2016-４月　台湾北東バス鉄旅　13　北迴線全駅めぐり⑥崇徳站

2016/04/08 - 2016/04/12

　４月１０日日曜日、北迴線全駅めぐりが続きます。

　この站牌（駅名標）、和仁との距離が変ですね。実際は10.1キロです。

　崇徳站も崇徳の住民が利用しやすい場所にはありません。崇徳から花蓮へはバスも出ていて、それらは崇徳の町の中に停車します。しかし駅はそれよりちょっと北にあるのです。単線時代はここから北の連続トンネル区間を前に、長時間の停車ができる駅が必要でした。集落のすぐ近くにはそれだけ広い駅を作る余地がなかったのでしょう。
　貓鐵さん（台湾の鉄道マニアさんのＨＰ）によりますと、崇徳での時間調整は数時間に及ぶこともあったそうです、そのため駅の周りには飲食店や物販店が立ち並んでいたとのこと。しかし複線化後はその需要もなくなり、今ではひっそりとした三等站になっています。

　花蓮から崇徳まではトンネルもなく、人の住む場所を縫って走ってきます。正に北迴線らしい風景はここから始まるのです。

エリア 花蓮(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　7：26崇徳到着。

　

　漢本に似た断崖。
　崇徳・和仁間に清水断崖があるので、断崖っぷりは沿線随一かも。

　こちらは南（花蓮）方面。この先は山がなだらかになっています。
　この奥の方が太魯閣峡谷で、崇徳の町まで歩いてバスに乗ればこちらから太魯閣公園の入口まで行くことができます。

　そして駅にはやはり無蓋の貨車。

　駅舎に向かうにはやはり地下道を通ります。

　貼ってあるのは鉄道安全のポスターばかりでちょっと残念。

　改札に到着。
　一緒に降りたお客はいなかったので、このお兄さんはこれから乗るのかな？

　カード改札機にビニール。確かに雨にぬれちゃいそう。
　お兄さんはまだホームで待ってます。

　え？お兄さん乗らないの？？勤務交代の駅員さんかな？
　別にこのお兄さんを撮影してたわけじゃないんですけど、たまたま撮るタイミングにシンクロしてきて…。

　一人旅だと話す相手もいないので、こんなことばっかり目につきます。

　西部幹線の（中途半端に）古い駅みたいな雰囲気。

　きっとこのあたりにお店が立ち並んでたんでしょう。

　そのころの面影を求めて駅の周りをうろついていたら駅員さんに注意されちゃった。不審者には注意しなくっちゃね。

　駅前は台９線（蘇花公路）が通ってますが、駅は道路より低いところにあります。
　なので、階段を上って外へ。

　蘇花公路。駅前ですがご覧の通り民家一つありません。

　崇徳海灣という海辺に向かいます。

　太魯閣に連なる断崖です。

　今日も霧が多い。晴れたら晴れたで日焼けに悩むけど、やっぱり青空をバックにした山々が見たい。

　途中にあった岩。
　落石かな。何か書いてあるから誰かが置いたもの？ところどころ、軽自動車くらいの岩が道端に転がってます。それはきっと落石。怖〜。

　ここにも定置網の会社があります。
　漢本と崇徳はかなり離れているけれど、シチュエーションが似てますね。

　この看板があるところで海の方へ曲がります。

　線路のところまで来ました。
　工事中で足元がよくない。

　定置網の会社。

　奥のトンネルはもとあった線路の高架。手前が複線化に伴って増設された高架だと思われます。

　いざ、海へ。

　崇徳海灣。
　清水断崖の方面を見ています。

崇徳海湾 海岸・海

　私の写真テクをごまかすには青空が必要なんですが…。
　でも結構きれいな景色だったんですよ。写真はこんなんですけど。

　波を撮影したんだけどボケボケ。
　思ったほど荒海ではなかった。

　ここで高波にさらわれても誰にも気づかれないままだろうな。
　だから波打ち際に行く勇気はないです。

　では帰ります。
　駅から海灣まで歩いて10分でした。

　駅に帰ってきました。
　8：11の区間車で景美に移動します。