2015/09/18 - 2015/09/22
28位(同エリア403件中)
旅人のくまさんさん
- 旅人のくまさんさんTOP
- 旅行記6398冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 5,371,311アクセス
- フォロワー204人
江戸時代初めの頃には、尾張徳川家の初代藩主・徳川義直や二代藩主・光友公が、この太治山・安用寺で上使を迎えたと伝わる古刹です。清州越しのお寺の一つです。境内には、豊福稲荷を祀る稲荷堂があります。
-
山門脇が専用の駐車場になった、『曹洞宗・安用寺』の入口門付近の光景です。その正面に本堂の建物がありました。『清州越し』のお寺の一つとされます。元々は清須外町にあり、緑陰青公の開基にして南桂惠泉の草創と伝わるお寺です。
-
ちょっと安っぽく過ぎるように感じた、『曹洞宗・安用寺』の表札ですが、お寺ではなく、駐車場の案内表示と見れば違和感はありません。。
-
『市内八十八ヶ所・弘法大師五十九番札所・安用寺』の文字が刻まれた石碑の光景です。上部に卍の文様がありました。
-
コンクリートの建物の上に、やや不釣り合いな宝塔のようなものが見えました。その入口門に記されたのは、上部に『天壇』、右に『本来無東西』、左に『何処有南北」の文字でした。お遍路さんの菅笠には、『迷故三界城 悟故十方空 本無東西 何処有南北』と記してあるそうです。読み方は、『迷うが故に三界は城 悟るが故に十方は空 本来東西無く 何処にか南北あらん』です。
-
先程のお遍路さんの菅笠に記された文字の解釈は、
『迷うから自分の周りを厚い壁が囲ってしまう』
『悟れば、世界の何もかも、森羅万象が空になる』
『もともと東も西もない』
『南や北にこだわる必要もない』
と言ったところでしょうか。 -
小型の『ヒマワリ(向日葵)』のような花です。『ヒメヒマワリ(姫向日葵)』あたりでしょうか、キク科の植物です。
-
葉に白い斑が入った蔓性の植物です。『ハツユキカズラ(初雪葛)』のようです。キョウチクトウ科テイカカズラ属の植物です。『フイリテイカカズラ(斑入り定家葛)』の別名を持ちます。
-
イチオシ
正面から眺めた、『太治山・安用寺』の本堂光景です。杉之町に上使休息所ができる以前は、安用寺で上使を迎え饗応しました。初代藩主・徳川義直公、二代藩主・光友公も、ここで上使と対面したとされます。杉之町は俗称で、公式の町号ではなく筋の名前とされます。
-
お寺や神社には付きものの『ソテツ(蘇鉄)』の光景です。幹が伸びすぎたり、あまりバランスよくは育っていないようでした。『太治山・安用寺』のことは、『尾張名所図会』の別冊に記してありました。
-
『太治山・安用寺』の本堂の彫刻の紹介です。菊か牡丹の様な花の彫刻です。建物正面に飾られていました。
-
同じく、建物正面の奥の方にあった彫刻です。龍の像でした。
-
イチオシ
機械で彫ったかのように、変化に乏しいイメージの木彫の獅子像の光景です。口を開けた阿形の雄獅子です。
-
こちらも待った同じイメージの、口を閉じた吽形の雌獅子の像です。先程の雄獅子と同様、頭の中央に大きなひび割れができていました。
-
斜め前から眺めた、『安用寺』の本殿光景です。現在の姿からは想像し難い感じもしますが、初代藩主・徳川義直、二代藩主・光友もここで上使と対面したようです。尾張徳川家の上使と言えば、江戸の徳川本家か、京都の御所くらいか思い浮かびません。
-
真っ赤な花を咲かせた草花の光景です。よく迷ってしまう、『カワラナデシコ(河原撫子)か、『セキチク(石竹)』かの判断です。どちらもナデシコ科ナデシコ属の植物です。花弁の切れ込みが浅い方が石竹ですから、この花は石竹のようです。
-
真っ赤な『バラ(薔薇)』の光景です。秋薔薇の季節は、中部地区では10月中旬から下旬頃ですから、まだ少し早いようです。
-
まだ蕾がたくさん残っていた、『シュウメイギク(秋明菊)』の白い花の光景です。名前に『菊』が付きますが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間のキンポウゲ科の植物です。
-
水槽に浮かんでいた水草の、『ホテイアオイ(布袋葵)』の光景です。南アメリカ原産のミズアオイ科ホテイアオイ属の水草です。ホテイソウやウォーターヒヤシンスの呼び名もあります。
-
あり合わせのもので拵えたような、野趣味が感じられる庭の片隅の光景です。土管などがそのまま使われていました。中央付近に見える植物は、『ドクダミ(蕺草)』のようです。ドクダミ科ドクダミ属の多年草で、『ジゴクソバ(地獄蕎麦)等の別名を持ちます。
-
この季節の花、『ヒガンバナ(彼岸花)』の光景です。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。『マンジュシャゲ(曼珠沙華)』の呼び名もあります。
-
『太治山・安用寺』の境内の一角に祀ってあった、『豊福稲荷』の紹介です。神仏習合になっているようですが、『稲荷社』ではなく、『稲荷堂』と呼ばれているようでした。
-
『稲荷堂』の入口にあった石の鳥居のズームアップ光景です。その鳥居の脇に祀られていた一対の狐さんの像です。
-
スマートな姿の狛狐の光景です。狛犬とは役割が違いますから、本当は狛狐と呼んではいけませんが、役割が違っていても祀られ方には共通点があります。
-
同じく、一対で祀られたスマートな姿の狛狐の光景です。狛犬が守護役であるのに対し、狐さんは神の使いの枠割を持ちます。
-
お地蔵さんではなく、遍歴姿の弘法大師像のようです。先に紹介した、『市内八十八ヶ所・弘法大師五十九番札所・安用寺』の石標と関連しているようでした。
-
参道の奥に見えていた、『地蔵堂』こと、『豊福稲荷』の社殿光景です。
-
さらに近付いて撮影した、『豊福稲荷』の社殿光景です。参道脇には、社殿よりも大きく見える立派な石灯篭がありました。
-
『豊福稲荷』の社殿のズームアップ光景です。『豊福稲荷』の赤い幟が立ち並んでいました。夜中に参詣人が、手をたたき、お祈りをすると狐がいずこともなく出てきました。格子に近くまできて、参詣人をじっと見ていたという。稲荷の神の使いである狐が、姿を現すというので、安用寺はますます評判となり、この稲荷は『手たたき稲荷』と呼ばれるようになりました。
-
『太治山・安用寺』の掲示板の光景です。曹洞宗のお寺ですから、座禅の写真などがありました。
-
秋薔薇の季節が近くなった、真っ赤なバラの花の光景です。この薔薇は安用寺の境内ではなく、近くで撮影したものです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2015年、尾張の寺社巡り(その3)
-
前の旅行記
2015秋、西本願寺別院と金仙寺(7/20):西本願寺・名古屋別院:現代建築の本堂、鐘楼
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
次の旅行記
2015秋、栄国寺と崇覚寺(2/20):長嶋山・崇覚寺:山門、彼岸花、手水舎、兎の置物
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、信長所縁の日置神社(1/2):郷社・式内神社石碑、鳥居、狛犬、鎮守の杜、境内摂社
2015/09/18~
金山・熱田
-
2015秋、栄国寺と崇覚寺(1/20):清涼山・栄国寺:本堂、千本松原刑場、切支丹遺蹟碑
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、西本願寺別院と金仙寺(7/20):西本願寺・名古屋別院:現代建築の本堂、鐘楼
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、安用寺と首題寺(3/20):太治山・安用寺:本堂、蘇鉄、石竹、秋明菊、稲荷堂
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、栄国寺と崇覚寺(2/20):長嶋山・崇覚寺:山門、彼岸花、手水舎、兎の置物
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、西本願寺別院と金仙寺(8/20):延厳山・金仙寺:赤福地蔵、本堂、斎場、木槿
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、高顕寺と妙善寺(5/20):光明山・高顕寺:山門、摩利支真天石標、本堂、石灯篭
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、大光院と全香寺(9/20):興国山・大光院:赤門、明王殿、本堂、興国山扁額、境内
2015/09/18~
鶴舞・堀田
-
2015秋、林貞寺と海福寺(19/20):馬頭山・林貞寺:ナマコ塀、重軽地蔵尊、幅下観音
2015/09/18~
名古屋
-
2015秋、林貞寺と海福寺(20/20):玉峰山・海福寺、石標、山門、石庭、本堂、彼岸花
2015/09/18~
名古屋
-
2015秋、宝周寺と法蔵寺(17/20):高木山・宝周寺:高木門、彼岸花、境内、鳥居、仏足石
2015/09/18~
名古屋
-
2015秋、宝周寺と法蔵寺(18/20):田中山・法蔵寺:本堂、法蔵寺会館、芭蕉句碑・鴫塚
2015/09/18~
名古屋
-
2015秋、大須の日出神社:石鳥居、石灯篭、狛犬、手水舎、前方後円墳の上の拝殿
2015/09/21~
金山・熱田
-
2015秋、泉の松山神社:鳥居、石灯篭、狛犬、拝殿、長寿公孫樹、福守稲荷社
2015/09/21~
名古屋
-
2015秋、高岳の冨士神社:鳥居、手水舎、蹲踞、狛犬、句碑、築城残石、稲荷社、狛狐
2015/09/21~
名古屋
-
2015秋、お濠の外から眺めた名古屋城(1/3):堀川、筋違橋、西北隅櫓(清州櫓)、外濠、緋鯉
2015/09/22~
名古屋
-
2015秋、お濠の外から眺めた名古屋城(2/3):天守閣、鵜の首、鵞鳥、彼岸花、名城南面
2015/09/22~
名古屋
-
2015秋、お濠の外から眺めた名古屋城(3/3):名城南面の空濠、二之丸大手二之門
2015/09/22~
名古屋
-
2015秋、浅間の冨士浅間神社:鳥居、石標、手水舎、江川橋碑、浅間稲荷社、狛犬、狛狐
2015/09/22~
名古屋
-
2015秋、圓頓寺と慶栄寺(1/19):圓頓寺(1):山門、長久山・圓頓寺の石標、長久山扁額
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、圓頓寺と慶栄寺(3/19):阿原山・慶栄寺:山門、聖徳皇太子御自作霊像奉安地碑
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、桂芳院と称名寺(6/19):大光山・桂芳院、名駅島崎地蔵尊、愚痴聞き地蔵尊
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、桂芳院と称名寺(7/19):専修山・称名寺、鐘楼門、石段、本堂、庫裏、石灯篭
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、西祐寺と高田派別院(4/19):廣瀬山・西祐寺、鐘楼門、唐風屋根の玄関、本堂
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、西祐寺と高田派別院(5/19):専修寺名古屋別院:円頓寺商店街、三門、手水舎
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、妙円寺と崇徳寺(8/19):日蓮宗・妙円寺:三色の幟、柱状節理の奇石、地蔵尊
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、妙円寺と崇徳寺(9/19):万松山・崇徳寺:崇徳寺石標、延命地蔵尊、本堂
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、菊井の金刀毘羅神社:鳥居、鎮守の杜、参道、手水舎、舞殿、本殿、狛犬、稲荷社
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、幅下の隅田神社:小路入口の鳥居、水盤、狛犬、石造の鶏の置物、石灯篭、拝殿
2015/09/26~
名古屋
-
2015秋、圓頓寺と慶栄寺(2/19):圓頓寺(2):境内の庭石、金木犀、山門、秀吉像、信長像
2015/09/26~
名古屋
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その3)
0
30