サン=ジャン=ピエ=ド=ポル旅行記(ブログ) 一覧に戻る
写真はSaint-Jean-Pied-de-Portの巡礼出発門を出て<br />しばらくまっすぐ行ったところにある巡礼路の標識である。<br /><br />①のピンクの道はナポレオンルートで標高差が1250mあり<br /> 1日で直接スペイン側のロンセスバジェス(Roncesvalles)<br /> まで行く道である。<br /> 一般的にはこの道を歩くのが便利と言われている(約27㎞)。<br /> しかし、標高1480mのレポエデール峠まで約7時間の登り道<br /> が連続していて水場も少ない。<br /> <br />②のグリーンの道はピレネーの山麓を歩き1日目は途中の<br />Valcarlosの村で宿泊し(約14㎞)、<br /> 翌日にロンセスバジェスに行く道(約13㎞)であり<br /> ①と比較し楽な道と言われている。<br />  このルートの巡礼路の多くは一般道と同じ道を走っている。<br /><br />私は体力と今年の暑さを考えて②の道を歩くことにしていた。<br /><br />7月20日、私はジットを朝の7:00に出発した。<br /><br />この日は5:00に起床し、1階の食堂前のテラスの<br />早朝の青い薄明りの中で出発の準備をした。<br /><br />朝食はフランス巡礼路を一緒に歩いた仲間たちと取った。<br /><br />ジットのオーナーの配慮か食卓の上にはローソクの火が灯され、<br />グレゴリオのミサ曲が静かに流れていた。<br /><br />7:00に私が出発するときは仲間たちが玄関前まで見送ってくれた。<br /><br />彼女たちは少し遅れて出発し<br />ナポレオンルートでピレネーを越える予定である。<br />また会う可能性は少ないであろう。<br /><br />「ブエンカミーノ!(巡礼路に幸多かれ!)」と<br />お互いに旅立ちの言葉を交わす。<br />寂しさが胸にこみ上げてくる。<br /><br />しかしこれが巡礼路(カミーノ)である。<br /><br />「出逢いの数だけ別れがあるのだ。」と言い聞かせて<br />巡礼出発門へ向け坂道を下った。<br /><br />カテドラル前で旅の無事を祈り、<br />出発門を通り抜けようとすると<br />なんと昨日ドイツ人のステファニーさんと一緒に昼食をした<br />韓国人の大学院生ウニュさんが向こうから歩いてくるではないか。<br /><br />私は驚きながら<br />「ウニュさん。おはよう!<br />今日はもっと早く出発するんじゃなかったの?」<br />と聞くと<br />「もう少し早く出発しようと思っていたんだけど<br /> いろいろなことがあって今の時間になったの。<br /> Tomoとまた会えるなんて偶然ね。」と言う。<br />さらに続けて<br /><br />「ところで昨日はありがとう。<br /> 私は大学院で心療内科医になることに<br /> 不安を感じていたんだけど<br /> 昨日のTomoの言葉で勇気づけられたわ。<br /> Tomoはアドラー心理学の「勇気づけ」の言葉を<br /> 使ったでしょ。」と言う。<br /><br />「少しね。<br /> でもウニュさんは蜂の心も理解して仲良くやって<br />行けるんだから人間のクライアントとは<br />もっとうまくやっていけると思うよ。」<br />と答えると爽やかな笑顔を返してくれた。<br /><br />彼女とは握手をし<br />「ブエンカミーノ!」と言葉を交わして<br />それぞれ反対方向に歩いて別れた。<br /><br />②の巡礼路を進むと<br />ピレネーの山々が朝日に光る朝靄の上に<br />かすんだ姿を現していた。<br /><br />今日は天気も良いし約14㎞の行程だから巡礼は楽勝だ<br />と考えていた。<br /><br />ところが今日も様々なドラマが私を待ち構えていたのである。<br /><br /><br /><br />(インターネットからの参考)<br /><br />denden mushi no kanashimi<br />「でんでんむしのかなしみ」(その2)<br />The Sorrow of a Snail<br /><br />Niimi Nankichi<br />新美南吉<br />by Niimi Nankichi<br /> <br /><br />nan desu ka<br />「なんですか。」<br />“Why…what happened?”<br /><br />to otomodachi no denden mushi wa kiki mashita<br />とお友達のでんでんむしは聞きました。<br />Asked the friend snail.<br /><br />watashi wa nantoiu hushiawase mono desyou<br />「わたしは、なんという、不幸せものでしょう。<br />“I am a very pitiful creature.<br /><br />watashi no senaka no naka ni wa kanashimi ga <br />ippai tsumatte iru no desu<br />わたしの背中の殻の中には、<br />悲しみがいっぱい詰まっているのです。」<br />I have much sadness which I have been bearing <br />on my back shell.”<br /><br />to hajime no denden mushi ga ii mashita<br />と、始めのでんでんむしが、話しました。<br />Exclaimed the first snail.<br /><br />suruto otomodachi no denden mushi wa iimashita<br />すると、お友達のでんでんむしは言いました。<br />The friend snail responded,<br /><br />anata bakari de wa arima sen watashi no senaka ni mo<br /> kanashimi wa ippai desu<br />「あなたばかりではありません。わたしの背中にも、<br />悲しみはいっぱいです。」<br />“Not only you. I also am overwhelmed with grief on my back.”<br /><br />soreja shikatanai to omotte<br />それじゃ仕方ないと思って、<br />So, the snail just shrugged it off…<br /><br />hajime no denden mushi wa betsu no otomodachi no tokoro e<br />iki mashita<br />始めのでんでんむしは、別のお友達の所へ行きました。<br />However, the first snail went to see another friend.<br /><br />suruto sono otomodachi mo ii mashita<br />すると、そのお友達も言いました。<br />And that friend, too, responded in like manner.<br /><br />anata bakari de ha ari masen watashi no senaka ni mo <br />kanashimi wa ippai desu<br />「あなたばかりではありません。わたしの背中にも、<br />悲しみはいっぱいです。」<br />“Not only you. I also am overwhelmed with grief on my back.”<br /><br />sokode hajime no denden mushi wa mata betsu no otomodachi <br />no tokoro e iki mashita<br />そこで、始めのでんでんむしは、また別の、お友達の所へ行きました。<br />So, the snail went, yet, to visit another friend.

還暦一人旅(巡礼20日目)ピレネー越えー困った出逢い でんでんむしのかなしみ(その2)

32いいね!

2015/07/20 - 2015/07/21

5位(同エリア30件中)

2013tomo

2013tomoさん

写真はSaint-Jean-Pied-de-Portの巡礼出発門を出て
しばらくまっすぐ行ったところにある巡礼路の標識である。

①のピンクの道はナポレオンルートで標高差が1250mあり
 1日で直接スペイン側のロンセスバジェス(Roncesvalles)
 まで行く道である。
 一般的にはこの道を歩くのが便利と言われている(約27㎞)。
 しかし、標高1480mのレポエデール峠まで約7時間の登り道
 が連続していて水場も少ない。
 
②のグリーンの道はピレネーの山麓を歩き1日目は途中の
Valcarlosの村で宿泊し(約14㎞)、
 翌日にロンセスバジェスに行く道(約13㎞)であり
 ①と比較し楽な道と言われている。
 このルートの巡礼路の多くは一般道と同じ道を走っている。

私は体力と今年の暑さを考えて②の道を歩くことにしていた。

7月20日、私はジットを朝の7:00に出発した。

この日は5:00に起床し、1階の食堂前のテラスの
早朝の青い薄明りの中で出発の準備をした。

朝食はフランス巡礼路を一緒に歩いた仲間たちと取った。

ジットのオーナーの配慮か食卓の上にはローソクの火が灯され、
グレゴリオのミサ曲が静かに流れていた。

7:00に私が出発するときは仲間たちが玄関前まで見送ってくれた。

彼女たちは少し遅れて出発し
ナポレオンルートでピレネーを越える予定である。
また会う可能性は少ないであろう。

「ブエンカミーノ!(巡礼路に幸多かれ!)」と
お互いに旅立ちの言葉を交わす。
寂しさが胸にこみ上げてくる。

しかしこれが巡礼路(カミーノ)である。

「出逢いの数だけ別れがあるのだ。」と言い聞かせて
巡礼出発門へ向け坂道を下った。

カテドラル前で旅の無事を祈り、
出発門を通り抜けようとすると
なんと昨日ドイツ人のステファニーさんと一緒に昼食をした
韓国人の大学院生ウニュさんが向こうから歩いてくるではないか。

私は驚きながら
「ウニュさん。おはよう!
今日はもっと早く出発するんじゃなかったの?」
と聞くと
「もう少し早く出発しようと思っていたんだけど
 いろいろなことがあって今の時間になったの。
 Tomoとまた会えるなんて偶然ね。」と言う。
さらに続けて

「ところで昨日はありがとう。
 私は大学院で心療内科医になることに
 不安を感じていたんだけど
 昨日のTomoの言葉で勇気づけられたわ。
 Tomoはアドラー心理学の「勇気づけ」の言葉を
 使ったでしょ。」と言う。

「少しね。
 でもウニュさんは蜂の心も理解して仲良くやって
行けるんだから人間のクライアントとは
もっとうまくやっていけると思うよ。」
と答えると爽やかな笑顔を返してくれた。

彼女とは握手をし
「ブエンカミーノ!」と言葉を交わして
それぞれ反対方向に歩いて別れた。

②の巡礼路を進むと
ピレネーの山々が朝日に光る朝靄の上に
かすんだ姿を現していた。

今日は天気も良いし約14㎞の行程だから巡礼は楽勝だ
と考えていた。

ところが今日も様々なドラマが私を待ち構えていたのである。



(インターネットからの参考)

denden mushi no kanashimi
「でんでんむしのかなしみ」(その2)
The Sorrow of a Snail

Niimi Nankichi
新美南吉
by Niimi Nankichi
 

nan desu ka
「なんですか。」
“Why…what happened?”

to otomodachi no denden mushi wa kiki mashita
とお友達のでんでんむしは聞きました。
Asked the friend snail.

watashi wa nantoiu hushiawase mono desyou
「わたしは、なんという、不幸せものでしょう。
“I am a very pitiful creature.

watashi no senaka no naka ni wa kanashimi ga
ippai tsumatte iru no desu
わたしの背中の殻の中には、
悲しみがいっぱい詰まっているのです。」
I have much sadness which I have been bearing
on my back shell.”

to hajime no denden mushi ga ii mashita
と、始めのでんでんむしが、話しました。
Exclaimed the first snail.

suruto otomodachi no denden mushi wa iimashita
すると、お友達のでんでんむしは言いました。
The friend snail responded,

anata bakari de wa arima sen watashi no senaka ni mo
kanashimi wa ippai desu
「あなたばかりではありません。わたしの背中にも、
悲しみはいっぱいです。」
“Not only you. I also am overwhelmed with grief on my back.”

soreja shikatanai to omotte
それじゃ仕方ないと思って、
So, the snail just shrugged it off…

hajime no denden mushi wa betsu no otomodachi no tokoro e
iki mashita
始めのでんでんむしは、別のお友達の所へ行きました。
However, the first snail went to see another friend.

suruto sono otomodachi mo ii mashita
すると、そのお友達も言いました。
And that friend, too, responded in like manner.

anata bakari de ha ari masen watashi no senaka ni mo
kanashimi wa ippai desu
「あなたばかりではありません。わたしの背中にも、
悲しみはいっぱいです。」
“Not only you. I also am overwhelmed with grief on my back.”

sokode hajime no denden mushi wa mata betsu no otomodachi
no tokoro e iki mashita
そこで、始めのでんでんむしは、また別の、お友達の所へ行きました。
So, the snail went, yet, to visit another friend.

旅行の満足度
4.0
ホテル
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 朝の6:30にジットでフランス巡礼路を歩いた仲間たちと<br />最後の朝食を取った。<br />ろうそくの灯がともされた部屋の中は<br />グレゴリオ聖歌のミサ曲が静かに流れている。<br /><br />これからピレネー山を越えて<br />スペイン巡礼路に入るのだ<br />という厳かな気持ちが自然と高まる。

    朝の6:30にジットでフランス巡礼路を歩いた仲間たちと
    最後の朝食を取った。
    ろうそくの灯がともされた部屋の中は
    グレゴリオ聖歌のミサ曲が静かに流れている。

    これからピレネー山を越えて
    スペイン巡礼路に入るのだ
    という厳かな気持ちが自然と高まる。

  • ピレネー山を越えるルートが二つあることは<br />昨日に巡礼相談センターで聞いていた。<br /><br />私は自分の体力と暑さ対策を考えて<br />2日かけてピレネー山を越えるルートを選んだ。

    ピレネー山を越えるルートが二つあることは
    昨日に巡礼相談センターで聞いていた。

    私は自分の体力と暑さ対策を考えて
    2日かけてピレネー山を越えるルートを選んだ。

  • この巡礼ルートは一般車道と並行して走っている。<br /><br />早朝は車は少ないが注意が必要である。

    この巡礼ルートは一般車道と並行して走っている。

    早朝は車は少ないが注意が必要である。

  • ピレネーの山々は朝靄の向こうに<br />霞んでいた。<br /><br />朝の太陽光が神々しい。<br /><br />今日も天気が良さそうだ。

    ピレネーの山々は朝靄の向こうに
    霞んでいた。

    朝の太陽光が神々しい。

    今日も天気が良さそうだ。

  • 私は標識に注意しながら巡礼路を進んで行った。<br /><br />今日一日は私の影が唯一の連れ合いになりそうだ

    私は標識に注意しながら巡礼路を進んで行った。

    今日一日は私の影が唯一の連れ合いになりそうだ

  • ボンヤリしながら巡礼路を歩いていると、<br />突然後方から<br />「Tomo!どうしてこんなところを歩いているの?」<br />と声をかけられる。<br /><br />ポワチエ大学の大学院生のウニュさんだ。<br /><br />「ピレネー山を越える巡礼路を歩いているんだ。<br /> もっと一般道と並行して走っていると思っていたんだけど<br /> この道は山道で静かだね。」<br />と答えた。<br /><br />ウニュさんは<br />「私は北のイルンに行く道を歩いていると思っていたんだけど。」<br />と言いながら結局しばらく一緒に歩くことになった。

    ボンヤリしながら巡礼路を歩いていると、
    突然後方から
    「Tomo!どうしてこんなところを歩いているの?」
    と声をかけられる。

    ポワチエ大学の大学院生のウニュさんだ。

    「ピレネー山を越える巡礼路を歩いているんだ。
     もっと一般道と並行して走っていると思っていたんだけど
     この道は山道で静かだね。」
    と答えた。

    ウニュさんは
    「私は北のイルンに行く道を歩いていると思っていたんだけど。」
    と言いながら結局しばらく一緒に歩くことになった。

  • 二人で標識を確認しながら巡礼路を歩いて行った。<br /><br />天気も良いしピレネーの山麓は緑が美しい。<br /><br />こんな日は一人より二人で歩く方が楽しい。<br /><br />爽やかな風に吹かれて話しも弾む。

    二人で標識を確認しながら巡礼路を歩いて行った。

    天気も良いしピレネーの山麓は緑が美しい。

    こんな日は一人より二人で歩く方が楽しい。

    爽やかな風に吹かれて話しも弾む。

  • しかし、巡礼路の分岐点まで来て<br />私は道に迷っていることに気が付いた。<br /><br />すると歩いてきた道の後方から男女の巡礼が<br />歩いてくるのが見えた。<br /><br />彼らが追いついて来るのを待って位置を確認すると<br />私は4キロ程前の教会を左の道に曲がるべきであった<br />ことが判明した。<br /><br />「4キロをまた歩いて引き返すのか…。」<br />と考えていると、<br />前方から犬を二匹連れた初老の男性が歩いてきた。<br /><br />「どうしたの?」と聞いてきたので<br />ウニュさんがフランス語で<br />眉を八の字にしながら一生懸命説明している。<br /><br />どうも<br />「この人は長い間歩いて疲れ切っているので<br />これから4キロをまた歩いて引き返すのはかわいそうだ。」<br />とでも言っているようだ。<br /><br />男性が「それでは途中に車を止めているので<br />私が教会まで送ってあげよう。」と言ってくれた。<br /><br />ウニュさんの懸命の説明が男性の心を動かしたのだろう。<br /><br />ウニュさん「カムサハニムダ(ありがとう)!」<br />と韓国語で言った。<br />(お礼くらいは韓国語でも言える)<br /><br />ウニュさんとはここで別れることになった。<br /><br />

    しかし、巡礼路の分岐点まで来て
    私は道に迷っていることに気が付いた。

    すると歩いてきた道の後方から男女の巡礼が
    歩いてくるのが見えた。

    彼らが追いついて来るのを待って位置を確認すると
    私は4キロ程前の教会を左の道に曲がるべきであった
    ことが判明した。

    「4キロをまた歩いて引き返すのか…。」
    と考えていると、
    前方から犬を二匹連れた初老の男性が歩いてきた。

    「どうしたの?」と聞いてきたので
    ウニュさんがフランス語で
    眉を八の字にしながら一生懸命説明している。

    どうも
    「この人は長い間歩いて疲れ切っているので
    これから4キロをまた歩いて引き返すのはかわいそうだ。」
    とでも言っているようだ。

    男性が「それでは途中に車を止めているので
    私が教会まで送ってあげよう。」と言ってくれた。

    ウニュさんの懸命の説明が男性の心を動かしたのだろう。

    ウニュさん「カムサハニムダ(ありがとう)!」
    と韓国語で言った。
    (お礼くらいは韓国語でも言える)

    ウニュさんとはここで別れることになった。

  • 男性の車のお蔭でもとの巡礼路に戻れた。<br /><br />それから後の道は若干の登り下りはあったが<br />歩きやすい巡礼路であった。<br /><br />この道を歩いている巡礼仲間は少ない。<br />(ちょっぴり寂しいな…。)<br /><br />ナポレオンルートを歩くべきであったかと<br />少し反省した。

    男性の車のお蔭でもとの巡礼路に戻れた。

    それから後の道は若干の登り下りはあったが
    歩きやすい巡礼路であった。

    この道を歩いている巡礼仲間は少ない。
    (ちょっぴり寂しいな…。)

    ナポレオンルートを歩くべきであったかと
    少し反省した。

  • さらにしばらく歩くと<br />遠くにValcarlosの村が見えてきた。<br /><br />まだ昼前なので今日はゆっくりできそうだ。<br />

    さらにしばらく歩くと
    遠くにValcarlosの村が見えてきた。

    まだ昼前なので今日はゆっくりできそうだ。

  • Valcarlosの村について驚いた。<br /><br />フランス語が通じないのだ。<br /><br />巡礼ガイドブックには今日の宿泊先の名前が<br />&quot;Chambre d&#39;hotes-Gite Rosa Arrosagarai&quot;と<br />フランス風に表記されていたので<br />まだフランスを歩いているのだと思っていた。<br /><br />村の酒販売店で宿泊先の場所を尋ねるときも<br />スペイン語を使った。<br /><br />「ここはもうスペインですか?」<br />(¿Aquí ,ya es España?)<br />と尋ねると<br />セニョーラから<br />「 Si,Señor(はいそうです).」という返事が<br />返ってきた。<br /><br />彼女は昨年、観光で日本を訪問したことがあり<br />日本が好きだと言ってくれて親切に道を教えて<br />くれた。<br /><br />このお店で美味しそうな赤ワインと生ハムを買った。<br />後でゆっくりスペイン巡礼路に入ったお祝いをしよう。<br /><br />「Muchas gracias señora!(奥さん、本当にありがとう!)」<br /><br />ここはもうスペイン巡礼路なのだ。<br />

    Valcarlosの村について驚いた。

    フランス語が通じないのだ。

    巡礼ガイドブックには今日の宿泊先の名前が
    "Chambre d'hotes-Gite Rosa Arrosagarai"と
    フランス風に表記されていたので
    まだフランスを歩いているのだと思っていた。

    村の酒販売店で宿泊先の場所を尋ねるときも
    スペイン語を使った。

    「ここはもうスペインですか?」
    (¿Aquí ,ya es España?)
    と尋ねると
    セニョーラから
    「 Si,Señor(はいそうです).」という返事が
    返ってきた。

    彼女は昨年、観光で日本を訪問したことがあり
    日本が好きだと言ってくれて親切に道を教えて
    くれた。

    このお店で美味しそうな赤ワインと生ハムを買った。
    後でゆっくりスペイン巡礼路に入ったお祝いをしよう。

    「Muchas gracias señora!(奥さん、本当にありがとう!)」

    ここはもうスペイン巡礼路なのだ。

  • アルベルゲ(スペインでは巡礼宿はこう呼ばれる)は<br />村の坂道を下ったところにあった。<br /><br />ドアのベルを押すと中から素敵なセニョーラが現れた。<br /><br />「Tomoね!予約の電話で聞いていたわ。」<br />と言って家の中に入れてくれた。<br />一昨日泊まったホテルのマダムが予約してくれていた。<br /><br />「ところでTomo、あの荷物はあなたの?」と聞かれた。<br /><br />見るとピンク色の小さな旅行ケースが部屋の隅に置いてある。<br /><br />「私の荷物はこのバックパックだけです。」と答えて<br />後はチェクインの手続きを済ませた。<br /><br />素泊まりで25ユーロである。

    アルベルゲ(スペインでは巡礼宿はこう呼ばれる)は
    村の坂道を下ったところにあった。

    ドアのベルを押すと中から素敵なセニョーラが現れた。

    「Tomoね!予約の電話で聞いていたわ。」
    と言って家の中に入れてくれた。
    一昨日泊まったホテルのマダムが予約してくれていた。

    「ところでTomo、あの荷物はあなたの?」と聞かれた。

    見るとピンク色の小さな旅行ケースが部屋の隅に置いてある。

    「私の荷物はこのバックパックだけです。」と答えて
    後はチェクインの手続きを済ませた。

    素泊まりで25ユーロである。

  • 実際に宿泊する私の部屋はセニョーラの住まいの下の<br />建物の中にあった。<br /><br />建物は谷の中腹にあるので景色がよさそうだ。

    実際に宿泊する私の部屋はセニョーラの住まいの下の
    建物の中にあった。

    建物は谷の中腹にあるので景色がよさそうだ。

  • 部屋は広くてツイン仕様である。<br /><br />シャワー、トイレも付いている。<br /><br />これはゆっくり寝れるぞ!<br /><br />ホテル並みの部屋で25ユーロはお手頃だ。<br /><br />

    部屋は広くてツイン仕様である。

    シャワー、トイレも付いている。

    これはゆっくり寝れるぞ!

    ホテル並みの部屋で25ユーロはお手頃だ。

  • 部屋の前には広い共用リビングもありくつろげる。<br /><br />テレビがありキッチンもあるので自炊ができる<br />ようになっていた。<br /><br />設備もまだ新しい。

    部屋の前には広い共用リビングもありくつろげる。

    テレビがありキッチンもあるので自炊ができる
    ようになっていた。

    設備もまだ新しい。

  • 写真は私のバックパックである。<br /><br />吹いてくる風がとても良いので<br />彼も椅子の上で休憩させてあげた。<br /><br />部屋の前には広くて長いベランダがある。<br /><br />夕方はここで景色でも見ながらのんびり<br />赤ワインを楽しめそうだ。

    写真は私のバックパックである。

    吹いてくる風がとても良いので
    彼も椅子の上で休憩させてあげた。

    部屋の前には広くて長いベランダがある。

    夕方はここで景色でも見ながらのんびり
    赤ワインを楽しめそうだ。

  • ベランダからはピレネー山の山麓と<br />小さな村が見えた。<br /><br />見晴らしが良い。<br /><br />緑が美しく風にそよいでいる。<br /><br />ロルカ(Lorca)の詩を思い出す。<br /><br />「みどりよ わたしはおまえを愛する みどりよ。<br />みどりの風よ みどりの枝々よ。…」<br /><br />&quot;Verde que te  quiero  verde.<br />Verde viento. Verdes ramas.…&quot;<br /><br />ロルカの詩集『ジプシー歌集』(Romancero Gitano)<br />の中の有名なバラードのひとつである<br /><br />「夢遊病者のロマンセ」(Romance Sonámbulo)の冒頭の歌詞。<br />(『ロルカースペインの魂』中丸明氏著 集英社文庫)より抜粋

    ベランダからはピレネー山の山麓と
    小さな村が見えた。

    見晴らしが良い。

    緑が美しく風にそよいでいる。

    ロルカ(Lorca)の詩を思い出す。

    「みどりよ わたしはおまえを愛する みどりよ。
    みどりの風よ みどりの枝々よ。…」

    "Verde que te quiero verde.
    Verde viento. Verdes ramas.…"

    ロルカの詩集『ジプシー歌集』(Romancero Gitano)
    の中の有名なバラードのひとつである

    「夢遊病者のロマンセ」(Romance Sonámbulo)の冒頭の歌詞。
    (『ロルカースペインの魂』中丸明氏著 集英社文庫)より抜粋

  • 夕方に私の部屋の隣部屋に泊まる<br />セニョールが到着した。<br /><br />年齢を聞いて驚いた。<br />なんと80歳だと言っている。<br />(80歳でもこの巡礼路を歩いているんだ!)<br /><br />ピンクの旅行ケースは彼のもので<br />Saint-Jean-Pied-de-Portから前もって配達し<br />自分自身は軽装で歩いてきたそうだ。<br /><br />しかし、彼が到着した時はアルベルゲのセニョーラに<br />抱きかかえられるようにして部屋に入ってきたのが<br />気にかかった。<br /><br />

    夕方に私の部屋の隣部屋に泊まる
    セニョールが到着した。

    年齢を聞いて驚いた。
    なんと80歳だと言っている。
    (80歳でもこの巡礼路を歩いているんだ!)

    ピンクの旅行ケースは彼のもので
    Saint-Jean-Pied-de-Portから前もって配達し
    自分自身は軽装で歩いてきたそうだ。

    しかし、彼が到着した時はアルベルゲのセニョーラに
    抱きかかえられるようにして部屋に入ってきたのが
    気にかかった。

  • しばらくして<br />私がベランダのテーブルに座って日記を書いていると<br /><br />彼が<br />「あなたの職業は大学教授か?」<br />と質問してきた。<br />変わった質問だなあと思いながら<br />「私は昔は普通のビジネスマンでした。<br /> 今はただの年金生活者です。」<br />と答えると彼は、<br />「私はマドリッドの大学教授だった。<br /> 社会学が専門で本も書いている」と言う。<br />そうか、これを言いたくて<br />さっきの質問をしてきたのかと納得した。<br /><br />「社会学でしたら私はオルテガの「大衆の反逆」を<br />読みましたが、それと関係がある研究ですか?」<br />と質問したが彼から特に明確な回答はなかった。<br /><br />ベランダからの緑がとても美しかったので<br />「私はロルカの&quot;Verde que te quiero verde.&quot;<br /> (みどりよ わたしはおまえを愛する みどりよ)<br />という詩が好きです」と言うと、<br />彼はスラスラと最初の4行を暗誦してくれた。<br /><br />スペインの知識人はこの詩を暗誦できる人が少なくない<br />と聞いていたので本当だと思った。<br /><br />その後、巡礼路を歩く苦労の話になって<br />彼から<br />「&quot;Caminante,no hay camino(歩こう、道がなくとも)、<br />   Se hace camino al andar(歩くことで道ができるのだ).<br />という詩が紹介されたので<br />「それはアントニオ・マチャードの詩ですね。」<br />というと<br />「あなたはスペインのことを良く知っているなあ。」<br />と言ってくれた。<br />※この詩の歌詞は高村光太郎の「道程」の冒頭にある<br />「僕の前に道はない/僕の後ろに道は出来る…」に<br />よく似ていると思います。<br /><br />セニョールと良い人間関係ができたようだ。<br />

    しばらくして
    私がベランダのテーブルに座って日記を書いていると

    彼が
    「あなたの職業は大学教授か?」
    と質問してきた。
    変わった質問だなあと思いながら
    「私は昔は普通のビジネスマンでした。
     今はただの年金生活者です。」
    と答えると彼は、
    「私はマドリッドの大学教授だった。
     社会学が専門で本も書いている」と言う。
    そうか、これを言いたくて
    さっきの質問をしてきたのかと納得した。

    「社会学でしたら私はオルテガの「大衆の反逆」を
    読みましたが、それと関係がある研究ですか?」
    と質問したが彼から特に明確な回答はなかった。

    ベランダからの緑がとても美しかったので
    「私はロルカの"Verde que te quiero verde."
     (みどりよ わたしはおまえを愛する みどりよ)
    という詩が好きです」と言うと、
    彼はスラスラと最初の4行を暗誦してくれた。

    スペインの知識人はこの詩を暗誦できる人が少なくない
    と聞いていたので本当だと思った。

    その後、巡礼路を歩く苦労の話になって
    彼から
    「"Caminante,no hay camino(歩こう、道がなくとも)、
    Se hace camino al andar(歩くことで道ができるのだ).
    という詩が紹介されたので
    「それはアントニオ・マチャードの詩ですね。」
    というと
    「あなたはスペインのことを良く知っているなあ。」
    と言ってくれた。
    ※この詩の歌詞は高村光太郎の「道程」の冒頭にある
    「僕の前に道はない/僕の後ろに道は出来る…」に
    よく似ていると思います。

    セニョールと良い人間関係ができたようだ。

  • 写真のテーブルの上に置いてあるのは<br />森本哲郎氏の「そして、自分への旅」(角川文庫)です。<br /><br />※この本の中に書かれているドン・キホーテの<br />「わしが何者であるかは、わしが知っている!」<br />という言葉が好きです。<br /><br />宿泊先への道を聞いた酒販売店で買った<br />赤ワインと生ハムも置いてあります。<br /><br />※私が持ってきた書籍は旅の途中で殆ど捨てた(重たいので)。<br /> 最後に残ったのはこの本と「おくのほそ道」<br /><英文収録 ドナルド・キーン訳>(講談社学術文庫)<br /> の2冊だけとなってしまった(それぞれ薄い本だ)。<br /><br />酷暑の巡礼路(カミーノ)を歩いた後に、<br />冷たい水シャワーで身体の火照りを冷まし、<br />今日の洗濯をすべて終えて、<br />みどり色をした風に吹かれ、<br />冷たく美味しいワインを飲みながら<br />好きな本を静かに読む時間は旅の至福の時だと思う。<br /><br />「けふもいちにち風をあるいてきた」(山頭火)<br /><br />私はベランダから見える緑の風景をワインとともに楽しんで<br />その日は早めに寝た。<br /><br />その夜に少しハプニングが起きた。<br /><br />9:00頃にもう寝ようとウツラウツラしていた時に<br />ドアがノックされた。<br /><br />「Tomo!私だ!」<br />と教授が外で叫んでいる。<br /><br />「夜中なのに仕方がないなあ」と思いながら<br />ドアを開けてみると驚いた。<br />教授がローマの元老院のように<br />白いバスタオルを体に斜めに巻きつけて<br />部屋の前に立っているではないか。<br /><br />彼は私に驚いている暇も与えずに<br /><br />「明日、6時半に私の部屋をノックしてくれないか。<br /> 明日も暑くなりそうなので7時には出発しようと思うんだ。<br /> 君も一緒に歩かないか。」<br />と言う。<br />少し強引な申し入れだなあと思いながら<br /><br />「僕は普通は一人で歩いています。<br /> 巡礼路では一人で瞑想することが必要ですから。」<br />と答えると<br /><br />「あなたが一人で歩きたいことは<br /> 自由人として了解しよう。<br /> しかし、私は時計を持っていないんだ。<br /> 6時半に私のドアをノックすることはお願いできないか。<br /> 明日は7時に出発したいんだ」<br />と再度依頼してきた。<br />(私は彼の生徒か?)<br /> <br />私はいつも4時ごろには起床しているので<br />それぐらいは良いだろうと、<br />「分かりました。6時半に必ずノックしましょう」と応えた。<br /><br />今まで会った巡礼者の中でも<br />初めてのタイプだったのでびっくりした。<br /><br />次回では翌朝の楽しい出来事について<br />もう少し詳しく説明します。<br /><br />巡礼路(カミーノ)は様々な出逢いをプレゼントしてくれます。<br />

    写真のテーブルの上に置いてあるのは
    森本哲郎氏の「そして、自分への旅」(角川文庫)です。

    ※この本の中に書かれているドン・キホーテの
    「わしが何者であるかは、わしが知っている!」
    という言葉が好きです。

    宿泊先への道を聞いた酒販売店で買った
    赤ワインと生ハムも置いてあります。

    ※私が持ってきた書籍は旅の途中で殆ど捨てた(重たいので)。
     最後に残ったのはこの本と「おくのほそ道」
    <英文収録 ドナルド・キーン訳>(講談社学術文庫)
     の2冊だけとなってしまった(それぞれ薄い本だ)。

    酷暑の巡礼路(カミーノ)を歩いた後に、
    冷たい水シャワーで身体の火照りを冷まし、
    今日の洗濯をすべて終えて、
    みどり色をした風に吹かれ、
    冷たく美味しいワインを飲みながら
    好きな本を静かに読む時間は旅の至福の時だと思う。

    「けふもいちにち風をあるいてきた」(山頭火)

    私はベランダから見える緑の風景をワインとともに楽しんで
    その日は早めに寝た。

    その夜に少しハプニングが起きた。

    9:00頃にもう寝ようとウツラウツラしていた時に
    ドアがノックされた。

    「Tomo!私だ!」
    と教授が外で叫んでいる。

    「夜中なのに仕方がないなあ」と思いながら
    ドアを開けてみると驚いた。
    教授がローマの元老院のように
    白いバスタオルを体に斜めに巻きつけて
    部屋の前に立っているではないか。

    彼は私に驚いている暇も与えずに

    「明日、6時半に私の部屋をノックしてくれないか。
     明日も暑くなりそうなので7時には出発しようと思うんだ。
     君も一緒に歩かないか。」
    と言う。
    少し強引な申し入れだなあと思いながら

    「僕は普通は一人で歩いています。
     巡礼路では一人で瞑想することが必要ですから。」
    と答えると

    「あなたが一人で歩きたいことは
     自由人として了解しよう。
     しかし、私は時計を持っていないんだ。
     6時半に私のドアをノックすることはお願いできないか。
     明日は7時に出発したいんだ」
    と再度依頼してきた。
    (私は彼の生徒か?)
     
    私はいつも4時ごろには起床しているので
    それぐらいは良いだろうと、
    「分かりました。6時半に必ずノックしましょう」と応えた。

    今まで会った巡礼者の中でも
    初めてのタイプだったのでびっくりした。

    次回では翌朝の楽しい出来事について
    もう少し詳しく説明します。

    巡礼路(カミーノ)は様々な出逢いをプレゼントしてくれます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • おま。さん 2015/08/27 15:48:39
    続きを楽しみにしてます♪
    tomoさん、初めまして。“おま。”と申します。

    「還暦一人旅」、愛読させていただいてます!!
    様々な人との出会い、山頭火の詩、そして時々ファンタジーの世界。
    これらが織りなすリズム(?)で、読んでいて楽しくなります。

    さて、“カミーノ”ですが・・・
    イチバンしたい旅なのに、今できない旅です。
    まだサラリーマンですからね。。。 早くリタイアしたいです。

    ということで、コンポステーラにへ続きませんが、
    現在“東海道”を歩いております。
    (こちらも腰痛で半年以上お休みしておりますが。。。)

    話がそれてしまいましたが、続きを楽しみにしております。

    おま。

    2013tomo

    2013tomoさん からの返信 2015/08/27 16:05:58
    RE: 続きを楽しみにしてます♪
    >おま。様

     Tomoです。

     ご連絡いただきありがとうございます。

     ブログを書くのは初めての経験ですので
     お褒めのお言葉を頂き恐縮しております。

     家内がブロガーとしては先輩ですので
     私の下書き原稿を彼女にチェックしてもらい
     誤字脱字をはじめ、表現、写真の構成を修正
     してもらっています。

     お蔭様で家庭内コミュニケーションの円滑化
     が促進されています。
     
     私もおま。さんのブログを読みながら文書の
     中にある不思議なリズム感を楽しまさせて
     いただいています。

     何故かバリ島のヒンズー寺院を尋ねたときに
     感じたようなエネルギーを感じました。

     これからもよろしくお願いいたします。 

    tomoさん、初めまして。“おま。”と申します。
    >
    > 「還暦一人旅」、愛読させていただいてます!!
    > 様々な人との出会い、山頭火の詩、そして時々ファンタジーの世界。
    > これらが織りなすリズム(?)で、読んでいて楽しくなります。
    >
    > さて、“カミーノ”ですが・・・
    > イチバンしたい旅なのに、今できない旅です。
    > まだサラリーマンですからね。。。 早くリタイアしたいです。
    >
    > ということで、コンポステーラにへ続きませんが、
    > 現在“東海道”を歩いております。
    > (こちらも腰痛で半年以上お休みしておりますが。。。)
    >
    > 話がそれてしまいましたが、続きを楽しみにしております。
    >
    > おま。
    >

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