2015/06/05 - 2015/06/05
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kojikojiさん
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アムステルダムも最後の晩です。ブリュッセルのシェ・レオンから始まった食い倒れの旅もこれで終わりです。日本を出る前の準備中に見つけたディナークルーズの船に乗りました。当初は日中にも運河クルーズ船に乗って、夜は夜で乗ろうと思っていました。午後10時まで明るいのですから景色は変わりませんので日中のクルーズは中止しました。ディナークルーズには会社によっていろいろな種類がありましたが、ホランド・インターナショナルのクルーズにしました。3時間という長さと食事内容とワインが飲み放題だったことです。アミューズから始まる大変満足のいく内容のディナーコースだったので旅の最後の思い出になりました。また通常の運河クルーズの3倍の時間があるので細かい運河なども見る事が出来たのも良かったです。残念なのは最初のうちは雨が降っていたので写真が撮れなかったことでしょうか。クルーズの後はアムステルダムの中央駅の夜景の写真を撮ってホテルに戻りました。トラムに乗る前に妻から「今回はいろいろあったけど、私だけは連れて帰ってね。」と言われました。クレジットカードを盗まれたり、船のチケットを失くしたりいろいろなことが頭の中を過ぎりました。「大丈夫だよ。ちゃんと連れて帰るから。」と振り向いた瞬間にトラムの扉が閉まりそのまま出発しました。最後の最後にアムステルダム中央駅前で妻まで失ってしまいました。次のトラムで無事に帰ってきましたが、いつものように私がチケットを持っていたら乗れない所でした。ホテルについてもう大丈夫だろうとバーでジェネバ(オランダにジン)を飲んで部屋に戻りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ホテルの隣は「マグナ・プラザ」というショッピングセンターでした。外装の工事を行っていたのですが、中に入ってみるととても綺麗な吹き抜けがありました。外装も綺麗なのですが、工事用の覆いがあったのが残念です。
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ダム広場から「王宮」と「新教会」の間を西に向けて進むと正面に建つマグナプラザは設計はC.H.ペートルスで竣工は1899年で、現在はショッピング・モールとして利用されていますが元々は中央郵便局だった建物です。丁度アムステルダムで「アムステルダム中央駅」や「国立美術館」など公共施設の整備が進められていた時期に建てられた公共建築の1つです。
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そのまま通りを進むとアールヌーヴォーのファサードを持つショッピング・センターがありましたが入っても仕方なさそうでした。
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更に先には西教会の塔が見えてきました。ここはアンネ・フランクのお墓がある教会です。ヘンドリック・デ・ケイゼルの教会3部作の1つ「西教会」です。1630年の竣工当時は世界最大規模を誇ったオランダ・ルネサンス様式のプロテスタント教会です。高さ85メートルの塔はアムステルダムで1番の高さで、軟弱なアムステルダムの地盤の上に建てられたことを考えると、当時の建設技術の結晶と言っても過言ではないでしょう。
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道端にあったアンネの像と記念写真だけ撮っておきます。
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アンネの家はこんな感じで長蛇の列になっています。運河沿いの通りだけでなく教会の手前を曲がった列はどこまで続いているのか分かりません。
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アンネ・フランクが眺めたこともある運河の景色だけ記憶に留めておきましょう。
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運河クルーズの船が通り過ぎて行きます。
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その先には「9ストラーチェス」という一角があり、お洒落な雑貨店があるという事だったのですが…。
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確かに何軒かはあったのですが、9つの通りを全部回る元気は無くてガイドブックも無いので途中でめげてしまいました。
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感じの良い版画屋さんがあったけど、お店は閉まっていました。
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イチオシ
時間を見るともう午後6時でしたので店仕舞いの時間でした。
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ここに書かれた材料を全て入れるとどんな料理が出来るのだろう…。
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イチオシ
角の建物だけが他と違った雰囲気でした。左にもっっと建物が続いていたような感じがします。
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窓先に置かれたボートの模型が可愛らしいです。ベルギーもオランダも窓先に目を惹くオブジェが置かれていたけれど、これって部屋の中まで視線が入らないような防衛手段なんでしょうね。
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1階と上階が微妙に曲っている建物ばかりでした。でもお洒落でかっこいいです。
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通りの標識には9ストラーチェスのプレートもありました。
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買い物をしたい気分にもならないのでホテルへ戻ることにします。
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ホテルに戻る前にダム広場近くのチーズ屋さんでいろいろな種類のチーズを大人買いしました。500グラムくらいの蝋で固めた丸ごとを6個なので3キロということですね。エミレーツ航空はエコノミークラス30キロの荷物制限なので良かったです。
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部屋に戻る前にホテルの並びにあるスーパーに寄りました。ベルギーからオランダに入るとビールの種類が極端に少なくなりますが、気に入って飲んでいたのがこのアムステルのラデュラーのオレンジ味とレモン味です。レモンテイストの方が美味しいです。日本でラドラーを買うと高いので、普通のビールをレモンジーナで割って飲んでいます。
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午後7時半にホテルを出て中央駅前のホランド社のオフィスに向かいます。
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印刷してきたバウチャーを乗船券に交換しなければなりません。
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オフィスで受け取ったチケットです。赤い紙がポイントでこれが目印のようです。
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午後8時出航に合わせて乗船開始です。中に入ってから席を割り振られましたが、早く乗った方が窓側の席が取れるでしょう。事前に席の予約などはありません。
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最初にスパイシーなパンが出てきました。そしてウェルカムドリンクのスパークリングワインです。
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アミューズはポッフェルチェでシェーブルチーズとハチミツが美味しいです。
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駅前の運河を出たクルーズ船は駅の反対側へ出て北へ進みます。シロダムの先まで進んでUターンします。
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シロダムは全長300メートルにもなる住居兼オフィスビルです。外装は統一されておらず、巨大貨物船に積まれたコンテナのようです。設計はオランダを代表する設計集団MVRDVです。
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前菜はベビーポテトのサラダとプロシュートです。
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アミューズ以降は赤・白・ロゼのワインが飲み放題で15分おきにはサービスされます。
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気が付くと「マヘレの跳ね橋」を通過していました。
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客席は全て満席でした。人気のあるクルーズなので早めの予約が必要でしょう。79ユーロで4皿のディナーとスパークリングワインとその後のワイン飲み放題とコーヒーまで付いている上に3時間のクルーズが楽しめます。
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「西教会」の塔が見えてきました。という事は手前にあるのは。
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「アンネ・フランクの家」です。もう閉館しているので誰も並んでいません。
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この辺りまで雨が降っていたので外の写真が上手く撮れなくて残念でした。
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レッドペッパー仕立てカプチーノが出てきました。これが結構ホットで風邪の治り掛けにきつかったです。かなりむせ込んでしまいました。
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また跳ね橋を通過します。本当は日中のデイクルーズとディナークルーズの2回船に乗ろうと思っていました。6月のこの時期は午後10時にならないと暗くならないのでどちらも同じ景色なのでデイ・クルーズは止めました。
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メインは仔牛肉のエスカロープで、カリフラワーとキャロットとアスパラガス添えです。前日のホテルのレストランのナンバー・ステーキも美味しかったですが、このエスカロープも美味しかったです。
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幾つもの運河を通るので迷子になりそうです。
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だんだん日が暮れて来て飾り窓地区も賑やかになってきました。
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シーパレスというフローティング風水上レストランは香港のアバディーンを連想させます。
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そして科学技術センターは関西国際空港のデザインを手がけたレンゾ・ピアノの作品です。この辺りで夕日が差してきてとても綺麗でした。
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また違う運河へ進んでいきます。通常の1時間クルーズと違うので3倍の違った場所を見ることが出来るだけでもこのクルーズに乗って良かったです。
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いかにもアムステルダムらしい風景が続きます。
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デザートはイチゴのマリネとザバイオーネのタラゴン添えでした。コーヒーをいただいて食事は終わりです。とても満足のいく内容でした。
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イチオシ
食事の後は1時間ほどアムステルダムの運河から街並みを楽しみました。これで午後10時過ぎです。夕焼けになってきたので煉瓦の建物が薄赤く染まって綺麗でした。
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イチオシ
子供の頃に初めて知った外国の生活風景はネスカフェのCMでした。思わず「やさしく歌って(Killing Me Softly With His Song)」を思い出しました。あの曲はずっとロバータ・フラックだと思っていたのですが、マデリン・ベルでした。
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イチオシ
旅の最後の夜にこのクルーズにして良かったと思います。それくらい思い出に残るものでした。
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3時間のクルーズが終わって午後11時に帰港しました。
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中央駅も綺麗にライトアップしています。
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イチオシ
聖ニコラス教会も夜空に浮かび上がっています。こうやって見ると右側の塔が大きいのがよく分かります。
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イチオシ
午後11時のアムステルダム・セントラル駅です。
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そろそろ旅も終わりなので記念写真を撮っておきましょう。
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中にも入ってみましたが切符が無いと奥までいけないのでトラムに乗って帰ることにします。今回の旅はスリやカードの抜き忘れなどのトラブルも多かったのですが、この日が最後です。トラムに乗る際に「お願いだから明日は私をちゃんと連れて帰ってね。」と妻に言われました。「大丈夫だよ。」と言って振り返った途端に後ろでトラムのドアが閉まりました。深夜のアムステルダム中央駅で妻と泣き別れです。
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妻は何とか次のトラムで戻ってきましたが、トラムのカードを渡しておいて良かったです。お金も持っていなかったですから。
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最後にホテルの1階の「ブラッスリー・デ・ポート」というバーで一杯飲むことにしました。
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デルフトブルーのフレスコ画のあるバーで雰囲気が良いです。バーテンダーは隣のレストランのスタッフでした。本当はジェネヴァ・テースティングというツマミとジンの飲み比べが出来るセットがあるのですが、時間が遅かったので注文できませんでした。もう12時前ですから厨房は閉まっています。
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写真を撮るのでボトルを横に置いてもらいました。キンキンに冷えているので、ショットグラスに注いだ瞬間からグラスが結露していきます。
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こんなインテリアのバーですから雰囲気は最高です。旅の最後の晩にに3週間の思い出を振り返るには持って来いの店です。
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ホテルの名前の入った花瓶には大きすぎるオレンジのガーベラが一輪生けてあります。
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オランダのジンは少し甘い感じがします。詳しく飲み比べる時間が無かったのが残念です。
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ホテルのエントランスにはレリーフが埋め込まれています。1592年からここでジェラール・アドリアン・ハイネケンによって引き継がれ、1864年からビール醸造を始めています。
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1870年に兄弟はここでブラッスリー・デ・ポートヴァンクレーブをオープンさせたとあります。これでベルギーとオランダ旅行は終わりになります。
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