2015/09/22 - 2015/09/22
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創建は応永5年(1396年)、三谷源太夫が富士山本宮浅間神社の御祭神、木花開耶姫命の御分霊を勧請したと伝えられます。その後、慶長15年(1610年)、名古屋城築城の際、現在地に遷座したようです。
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600年程の歴史を持つ、名古屋の古社、浅間町にある『冨士浅間神社』の紹介です。この地に移ってからは400年程です。名古屋城築城でこの地に移る前は、現在の藤塚町(現・東区)に鎮座していたとされます。ネット情報によれば、現在の当主は40代目とされ、41代目となるご子息は熱田神宮で修行をされているようです。
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イチオシ
名古屋の古社、浅間町にある『富士浅間神社』の東側にある表参道の鳥居の光景です。ご祭神は、『木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です。日本神話に登場する女神で、『天照大神(アマテラス)』の孫であるニニギノミコト(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)』の妻です。海幸彦と、山幸彦の母とされます。
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ズームアップした石の鳥居の光景です。注連縄が張られていましたが、扁額はありませんでした。扁額が掛けられる場所の部材は、この後にも紹介する、『額束(かくづか)』と呼ばれる部分です。
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鳥居の左側にあった、『郷社・冨士浅間神社』の文字が刻まれた石標です。社標とも呼ばれています。鳥居の構造の紹介の都築です。次の部位から構成されます。この石製の鳥居には、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧などはありません。
①笠木(かさぎ):二本の柱の上に載せられる横木。
②貫(ぬき):笠木の下に、一定の間隔で通される横木。
③島木(しまぎ):笠木の下に入れる横木。
④亀腹(かめばら):柱の根元を丸く支える部材。別名、『饅頭(まんじゅう)』。
⑤根巻(ねまき):柱の根を包むもの。別名、『藁座(わらざ)』。
⑥額束(かくづか):貫の上にある短柱。
⑦台輪(だいわ):柱の上部の丸い材。
⑧楔(くさぎ、くさび):貫を補強する部材。 -
鳥居の右側にあった、銅葺屋根の掲示板です。黒板の様な木札に、白い文字が揮毫されているようでした。
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『冨士浅間神社』の掲示板です。10月の大祭などのポスターが掲示されていました。左側には厄除け祈願用の干支のカレンダーがありました。
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『手水舎(てみずや、ちょうずや)』の光景です。古い水盤の上に建てられた、新しいコンクリート造りの手水舎のように見えました。
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イチオシ
『手水舎(てみずや、ちょうずや)』の水盤のズームアップ光景です。龍の頭の注ぎ口が二つありましたが、水は流れていませんでした。
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振り返って眺めた、鳥居から本殿方面に向かって伸びる参道の光景です。天正10年(1582年)に徳川家康公も参詣した神社のようです。
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『江川橋』の文字が刻まれた石標の光景です。ネット情報によれば、冨士浅間神社社の西を流れていた、江川に架かる江川橋の親柱が、遺構として境内に移転されたもののようです。
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『神域拡張敷地・九十三坪二合四勺』の珍しい単位の表示があった石碑の光景です。昭和12年(1937年)5月12日の日付と寄贈者の名前も刻まれていました。
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『冨士浅間神社』の境内光景です。窮屈そうに置かれた庭石の脇で、赤い彼岸花が咲いていました。
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イチオシ
本殿に伸びる参道の光景です。その途中から、左右に参道が枝分かれしていました。
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幾何学模様に整備された、敷石の参道光景です。境内の中の交差点のような光景でした。先程とは90度異なる方角からの眺めです。
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参道の先に見える拝殿の光景です。『流造(ながれづくり)』になった屋根の姿が見えました。『流造』は、神明造から発展し、屋根が反り、前に曲線形に長く伸びて向拝(こうはい、庇)となった造りです。全国で最も多い神社本殿形式とされます。
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『冨士浅間神社』の拝殿の正面光景です。参道の両脇に雌雄の狛犬と石灯篭が置かれていました。
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拝殿の正面に置かれた、五弁の桜の花の紋が記された賽銭箱の光景です。浅間神社はご祭神が木花咲耶姫のため桜の神紋とされているようです。
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イチオシ
流麗な文字で揮毫された、『富士浅間神社』の扁額の光景です。何文字か読み間違えているかも知れませんが、『従二位侯(子、男)爵一橋(條)公盛謹書』らしい落款がありました。
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本殿の建物光景です。側面光景になるようです。手前に見えているのは、本殿を囲む『玉垣(たまがき)』のようです。
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境内末社の光景です。ネット情報によれば、秋葉社・津島社・八幡社・白山社・疱瘡社・神明社が祀られているようです。
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高床式風に造られた、神楽殿か舞殿のような建物光景です。木造ではなく、手摺りを含めて、鉄筋コンクリート造りのようでした。
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正面が社務所、左が授与所の建物のようです。社務所の背後には、近代建築の2階建ての建物が続いていました。
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正面が社務所、左が授与所の建物のズームアップ光景です。社務所の玄関には注連縄が張られていました。
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古木の周りを囲うように設けられた、お御籤掛けの光景です。建てられた竹棹にもお御籤が結び付けられていました。
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境内光景が続きます。石畳の先に赤い幟が見えていました、稲荷社が祀られた一角があるようです。
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敷石の参道脇にずらりと並んだ赤い幟の光景です。『浅間稲荷社』の文字がありました。赤い幟のそれぞれに、寄進者の名前が記されていました。
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赤い幟の切れ目にあった、浅間稲荷社の参道入口の光景です。赤い鳥居が目印でした。
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赤い鳥居の入口付近の光景です。稲荷神社では付き物の光景です。
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イチオシ
赤い鳥居を潜った先に置かれていた、浅間稲荷社の拝殿光景です。両脇に神の使いの狐さんの像がありました。
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浅間稲荷社の本殿光景です。稲荷神社のご祭神は、『宇迦之御魂神(うかのみたま)』です。『倉稲魂命』とも記される、穀物の神です。
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境内で何体か目にした狛犬の光景です。どちらかと言えば鋭角的な彫刻で、頭が大きな阿形の雄獅子です。
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一対で置かれていた吽形の雌獅子の光景です。こちらの像も大きな頭をしていました。目玉も牙も大きな像です。
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境内の入口ではない場所にあった石の鳥居の光景です。境内に祀られた、稲荷神の神域入口になるようでした。
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同じ鳥居の裏側からの眺めです。前方に見えるのは、最初の方で紹介した手水舎です。こちらは、表参道から分岐した参道になります。
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『浅間稲荷社』の文字が記された扁額の光景です。石造の扁額でした。
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拝殿に向かって右側の狛犬の光景です。阿形の雄獅子です。
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拝殿に向かって左側の狛犬の光景です。吽形の雌獅子です。
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この季節の花、彼岸花の光景です。
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寄贈の街灯辺りに記された屋号のようです。懐かしい名前がありました。
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『郷社・冨士浅間神社』の文字が刻まれた石標の光景です。『郷社』は、旧規則によるかつての格付けです。
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これで、『冨士浅間神社』の境内の紹介はおしまいです。最後に神社の周りの光景も紹介しておきます。この場所は、最初にも紹介した、境内の東に位置する表参道の入口光景です。
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表参道の入口から眺めた右側方面の光景です。北側方面になります。『玉垣』と呼ばれる、境内を囲む石の柵が続いていました。
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同じく、『玉垣』と呼ばれる境内を囲む石の柵の光景です。境内には鎮守の杜の光景がありました。
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先ほど見えていた赤い建物のズームアップ光景です。『浅間稲荷社』文字が入った提灯と狐さんの姿が見えました。
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石の柵から金属製のフェンスに代わった、敷地のコーナー部分の光景です。これで、『冨士浅間神社』とはお別れです。
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旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その3)
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