2015/09/26 - 2015/10/09
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旅人のくまさんさん
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名古屋市西区にある真宗高田派の寺院、高田山・専修寺名古屋別院の紹介です。真宗高田派は、三重県津市の専修寺を本山とする浄土真宗の一派です。専修寺は現存している親鸞の真筆文書の4割強を収蔵しているようです。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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アーケードなどの改修工事中の円頓寺商店街の光景です。工事の影響でしょうか、買い物客の姿は少ないようでした。2027年の開業を目指しているリニア中央新幹線は、この辺りの地下30メートルを通過するようです。
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アーケードなどの改修工事中の円頓寺商店街から眺めた脇道の光景です。こちらにも工事中のフェンスが長く続いていました。
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イチオシ
円頓寺商店街から近くの専修寺名古屋別院に到着しました。その山門光景です。江戸時代の正保4年(1647年)、専稱院義起玄怒によって尾張国皆戸町(現在の中区丸の内付近)に臨光山信行院として創建されました。
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山門に向かって左手にあった石灯篭の光景です。まだ新しい造りでしたが、中々お洒落なデザインの石灯篭でした。
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山門に向かって右手ににあった石標の光景です。『真宗高田派・愛知別院』の文字が刻まれていました。現在は『愛知別院』から『名古屋別院』に改名されました。その背後に、先ほど紹介した石灯篭と対になった、お洒落な石灯篭がありました。
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『真宗高田派・専修寺名古屋別院』のタイトルがあった説明看板の光景です。少し拾い読みしますと、『明暦3年(1657年)、当地に建立、当初は信行院と称したが、宝暦4年(17854年)、専修院愛知別院と改めた』と紹介されていました。また、多くの堂宇は戦災で焼失しましたが、『山門、鐘楼は創建当時のものを残しいている』とも紹介されていました。創建から370年程を経過したことになります。
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創建から370年程を経過した、山門の甍の光景です。五七の桐紋が入った経の巻の鬼瓦と、少し壊れた、逆立ちをした獅子像がありました。
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山門を潜った、直ぐ近くにあった手水舎の光景です。神社と同じように、四方転びの柱の中に水盤がありましたが、今では当然ながら注連縄飾はありませんでした。『四方転び(しほうころび)』の柱とは、四隅の柱を上方で平面中心方向へ傾斜させたものです。椅子にもこの構造が使われます。
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手水舎の甍のズームアップ光景です。防火の願いが込められた鬼瓦でしょうか、『水』の文字が記されていました。その周りの文様も水に因む波模様です。
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水は注がれていなかった手水舎の水盤の光景です。注連縄飾がなかったことから見ても、神仏混交時代の名残の施設かも知れません。
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山門と同様、戦災を免れた鐘楼の光景です。この建物も、370年程を経過したことになります。4本お箸らで支えるには、少し重たそうな屋根ですが、どうやら震災被害には遭っていないようです。
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イチオシ
戦災を免れた鐘楼の中の梵鐘の光景です。中々立派な銅製の梵鐘が吊り下げられていました。元文4年(1739年)6月に高田本坊と改められた後、尾張・三河・美濃に末寺73ヶ寺を数えたとされます。いわるる『御坊』の時代です。
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鐘楼の四隅に飾られていた獅子の彫刻のズームアップ光景です。鳥除けの金網は、この獅子像の背後に設けられていました。
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同じく、鐘楼の四隅に飾られていた獅子の彫刻のズームアップ光景です。四隅に、それぞれ二体が飾られていました。
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鐘楼の壁面の彫刻のズームアップ光景です。この面には、波濤らしい文様と、二頭の兎の彫刻がありました。
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境内の中から眺めた、山門方面の光景です。東側方面になるようでした。右手前に見えるのが手水舎です。全盛時代には境内も更に広く、もっと多くの堂宇が立ち並んでいたようです。
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『高田本御坊』の文字が刻まれた石標の光景です。享保9年(1724年)5月の大火によ李焼失し、元文3年(1738年)には一旦無住となりましたが、華巌三味院松溪巍堂によって再建され、専修寺第17世円猷の許可を受け、元文4年(1739年)6月に高田本坊と改められました。その時代の石標のようです。
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イチオシ
右斜め前から眺めた、本堂光景です。紫色の幕が架かった場所が正面になるようです。祭礼の準備をするらしい人達の姿がありました。
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左斜め前から眺めた、本堂光景です。明治末から昭和初期にかけては、『愛知別院」を称して愛知県における高田派の拠点となったお寺です。今は、なんとなく寂れた雰囲気も漂っていました。
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正面から眺めた本堂光景です。高田専修寺には、『本寺』と『本山』があります。親鸞聖人が建立された唯一の寺院で、7年の間聖人が居住され、専修念仏の根本道場とされた栃木県のお寺が『本寺専修寺』、津市一身田町のお寺が『本山専修寺』です。
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最後近くになりましたが、三重県に本山がある、真宗高田派・専修寺の紹介です。
宗祖聖人親鸞の門弟・真仏(1209~1258年)を中心に、下野高田(栃木県芳賀郡二宮町高田)の如来堂によった信徒を高田門徒といったのが始まりです。明治10年(1877年)高田派と公称しました。 -
山門越しに眺めた表通りの光景です。これで、真宗高田派の寺院、高田山・専修寺名古屋別院の紹介はおしまいです。
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