411,118号機は、第二次世界大戦後に米国の援助で導入した米国製。

  • 赤とクリームに塗り分け、足回りまでスカートに覆われたディーゼルカーは、流線型が世界的に流行した1937年製のÁrpád。出力220HPで最高速度120km/hの高性能車です。

    赤とクリームに塗り分け、足回りまでスカートに覆われたディーゼルカーは、流線型が世界的に流行した1937年製のÁrpád。出力220HPで最高速度120km/hの高性能車です。

  • 屋外に展示されている、ちょっと珍しい車両を紹介しましょう。<br /><br />箱型車体の電気機関車が2両。車体の中に1台の大きなモーターを搭載し、蒸気機関車のようにロッドで動輪に伝達する構造です。右のV40,016号は1934年製。径の大きな動輪が4軸の旅客用。左のV60,003号は1938年製。径の小さな動輪が5軸の貨物用。

    屋外に展示されている、ちょっと珍しい車両を紹介しましょう。

    箱型車体の電気機関車が2両。車体の中に1台の大きなモーターを搭載し、蒸気機関車のようにロッドで動輪に伝達する構造です。右のV40,016号は1934年製。径の大きな動輪が4軸の旅客用。左のV60,003号は1938年製。径の小さな動輪が5軸の貨物用。

  • 正面2枚窓のV55,003号は1954年製。2軸ボギー台車と3軸ボギー台車で動輪が合計5軸という珍しい組み合わせ。

    正面2枚窓のV55,003号は1954年製。2軸ボギー台車と3軸ボギー台車で動輪が合計5軸という珍しい組み合わせ。

  • 正面に羽根車のエンブレムを付けた流線型のディーゼルカー“HARGITA”。ブダペストとトランシルバニア地方(ルーマニア)を結ぶ長距離高速列車用に、両端の動力車の間に2両の付随車をはさんだ4両編成として、第二次世界大戦中の1944年にハンガリーのガンツ社が製造。“HARGITA”はルーマニアの地名。実際に運行についたのは戦後のようです。

    正面に羽根車のエンブレムを付けた流線型のディーゼルカー“HARGITA”。ブダペストとトランシルバニア地方(ルーマニア)を結ぶ長距離高速列車用に、両端の動力車の間に2両の付随車をはさんだ4両編成として、第二次世界大戦中の1944年にハンガリーのガンツ社が製造。“HARGITA”はルーマニアの地名。実際に運行についたのは戦後のようです。

  • 保存されているのは、両先頭車の46号と47号。運転台の後部に機関室があり、重量を支えるためか先頭の台車は3軸ボギー。V型12気筒のディーゼル機関が台車の先頭よりに直接搭載され、長い推進軸が延び減速逆転機を介して3軸のうち中央と後方の2軸に動力を伝達する構造。

    保存されているのは、両先頭車の46号と47号。運転台の後部に機関室があり、重量を支えるためか先頭の台車は3軸ボギー。V型12気筒のディーゼル機関が台車の先頭よりに直接搭載され、長い推進軸が延び減速逆転機を介して3軸のうち中央と後方の2軸に動力を伝達する構造。

  • 数多くの客車も保存展示されています。

    数多くの客車も保存展示されています。

  • もう1台の乗用車をベースにした車両。ソ連の乗用車Pobiedy M-20をポーランドでライセンス生産した“Warszawa”(ワルシャワ型)がベース。1960年代後半にハンガリー国鉄がスタッフの輸送用に22両改造して、鉄の車輪を履かせたなかの1両だとか。

    もう1台の乗用車をベースにした車両。ソ連の乗用車Pobiedy M-20をポーランドでライセンス生産した“Warszawa”(ワルシャワ型)がベース。1960年代後半にハンガリー国鉄がスタッフの輸送用に22両改造して、鉄の車輪を履かせたなかの1両だとか。

  • ラッセル車がいます。3軸の台車と車体の形態から、蒸気機関車のテンダを利用して雪かき部分を取り付けたものと推測します。

    ラッセル車がいます。3軸の台車と車体の形態から、蒸気機関車のテンダを利用して雪かき部分を取り付けたものと推測します。

  • このラッセル車は、大きなバランスウエイト付きの車輪が4軸。廃車にした古い電気機関車を改造して、雪かきを取り付けたものと思われます。

    このラッセル車は、大きなバランスウエイト付きの車輪が4軸。廃車にした古い電気機関車を改造して、雪かきを取り付けたものと思われます。

  • 回転する羽根で線路上の雪を吹き飛ばす、木造車体のラッセル車。動力源は、廃車にした古い蒸気機関車から移設したボイラと蒸気機関だとか。

    回転する羽根で線路上の雪を吹き飛ばす、木造車体のラッセル車。動力源は、廃車にした古い蒸気機関車から移設したボイラと蒸気機関だとか。

  • 別料金で軌道自転車に乗れます。

    別料金で軌道自転車に乗れます。

  • 鉄道模型の運転も。<br /><br />開館日や時間等の最新情報は、ホームページで確認してください。<br />http://www.vasuttortenetipark.hu/

    鉄道模型の運転も。

    開館日や時間等の最新情報は、ホームページで確認してください。
    http://www.vasuttortenetipark.hu/

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