2015/09/21 - 2015/09/21
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旅人のくまさんさん
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名古屋城築城の際、浅野幸長が社域に普請小屋を設けたため、社は幅下(西区浅間町)に遷されました。その後再びこの地に再建されました。境内には今も築城石の残石があります。
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名古屋城築城の所縁の神社、高岳の冨士神社の石の鳥居の光景です。桜通りに面した南側に位置します。
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イチオシ
高岳の冨士神社の由緒を記した説明看板です。『冨士神社・祭神・木花咲耶姫』のタイトルがありました。『木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)』は、日本神話に登場する女神です。『天照大神(アマテラスオオミカミ)』の孫である『ニニギノミコト(瓊瓊杵尊(ニニギノミコ))の妻とされます。
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二の鳥居の光景です。先程の冨士神社の縁起には、『後小松天皇の応永5年6月、この地の郷士の前山元太夫が、冨士本宮・浅間神社から分霊したのが始まり』と、起源が記されていました。室町時代の応永5年は、1396年のことになります。
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こちらの立看板は、名古屋市教育委員会名のものです。『冨士神社と築城石』のタイトルがありました。かつては六十間四方(3600坪:約1万平方メートル)の広大な境内と控地を有する神社であったことと、築城石の残石があることなどが紹介されていました。
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『冨士神社』の文字が刻まれた石標の光景です。固有名詞の『わかんむり』の『冨士』と、『うかんむり』の『富士』は使い分けられているようです。『わかんむり』は、『覆う』の意味があり、田畑を覆うほど広大に覆い尽くす意味とされ、『うかんむり』は、建物の屋根を象った意味とされ、家庭内の状態を表すとされます。
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二の鳥居の先に、ビルの谷間に育った大木の姿がありました。広大な境内を持った江戸時代とは違い、肩身が狭いような光景になっていました。
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先程の大木の根元にあった標識です。名古屋市保存樹の『ケヤキ(欅)』でした。因みに、名古屋市保存樹乃欅は40本、東区域内には、最多の7本が指定されています。
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澤田緑生の句碑です。刻まれている句は、『天かけて湖(うみ)のかがよふ冨士桜』でした。この後に紹介する立札に、平成元年(1989年)11月に除幕された句碑と記されていました。代表句は、『オーロラは天の羽衣樹氷立つ』とされるようです。『極光(1992)』に発表されました。
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俳句を記した立看板の光景です。澤田緑生が富士五湖付近で詠んだ、『天かけて湖(うみ)のかがよふ冨士桜』の句の解説でした。『澤田緑生(1918~2010年)』は、名古屋市東区出身で、弥富市俳句部の創設以来の指導者だった方です。名古屋商業学校の学生だった頃から水原秋櫻子(1892~1981年)に師事されたことが紹介されていました。
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こちらの新しい立看板には、『名古屋城石垣残石の由来』のタイトルがありました。境内の工事の際に、多数の巨石が出土し、その中に『□』の刻印があったことから、名古屋城石垣の残石であることが証明されたと紹介されていました。
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禅問答のような言葉が記された蹲踞の光景です。中央に『口』も文字があり、四方の四文字戸組み合せて読みますと、『吾唯足知』の文字になります。『吾れ唯だ足るを知る』と読み、一般的には、『私は何事にも満足し、不満の気持ちを抱かない、ということだけを知っている』と解釈されます。
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イチオシ
冨士神社の境内に置かれた、名古屋城の築城石の残石です。左側に刻印の『?』が紅く記されていました。
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神社には必須の、『手水舎(てみずや)』の光景です。数多くの柄杓が並んでいました。
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緑青が見えますから、ブロンズ製の鳥居のようです。二の鳥居からは直角に曲がった、三の鳥居になるようです。正面に拝殿が見えていました。
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三の鳥居の下から眺めた石畳の参道と、その先の拝殿光景です。
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イチオシ
電灯の明かりが灯った拝殿の光景です。銅葺屋根の社でした。拝殿と本殿が一体になった建物かもしれません。
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拝殿に向かって、参道の右脇にあった狛犬の光景です。阿形の雄獅子です。何段にも積まれた石段の上に置かれていました。
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拝殿に向かって、参道の左脇にあった狛犬の光景です。こちらは吽形の雌獅子です。
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阿形の雄獅子の顔のズームアップ光景です。
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吽形の雌獅子の顔のズームアップ光景です。
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参道脇に置かれた、二つ目の狛犬の光景です。参道の右脇にあった狛犬は左足の下に玉がありました。阿形の雄獅子です。
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同じく、参道脇に置かれた、二つ目の狛犬の光景です。参道の左脇にあった狛犬です。吽形の雌獅子です。
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拝殿正面の『富士神社』の金文字の扁額光景です。薄暗い場所でしたから、昼間でも照明が灯っていました。
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振り返って眺めた、参道の後方の光景です。東方面になります。ブロンズ製の三の鳥居が見えていました。
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参道脇にあった小振りな建物の光景です。神楽殿の様な造りの建物でした。お祭りなどの時か、扉はあかないようでした。
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『奉納・稲荷神社』の文字が記された赤い登りの列です。先程の冨士神社の参道と並行した参道脇にありました。
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冨士神社の参道の脇は狛犬が護っていましたが、こちらの参道脇には、いわゆる『狛狐』がいました。狛犬の『守の守護』の役割ではなく、『神の使い』が役割です。それにしては守護神の様な怖い眼付きでした。
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一対で置かれていた『狛狐』の光景です。こちらは巻物を咥えた、怖い顔をしていました。稲荷神社の総本社の伏見稲荷の狛狐が咥えている品は、稲穂、巻物、鍵、玉の4種類とされます。先程の駒狐が玉、こちらが巻物を咥えていました。ところで、打ち上げ花火の掛け声の『玉屋~』と『鍵屋~』の屋号は、狛狐が咥えた品に因むようです。
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赤い幟の先にあった、赤い鳥居列の光景です。振り返って眺めた参道光景になります。共通の土台の上に、きっちりと整列していました。
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この赤い鳥居は、先程の列とは離れて、単独で建てられていました。稲荷社の拝殿に直近の場所の鳥居です。赤い幟も参道の左右に1本ずつ立てられていました。
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イチオシ
稲荷社の拝殿光景です。周りのビルと木立で薄暗くなった場所ですから、この社にも昼間から明かりが灯っていました。
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拝殿の前から眺めた、その奥の本殿光景です。その前には、中央に祭祀用の白磁の様な容器が置かれていました。本殿入口脇には小さな狐さんの置物もありました。
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冨士神社境内の稲荷社の赤い鳥居と、冨士神社の社殿光景です
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これで冨士神社と、同じ神社に祀られた稲荷神社の紹介はおしまいです。帰りに目にした参道光景です。
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参道の右わきになる、南側に祀られていた小さな社の光景です。境内末社ではなく、50年振りに蘇った御神水の上に建つ、雨除けの社でした。
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銅の鳥居を潜り抜けた後で、振り返って撮影した石灯篭と、手水舎方面の光景です。石灯篭は、春日灯篭の標準タイプの様式でした。
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冨士神社の塀の中の、鎮守の杜のズームアップ光景です。これで、創建以来600年以上が経った冨士神社の紹介はおしまいです。
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桜通りに面した、冨士神社の北面の石垣と塀の光景です。東側を向いての撮影です。塀の中は、鎮守の杜の光景でした。
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旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その3)
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