2015/09/26 - 2015/10/09
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旅人のくまさんさん
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西区那古野1丁目にある、長久山・圓頓寺(えんどんじ)の紹介です。承応3年(1654年)、普敬院・日言上人により創建された日蓮宗のお寺です。明暦2年(1655年)に圓頓寺に改名されました。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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イチオシ
長久山・圓頓寺の山門光景です。創建当時は、廣井村八軒屋敷(現在地より南寄り、名古屋国際センター付近)にありました。本堂を建てる際、名古屋城天守閣の余材を拝領したと言われています。堀川の五条橋から寺の正面を通って江川の上畠橋まで西に伸びる道は圓頓寺筋と呼ばれ、圓(円)頓寺商店街と呼ばれます。こちらの方は、『えんどうじ』と読みます。
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『長久山・圓頓寺』のタイトルがあった、説明立札の光景です。日蓮宗のこのお寺は、承応3年(1654年)、普敬院・日言上人により創建され、はじめは普敬院と命名されましたが、後に圓頓寺に改名されたと紹介されていました。
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山門に向かって左手にあった石碑の光景です。日蓮宗のお寺ですから、『南無妙法蓮華経・日蓮』の文字が刻まれていました。側面には、『天下泰平・国土安穏』の文字がありました。
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山門に向かって右手にあった石碑の光景です。『長久山・圓頓寺』の石標の文字が刻まれていました。側面に『立正大師650回御遠忌記念』の文字がありました。日蓮聖人が立正大師号を大正天皇から宣下されたのは、大将11年(1922年)、日蓮聖人の650年遠忌は、昭和6年(1931年)のことでした。
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山門の前にあった石灯篭の光景です。四方に火口が開けられた四角形が基本デザインの石灯篭でした。台座には、『常夜灯』に相当する文字がありました。
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石塔の台座の側面に刻まれていた文字です。『文化10年癸酉9月吉日』の文字が読み取れました。1813年の建立になります。
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右から読んで、草書体で揮毫された『長久山』の扁額光景です。落款の文字は、『梢風居士』のようでした。住職だった人でしょうか、その人物については分かりませんでした。
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圓頓寺の山門越しに眺めた、本堂方面の光景です。正面に枝振りの良い松の木が見えました。『長久山』の扁額は、この山門の中央にありました。
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圓頓寺の山門越しに見えていた枝振りの良い松の木と、その背後の建物光景です。本堂の建物ではなく、庫裏のような建物の玄関がありました。
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圓頓寺の境内光景です。竹垣とその手前の庭木は、修景用の目隠しが目的のように見えました。
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『名古屋十名所』の文字が刻まれた石標と、大きな石の上に置かれた石灯篭の光景です。『名古屋十名所』は、大正13年(1924年)8月に、新愛知新聞社(現在の中日新聞)が選んだことになっています。①熱田神宮、②名古屋城、③笠寺観世音、④圓頓寺、⑤山田元大将之社、⑥天理教々務支庁、⑦闇ノ森、?榎ノ権現、⑨久屋金刀比羅、⑩櫻田勝景の10箇所です。
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同じく、『名古屋十名所』の石標のズームアップ光景です。大正13年8月に新愛知新聞社(現中日新聞)が選定した名古屋十名所は、既に紹介しましたが、因みに、トリップアドバイザーが口コミ件数で選んだ現代の名古屋観光名所のトップテンは、①名古屋城、②熱田神宮、③大須商店街、④栄、⑤名古屋テレビ塔、⑥大須観音、⑦名城・本丸御殿、?山崎川四季の道、⑨ナナちゃん人形、⑩日泰寺の順です。
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圓頓寺の本堂方面の光景になるようです。本堂脇のお堂には、子どもの守護神にと藩祖義直公の側室より寄進された鬼子母神像が安置されているようです。その木造は、名古屋城天守閣棟木の余材に刻まれたとされます。
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イチオシ
『長久山・圓頓寺』の境内で咲いていた、シュウメイギク(秋明菊)の白い花の光景です。キセンギク(貴船菊)やキブネギク(貴船菊)の別名を持ちますが、キク科の植物ではありません。
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同じく、境内で咲いていた、シュウメイギク(秋明菊)の白い花の光景です。キンポウゲ科の植物です。
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シュウメイギク(秋明菊)の白い花のズームアップ光景です。白く見えるのは花ではなく、萼と呼ばれる部分です。
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イチオシ
神仏混交時代の名残でしょうか、圓頓寺の境内にあった赤い鳥居の光景です。その先に祀られているのは、稲荷社のようです。
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赤い鳥居の奥に祀られていた小さな社のズームアップ光景です。御神体らしい、磨き上げられた鏡が祀られているようでした。
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金文字で記された、『長久稲荷大明神』の扁額です。山号に因む、稲荷大明神の名前でした。お稲荷さんとも呼ばれる、穀物の神様です。
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年代物の石碑の光景です。頭から二文字の『富士』らしい二文字だけが読み取れました。三文字目は『桜』か「松」か判断が付かず、四文字目以降は文字の見当が付きませんでした。
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ヤブラン(藪蘭)の紫色の花の光景です。ラン科の植物ではなく、ユリ科の薬用植物です。葉の形がラン(蘭)に似ていることからの命名です。生薬名はダイヨウバクモンドウ(大葉麦門冬)で、、強壮・解熱・リウマチなどに用いられます。
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圓頓寺の境内光景です。中央、やや左手に見えるのが、先程潜った山門です。中央手前付近に手水鉢が見えました。
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日蓮は橘氏の系統である貫名重忠の息子であるとされていて、井桁(井戸の桁)に橘を家紋として、日蓮系統で用いているようです。この寺紋は、スギゴケ(杉苔)らしい苔の中に置かれていました。
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苔が植栽された庭園の一角に置かれていた大きな庭石の光景です。表面に節理の生成途中の模様らしい筋が見えた奇石でした。
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同じく、長久山・圓頓寺の前庭の庭石の紹介です。少し赤っぽいこの石は、いくつかの亀裂が入り、白い線が走った奇石でした。
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水は出ていませんでしたが、手水鉢の光景です。動物のような面白い形をした、自然石をくり抜いたらしい水盤でした。
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圓頓寺の境内光景です。山門脇の本瓦が乗った白壁をバックに、瀟洒な枝振りの松の姿がありました。その松の手前で近景になっていたのが南天です。実が色付き始めたところでした。
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庭石の横から顔を覗かせていた、野草のヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)です。ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で、アメリカ原産の有毒植物です。
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コムラサキ(小紫)の実の光景です。シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木の1種です。コシキブ(小式部)の呼び名もあります。
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踏み石が並んだ圓頓寺の境内光景です。赤く大きな庭石、手水鉢、石灯篭が置かれ、縁石で囲われた中には苔が植栽されていました。立入り禁止エリアでした。
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旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その3)
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