2015/06/22 - 2015/06/29
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2013tomoさん
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6月22日(月)のモスクワタイム16:52
(現地時間23:52)に私が乗ったシベリア鉄道
0993A号はいろいろハプニングはあったが定刻通り
ウラジオストック駅を出発した。
私が利用した客車は3等車(冷房なし)である。
一般的にシベリア鉄道の客車には次の等級がある。
①1等 2つのベッドが向かい側にある2人用
コンパートメント寝台車
②2等 2段ベッドが向かい側にある4人用
コンパートメント寝台車
③3等 コンパートメントではなく進行方向に直角に
置かれた2段ベッド2つと通路沿いに進行方向
に平行におかれた2段ベッド1つの6人用の開放式
寝台車
※私がインターネット予約したサイトでは
3等車はプライバシーが確保できないので
外国人にはお勧めしないとの記載があった。
(しかし「ロシア」を肌で感じるために私は
3等車の旅をお勧めしたいです。
ロシアは頭で理解することは出来ません)
さらに冷房つきと冷房なしに分類される。
私が利用したシベリア鉄道の予約サイトは次の通り
鉄道チケット | Russian Trains
www.russiantrains.com/jp/
3等車の料金は9626.80ルーブル(約30,400円)で等級が
上がるにつれて倍々なると聞いたことがある。
以下の旅行記で3等車の生活空間を説明する。
シベリア鉄道は7泊8日の長期間の鉄道旅行であり
最初はどうなることやらと不安であったが旅の終
わりのころには「狭いが住み心地の良い我が家」の
ような感覚で楽しめるようになて来たから不思議だ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
私の3等車両を車掌室前から見た様子。
客車内はプライバシーがあるので撮影しなかったが
人がぎっしり収容されていて生活感にあふれている。
写真の左上をよく見ると足の先がニョッキと出ている。
ロシア人の男性は背が高い人が多いのでベッドが短いと
このような状況になるようだ。
注意して歩かないと頭をぶつける。
車掌室前には24時間お湯が使える給湯器(サモワール)も
設置されていて車内生活にとって重要なスペースである。
トイレ兼洗面所もここに一つある。
車両後方にもうひとつトイレ兼洗面所がある。
車掌の仮眠室ドアには時刻表が貼られていたが後でこれが
重要な情報であることが判明
車掌は二人(女性)いて昼夜24時間体制で勤務している。
ウラジオストックからモスクワまでこの二人で私の3等車の
お世話をするのだから大変な仕事だ。ウラジオストック駅 駅
-
私の3等客車の後方から撮影した車内の様子。
よく見るとベットから乗客の足が飛び出して
いるのが見える。
夜中にトイレに行くときは私の頭がみなさんの
足にぶつかるので「ごめんなさい。ごめんなさい。」
といいながら通路を注意しながら歩いていた。
客車は原則として閉めきっているのでかなり暑くなる。
子供たち(特に男の子)は上半身裸で走り回っていた。ウラジオストック駅 駅
-
私が7泊8日生活したベッドである。
ベッドの下に収納スペースがある。
2段式ベッドの下段を使用していたが乗客の
依頼(後程「出会った人達」で説明します)があり
上段ベッドも使用した。
上段ベッドからの降り方は私には難しかった。
降りるときの位置が悪いと随分高い所から飛び降りる
ことになる。
他の乗客のまねをして自分のベットの梯子を右手で
しっかりと握り、左手を伸ばして向かい側のベットの
縁をしっかり握った後で、十字懸垂の要領で空中に体を
ぶら下げてからゆっくり自分のスリッパの上まで下降させる。
しかしバランスを崩したりすると下段のベットで寝ている人の
足を踏んずけてしまうことがあった。
私には上段ベッドは向いていない。
体の軽い子供たちはお猿さんのように上段ベッドへの上り下り
を楽しんでいた.
中には特殊訓練を受けた兵隊さんであろうか身長190cm以上、
体重100キロ以上の大男が軽やかに上段ベッドへの上り下りを
こなしていたのでただ私がへたくそなだけであると思う。
写真の場面は昼間なので4人が座席として使うので
私の布団やシーツは窓側に畳んでいる。
なぜか私の座席は座りごこちが良いのか定員は2人なのに
乗客仲間が3人程よく座っていた。
座席にも乗客の力関係が作用していたように思う。
窓側に小さなテーブルが見えるがこれを4人又は
6人が朝食、昼食、夕食時に共同して使用していた。
グループ単位で時間差を作って使用していた。
テーブルの下に青いごみ袋が見える。
私はたまったごみを後方のごみ収納箱に捨てる役割を
ボランティアで行っていた。
私の洗濯したタオル等もここに干して乾かしていた。
慣れるとこの場所は狭くはあるが基本的生活は可能な
最少スペースである。
ベッドでの睡眠自体に問題はなかったが、
列車が走行中は振動が直接体に伝わってくるので
ふと夢から覚めたときに
「地震だ!」とびっくりすることがあった。
余談だが荒畑寒村氏が大正12年、ロシアのコミンテルンに
日本共産党の成立を報告するためにこのシベリア鉄道を利用して
露満国境越えを決行したとき原因不明の腹痛に悩まされた。
同伴したロシア人から
「それはシイ・シック(船酔い)だ。慣れないものがこの鉄道で
旅をすると、船酔いと同じような兆候を現わすのだ。」
という説明を受けたと記載されている。
「寒村自伝」荒畑寒村著(下巻)岩波文庫の「シベリア鉄道旅行記」より。
当時は線路の補修事情から車体の震動がもっと大きかったことも予想
されるのでこのような「船酔い」症状が現れたのかもしれない。
私は幸いに「地震だ!」と夢から覚まされただけであった。ウラジオストック駅 駅
-
24時間100度の熱湯を供給するサモワール(給湯器)。
これでコーヒー、お茶、スープ、即席めん等を作る。
食器洗い、簡単な洗濯、体の清拭を行っていた。
朝は女性たちが方にバスタオルをひっかけてトイレの前で
順番を待っていたがトイレの中で体を清拭していたと思う。
小さな子供たちは座席で体をふかれていた。
また仲が良くなった乗客が集まり談笑する場ともなる。
水のあるところに自然に人が集まるのはどこでも同じだ。
お湯は常に供給されるので飲料水確保の不安は解消する
ことができた。ウラジオストック駅 駅
-
車両の前後に設置されている水洗トイレ。
この車両ではタンク式ではなく列車が走行中に
線路に落とす方式である。
便器の下にあるペダルを踏むと水が流れてくる。
(最初はこのペダルがどこに
あるのかわからずに困った)
この方式では列車が駅に到着する30分前と
発車した後の30分間は
トイレは使用できずドアは
無慈悲にも鍵がかけられる。
つまり駅での停車時間プラス1時間は
車内のトイレは使用不能
となるのだ。
ここで車掌の仮眠室前に
掲示されている時刻表が重要となる。
駅の到着時刻の30分以上前に
用を足しておくことが大切となる。
ひとつ前の車両のトイレはタンク方式なので
このような制限はない。
しかし、各車両の車掌が清掃責任を
持っているので縄張り的なものがあり、
私が勝手に使用しようとしたら
その車両の女性車掌にこっぴどく
叱られたことがあった。
でも車掌がいない時を
見計らって時々使用していたが。
トイレ内は車掌さんがこまめに
清掃してくれていたので清潔であった。
車掌さん本当にありがとうございます!
ところで先回の世界一周旅行でとても
重宝した簡易ウォッシュレット(単価980円)
を今回の旅行にも持参していたがトイレの中
に忘れてしまった。
しばらくしてトイレの中を見に行ったがすでに
なかった。
ひろった人がどのように使うのかとても興味が
ある。
ケースには「クリーンウォッシュ」と英語で
書かれている。
(使用例)
・水筒として水を入れる。
・洗剤を入れて食器を洗う
・シャワーが出るのでシャンプーとして使う。
・ウオッカやワインを入れてシャワー状にして飲む。
(飲みすぎ防止のため)
等、いろんな工夫が考えられる。ウラジオストック駅 駅
-
この洗面台は手を洗うだけでなく、洗面全般、体の清拭等
幅広く活用されていた。
ここも大切な生活空間である。
シベリア鉄道では食料さえ
準備しておけば最低限の生活は
維持できる仕組みになっていると思う。
次回は食事編のなかで食堂車の活用を中心に説明する。
食堂車両はシベリア鉄道旅行を楽しくする場所として
お勧めしたい。ウラジオストック駅 駅
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