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江戸時代初めの頃には、尾張徳川家の初代藩主・徳川義直や二代藩主・光友公が、この太治山・安用寺で上使を迎えたと伝わる古刹です。清州越しのお寺の一つです。境内には、豊福稲荷を祀る稲荷堂があります。

2015秋、安用寺と首題寺(3/20):太治山・安用寺:本堂、蘇鉄、石竹、秋明菊、稲荷堂

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2015/09/18 - 2015/09/22

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

江戸時代初めの頃には、尾張徳川家の初代藩主・徳川義直や二代藩主・光友公が、この太治山・安用寺で上使を迎えたと伝わる古刹です。清州越しのお寺の一つです。境内には、豊福稲荷を祀る稲荷堂があります。

  • 山門脇が専用の駐車場になった、『曹洞宗・安用寺』の入口門付近の光景です。その正面に本堂の建物がありました。『清州越し』のお寺の一つとされます。元々は清須外町にあり、緑陰青公の開基にして南桂惠泉の草創と伝わるお寺です。

    山門脇が専用の駐車場になった、『曹洞宗・安用寺』の入口門付近の光景です。その正面に本堂の建物がありました。『清州越し』のお寺の一つとされます。元々は清須外町にあり、緑陰青公の開基にして南桂惠泉の草創と伝わるお寺です。

  • ちょっと安っぽく過ぎるように感じた、『曹洞宗・安用寺』の表札ですが、お寺ではなく、駐車場の案内表示と見れば違和感はありません。。

    ちょっと安っぽく過ぎるように感じた、『曹洞宗・安用寺』の表札ですが、お寺ではなく、駐車場の案内表示と見れば違和感はありません。。

  • 『市内八十八ヶ所・弘法大師五十九番札所・安用寺』の文字が刻まれた石碑の光景です。上部に卍の文様がありました。

    『市内八十八ヶ所・弘法大師五十九番札所・安用寺』の文字が刻まれた石碑の光景です。上部に卍の文様がありました。

  • コンクリートの建物の上に、やや不釣り合いな宝塔のようなものが見えました。その入口門に記されたのは、上部に『天壇』、右に『本来無東西』、左に『何処有南北」の文字でした。お遍路さんの菅笠には、『迷故三界城 悟故十方空 本無東西 何処有南北』と記してあるそうです。読み方は、『迷うが故に三界は城 悟るが故に十方は空 本来東西無く 何処にか南北あらん』です。<br />

    コンクリートの建物の上に、やや不釣り合いな宝塔のようなものが見えました。その入口門に記されたのは、上部に『天壇』、右に『本来無東西』、左に『何処有南北」の文字でした。お遍路さんの菅笠には、『迷故三界城 悟故十方空 本無東西 何処有南北』と記してあるそうです。読み方は、『迷うが故に三界は城 悟るが故に十方は空 本来東西無く 何処にか南北あらん』です。

  • 先程のお遍路さんの菅笠に記された文字の解釈は、<br />『迷うから自分の周りを厚い壁が囲ってしまう』<br />『悟れば、世界の何もかも、森羅万象が空になる』<br />『もともと東も西もない』<br />『南や北にこだわる必要もない』<br />と言ったところでしょうか。

    先程のお遍路さんの菅笠に記された文字の解釈は、
    『迷うから自分の周りを厚い壁が囲ってしまう』
    『悟れば、世界の何もかも、森羅万象が空になる』
    『もともと東も西もない』
    『南や北にこだわる必要もない』
    と言ったところでしょうか。

  • 小型の『ヒマワリ(向日葵)』のような花です。『ヒメヒマワリ(姫向日葵)』あたりでしょうか、キク科の植物です。

    小型の『ヒマワリ(向日葵)』のような花です。『ヒメヒマワリ(姫向日葵)』あたりでしょうか、キク科の植物です。

  • 葉に白い斑が入った蔓性の植物です。『ハツユキカズラ(初雪葛)』のようです。キョウチクトウ科テイカカズラ属の植物です。『フイリテイカカズラ(斑入り定家葛)』の別名を持ちます。

    葉に白い斑が入った蔓性の植物です。『ハツユキカズラ(初雪葛)』のようです。キョウチクトウ科テイカカズラ属の植物です。『フイリテイカカズラ(斑入り定家葛)』の別名を持ちます。

  • 正面から眺めた、『太治山・安用寺』の本堂光景です。杉之町に上使休息所ができる以前は、安用寺で上使を迎え饗応しました。初代藩主・徳川義直公、二代藩主・光友公も、ここで上使と対面したとされます。杉之町は俗称で、公式の町号ではなく筋の名前とされます。

    イチオシ

    正面から眺めた、『太治山・安用寺』の本堂光景です。杉之町に上使休息所ができる以前は、安用寺で上使を迎え饗応しました。初代藩主・徳川義直公、二代藩主・光友公も、ここで上使と対面したとされます。杉之町は俗称で、公式の町号ではなく筋の名前とされます。

  • お寺や神社には付きものの『ソテツ(蘇鉄)』の光景です。幹が伸びすぎたり、あまりバランスよくは育っていないようでした。『太治山・安用寺』のことは、『尾張名所図会』の別冊に記してありました。

    お寺や神社には付きものの『ソテツ(蘇鉄)』の光景です。幹が伸びすぎたり、あまりバランスよくは育っていないようでした。『太治山・安用寺』のことは、『尾張名所図会』の別冊に記してありました。

  • 『太治山・安用寺』の本堂の彫刻の紹介です。菊か牡丹の様な花の彫刻です。建物正面に飾られていました。

    『太治山・安用寺』の本堂の彫刻の紹介です。菊か牡丹の様な花の彫刻です。建物正面に飾られていました。

  • 同じく、建物正面の奥の方にあった彫刻です。龍の像でした。

    同じく、建物正面の奥の方にあった彫刻です。龍の像でした。

  • 機械で彫ったかのように、変化に乏しいイメージの木彫の獅子像の光景です。口を開けた阿形の雄獅子です。

    イチオシ

    機械で彫ったかのように、変化に乏しいイメージの木彫の獅子像の光景です。口を開けた阿形の雄獅子です。

  • こちらも待った同じイメージの、口を閉じた吽形の雌獅子の像です。先程の雄獅子と同様、頭の中央に大きなひび割れができていました。

    こちらも待った同じイメージの、口を閉じた吽形の雌獅子の像です。先程の雄獅子と同様、頭の中央に大きなひび割れができていました。

  • 斜め前から眺めた、『安用寺』の本殿光景です。現在の姿からは想像し難い感じもしますが、初代藩主・徳川義直、二代藩主・光友もここで上使と対面したようです。尾張徳川家の上使と言えば、江戸の徳川本家か、京都の御所くらいか思い浮かびません。

    斜め前から眺めた、『安用寺』の本殿光景です。現在の姿からは想像し難い感じもしますが、初代藩主・徳川義直、二代藩主・光友もここで上使と対面したようです。尾張徳川家の上使と言えば、江戸の徳川本家か、京都の御所くらいか思い浮かびません。

  • 真っ赤な花を咲かせた草花の光景です。よく迷ってしまう、『カワラナデシコ(河原撫子)か、『セキチク(石竹)』かの判断です。どちらもナデシコ科ナデシコ属の植物です。花弁の切れ込みが浅い方が石竹ですから、この花は石竹のようです。

    真っ赤な花を咲かせた草花の光景です。よく迷ってしまう、『カワラナデシコ(河原撫子)か、『セキチク(石竹)』かの判断です。どちらもナデシコ科ナデシコ属の植物です。花弁の切れ込みが浅い方が石竹ですから、この花は石竹のようです。

  • 真っ赤な『バラ(薔薇)』の光景です。秋薔薇の季節は、中部地区では10月中旬から下旬頃ですから、まだ少し早いようです。

    真っ赤な『バラ(薔薇)』の光景です。秋薔薇の季節は、中部地区では10月中旬から下旬頃ですから、まだ少し早いようです。

  • まだ蕾がたくさん残っていた、『シュウメイギク(秋明菊)』の白い花の光景です。名前に『菊』が付きますが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間のキンポウゲ科の植物です。

    まだ蕾がたくさん残っていた、『シュウメイギク(秋明菊)』の白い花の光景です。名前に『菊』が付きますが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間のキンポウゲ科の植物です。

  • 水槽に浮かんでいた水草の、『ホテイアオイ(布袋葵)』の光景です。南アメリカ原産のミズアオイ科ホテイアオイ属の水草です。ホテイソウやウォーターヒヤシンスの呼び名もあります。

    水槽に浮かんでいた水草の、『ホテイアオイ(布袋葵)』の光景です。南アメリカ原産のミズアオイ科ホテイアオイ属の水草です。ホテイソウやウォーターヒヤシンスの呼び名もあります。

  • あり合わせのもので拵えたような、野趣味が感じられる庭の片隅の光景です。土管などがそのまま使われていました。中央付近に見える植物は、『ドクダミ(蕺草)』のようです。ドクダミ科ドクダミ属の多年草で、『ジゴクソバ(地獄蕎麦)等の別名を持ちます。

    あり合わせのもので拵えたような、野趣味が感じられる庭の片隅の光景です。土管などがそのまま使われていました。中央付近に見える植物は、『ドクダミ(蕺草)』のようです。ドクダミ科ドクダミ属の多年草で、『ジゴクソバ(地獄蕎麦)等の別名を持ちます。

  • この季節の花、『ヒガンバナ(彼岸花)』の光景です。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。『マンジュシャゲ(曼珠沙華)』の呼び名もあります。

    この季節の花、『ヒガンバナ(彼岸花)』の光景です。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。『マンジュシャゲ(曼珠沙華)』の呼び名もあります。

  • 『太治山・安用寺』の境内の一角に祀ってあった、『豊福稲荷』の紹介です。神仏習合になっているようですが、『稲荷社』ではなく、『稲荷堂』と呼ばれているようでした。

    『太治山・安用寺』の境内の一角に祀ってあった、『豊福稲荷』の紹介です。神仏習合になっているようですが、『稲荷社』ではなく、『稲荷堂』と呼ばれているようでした。

  • 『稲荷堂』の入口にあった石の鳥居のズームアップ光景です。その鳥居の脇に祀られていた一対の狐さんの像です。

    『稲荷堂』の入口にあった石の鳥居のズームアップ光景です。その鳥居の脇に祀られていた一対の狐さんの像です。

  • スマートな姿の狛狐の光景です。狛犬とは役割が違いますから、本当は狛狐と呼んではいけませんが、役割が違っていても祀られ方には共通点があります。

    スマートな姿の狛狐の光景です。狛犬とは役割が違いますから、本当は狛狐と呼んではいけませんが、役割が違っていても祀られ方には共通点があります。

  • 同じく、一対で祀られたスマートな姿の狛狐の光景です。狛犬が守護役であるのに対し、狐さんは神の使いの枠割を持ちます。

    同じく、一対で祀られたスマートな姿の狛狐の光景です。狛犬が守護役であるのに対し、狐さんは神の使いの枠割を持ちます。

  • お地蔵さんではなく、遍歴姿の弘法大師像のようです。先に紹介した、『市内八十八ヶ所・弘法大師五十九番札所・安用寺』の石標と関連しているようでした。

    お地蔵さんではなく、遍歴姿の弘法大師像のようです。先に紹介した、『市内八十八ヶ所・弘法大師五十九番札所・安用寺』の石標と関連しているようでした。

  • 参道の奥に見えていた、『地蔵堂』こと、『豊福稲荷』の社殿光景です。

    参道の奥に見えていた、『地蔵堂』こと、『豊福稲荷』の社殿光景です。

  • さらに近付いて撮影した、『豊福稲荷』の社殿光景です。参道脇には、社殿よりも大きく見える立派な石灯篭がありました。

    さらに近付いて撮影した、『豊福稲荷』の社殿光景です。参道脇には、社殿よりも大きく見える立派な石灯篭がありました。

  • 『豊福稲荷』の社殿のズームアップ光景です。『豊福稲荷』の赤い幟が立ち並んでいました。夜中に参詣人が、手をたたき、お祈りをすると狐がいずこともなく出てきました。格子に近くまできて、参詣人をじっと見ていたという。稲荷の神の使いである狐が、姿を現すというので、安用寺はますます評判となり、この稲荷は『手たたき稲荷』と呼ばれるようになりました。

    『豊福稲荷』の社殿のズームアップ光景です。『豊福稲荷』の赤い幟が立ち並んでいました。夜中に参詣人が、手をたたき、お祈りをすると狐がいずこともなく出てきました。格子に近くまできて、参詣人をじっと見ていたという。稲荷の神の使いである狐が、姿を現すというので、安用寺はますます評判となり、この稲荷は『手たたき稲荷』と呼ばれるようになりました。

  • 『太治山・安用寺』の掲示板の光景です。曹洞宗のお寺ですから、座禅の写真などがありました。

    『太治山・安用寺』の掲示板の光景です。曹洞宗のお寺ですから、座禅の写真などがありました。

  • 秋薔薇の季節が近くなった、真っ赤なバラの花の光景です。この薔薇は安用寺の境内ではなく、近くで撮影したものです。

    秋薔薇の季節が近くなった、真っ赤なバラの花の光景です。この薔薇は安用寺の境内ではなく、近くで撮影したものです。

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