2016-４月　台湾北東バス鉄旅　23　花蓮から瑞芳へ

2016/04/08 - 2016/04/12

　４月１１日月曜日、この日の深夜にはもう帰国便に乗らなくては。

　旅のメインイベント「北迴線全駅めぐり」も無事終え、今日は台北へ戻りつつの観光です。
　花蓮に２泊もしておきながら、花蓮の見どころを完全無視という花蓮に申し訳ない旅内容。午前中くらいは花蓮でゆっくりしようかとも思ったのですが、帰国便は今夜発、花蓮から北への唯一の交通手段である鉄道に何かあったら、と思うとやはり心配。せめて宜蘭くらいまでは移動しておかないとね。
　
　そう考えるとやっぱり東海岸はまだまだ陸の孤島です。西海岸なら、台鐵になにかあっても高鐵、バスと代替手段がありますが、花蓮に関してはそれがない。南回りで西海岸へ出るか、蘇花公路をタクシー飛ばすか、あるいは空路。全くないわけじゃないけど、フライトの時間が迫ってきてから取れる手段じゃないです。
　なので、台９線（蘇花公路）のバイパス工事、頑張ってください！環境破壊なんて言葉に耳を貸しちゃダメ。（嘘です。ちゃんと環境も守ってくださいね。）
　それから、やっぱり中部横貫高速道路でしょう。埔里まで伸びている６号快速公路は横貫快速公路の布石だと（勝手に）思ってるので、それが東海岸のどこにつながるのか今から妄想しています。これがつながったらさぞかし楽しいことでしょう。

エリア 新北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　ホテルをチェックアウトして（といってもまだフロントが始まってないので鍵を部屋においておくだけ）駅へ。

　瑞芳に移動したいのですが、この時間帯の普悠瑪號（座席指定必須の特急）は当然満席なので区間車を利用します。直近の自強より、区間車乗り継ぎの方が早く到着できるんです。

　この区間車はツアー客が乗るには早いらしく、武塔までは比較的空いていました。和仁や和平では通勤客がそこそこ下車しましたし。ところが南澳から大量の客が乗ってきて、東澳では吊り革が全てふさがる程度の満員に。客層は乳幼児連れとお年寄りが主。彼らはほぼ全て羅東で下車していきました。宜蘭県民としての行政サービス（病院とか役所とか）を受けるため、それらがある羅東に向かっていたんですね。
　南行きの列車では、同様のことが花蓮県内の路線区で発生していると思われます。花蓮県の行政サービスを受けるために、崇徳とか新城から花蓮へ向かう人たちがいるはず。ただあちらはバス路線もあるのでこれほど集中しないかも。

　かねてから、東部幹線は区間車でのんびり往くべし、と主張してきましたが、今回の旅で「区間車も時と場合によってはちっとものんびりしてない」ということが判明いたしました。
　それでも混雑している区間は限られてますから、席を譲り譲られ、ふれあい旅を楽しみつつ区間車を利用してみてください。（←何の回し者なんでしょうね。）

花蓮駅 駅

　9：12花蓮からの区間車の終点宜蘭着。
　ここで樹林行き9：20に乗り換えます。

　ホームの様子。

　站牌（駅名標）を撮影。

宜蘭駅 駅

　地下道で１番ホームに移動。

　地下道に電光板があって便利。

　ホームに警察があって、その前にこんなオブジェが。

　天網恢恢疎にして漏らさず。警察の網をかいくぐれると思うな！
　爆弾、許さん。

　拳銃、許さん！

　線路を渡るのも、同じテンションで「許さん！」

　宜蘭からの区間車です。この区間はご覧の通りの空きっぷり。

　外澳から瑞芳にかけての宜蘭線車窓は変化に富んでいて飽きないです。子供みたいに窓の外を眺めている乗客は私だけではありませんでした。

　途中の駅で車掌さんが駅の人から何か受け取ってました、一つ目は紙袋で、別の駅ではお弁当３つ。どこかの駅まで届けるようです。そんな地方のバスみたいなことやってるんですね。ローカル列車感あっていいわ〜。

　瑞芳到着。
　
　予定ではちょっとした山歩きをするつもりだったんですが、雨が本降りです。どうしよう。

瑞芳駅 駅

　とりあえず、気になっていた深澳線を見に行ってみます。

　矢印に従って地下道を進みます。

　深澳線は瑞芳から一区間だけの支線。
　海科館站が終点で、海の科学館（国立海洋科技博物館）への最寄駅です。雨の日には絶好の観光スポットですが、残念なことに月曜なのでお休みです。

　ホームに出ると、平渓線と深澳線の案内が出ています。

　平渓線は前方へ、深澳線は後ろへ行けと。

　なるほど、この二つの路線は同じホームから出るけど、ホームの前方と後方で場所わけしてるんだな。

　深澳線に乗る人はここで整列。

　平渓線に乗る人はここに整列。

　なるほど納得。

　深澳線に納得したところで改札へ。

　九份や十分への玄関口とあって、観光客でにぎわってます。

　日本語スタッフがいる案内カウンターもあります。
　

　とりあえずは荷物を預けましょう。
　荷物を持ったままでは出歩く気力が低下します。

　荷物を預けたらまず食事。
　花蓮のセブンイレブンでおにぎり買って食べたけど、もうすぐお昼だしね。

　駅の案内に「瑞芳美食街」と書いてあった方へ。

　この店で高麗菜包（キャベツまん）を買って、

瑞芳美食街 アジア料理

　こっちの店に持ちこんで蚵仔（牡蠣）麺線と一緒に食べます。
　一応こちらの店のおじさんに「包子を持ちこんで食べていい？」と確認しました。

　蚵仔麺線小40元。
　麺線はサッパリしてるのにしっかり味付けで、好きな食べ物の一つです。

　高麗菜包13元。
　キャベツぎっしり。野菜料理としていただけます。

　さて、このあとはどうしよう。