2017/09/13 - 2017/09/13
22位(同エリア110件中)
ぶどう畑さん
2017年9月13日(水)
旅も中盤にさしかかりました。
5日目、ドイツを後にして、スイスへと移動します。
ボーデン湖に沿ってオーストリアを抜け、スイス・ザンクトガレンで乗り換えて、この旅のメインの街へ。
独特の祭りや風習が息づき、頑固な土地柄と呼ばれる、チーズ作りで有名な地域の中心地「アッペンツェル」は、思いのほか、なだらかな丘の続く、穏やかな雰囲気でした。
これから3泊するホテルの部屋に大満足!
観光局が開くまで、アッペンツェル地方独特のカラフルな家並みを楽しみながら、街を散策しました。
(旅行期間:2017年9月9日~9月20日)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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スイスへの移動日の朝、アラームをセットした7時半より少し前、目が覚めました。
ぐっすり眠ったのに、まだ眠~い。
あっ!ボーデン湖の景色を見なきゃ。カーテンを開けます。
青空は望めませんでしたが、旧灯台に朝日が当たっていました。 -
電車は9:54なので、ちょっとのんびり。
8時過ぎ、朝食のダイニングへ。
こじんまりとした、アットホームな空間です。 -
狭いスペースをうまく利用して、料理を並べています。
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卵料理の希望を聞いてくれました。
いただきます! -
9時過ぎの部屋からの眺め。
う~ん、天気、イマイチ…。
晴れは望めない予報でしたが、山々が雲に隠れていないのは嬉しい。 -
肌寒い朝、ゼープロムナーデも閑散…。
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それでも、堤防を歩く人の姿がありました。
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9時半過ぎ、チェックアウト。
キャリーを引きずって、ゼープロムナーデを駅へと向かいます。
あの船、コンスタンツへ行くのかな?
アッペンツェルへの移動は、スイス・ロールシャッハまでのクルーズも考えました。
が、閑散期のスケジュールになって時間が合わず、あきらめる…。 -
船のチケット売り場。
昨日、ブレゲンツに行く時は夕方で閉まっていましたので、船内で買いました。 -
ミュンヘン始発の9:54のチューリヒ行きECが、すでに入線していました。
この電車だと、ザンクト・ガレンまで乗り換えなしで行けます。 -
定刻に出発。さようなら、リンダウ!
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しばらくボーデン湖沿いに走ります。
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ECだと、ブレゲンツまで10分。
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途中、こんな景色を眺めることができました。
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電車は、ブレゲンツを出るとしばらく湖を離れ、窓の外は牧草地に。
ザンクト・マルガレーテンの手前でライン川を渡ったはずですが、見落としました…。残念! -
スイス・ロールシャッハ付近で、再び、ボーデン湖畔に戻ります。
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ロールシャッハからは内陸部へ。
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リンダウから50分、ザンクト・ガレンに到着。
ここで乗り換え。 -
えーと、11:07発のアッペンツェル行きは…。
S22、11番線? -
駅舎の外にホームがありました。
止まっている電車は、12番線から出る、S21のトーロゲン行きのようです。 -
イチオシ
アッペンツェル行きが入ってきました。
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駅を振り返り返るとこんな感じ。
左手がザンクト・ガレン駅、右手に郵便局の塔が見えています。 -
アッペンツェル鉄道は、沿線の町や村の”紋章”も楽しめるんですよ。
この電車は、ザンクト・ガレンの紋章でした。 -
車内は空いています。
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スイスの鉄道でよく見かけるように、テーブルに地図が描かれていました。
水色の部分はボーデン湖。 -
駅を出ると、すぐに急勾配になり、
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あっという間に、街を見下ろす高台へ。
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しばらくして、右手遠くに高い山が現れました。
雪もあります。スイスに来た~! -
線路は車道沿いに続いていました。
教会の脇を通り過ぎて、トイフェン(Teufen)に停車。 -
向こうから、ザンクト・ガレン行きの電車がやってきました。
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いいねぇ、こういう景色も!
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素朴なストラーホルツ(Strahlholz)駅。
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ガイス(Gais)駅に差し掛かります。
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左手奥に、不思議な形の山。
トゥーン湖近くのユスティスタールに似ています。 -
右手を見れば、おぉ、羊がたくさん!
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あの集落は…。
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そろそろ到着時刻ってことは、アッペンツェル?
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気になる山を眺めながら、
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11:50、アッペンツェルにやって来ました~!
1996年9月、初めてグリンデルワルトを訪れて、すっかりスイスの虜になりました。
それからは、ガイドブックを眺めて、ひたすら仮想旅行。
中でもアッペンツェルは心惹かれる場所のひとつとなりましたが、なかなか実行には移せない。
2014年9月の旅で実現させようと検討を重ねたものの、残念ながら、見送ることに…。
そんなアッペンツェルに、ようやく来ることができました。
20年後越しの夢が叶った! -
アッペンツェルは、独特の祭りや風習が息づく、頑固で超保守的と言われている地域。
もっともっと山あいの、ひなびた土地のイメージを抱いていましたが、意外にも、なだからな丘の続く、明るくのんびりした雰囲気です。
駅を出たら、 -
郵便局の建物を右手に見つつ、少し下り坂の道を行くと、
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ヒルシェンガッセにぶつかりました。
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その角のホテルのニャン、呼びかけても知らんぷり~。(^^;
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わぁ、カラフルな家! ハウプトガッセでした。
え~と、ホテルは…?
うっかり、地図をキャリーケースに入れてしまったのです。
道行くオジサンに尋ねたら、「私も観光客なんだよ。ゴメンネ」と返ってきました。
彼にはこの後、街歩き中にまたバッタリ出会います。
スイスのフランス語圏から来たとのことでした。 -
土産物屋の店先に惹かれ、とりあえず、ハウプトガッセを右手へ。
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イチオシ
わぁー、大きなカウベル!
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教会の少し先に、宿泊を検討したホテル・アドラー。
こっちじゃなかった…。 -
イチオシ
ハウプトガッセを引き返します。
赤い建物は、村役場。 -
ヒルシェンガッセからぶつかった所まで戻ってきました。
こげ茶色の建物はパン屋さん。
通りがかった女性に道を尋ね、ハウプトガッセをこのまま真っ直ぐ行った左手にあるとわかりました。 -
少し行くと、この地方独特のカラフルな壁画の家並みが。
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ホテルはまだ先?
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イチオシ
ほどなく、ランツゲマインデ広場に来ました。
ランツゲマインデ広場 広場・公園
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イチオシ
あっ、ここだ!
予約したホテル・アッペンツェルは、広場に面して建っていました。 -
1階がコンディトライ(ケーキ屋さん)で、その脇の扉を入ると、小さいフロント。
12時過ぎでしたが、チェックインできました。
210号室のカギを渡されます。
エレベーターを3階で降りて、廊下の突き当りを左、その突き当りの右手が210号室。 -
部屋に入るとすぐクローゼット、そしてバスルーム。
バスタブ付の部屋が、ホテル選びの決め手になりました。 -
イチオシ
わぁ、素敵! ひとりで泊まるには、もったいない広さ。
大・大・大満足!(^-^) -
窓から、ランツゲマインデ広場、この地方独特のカラフルな家並み、その向こうには牧草地の広がる丘を望めます。
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アッペンツェル滞在は2泊を考えていましたが、この地方のホテルに3連泊すると、特典として”アッペンツェル・カード”がもらえることを知り、3泊に変更。
カードで電車やバスが乗り放題、ロープウェイや博物館などが無料や割引きになるそうで、アチコチ足を伸ばして、じっくり観光することにしました。
この旅のメインとなる滞在地ですから、部屋の満足度は大事。
予算オーバーだったけれど、思い切ってよかった! -
この天気では、山に行っても景色は望めないでしょう。
アッペンツェル・カードで電車賃がタダといえど、通ってきたザンクト・ガレンに行くのもなぁ…。
それで、ウルネッシュ(Urnäsch)という村に行ってみることにしました。
電車の時刻をザッとは調べてきましたが、携帯がデータローミングできないため、時刻表があると便利。
観光局で時刻表がもらえるかもしれないと、昼休みが終わるまで、街を散策することにしました。ランツゲマインデ広場 広場・公園
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ホテル前のランツゲマインデ広場の一角に、泉がありました。
ランツゲマインデとは、直接民主政住民集会のこと。
スイスでは、中世から直接投票の青空議会が行われてきました。
町の広場に全有権者が集まり、中央の台で議長が読み上げる議題に対して、挙手によって票決をとるとのこと。
泉の像は、その挙手の姿を現してるのでしょう。
ほとんどの州がこの選挙法を廃止していく中、アッペンツェル・インナーローデン州とグラールス州だけが昔ながらの方法を守り、4月の最終日曜に青空会議が開催されるそうです。 -
左の建物に、ATMがありました。
まずはスイスフランをキャッシング。
ホテル前の道を行くと、別の教会があるようです。行ってみよう! -
古そうな家の上に”ALPINE”の文字。 かつては、ホテルだった?
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民家のすぐ脇に牛。スイスの景色ですね~。(^^)
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教会が見えてきました。
扉にカプツィーナ・クロスター(Kapuzinerkloster)と書かれています。
クロスターってことは、修道院? -
扉を押して入ってみました。 ”木”を感じさせる教会です。
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小さいながら、パイプオルガンもありました。
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あの丘まで行ってみたいけれど、どうせなら天気のいい日にしたい。
引き返すことにします。 -
イチオシ
同じ道を引き返すのも芸がないので、ブラッテンハイマート通りへ。
カラフルな家が並んでいました! -
ブラッテンハイマート通りには特に見どころはなく、ゲマインデ広場に戻り、マルクトガッセを歩いていると、
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右手に小さな礼拝堂。
建物と建物の間にちょこんとあることが、なんだかとっても唐突でした。 -
ハウプトガッセの店先に、スイスらしいお土産。
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セント・バーナードのぬいぐるみもあります。
セント・バーナードは、2世紀頃、ローマ帝国軍の軍用犬としてアルプスに移入されたモロシア犬が、その後、独自の発達を遂げたものと考えられています。
17世紀中頃から、イタリアに抜けるグラン・サン・ベルナール峠の修道院で雪中遭難救助犬として使役されるようになり、1884年、修道院にちなんで、サン・ベルナール(Saint-Bernard、日本では英語読みのセント・バーナード)と命名されました。
遭難者が体を温めるためのラム酒の小樽を首にぶらさげて、20世紀初頭に至るまで、2,500名もの遭難者を救助したそうです。 -
子ども用の民族衣装、可愛い!
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チョコレート屋さんのディスプレイ、いいね!
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ハウプトガッセの教会にやってきました。
この手前に観光局がありますが、13時半からなので、教会を見学。 -
外観とは異なり、教会の中はきらびやか。
白い壁に金色の装飾が映えています。 -
祭壇も豪華。 後陣の壁や、天井の模様が素敵です。
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天井画もみごと!
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立派なパイプオルガン。
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ステンドグラスの色合いも華やかですね~。
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観光局が開いて、時刻表をゲットできました!
ウルネッシュに行く電車は、14時発。では、駅に行きましょう。
教会近くにあったカラフルな家は、チーズ屋さんでした。 -
アッペンツェルは、グリュイエールと並び、スイスでもチーズで有名な里。
これらのチーズは、全部、アッペンツェラー・チーズ? -
店先を眺めながら、ハウプトガッセを駅へと向かいます。
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イチオシ
赤茶の家は、薬局。 有名らしいです。
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イチオシ
ハウプトガッセの看板、なかなかですね。
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通りを左折して、ヒルシェンガッセへ。
この道はヒルシェンガッセにぶつかるエンゲルガッセ。
少し行くと、ホテルの裏側に出ます。
どんよりした空から、ついに雨が落ちてきました…。 -
先ほどのニャン、まだ手すりの上にいます。
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今度はこっちを向いてくれました♪
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アッペンツェル駅に到着。
ウルネッシュは、アッペンツェルよりも素朴な所のようです。
どんな景色が見られるのでしょう。 楽しみです!
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