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写真は牛たちもやはり暑いのか団子状にかたまって<br />それぞれ日陰を作り暑さを避けている様子である。<br /><br />今日はConquesからDecazevilleまでの約20㎞を歩き<br />更に鉄道駅のあるViviezまでの約6㎞の合計約26㎞を<br />歩く予定である。<br /><br /><br />しかし、今日は2度も道に迷った。<br />でも今回はその都度人に道を尋ね助けてもらった。<br /><br />ここで私は次の2点を学んだ。<br /><br />①困ったときは早めに人に助けを求める。<br /> 迷った時にはとにかく近くに住んでいる人を見つけ<br /> 道を尋ね、助けを求めて自分の位置を確認することが<br /> リスクを小さくすることだ。<br /><br />②迷ったら原点に回帰する。 <br /> そして迷った地点まで引き返して再スタートする勇気を<br /> 持つ必要がある。<br /> 情報を十分確認しないままに近道をしようとすると<br /> また更に迷うことになる。<br /><br />知っていること実際に行動できることは違う。<br /><br />かなりの勇気が必要だった。<br /> <br />これは人生と同じかもしれない。<br /><br />次回はMoissac以降、巡礼路の同行者が増えてきた!<br />ー連れ合い仲間(Soul freinds)形成の予感ー<br />を説明します。<br />

還暦一人旅フランス巡礼路(巡礼7日目)道なき道を行くーえ?本当に道がなくなった!

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2015/07/01 - 2015/07/20

36位(同エリア47件中)

2013tomo

2013tomoさん

写真は牛たちもやはり暑いのか団子状にかたまって
それぞれ日陰を作り暑さを避けている様子である。

今日はConquesからDecazevilleまでの約20㎞を歩き
更に鉄道駅のあるViviezまでの約6㎞の合計約26㎞を
歩く予定である。


しかし、今日は2度も道に迷った。
でも今回はその都度人に道を尋ね助けてもらった。

ここで私は次の2点を学んだ。

①困ったときは早めに人に助けを求める。
 迷った時にはとにかく近くに住んでいる人を見つけ
 道を尋ね、助けを求めて自分の位置を確認することが
 リスクを小さくすることだ。

②迷ったら原点に回帰する。 
 そして迷った地点まで引き返して再スタートする勇気を
 持つ必要がある。
 情報を十分確認しないままに近道をしようとすると
 また更に迷うことになる。

知っていること実際に行動できることは違う。

かなりの勇気が必要だった。
 
これは人生と同じかもしれない。

次回はMoissac以降、巡礼路の同行者が増えてきた!
ー連れ合い仲間(Soul freinds)形成の予感ー
を説明します。

旅行の満足度
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • コンクの町から道を下り川を越えて<br />険しい山道を登る。<br /><br />今日も日が高くなるにつれて暑さが<br />増してくる。<br /><br />しかし木陰が多いので助かる。

    コンクの町から道を下り川を越えて
    険しい山道を登る。

    今日も日が高くなるにつれて暑さが
    増してくる。

    しかし木陰が多いので助かる。

  • 坂道を登って行くと中腹にチャペル<br />があった。<br /><br />中に鐘がありここを訪れた巡礼者<br />はこれからの旅の安全を祈って<br />鳴らしていた。<br /><br />ここからコンクの町がよく見える。

    坂道を登って行くと中腹にチャペル
    があった。

    中に鐘がありここを訪れた巡礼者
    はこれからの旅の安全を祈って
    鳴らしていた。

    ここからコンクの町がよく見える。

  • 坂道を登ると山の上は牧草地だった。<br /><br />暑い日差しの中で牛たちは団子状に<br />かたまって日よけの影を作っていた。<br /><br />お互いに助け合っているように見える。<br />

    坂道を登ると山の上は牧草地だった。

    暑い日差しの中で牛たちは団子状に
    かたまって日よけの影を作っていた。

    お互いに助け合っているように見える。

  • 丘を登り切れば後は尾根伝いに<br />次の町のDecazevilleにへ向かって<br />坂道を下って行くだけ(と思っていた)。<br />しかし、私はここでも2度も道に迷ってしまった。<br /><br />一度目は標識を読み間違い<br />正しい道と並行に走る下道を歩いていた。<br />標識が見えなくなったので道に迷ったと判断し、<br />道沿いにある小さな家を訪ねた。<br /><br />「ボンジュール!ボンジュール!」と声をかけていると<br />マダムが家の中から出てきた。<br /><br />「すみません。道に迷ったようなのです。」と言いながら<br />地図を見せる。<br /><br />「ここは正しい道の下を走っている道よ。<br /> 正しい道に出るには少し戻ったところの<br />小道を上に向かってどんどん<br />登って行けば舗装された正しい道に出るわ。」と言う。<br /><br />そして仕事から帰って来た<br />ご主人と一緒にその小道の入口まで送ってくれた。<br /><br />「巡礼さんは一人で歩いているの?<br /> 水は大丈夫?<br /> 注意していくのよ。」と二人で<br />優しい声をかけてくれた。<br /><br />親切にしてくれてありがとうございます。<br /><br />小道は狭く雑草が生い茂って<br />人があまり歩いていないようなので<br />不安な気持ちに<br />なった。<br />しかしかまわずどんどん登って行くと<br />舗装された正しい道に出ることができた。<br /><br />二度目は標識を確認しながら前に進んでいったが<br />途中で道が消えてしまった。<br /><br />標識を確認しながら前に進んでいくと<br />道に柵がしてあった。<br /><br />以前に牛の侵入を防ぐために<br />同じような柵をしているのを見たことがあるので<br />これをくぐり抜けて進んでいった。<br /><br />道はつる草が生い茂っていて<br />鋭いとげで私の手の甲やズボンを引っかく。、<br />「こんな道を他の巡礼は歩いて行ったのか?」と不安になる。<br /><br />人が歩いた気配が少ない。<br /><br />更に進んでいくと<br />道は背の高い雑草に阻まれて消えていた。<br /><br />「え?!道が消えている!」<br /><br />不安のためか汗がドット噴き出してくる。<br /><br />もう一度来た道を引き返し<br />再度注意深く標識を確認しながら前に進んだが<br />やはり道は消えている。<br /><br />気持ちがますますあせってくる。<br /><br />口の中が乾いてくる。<br /><br />これは道に迷ったと判断して元の道に戻り<br />すこし下ったところにある民家<br />を尋ねる。<br /><br />「ボンジュール!ボンジュール!」大きな声で挨拶していると<br />家の中からご中年の主人が出てきた。<br /><br />「道に迷ったようなのです。<br />標識はあったのですが道が消えているのです。」と言うと<br /><br />「あれは他の巡礼路に通じる標識で<br />  正しい道はもっと上の方に登ったところです。」<br />と言って道順を教えてくれる。<br /><br />私は口頭で道を聞いただけでは<br />また道に迷う可能性があるので地図を書いて<br />頂いた。<br /><br />水の残量も少なくなっていたので<br />グラス一杯の冷たい水を頂き(実は2杯飲みました)、<br />小さいペットボトルをいっぱいにして頂いた。<br /><br />見ず知らずの巡礼に対する親切がありがたい!<br /><br />Decazevilleの町まであと4キロくらいと<br />言われたのでよろよろと杖をつきながら<br />坂道を登って行った。<br /><br />疲労と不安でかなりショックを受けていたが<br />玄関前のテーブルで休憩させ頂いたので<br />体力は少し回復していた。<br /><br />「叩けよ、されば開かれん。」と<br />いう言葉が聖書にあったと思うが<br />困ったときは勇気を出して<br />人助けを求めることが大切であることを<br />認識した。<br />

    丘を登り切れば後は尾根伝いに
    次の町のDecazevilleにへ向かって
    坂道を下って行くだけ(と思っていた)。
    しかし、私はここでも2度も道に迷ってしまった。

    一度目は標識を読み間違い
    正しい道と並行に走る下道を歩いていた。
    標識が見えなくなったので道に迷ったと判断し、
    道沿いにある小さな家を訪ねた。

    「ボンジュール!ボンジュール!」と声をかけていると
    マダムが家の中から出てきた。

    「すみません。道に迷ったようなのです。」と言いながら
    地図を見せる。

    「ここは正しい道の下を走っている道よ。
     正しい道に出るには少し戻ったところの
    小道を上に向かってどんどん
    登って行けば舗装された正しい道に出るわ。」と言う。

    そして仕事から帰って来た
    ご主人と一緒にその小道の入口まで送ってくれた。

    「巡礼さんは一人で歩いているの?
     水は大丈夫?
     注意していくのよ。」と二人で
    優しい声をかけてくれた。

    親切にしてくれてありがとうございます。

    小道は狭く雑草が生い茂って
    人があまり歩いていないようなので
    不安な気持ちに
    なった。
    しかしかまわずどんどん登って行くと
    舗装された正しい道に出ることができた。

    二度目は標識を確認しながら前に進んでいったが
    途中で道が消えてしまった。

    標識を確認しながら前に進んでいくと
    道に柵がしてあった。

    以前に牛の侵入を防ぐために
    同じような柵をしているのを見たことがあるので
    これをくぐり抜けて進んでいった。

    道はつる草が生い茂っていて
    鋭いとげで私の手の甲やズボンを引っかく。、
    「こんな道を他の巡礼は歩いて行ったのか?」と不安になる。

    人が歩いた気配が少ない。

    更に進んでいくと
    道は背の高い雑草に阻まれて消えていた。

    「え?!道が消えている!」

    不安のためか汗がドット噴き出してくる。

    もう一度来た道を引き返し
    再度注意深く標識を確認しながら前に進んだが
    やはり道は消えている。

    気持ちがますますあせってくる。

    口の中が乾いてくる。

    これは道に迷ったと判断して元の道に戻り
    すこし下ったところにある民家
    を尋ねる。

    「ボンジュール!ボンジュール!」大きな声で挨拶していると
    家の中からご中年の主人が出てきた。

    「道に迷ったようなのです。
    標識はあったのですが道が消えているのです。」と言うと

    「あれは他の巡礼路に通じる標識で
      正しい道はもっと上の方に登ったところです。」
    と言って道順を教えてくれる。

    私は口頭で道を聞いただけでは
    また道に迷う可能性があるので地図を書いて
    頂いた。

    水の残量も少なくなっていたので
    グラス一杯の冷たい水を頂き(実は2杯飲みました)、
    小さいペットボトルをいっぱいにして頂いた。

    見ず知らずの巡礼に対する親切がありがたい!

    Decazevilleの町まであと4キロくらいと
    言われたのでよろよろと杖をつきながら
    坂道を登って行った。

    疲労と不安でかなりショックを受けていたが
    玄関前のテーブルで休憩させ頂いたので
    体力は少し回復していた。

    「叩けよ、されば開かれん。」と
    いう言葉が聖書にあったと思うが
    困ったときは勇気を出して
    人助けを求めることが大切であることを
    認識した。

  • ご主人の言うとおり4?程歩いてDecazevilleの町に到着した。<br /><br />途中の道は舗装されていない<br />山道であったが下り坂だったので<br />なんとか歩くことができた。<br /><br />しかし、町に着くと私の体力は<br />ほとんど尽きかけていたので鉄道駅のある<br />Viviez駅までの約6?を歩くのは中止した。<br /><br />道沿いにあるレストランで<br />休憩しビールとハムサラダを注文した。<br />パンはいつも頼まなくてもついてくる。<br /><br />冷たいビールを飲んで<br />お腹に食べ物が入ると<br />精神的にも体力的にもゆとりができた。<br /><br />レストランの横からViviezまで<br />バスがあると言うのでこれを利用して<br />Viviez駅に向かった。

    ご主人の言うとおり4?程歩いてDecazevilleの町に到着した。

    途中の道は舗装されていない
    山道であったが下り坂だったので
    なんとか歩くことができた。

    しかし、町に着くと私の体力は
    ほとんど尽きかけていたので鉄道駅のある
    Viviez駅までの約6?を歩くのは中止した。

    道沿いにあるレストランで
    休憩しビールとハムサラダを注文した。
    パンはいつも頼まなくてもついてくる。

    冷たいビールを飲んで
    お腹に食べ物が入ると
    精神的にも体力的にもゆとりができた。

    レストランの横からViviezまで
    バスがあると言うのでこれを利用して
    Viviez駅に向かった。

  • バスはあちらこちらのバス停に泊まりながら<br />30分後にViviez駅前に到着した。<br /><br />写真はViviez駅を宿泊先のホテル側から写したもの。<br /><br />駅の窓口で鉄道のMoissac行きチケットを買おうとしたら、<br /><br />バスでVillefrancheという町まで行き、<br />そこから鉄道でToulouse Matabia経由で<br />Moissacまで行くということであった。<br /><br />チケット料金は合計で37.7ユーロであった。<br /><br />

    バスはあちらこちらのバス停に泊まりながら
    30分後にViviez駅前に到着した。

    写真はViviez駅を宿泊先のホテル側から写したもの。

    駅の窓口で鉄道のMoissac行きチケットを買おうとしたら、

    バスでVillefrancheという町まで行き、
    そこから鉄道でToulouse Matabia経由で
    Moissacまで行くということであった。

    チケット料金は合計で37.7ユーロであった。

  • 写真はViviez駅のホームの様子。<br /><br />チケットを購入後、駅前ホテルにチェックインした。<br /><br />ホテルの1階にはバルが併設されている。<br /><br />手続きをしているとホテルの主人が<br />「カウンターのお客さんが<br /> 巡礼さんにビールを一杯御馳走したい<br /> と言っているがどうする?」と言うので<br /><br />「それでは部屋に行く前に早速御馳走になりましょう。」といって<br />カウンターのお客さんに<br />お礼を言いながらビールを一杯頂く。<br /><br />きっと私がよほど疲れているように<br />見えたので元気づけようと声を<br />かけてくれたのだろう。<br /><br />フランス巡礼路でも四国遍路の「お接待文化」と<br />同じものがあるのだと思った。<br /><br />他人に優しさを伝えるおもてなしの心(ホスピタリティ)は<br />国境を越えて同じなのだろう。<br /><br />カウンターのお客さんはフランス語と<br />ポルトガル語を話した。<br /><br />私の巡礼目的(我歩く故に我あり)や<br />旅の楽しみ(ビール)等に<br />ついてジェスチャーを交えながら<br />話を楽しんだ。<br /><br />良くわからなかったがポルトガルから<br />働きに来ている人だったかもしれない。<br /><br />ここで頂いたビールは<br />「おもてなし」の味がして<br />とても美味しかった。<br /><br />

    写真はViviez駅のホームの様子。

    チケットを購入後、駅前ホテルにチェックインした。

    ホテルの1階にはバルが併設されている。

    手続きをしているとホテルの主人が
    「カウンターのお客さんが
     巡礼さんにビールを一杯御馳走したい
     と言っているがどうする?」と言うので

    「それでは部屋に行く前に早速御馳走になりましょう。」といって
    カウンターのお客さんに
    お礼を言いながらビールを一杯頂く。

    きっと私がよほど疲れているように
    見えたので元気づけようと声を
    かけてくれたのだろう。

    フランス巡礼路でも四国遍路の「お接待文化」と
    同じものがあるのだと思った。

    他人に優しさを伝えるおもてなしの心(ホスピタリティ)は
    国境を越えて同じなのだろう。

    カウンターのお客さんはフランス語と
    ポルトガル語を話した。

    私の巡礼目的(我歩く故に我あり)や
    旅の楽しみ(ビール)等に
    ついてジェスチャーを交えながら
    話を楽しんだ。

    良くわからなかったがポルトガルから
    働きに来ている人だったかもしれない。

    ここで頂いたビールは
    「おもてなし」の味がして
    とても美味しかった。

  • 写真は宿泊した駅前ホテル(Hotel-Restaurant de la Gare)を駅側<br />から写したもの。<br /><br />ホテルでは部屋でシャワーをかかって<br />洗濯をして早めに寝た。<br /><br />宿泊先に着いたら<br /><br />まずシャワーをかかる。<br /><br />洗濯し、濡れたものを干す。<br /><br />食事をする。<br /><br />あとは早めに寝る。<br /><br />翌日は早朝出発する。<br /><br />というシンプルな巡礼行動パターンが<br />身についてきたようだ。<br /><br />明日は9:47のバスで出発なので<br />ゆっくり朝食を食べることができる。<br /><br />でも目はいつものように3時頃には覚めるだろう。<br /><br />旅支度は明日の朝にすることにした。

    写真は宿泊した駅前ホテル(Hotel-Restaurant de la Gare)を駅側
    から写したもの。

    ホテルでは部屋でシャワーをかかって
    洗濯をして早めに寝た。

    宿泊先に着いたら

    まずシャワーをかかる。

    洗濯し、濡れたものを干す。

    食事をする。

    あとは早めに寝る。

    翌日は早朝出発する。

    というシンプルな巡礼行動パターンが
    身についてきたようだ。

    明日は9:47のバスで出発なので
    ゆっくり朝食を食べることができる。

    でも目はいつものように3時頃には覚めるだろう。

    旅支度は明日の朝にすることにした。

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