2012初夏、クロアチア等の東欧旅行(27/50)：6月24日(1)：トロギルからスプリットへ、ディオクレティアヌス宮殿

2012/06/20 - 2012/06/27

　世界文化遺産のトロギルの旧市街散策の締め括りです。トロギルで泊ったメデナ・ホテルも紹介します。

エリア トロギール(クロアチア)

トロギルで泊ったホテルでの朝食です。バイキング方式でした。内容を評価するなら、残念ながら中の下ぐらいでしょうか。

ホテル内のレストランの光景です。中の下に評価したのは、設備面ではなく、食事の質と種類です。

ホテル内のレストランの光景です。吹き抜けになった部分にもテーブルが並べられていました。

ホテル内のレストランの光景です。設備面では全く問題はなく、何よりも混み合っていませんでした。

出発までに少し時間がありましたので、TVのチャンネルを回しましたら、室内楽の演奏を放送していました。アントニオ・ヴィヴァルディの題字がありました。ヴィヴァルディ(1678〜1741年)はヴェネチア出身のカトリック司祭で作曲家、『四季』等の曲で日本でもよく知られています。演奏曲目はRV.425番のマンドリン協奏曲でした。マンドリンに代わってのギター演奏です。

クロアチア出身のクラシックギター奏者のアナ・ヴィドヴィチ(1980〜)さんです。11歳で国際的に名を知られるようになり、13歳の時に史上最年少でザグレブ国立音楽院に入学しています。数々の国際コンクールで優勝した女優クラスの美人ギタリストです。この演奏を聴いて、出発前のひと時が充実しました。

トロギルで泊ったホテルの外観です。広い敷地を利用して中層階に建てられているようでした。

泊ったホテルの玄関先の光景です。『HM　・ホテル・メディナ』の大きな看板がありました。『HM』は略称のようです。

ホテルの玄関先の花壇で咲いていた赤い花やピンクの花です。木立性のベゴニアのようです。ベゴニアは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属の植物の総称です。ベゴニアに共通する特徴は、葉の形が左右非対称なこと等です。

黄色のベゴニアの花も咲いていました。ベゴニアの多くは多年草の草花ですが、球根性のものや木立性のものもあります。原産地は中南部アメリカとされます。

荷物を積み込んでホテルを出発し、スプリットに向かう途中のバスの中からの光景です。まだトロギルの下町の光景です。

単車が沢山停められた赤屋根の公共施設らしい建物光景です。入口右横にカジキマグロらしい絵の看板がありますから、魚市場かも知れません。

トロギルの市街を離れて郊外の景色となりました。小山とその麓は果樹園のようでした。山の中腹は、段々畑のように開墾されていました。

あまり高くない山並みの麓に、街並みが見える光景です。こちらの幹線道路に繋がるらしい舗装道路が延びていました。

こちらの幹線道路に近い場所に建っていた民家の光景です。周りも2階建ての家屋がほとんどだったようです。

火山活動ではなく、大がかりな地殻変動の名残のような、切り立った岩山の光景です。その岩山の上にも建物の姿がありました。

手前の景色を切り取れば、アメリカの西部劇の舞台にもなりそうな光景でした。切り立った崖は長く続いていました。麓の光景から見て、河川の浸食作用ではないようです。

断層のような断面の山並みは、暫くの間続きました。アドリア海沿岸に北西から南東へ645km伸びるディナル・アルプス山脈の一部のようです。

この特異な姿のディナル・アルプス山脈は、5億〜10億年前に起きたアルプス地殻運動で地層が折り重なり、その後出来た断層のようです。

目的地のスプリットが近づいて来たようです。少し先に、港の光景が見えて来ました。スプリットはアドリア海東海岸の、小さな半島に位置する街です。

目的地のスプリットが近づいて来たようです。少し先に、港の光景が見えて来ました。スプリットはアドリア海東海岸の、小さな半島に位置する街です。

椰子の木の街路樹が路の両脇にあった、海に面した街路の光景です。広い通りですが、半分くらいは駐車場になっていました。

スプリットの街に到着しました。ここからはバスを降りての撮影となります。正面の建物は、ディオクレティヌス宮殿を取り囲む建物です。

世界文化遺産があるスプリット旧市街の観光案内地図です。『ディオクレティアヌス宮殿があるスプリトの歴史的建造物群』として1979年に世界文化遺産に登録されました。3世紀末から4世紀初頭にかけてローマ皇帝のディオクレティアヌス帝によって建てられたことからの呼び名です。

街路樹と同じ並びの植樹帯で咲いていた、赤いカンナの花です。ショウガ目のカンナ科カンナ属の植物で、日本でもよく見掛ける花です。

椰子の木陰から眺めたディオクレティアヌス宮殿の建物光景です。外周りは、城壁を兼ねた建物で囲まれた城塞の機能を持ち、1万人前後が居住していた規模の宮殿です。

ディオクレティアヌス宮殿の入口近くに置かれていた鉢植えのゼラニュウムです。可愛らしいピンク色のグラディーションでした。

ローマ皇帝だったディオクレティアヌス帝(244〜311年：在位284〜305年))は、在位中から退位後の宮殿を造り始めました。311年にこの宮殿で亡くなっています。

宮殿の門を潜った後、表通りを振り返っての撮影です。先に粗油回したピンク色のゼラニュウムが正面に見えています。

ディオクレティアヌス宮殿の地下宮殿への入口です。時間が早過ぎましたので、まだ閉まっていました。他の場所を見学した後、もう一度戻ってきました。