2016-４月　台湾北東バス鉄旅　22　花蓮縣政府

2016/04/08 - 2016/04/12

　４月１０日日曜日、早朝から北迴線全駅めぐりに明け暮れていました。

　しかし、忘れちゃいけない縣政府撮影。私は台湾全縣の縣政府（県庁）の撮影も目指しています。最近鉄道やバスの方に力を入れ過ぎて、縣政府がおろそかになっちゃってて。今回撮影予定の花蓮縣政府も、たどりついた時にはもう夕暮れ。やっつけ仕事状態です。

　台湾に現在ある県は13。縣政府撮影は花蓮が８県目です。かつて県だった台北・桃園・台中・台南・高雄の旧縣政府も含めると13つ目。
　あと５県でコンプリートですが道のりは長い。
　

エリア 花蓮(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　16：39和平から乗った区間車はこれまた混雑していました。客層はおよそレジャー帰りの地元人といったところ。
　最後尾車両に乗ったので自転車の人も多かったです。
　自転車を持って乗っていた人に、「どの区間車でも最後尾車両は自転車が持ちこめるんですか」と聞いてみました。その人は乗ったことない路線は知らないけれど、東部幹線はそうだよ、と教えてくれました。車内でも（はっきり聞き取れたわけではありませんが）そんなアナウンスがありましたし。でも台鐵のＨＰではそのような記述を見つけることができません。でも北迴線については持ちこめること確実です。

　さて、花蓮に戻る前に縣政府に寄るので、17：10北埔で下車しました。

　バス停に移動。

　17：20、バスがやってきました。時刻表より10分近く早いです。

　17：34縣政府前で下車。

　このバス停の一つ前で、下車ボタンが押されたのに誰も下りない、という事件が発生しました。誰が押したのかわかりませんが、次で私が下りたので絶対犯人だと思われてるよね〜。なんて思いながら下車しました。

　縣政府到着。
　地味すぎる。もしかして台湾で最も地味な縣政府かも。
　ちなみに宜蘭縣政府は台湾で最も美しい縣政府とされています。検索すると写真も出てくるので是非ご覧ください。私の旅行記もありますが、びっくりするぐらいその魅力が伝わってません。
http://4travel.jp/travelogue/10671511

　中華民国の旗ばかりが目立つ花蓮縣政府。そいういう土地柄？

　ほかの縣政府なら県のマークがデザインされてるとか、県の花や鳥をあしらったオブジェがあるとか、何かしらの意匠が施されているのに。よく言えば質実剛健ですね。

　縣政府正面入口。日曜日だから誰もいません。

　撮影も終えて、ホテル方面に移動したいのですが、縣政府、市街地、ホテルはそれぞれ一辺が約２キロの正三角形を描く形で離れてます。
　バスは１時間後なのでとりあえず歩くことに。

　バスが来るまで食事でもしていようと思ったのに、縣政府周辺は本当に何もなかった。次のバス停は地方法院（裁判所）前なのですが、あるのは弁護士事務所ばかり。その中にぽつんとドイツ料理店があり、お店のマスター（ドイツ人）が声をかけてくれたんですが、ただの好奇心からのようでお店はまだ開店前とのこと。表に出ていた看板によると、メインはドイツソーセージらしい。今日はもう２本もソーセージ食べたから、どっちにしてもこの店はナイ。

　その次のバス停「上美崙」まで来ると、商店が増えてきました。洋服屋さんをひやかしたりして楽しく歩いていましたが、雨が強くなってきてしまいました。

　バス停から近かったこのお店に駆け込み。
　もうなんでもいいからお店に入ってご飯を食べよう。

　鹽烤靖魚飯というものを注文。ドリンクとあわあせて180元。
　内容はわからないけど、「鹽（塩）」と「魚」と「飯」の文字があるからには、塩味の魚がのった丼物でも出てくるんだろうと推測。出てきたのはサバの塩焼き定食。お惣菜もついてて幸せ。白いご飯は五穀米に変更できます。
　お店はおしゃれなカフェで、若者や家族連れでにぎわっていました。

　唯一の難点はアルコール類がないこと。右上のドリンクは緑茶です。

　お店の人もとっても親切でした。
　地元でも人気らしく、次々とお客さんが入っていきます。

　店の目の前が上美崙のバス停。バスアプリでバスの接近を確認して店を出ることができました。

　そのままバスに乗ってホテルに戻るつもりでしたが、マッサージ店の看板を発見し花蓮客運總站で途中下車。

花蓮総站 駅

　五行堂足體養身會館　水分店。

　脚底と背部（肩、背中）がセットで70分999元のコースにしました。
　

　足湯、椅子で脚底、二階のベッドで背部の施術。ものすごく疲れていたので本当に気持ちよかったです。特に背部は短時間なのにかなりほぐれました。

　施術してくれた人は新北板橋育ちのお兄さん。台湾を県別に旅行していると話したら、「じゃあ次はどこに行くの？」と聞いてくれ、「新竹はどう？新竹でビーフン食べてよ」と提案してくれました。私の旅行の行き先を提案してくれる人なんてめったにいないので会話が楽しかった。聞き返してばかりだったけど。

　マッサージを終えて花蓮客運總站へ戻ったけれど、バスはまだまだ来ないようです。

　よく見たら、總站の隣は鉄道文化館だった。
　今回は花蓮縣政府を撮影して、花蓮を観光する旅のはずだったのに、花蓮の有名どころを何一つ見ていない。まあ、花蓮県内の駅は７つほど訪問し、太魯閣の入口まで行ったけど…。これで花蓮観光したってのははばかられるなあ。今度は花東線の駅を巡りつつちゃんと花蓮観光しようっと。

花蓮鉄道文化園区 博物館・美術館・ギャラリー

　道の向こうには夜市。でも寄っていく元気はないです。
　夜市の周りにタクシーが停まっていたのでそれでホテルへ。

　このタクシーの運転手さんは「見たところ台湾人じゃないよね」と話しかけてきて、日本人だと言うと「日本人はよく台湾に来るし、台湾人もよく日本に行く。でも大陸の人は日本をよく思ってないよね」といった感じのことを言ってきました。すべて聞き取れたわけではないのですが、たぶんこんな内容。真意を伝えられるほどの語学力もないので、その先は続けませんでしたし、運転手さんがその後どう話を続けたかったのかはわかりませんが、こんな話題を出されることもあるんですね。

　21：00ホテル着。ビール飲んでシャワー浴びて、早々に寝ました。明日の列車は7：23だ！