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 4月9日土曜日、三貂角で灯台見物をして時刻は昼過ぎです。<br /><br /> 台北からやってきたバスに、啓源(三貂角の近く)から乗車。海岸線を走っている間は車窓が楽しくて見入っていましたが、頭城から都市部に入るとだんだん眠くなってきました。バスは貸し切り状態なので、リクライニングをめいっぱい(路線バスだけどリクライニングできる)倒してお昼寝。運転手さんは心配して「どこで降りるの?」と聞き、「羅東です」と答えると、「じゃ終点だね、ゆっくりお休み〜」と言ってくれました。<br /><br /> 

2016-4月 台湾北東バス鉄旅 05 羅東站

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2016/04/08 - 2016/04/12

217位(同エリア352件中)

旅行記グループ 2016-04 台湾北東バス鉄旅

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30

binchanさん

 4月9日土曜日、三貂角で灯台見物をして時刻は昼過ぎです。

 台北からやってきたバスに、啓源(三貂角の近く)から乗車。海岸線を走っている間は車窓が楽しくて見入っていましたが、頭城から都市部に入るとだんだん眠くなってきました。バスは貸し切り状態なので、リクライニングをめいっぱい(路線バスだけどリクライニングできる)倒してお昼寝。運転手さんは心配して「どこで降りるの?」と聞き、「羅東です」と答えると、「じゃ終点だね、ゆっくりお休み〜」と言ってくれました。

 

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  •  12:40、羅東バスターミナル到着。<br /> 9:20台北発の便なので全行程3時間20分。運転手さん、お疲れ様です。<br /> 國光客運、こんな素敵な路線を運行してくれてありがとう!出来れば1812を増便してください。

     12:40、羅東バスターミナル到着。
     9:20台北発の便なので全行程3時間20分。運転手さん、お疲れ様です。
     國光客運、こんな素敵な路線を運行してくれてありがとう!出来れば1812を増便してください。

  •  私が下車したバスターミナルのホームはいたって普通のバス乗り場って感じでしたが、

     私が下車したバスターミナルのホームはいたって普通のバス乗り場って感じでしたが、

  •  隣のホームはこんなスタイリッシュな建物。

     隣のホームはこんなスタイリッシュな建物。

    羅東バスターミナル バス系

  •  宜蘭県内の路線バスは國光客運が運営しているので、近距離路線は全て國光の路線なんですが、台北から快速公路5号線(雪山トンネル)を通って宜蘭県に直行する路線が、葛瑪蘭客運や首都客運によって運行されています。<br /> 私が乗ってきた國光の路線もいわば台北→羅東の直行路線ですが、雪山トンネルでショートカットすると三分の一以下の時間で到着できます。そうなると、國光が台北からの長距離路線を運行する必要もないような気がします。例えば、ほかの客運会社がカバーしていない福隆→頭城のあたりだけ運行するとかね。<br /> バス好きとしては1811や1812のような路線にすごいロマンを感じるんですが、まさかバス好きのロマンのために運行しているわけでもあるまい。やっぱり台北からの路線の方が需要があるのかな。

     宜蘭県内の路線バスは國光客運が運営しているので、近距離路線は全て國光の路線なんですが、台北から快速公路5号線(雪山トンネル)を通って宜蘭県に直行する路線が、葛瑪蘭客運や首都客運によって運行されています。
     私が乗ってきた國光の路線もいわば台北→羅東の直行路線ですが、雪山トンネルでショートカットすると三分の一以下の時間で到着できます。そうなると、國光が台北からの長距離路線を運行する必要もないような気がします。例えば、ほかの客運会社がカバーしていない福隆→頭城のあたりだけ運行するとかね。
     バス好きとしては1811や1812のような路線にすごいロマンを感じるんですが、まさかバス好きのロマンのために運行しているわけでもあるまい。やっぱり台北からの路線の方が需要があるのかな。

  •  ここからは列車に乗り換えるのでとりあえず羅東駅へ。<br /> これは駅裏(後站)。タイトル写真が駅前(前站)。

     ここからは列車に乗り換えるのでとりあえず羅東駅へ。
     これは駅裏(後站)。タイトル写真が駅前(前站)。

  •  前站へは2階へ上がって線路を跨いで行きます。

     前站へは2階へ上がって線路を跨いで行きます。

  •  窓口や改札は線路を跨ぐ部分にあります。<br />

     窓口や改札は線路を跨ぐ部分にあります。

  •  普悠瑪から区間車までが時系列順に掲載された時刻表。やっぱこれが見やすい。

     普悠瑪から区間車までが時系列順に掲載された時刻表。やっぱこれが見やすい。

  •  改札口。

     改札口。

  •  ホームへ下りるエレベーターはなぜか改札の外にあるので、エレベータ前にもICカード用のリーダーが設置されています。<br /><br /> このカードリーダー、よく見ると「進站」と「出站」共用ですよね。普通は別々に二台設置されてます。このタイプのカードリーダーの使い方をご存じの方、教えてください。別の駅でこれがうまく使えずに困ったことがあったんですよ。

     ホームへ下りるエレベーターはなぜか改札の外にあるので、エレベータ前にもICカード用のリーダーが設置されています。

     このカードリーダー、よく見ると「進站」と「出站」共用ですよね。普通は別々に二台設置されてます。このタイプのカードリーダーの使い方をご存じの方、教えてください。別の駅でこれがうまく使えずに困ったことがあったんですよ。

  •  待合所の前には店とかゲームコーナーなんかがあります。

     待合所の前には店とかゲームコーナーなんかがあります。

  •  インフォメーションセンターもあります。

     インフォメーションセンターもあります。

  •  前站の1階にコインロッカー。大中小とありました。

     前站の1階にコインロッカー。大中小とありました。

  •  小は一回30元、中は50元、大はチェックし忘れました。

     小は一回30元、中は50元、大はチェックし忘れました。

  •  外をまわりこんだところにある行李房。

     外をまわりこんだところにある行李房。

  •  なんとも豪華なこの中国式建築の駅舎は1985年に立て直されたものです。宜蘭線は1913年に開通していて、最初の駅舎はその時にできました。当時の駅舎はいたって普通のコンクリート造りの駅舎だったんですが、なぜこういった派手な駅舎になったんでしょう。<br /> <br /> ちょっと妄想してみました。<br /> 宜蘭県には宜蘭市と羅東鎮という二つの大都市があります。現在の県庁所在地(縣治)は宜蘭市で人口が最も多いのも宜蘭市です。一見妥当に見えますが、羅東鎮は台湾の郷鎮で最も面積が狭く、宜蘭市の半分以下しかありません。そこに7万人以上の人口(宜蘭は96,000)があるんです。影響下にある地域を含めたら、決して宜蘭市に劣る規模ではありません。<br /> それでもやはり行政的中心は宜蘭市に持って行かれちゃいました。しか〜し、宜蘭の商業、文化の中心地は羅東にあり!そう主張するために、駅を豪華にしてみました!<br /> って、どうですか?たぶん大間違いだと思いますが、それくらいの意気込みを感じる駅舎なんです。

     なんとも豪華なこの中国式建築の駅舎は1985年に立て直されたものです。宜蘭線は1913年に開通していて、最初の駅舎はその時にできました。当時の駅舎はいたって普通のコンクリート造りの駅舎だったんですが、なぜこういった派手な駅舎になったんでしょう。
     
     ちょっと妄想してみました。
     宜蘭県には宜蘭市と羅東鎮という二つの大都市があります。現在の県庁所在地(縣治)は宜蘭市で人口が最も多いのも宜蘭市です。一見妥当に見えますが、羅東鎮は台湾の郷鎮で最も面積が狭く、宜蘭市の半分以下しかありません。そこに7万人以上の人口(宜蘭は96,000)があるんです。影響下にある地域を含めたら、決して宜蘭市に劣る規模ではありません。
     それでもやはり行政的中心は宜蘭市に持って行かれちゃいました。しか〜し、宜蘭の商業、文化の中心地は羅東にあり!そう主張するために、駅を豪華にしてみました!
     って、どうですか?たぶん大間違いだと思いますが、それくらいの意気込みを感じる駅舎なんです。

    羅東駅

    中華風の外観が特徴的 by binchanさん
  •  街歩きでもしようかな〜、と思っていましたが、いい加減疲れました。<br /> おなかも減ってきたし。(朝からおにぎり一個だからね)

     街歩きでもしようかな〜、と思っていましたが、いい加減疲れました。
     おなかも減ってきたし。(朝からおにぎり一個だからね)

  •  おっと、あつらえ向きにラーメン屋発見。<br /> 出発前に夫にも「まともなもの食えよ」と注意されていたんだった。ラーメンがまともな昼食かどうかはさておき、お店はまともだ。

     おっと、あつらえ向きにラーメン屋発見。
     出発前に夫にも「まともなもの食えよ」と注意されていたんだった。ラーメンがまともな昼食かどうかはさておき、お店はまともだ。

  •  豚骨ラーメンの「鉄道拉麵」。鉄の字が日本の漢字だ。でも麵の方は繁(正)体字。<br /><br /> 店外にある券売機で食券を買って入ります。

     豚骨ラーメンの「鉄道拉麵」。鉄の字が日本の漢字だ。でも麵の方は繁(正)体字。

     店外にある券売機で食券を買って入ります。

  •  160元の豚骨ラーメンを注文。券売機の左最上部にボタンがあったので、一番ポピュラーに違いない。<br /> このようなおつまみ付です。

     160元の豚骨ラーメンを注文。券売機の左最上部にボタンがあったので、一番ポピュラーに違いない。
     このようなおつまみ付です。

  •  拉麺はすごく普通の味。台湾らしいのは塩味が控えめなところかな。<br /> 玉子がおいしかったです。煮玉子なのかと思ったら、燻製でした。ほんのり味がついていて、スモークチーズみたいなコクがあっておいしかった。<br /> 日本にもこういう食材売ってるかな?商品名ご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。

     拉麺はすごく普通の味。台湾らしいのは塩味が控えめなところかな。
     玉子がおいしかったです。煮玉子なのかと思ったら、燻製でした。ほんのり味がついていて、スモークチーズみたいなコクがあっておいしかった。
     日本にもこういう食材売ってるかな?商品名ご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。

  •  13:00頃で、7割方お客が入ってました。

     13:00頃で、7割方お客が入ってました。

  •  さて、駅に戻って列車に乗ります。<br /> 羅東站、めっちゃ歓迎してくれてます。ありがと〜。

     さて、駅に戻って列車に乗ります。
     羅東站、めっちゃ歓迎してくれてます。ありがと〜。

  •  ん?駅弁の案内が。

     ん?駅弁の案内が。

  •  台鐵排骨便當(台鉄ステーキ弁当)はもう本日売り切れ。ほかの方の旅行記でよく見かけるお弁当だな。人気なんですね。

     台鐵排骨便當(台鉄ステーキ弁当)はもう本日売り切れ。ほかの方の旅行記でよく見かけるお弁当だな。人気なんですね。

  •  13:51の区間車に乗ります。

     13:51の区間車に乗ります。

  •  ホームから見る駅舎も中国式建築。

     ホームから見る駅舎も中国式建築。

  •  駅訪問の記念に站牌を撮影。<br /> 羅東駅の站牌には林業文化園区のイラストがついてますね。駅から徒歩10分くらいのところに文化園区があります。<br /><br /> 羅東は太平山の森林資源を集積流通させる拠点でした。林業によって羅東は発展してきた町なんです。太平山は阿里山、八仙山とともに台湾三大林場と言われたそうで、現在は森林遊楽區として人気の観光地になっています。

     駅訪問の記念に站牌を撮影。
     羅東駅の站牌には林業文化園区のイラストがついてますね。駅から徒歩10分くらいのところに文化園区があります。

     羅東は太平山の森林資源を集積流通させる拠点でした。林業によって羅東は発展してきた町なんです。太平山は阿里山、八仙山とともに台湾三大林場と言われたそうで、現在は森林遊楽區として人気の観光地になっています。

  •  1924年から1979年にかけて、羅東から大同郷土場まで羅東森林鉄道という林業鉄道が通っていました。一時期は旅客輸送も行っていて、羅東はそのターミナル駅でもあったのです。<br /> そのせいなのか、行き止まりになっている線(正式名称はなんていうんでしょう)もありました。<br /><br /> 戦前から台湾東部にある支線はそう多くはありません。その中で羅東森林鉄道は最大の規模であったと思われます。

     1924年から1979年にかけて、羅東から大同郷土場まで羅東森林鉄道という林業鉄道が通っていました。一時期は旅客輸送も行っていて、羅東はそのターミナル駅でもあったのです。
     そのせいなのか、行き止まりになっている線(正式名称はなんていうんでしょう)もありました。

     戦前から台湾東部にある支線はそう多くはありません。その中で羅東森林鉄道は最大の規模であったと思われます。

  •  13:51、区間車に乗車。<br /> 台湾鉄路を楽しむなら絶対区間車だよね。ちょっと冷房は効きすぎだけど、いつも空いていて快適です。(後日、空いてないという状況も発生し、区間車がいつでもどこでも快適とは限らないことが判明したんですが…。)<br /><br /> このあとは北迴線の起点駅、蘇澳新站へと向かいます。

     13:51、区間車に乗車。
     台湾鉄路を楽しむなら絶対区間車だよね。ちょっと冷房は効きすぎだけど、いつも空いていて快適です。(後日、空いてないという状況も発生し、区間車がいつでもどこでも快適とは限らないことが判明したんですが…。)

     このあとは北迴線の起点駅、蘇澳新站へと向かいます。

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2016-04 台湾北東バス鉄旅

この旅行記へのコメント (2)

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  • Middx.さん 2016/08/14 19:49:29
    燻製たまご
    binchanさん、こんにちは。

    少し前の旅行記なので遅いかもしれませんが
    私にとってはタイムリーだったのでスミマセン、書かせて下さい(*>_<*)ノ

    一昨日山形に行って、「スモッち」という商品名の燻製卵を買いました。
    私は初めて見たのですが、山形ではよく知られているそうで
    駅やお土産物屋さんなどあちこちで売られていました。

    半澤鶏卵という山形県天童市の会社の商品で
    半熟の卵を燻製にしたもので、
    開けた瞬間スモークの良い匂いがしてとても美味しかったです。

    山形まで行かなくても山形のアンテナショップや
    デパートなどの東北の物産展でもわりと売られていて、
    また直接通販でも買える様です。
    ただbinchanさんの召し上がった「スモークチーズみたいなコク」
    という程のコクは無いかもしれません。(食べる人によって感じ方が違うかも)
    通販で買って「イメージと違った・・・」となると申し訳ないので
    デパートなどで機会があれば探してみてはいかがでしょうか?

    山形から買って帰って、初めて家で食べてかなり美味しかったので
    同じ会社の違う商品や、違う会社の似た様な商品などを
    ちょうど調べていた所なのですが、この「スモッち」が
    binchanさんの燻製たまごに一番近い様な気がします。
    もし機会があれば、是非お試しを。長々とスミマセンでした。

    Middx.

    binchanさん からの返信 2016/08/14 21:21:43
    RE: 燻製たまご
    Middxさん、コメントありがとうございます。

     ゆで卵の燻製ってありそうでなかなかないですよね。
     山形の名産でそんなものがあるんですね。燻製って香りがいいですからね、その香りでコクを感じるのかも。
     貴重な情報ありがとうございました。

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