2015/09/18 - 2015/09/22
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旅人のくまさんさん
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寛永16年(1639年)に西区弁天通からこの地に移築されたお寺、『馬頭山・林貞寺』の紹介です。風情のあるナマコ壁は、元禄時代(1688~1704年)に建立されたものです。また境内には『重軽(おもかる)地蔵尊』があり、『幅下観音』も有名です。
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『馬頭山・林貞寺』の山門光景です。寛永16年(1639年)に西区弁天通からこの地に移築されたお寺です。『馬頭山』の山号は、北畠顕家卿所縁の『馬頭観世音菩薩』に因むもののようです。
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臨済宗妙心寺派の『林貞寺』の案内看板です。一番大きく記されていたのが『幅下観音』の文字です。北畠顕家卿守本尊・馬頭観世音菩薩・奉安の文字が添え書きしてありました。北畠顕家(1318~1338年)卿は、鎌倉時代末期から南北朝時代の公卿で武将です。顕家卿は文武両道ともに優れた人物とされ、後醍醐帝を諌めた『顕家諫奏文』は名文として有名です。この中で、建武の親政における天皇の政治の矛盾、一部側近らの横暴を厳しく批判していました。
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那古野町一丁目まちづくり研究会名の『林貞寺(別名・幅下観音)』のタイトルの説明看板です。お寺の縁起や、北畠顕家の守本尊だった馬頭観音がこのお寺に伝わった経緯などが説明されていました。
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御本尊の馬頭観世音菩薩が祀られている本堂の光景です。先程の説明看板には、伊勢の国一志郡の木造家(こづくりけ)十二世・貞政の時に、林貞寺開祖の一相祖圓首座に預けられたと紹介されていました。
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『正徳3年(1713年)』の記された手水鉢の光景です。自然石をくり抜いたものです。堂々とした造りでした。300年経っても、まだ現役でした。側面に『奉寄進・手水鉢・正徳三年』の文字が刻まれていました。
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手水鉢の脇に纏めて置かれていた地蔵尊の光景です。このお寺の名物の『重軽(おもかる)地蔵尊』ではありません。一番大きな地蔵尊の台座部分に『水子地蔵』の文字が刻まれていました。
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蓮座の上に立った、『水子地蔵』のズームアップ光景です。足元には、子供の姿がありました。左手の木製の卒塔婆には、『施餓鬼』の文字がありました。供養のためのもので、『板塔婆(いたとうば、いたとば)とも呼ばれます。
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『慈照塔』の文字が記された台座の上に立つ観音像です。御本尊の馬頭観音とは違うようですが、こちらも馬頭観世音菩薩の石像です。馬頭観音は、観音菩薩の変化身の一つで、剣や斧、棒などを持ち、また、蓮華の蕾を持つ例もあるようです。通常は憤怒相の像ですが、この像は穏やかなお顔です。十一面観音かも知れません。
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『梅花石』の名札があった名石です。『梅花石(ばいかせき)』は、白い梅の花のような模様の入った岩で、古くから北九州で産出される奇石として全国に知られています。梅の花のように見える部分は、古生代石炭紀(約3億年前)のウミユリの、茎のような断面とされます。『ウミユリ(海百合)』は植物ではなく、ヒトデやウニと同じ棘皮動物の仲間です。
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神仏習合時代の名残のようにも思えます。境内末社のような社が二つ並んでいました。左の社には『天満宮』の文字がありましたが、右の社の文字は消されていましたが、赤い鳥居のある稲荷社かも知れません。
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『馬頭山・林貞寺』の本堂光景です。五平蔵町(現・西区弁天通)に馬頭観音が祀られていた時には、像だけだったようですが、五平蔵町からこの地の幅下に移った時、寺院として整備されたようです。神社の鈴に相当する鰐口が中央にありました。
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縦に長い長方形の台石の上に置かれた線香立の光景です。『鰐口(わにぐち)』が施設された真後ろですから、少し危ないような感じもしました。
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本堂中央に施設されていた『鰐口(わにぐち)』と、軒下の木組みのズームアップ光景です。『鰐口』は、金口、金鼓とも呼ばれます。
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本堂正面の千鳥破風と唐破風が重なった部分の鬼瓦光景です。同じような『経の巻』が用いられていました。
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本殿に向かって左手にあった脇殿の光景です。逆光の写真になってしまいましたが、向拝柱に『重軽(おもかる)地蔵尊』の表札がありました。
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脇殿に右手前に置かれていた、『おもかる(重軽)地蔵尊』の光景です。頑丈な鉄の手摺りでガードされていました。取り落とされた形跡が残っていました。身代わりになられたのかも知れません。
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脇殿の左手前に置かれていた、『賓頭盧様(びんずるさま)』の光景です。釈迦の弟子の一人で、獅子吼(ししく)第一と称されます。『ピンドーラ・バーラドヴァージャ』の音訳とされます。『獅子吼第一』の呼び名は、彼の説法が他の異論反論を許さずライオンのようであったことからです。
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『重軽地蔵尊』の題字があった説明立看板の光景です。少し拾い読み済ますと、『江戸時代からお祀りしてある占い地蔵さんで、吉凶、縁談、失せ物、なんでも占ってきました』と紹介されていました。占い方も記してありました。基本は般若心経三巻を唱えることのようですが、代わりに合掌だけでもいいようです。
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シルエットで紹介する、本堂の千鳥破風と境内の松の木の光景です。千鳥破風の下には、微かに唐破風も見えていました。
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本堂に向かって、右手の建物方面の光景です。立派な五葉松に庭木がありました。ただし、少し芽が伸び過ぎのようでした。
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半ば埋もれてしまった石標の光景です。多分、『百度石』の文字が刻まれています。寺社の境内に、百度参りの往復の標識として立てられている石のことです。
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『臨済宗妙心寺派・林貞寺』の文字が記された表札ですが、使われた墨に問題があったのか、あるいは、表札の下地処理などに問題があったのか、消え去る寸前でした。
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真新しく削った板に墨書された行事の案内です。右が『林貞寺座禅会』、左が『写経と精進料理を味わう会』の案内でした。
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『林貞寺』の壁面のナマコ壁の光景です。武家屋敷から移築された元禄時代((1688~1704年)の壁と、立札に解説されていました。
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屋根の上に置かれた、甕の姿の飾りです。歯がありますから、甕ではなく亀に似た神獣かもしれません。龍が生んだ9頭の神獣の竜生九子の一つが、亀に似た贔屓です。石碑の台になっているのは『亀趺(きふ)』とも呼ばれます。
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屋根の背の部分の瓦のズームアップ光景です。軒平瓦と軒丸瓦が組み合わされているようでした。
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山門の軒丸瓦のズームアップ光景です。八角形の幾何学模様がありました。『源氏車』に似ていましたが、別種のようです。
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左斜め前から眺めた、山門の屋根の側面光景です。
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山門と、その上から顔を覗かせた松の木の光景です。
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山門と、その上から顔を覗かせた松の木のズームアップ光景です。これで、『幅下観音』こと、『馬頭山・林貞寺』の紹介はおしまいです。長く地元民の篤い信仰を受けているお寺であると感じました。
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旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その3)
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