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フランス巡礼2日目(7月2日)。<br /><br />写真はMontbonnetから8キロ歩いたところにある<br />小さな町Saint-Privat d&#39;Allier。<br />形の美しい教会が見える。<br /><br />今日はMontbonnetから22キロ歩いてSauguesまで歩く<br />予定を立てる。<br /><br />8時に出発すれば午後3時から4時に到着できるはず。<br /><br />ジットでみんなと一緒に朝食を食べて7:30に出発。<br />少し早目の出発だ。<br /><br />右足の小指にマメの水泡ができたので気になったが<br />取りあえずバンドエイドで保護して歩き始める。<br /><br />途中でサングラスをジットに忘れたのに気が付いたので<br />引き返す(往復約1時間のロスタイムが発生)。<br />朝の点検が不十分であった。<br />まだ体が旅に慣れていない。<br /><br />早朝は涼しかった気温も9時ごろになると強い日差しを<br />伴って上昇してくる。<br />暑いときは40度を超えていると思う。<br />ゆらゆら歩きながら炎熱の山道を登って行く。<br /><br />前日に出発準備をし、6時半には出発すべきであったと<br />反省する。<br /><br />昨日、宿泊先に到着するのが遅くなったことが影響している。<br />やはり、宿泊先には3時(遅くても4時)までにはチェックイン<br />すべきである。<br /><br />昨日の経験で日差しと気温は午後2時を過ぎてから更に上昇し<br />4時から5時にかけてがピークになるようだ。<br /><br />8キロ歩いて中間目印のSaint-Privat d&#39;Allier に到着。<br /><br />途中に登り坂があり体力を消耗する。<br />また、右足小指のまめが痛くなる。<br />更に体重をアンバランスにして歩くため左足小指にもまめが<br />できたようだ。<br /><br />北スペインの巡礼路を歩いた時と比べまめができるのが早い。<br />今日の夕方に症状を点検し早めに治療した方が良いと考える。<br /><br />Saint-Privat d&#39;Allierを過ぎて山道を登る。<br /><br />日差しが強く気温も高いので汗が噴き出してくる。<br />水は30分に1回ずつ飲むようにする。<br /><br />日射し対策として長袖のシャツを着用していたが外に出ている<br />手の先は直射日光にあぶられ甲の部分が赤く変色する。<br />後でこの部分には水泡ができた。<br />軽度の火傷状態となってしまったのである。<br /><br />今日は飲料水の携帯を3リットルから4リットルに増やしたので<br />リュックサックが重いように感じる。<br />シベリア鉄道で使った資料や食料の余りをそのままフランス巡礼路<br />まで持ってきたのでリュックサックの重さは合計12から13キロくらい。<br />3キロくらいは減量したい。<br /><br />山道を登り切り石ころが多い下り坂となる。<br /><br />下り坂では足がふらつき安定しないので片手で杖を使うが<br />逆にバランスを崩して何度か転倒し石ころで手やひじを強打する。<br />一度、転倒するとリュックサックが重くてなかなか立ち上がること<br />ができない。<br />肉体的な疲れに加え精神的な疲れも増加する。<br /><br />軽度の熱射病にかかっていたのかもしれない。<br /><br />ようやく険しい石ころの下り坂が終わり普通の道に出てきた。<br /><br />視野が広がり左眼下にMonistrol-d&#39;Allierの町が見えてきた。<br /><br />私の経験では町が見えてきてから到着するまでの道のりが遠いのだ。<br /><br />一歩一歩カタツムリのような速度で前に進で行った。<br /><br />「炎天をいただいて乞ひあるく」(山頭火)という<br />気持ちだ。<br /><br /><br /><br />今日はこの町で宿泊することにしたが結局13.5キロしか歩けなかった。<br />予定と比べて8キロの不足だ。<br /><br />更にホテルにチェックインする前にちょっとしたハプニングが発生した。<br /><br />私に対する「悪魔の試練」である。<br /><br />これは以下で報告したい。<br /><br />しかし試練は今日だけでは終わらない。<br />3日目以降に更に大きな試練が私を待っていた。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

還暦一人旅フランス巡礼路(巡礼2日目)灼熱の山越えーたった13.5キロしか歩けなかった!

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2015/07/01 - 2015/07/20

7位(同エリア317件中)

2013tomo

2013tomoさん

フランス巡礼2日目(7月2日)。

写真はMontbonnetから8キロ歩いたところにある
小さな町Saint-Privat d'Allier。
形の美しい教会が見える。

今日はMontbonnetから22キロ歩いてSauguesまで歩く
予定を立てる。

8時に出発すれば午後3時から4時に到着できるはず。

ジットでみんなと一緒に朝食を食べて7:30に出発。
少し早目の出発だ。

右足の小指にマメの水泡ができたので気になったが
取りあえずバンドエイドで保護して歩き始める。

途中でサングラスをジットに忘れたのに気が付いたので
引き返す(往復約1時間のロスタイムが発生)。
朝の点検が不十分であった。
まだ体が旅に慣れていない。

早朝は涼しかった気温も9時ごろになると強い日差しを
伴って上昇してくる。
暑いときは40度を超えていると思う。
ゆらゆら歩きながら炎熱の山道を登って行く。

前日に出発準備をし、6時半には出発すべきであったと
反省する。

昨日、宿泊先に到着するのが遅くなったことが影響している。
やはり、宿泊先には3時(遅くても4時)までにはチェックイン
すべきである。

昨日の経験で日差しと気温は午後2時を過ぎてから更に上昇し
4時から5時にかけてがピークになるようだ。

8キロ歩いて中間目印のSaint-Privat d'Allier に到着。

途中に登り坂があり体力を消耗する。
また、右足小指のまめが痛くなる。
更に体重をアンバランスにして歩くため左足小指にもまめが
できたようだ。

北スペインの巡礼路を歩いた時と比べまめができるのが早い。
今日の夕方に症状を点検し早めに治療した方が良いと考える。

Saint-Privat d'Allierを過ぎて山道を登る。

日差しが強く気温も高いので汗が噴き出してくる。
水は30分に1回ずつ飲むようにする。

日射し対策として長袖のシャツを着用していたが外に出ている
手の先は直射日光にあぶられ甲の部分が赤く変色する。
後でこの部分には水泡ができた。
軽度の火傷状態となってしまったのである。

今日は飲料水の携帯を3リットルから4リットルに増やしたので
リュックサックが重いように感じる。
シベリア鉄道で使った資料や食料の余りをそのままフランス巡礼路
まで持ってきたのでリュックサックの重さは合計12から13キロくらい。
3キロくらいは減量したい。

山道を登り切り石ころが多い下り坂となる。

下り坂では足がふらつき安定しないので片手で杖を使うが
逆にバランスを崩して何度か転倒し石ころで手やひじを強打する。
一度、転倒するとリュックサックが重くてなかなか立ち上がること
ができない。
肉体的な疲れに加え精神的な疲れも増加する。

軽度の熱射病にかかっていたのかもしれない。

ようやく険しい石ころの下り坂が終わり普通の道に出てきた。

視野が広がり左眼下にMonistrol-d'Allierの町が見えてきた。

私の経験では町が見えてきてから到着するまでの道のりが遠いのだ。

一歩一歩カタツムリのような速度で前に進で行った。

「炎天をいただいて乞ひあるく」(山頭火)という
気持ちだ。



今日はこの町で宿泊することにしたが結局13.5キロしか歩けなかった。
予定と比べて8キロの不足だ。

更にホテルにチェックインする前にちょっとしたハプニングが発生した。

私に対する「悪魔の試練」である。

これは以下で報告したい。

しかし試練は今日だけでは終わらない。
3日目以降に更に大きな試練が私を待っていた。








旅行の満足度
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 写真には左眼下にMonistror-d&#39;Allierの町が見えてくる。<br /><br />道は舗装されて歩き安くなったが日影がないので<br />疲れが増してくる。<br /><br />両足小指の豆も気になるので今日はこの町で宿泊<br />することにした。<br /><br />町が近づくと川が見えてきた。<br />川面は涼しげな青い水が流れている。<br /><br />更に近づくずくと鉄道線路と駅舎もある。<br /><br />ホテルも見えてきたので予約はしていないが<br />早めのチェックインをすることにした。<br />(午後2時ごろにチェックイン)<br />しかし、ホテルでは私に「悪魔の試み」が待っていた。<br />

    写真には左眼下にMonistror-d'Allierの町が見えてくる。

    道は舗装されて歩き安くなったが日影がないので
    疲れが増してくる。

    両足小指の豆も気になるので今日はこの町で宿泊
    することにした。

    町が近づくと川が見えてきた。
    川面は涼しげな青い水が流れている。

    更に近づくずくと鉄道線路と駅舎もある。

    ホテルも見えてきたので予約はしていないが
    早めのチェックインをすることにした。
    (午後2時ごろにチェックイン)
    しかし、ホテルでは私に「悪魔の試み」が待っていた。

  • 写真はこの町を守護する十字架である。<br />礎石には小石や写真が置いてあった。<br /><br />この町の一つしかないホテルにはレストランが<br />併設されていた。<br /><br />テラスでは男性二人女性一人が楽しそうに<br />談笑している。<br /><br />取りあえず冷たいビールを注文する。<br />冷えていてとても美味しい。<br />更にいっぱい注文。<br />疲れと足の痛みもたちまち引いていくようだ。<br /><br />(この日以降、次の町に着いたらまず冷たいビールを<br /> 注文するのが私の習慣となった。<br /> また歩く意欲を維持するための強い動機となってしまった。)<br /><br /><br />すると座っていた中の一人の男性が<br />「大変お疲れのようですがお困りでしたらお役にたてますよ。」<br />と英語で言う。<br /> <br />ブロンドの髪、ブルーの目をし、柔和な笑顔をたたえている。<br />英語もイギリス英語のきれいなアクセントで話しながら、<br /><br />「この暑さはまだ暫くは続くし、その後は天気が崩れるそうです。<br /> あなたの荷物は重たそうですね。<br /> 私がタクシーで荷物だけ次の町に運んで、あなたは軽装で歩いて行く<br /> というのはいかがですか。<br /> なんならあなたはこのホテルでゆっくり泊まってこの川で泳いで<br /> いれば私がタクシーで迎えに来ますよ。」<br />と言う。<br />一瞬、私の心はこの甘いお誘いに揺れたが<br />”それではこの巡礼をする意味を失う。”と思い直して、<br />「それは私の主義に反します。<br /> リュックサックを背負いながら歩くことに巡礼をする意義があります。」<br />と殊勝な意見を述べて丁寧にお断りした。<br /><br />すると彼の表情が急に険しくなり、<br />「あなたはそもそも歩く訓練をしてきたのか。<br /> これから更に険しい巡礼路があるのに、そんな状態で歩けるのか。<br /> 巡礼をあきらめてパリへ帰ったらどうだ。」<br />と態度を豹変させた。<br /><br />「ああ、この人は運搬業者の人だったのか。」と納得して、<br />「あなたの貴重なアドバイスに感謝します。」と答えておいた。<br /><br />これは「荒野の悪魔の試み」のような質問であった。<br />人間の弱い部分を利用するお商売であろう。<br />あぶないところであった。<br />もう少しでこの話に乗るところであった。<br /><br />自分の中にある弱さを再度認識するようなハプニングであった。<br /><br /><br /><br />

    写真はこの町を守護する十字架である。
    礎石には小石や写真が置いてあった。

    この町の一つしかないホテルにはレストランが
    併設されていた。

    テラスでは男性二人女性一人が楽しそうに
    談笑している。

    取りあえず冷たいビールを注文する。
    冷えていてとても美味しい。
    更にいっぱい注文。
    疲れと足の痛みもたちまち引いていくようだ。

    (この日以降、次の町に着いたらまず冷たいビールを
     注文するのが私の習慣となった。
     また歩く意欲を維持するための強い動機となってしまった。)


    すると座っていた中の一人の男性が
    「大変お疲れのようですがお困りでしたらお役にたてますよ。」
    と英語で言う。
     
    ブロンドの髪、ブルーの目をし、柔和な笑顔をたたえている。
    英語もイギリス英語のきれいなアクセントで話しながら、

    「この暑さはまだ暫くは続くし、その後は天気が崩れるそうです。
     あなたの荷物は重たそうですね。
     私がタクシーで荷物だけ次の町に運んで、あなたは軽装で歩いて行く
     というのはいかがですか。
     なんならあなたはこのホテルでゆっくり泊まってこの川で泳いで
     いれば私がタクシーで迎えに来ますよ。」
    と言う。
    一瞬、私の心はこの甘いお誘いに揺れたが
    ”それではこの巡礼をする意味を失う。”と思い直して、
    「それは私の主義に反します。
     リュックサックを背負いながら歩くことに巡礼をする意義があります。」
    と殊勝な意見を述べて丁寧にお断りした。

    すると彼の表情が急に険しくなり、
    「あなたはそもそも歩く訓練をしてきたのか。
     これから更に険しい巡礼路があるのに、そんな状態で歩けるのか。
     巡礼をあきらめてパリへ帰ったらどうだ。」
    と態度を豹変させた。

    「ああ、この人は運搬業者の人だったのか。」と納得して、
    「あなたの貴重なアドバイスに感謝します。」と答えておいた。

    これは「荒野の悪魔の試み」のような質問であった。
    人間の弱い部分を利用するお商売であろう。
    あぶないところであった。
    もう少しでこの話に乗るところであった。

    自分の中にある弱さを再度認識するようなハプニングであった。



  • <私の豆の治療法><br /><br />ホテル部屋で足小指の豆の治療を行った。<br /><br />足をお湯と石鹸できれいに洗ってから豆の<br />水泡の皮をふやけさせて柔らかくする。<br /><br />次に持参してきた縫い針にオロナイン軟膏<br />をたっぷり塗りつけて水泡の皮の上部分を<br />貫通させ穴をあける。<br />この時皮だけを貫通させないと皮の下の肉を<br />傷つけ出血してしまう。<br />デリケートな作業である。<br /><br />そして中にたまった液体を指で絞り出し<br />水泡を平らな状態にし、オロナイン軟膏を上から<br />しっかりと塗りこむ。<br /><br />あとはベットの上に寝転んで足指の部分を空気にさらし<br />できるだけ乾燥させる。<br /><br />こうしておけば水泡の皮が硬くなり患部を保護してくれる<br />ので豆の再発を防止できる。<br /><br />これはスペイン巡礼で経験していた。<br />もちろん歩くときはバンドエイドで更に保護する。<br /><br />今回もこの方法で豆を治療し後半を問題なく<br />歩くことができた。<br /><br />ただし、これは随分乱暴な治療方なので他人様<br />にはお勧めできない。<br /><br />帰国後に3歳の孫娘が私の足を見て、<br />「ジジ~(私のこと)!。ジジの足が大変な事になっているよ!」<br />と驚いていた。<br />私の足指の爪は親指を除いてすべて赤黒く変色していたのである。<br /><br /><暑さ対策><br /><br />①朝6時半には出発し、涼しいうちに距離をかせぐ。<br /> 午後3時までに宿泊先にチェックインする。<br />②帽子を逆にかぶり首の後ろを直射から防ぐ<br />③水はのどが渇く前に定期的(20~30分毎)に飲む。<br /> まず一口目は口内を水でゆすぐ(渇きを抑える)。<br /> 二口目は水を口に含んだままにして歩きながら<br /> ゆっくりと飲み込んでいく(一気に飲まない)。<br />④天然クーラーを活用し体を冷却させる。<br /> 灼熱の巡礼路も時々涼しい風が吹いてくる。<br /> 特に森の中を吹き抜けて來る風は冷たくて気持ちが良い。<br /> この時は両手を船の帆のようにいっぱいに広げ体全体で<br /> 正面から風を受け止める。<br /> 帽子も脱いで頭を風にさらす。<br /> 気化熱作用で熱くなった体が冷却されて爽快な気分になる。<br /><br /> この方法で『風たちぬ、いざ歩めやも!』と気合を入れながら<br /> しばらくは歩を進めることができた。<br /><br />最後に昨日、私の4トラベルの畏友カリオカケイタさんから<br />与謝野晶子のコクリコの短歌について言葉の解説を頂いたので<br />追記します。<br /><br />(カリオカケイタさんに頂いた解説)<br /><br />「 晶子は日本語になっている虞美人草ではなく、<br /> フランス語の響きをそのまま「コクリコ」<br /> と現したのでしょうね。<br /> 「ひなげし」のことをフランス語で coquelicot (コクリコ:末尾<br /> のtはフランス語では黙辞なので発音しません。)と呼びます。<br />  ちなみにスペイン語では amapola(アマポーラ)、<br /> イタリア語では margherita (マルゲリータ)で、<br /> いずれも曲やピザの名前として既に日本語でも親しまれています。」<br /><br />カリオカさんありがとうございました。<br /><br />明日のフランス巡礼路(3日目以降)は「私の試練はまだまだ終わらない!<br />気づくと元の村に戻っていた。」を報告します。<br /><br />

    <私の豆の治療法>

    ホテル部屋で足小指の豆の治療を行った。

    足をお湯と石鹸できれいに洗ってから豆の
    水泡の皮をふやけさせて柔らかくする。

    次に持参してきた縫い針にオロナイン軟膏
    をたっぷり塗りつけて水泡の皮の上部分を
    貫通させ穴をあける。
    この時皮だけを貫通させないと皮の下の肉を
    傷つけ出血してしまう。
    デリケートな作業である。

    そして中にたまった液体を指で絞り出し
    水泡を平らな状態にし、オロナイン軟膏を上から
    しっかりと塗りこむ。

    あとはベットの上に寝転んで足指の部分を空気にさらし
    できるだけ乾燥させる。

    こうしておけば水泡の皮が硬くなり患部を保護してくれる
    ので豆の再発を防止できる。

    これはスペイン巡礼で経験していた。
    もちろん歩くときはバンドエイドで更に保護する。

    今回もこの方法で豆を治療し後半を問題なく
    歩くことができた。

    ただし、これは随分乱暴な治療方なので他人様
    にはお勧めできない。

    帰国後に3歳の孫娘が私の足を見て、
    「ジジ~(私のこと)!。ジジの足が大変な事になっているよ!」
    と驚いていた。
    私の足指の爪は親指を除いてすべて赤黒く変色していたのである。

    <暑さ対策>

    ①朝6時半には出発し、涼しいうちに距離をかせぐ。
     午後3時までに宿泊先にチェックインする。
    ②帽子を逆にかぶり首の後ろを直射から防ぐ
    ③水はのどが渇く前に定期的(20~30分毎)に飲む。
     まず一口目は口内を水でゆすぐ(渇きを抑える)。
     二口目は水を口に含んだままにして歩きながら
     ゆっくりと飲み込んでいく(一気に飲まない)。
    ④天然クーラーを活用し体を冷却させる。
     灼熱の巡礼路も時々涼しい風が吹いてくる。
     特に森の中を吹き抜けて來る風は冷たくて気持ちが良い。
     この時は両手を船の帆のようにいっぱいに広げ体全体で
     正面から風を受け止める。
     帽子も脱いで頭を風にさらす。
     気化熱作用で熱くなった体が冷却されて爽快な気分になる。

     この方法で『風たちぬ、いざ歩めやも!』と気合を入れながら
     しばらくは歩を進めることができた。

    最後に昨日、私の4トラベルの畏友カリオカケイタさんから
    与謝野晶子のコクリコの短歌について言葉の解説を頂いたので
    追記します。

    (カリオカケイタさんに頂いた解説)

    「 晶子は日本語になっている虞美人草ではなく、
     フランス語の響きをそのまま「コクリコ」
     と現したのでしょうね。
     「ひなげし」のことをフランス語で coquelicot (コクリコ:末尾
     のtはフランス語では黙辞なので発音しません。)と呼びます。
     ちなみにスペイン語では amapola(アマポーラ)、
     イタリア語では margherita (マルゲリータ)で、
     いずれも曲やピザの名前として既に日本語でも親しまれています。」

    カリオカさんありがとうございました。

    明日のフランス巡礼路(3日目以降)は「私の試練はまだまだ終わらない!
    気づくと元の村に戻っていた。」を報告します。

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  • あの街からさん 2022/03/10 07:33:55
    2013tomoさんの「旅行記」への出発の旅行記となりました
    おはようございます
    2013tomoさん はじめまして。

    実は、「カリオカケイタさん」とは
    わたくしが、、4Tを始めた頃から
    お互いの旅行記を読み合いをして 気に入りの旅行記の時に
    お互いの掲示板で、そうですね それは
    年に1度さ2度というつかず離れずに行き来をしていたものですが、
    ここしばらく、お名前を見かけないなぁ。
    と思っていたのですが、コロナ等もあるし、そのうちに。と
    思って過ごしていました。昨日、ふと気になって以前
    掲示板のカキコミを見たら消えていて(;゜0゜)驚き
    あきらめきれずに、Googleで検索したところ
    2013tomoさんのこの旅行記に出会いました。

    そして、出会った2013tomoさんの
    旅行記のタイトルを見ていったら
    シベリア鉄道・巡礼の旅を始めとしたその旅の数々にまたまた(@_@)ました。
         あの街から

    2013tomo

    2013tomoさん からの返信 2022/03/10 09:19:00
    Re: 2013tomoさんの「旅行記」への出発の旅行記となりました
    あの街から様

    2013tomoです。

    シベリア鉄道からフランス・スペイン巡礼の旅は私が
    初めてブログというものを書いた記録です。

    書き終わっていつも思うのですが
    私の写真技術の低さ、文書力の拙さのため実際に経験した
    ことの十分の一も表現できなくて反省しています。

    それでも何も記録しないよりはましだと思って(心の)汗を
    かきながら書き続けてきました。

    いまはコロナやウクライナの戦火のため国内旅行も海外旅行
    もできません。
    「夢は世界を駆け巡る」という気持ちがしています。
    「かぎりある 命のひまや 秋のくれ
    (今は「春のくれ」かな?)」 ー 与謝蕪村

    早く旅に出たいです。

2013tomoさんのトラベラーページ

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