2015/06/01 - 2015/06/01
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kojikojiさん
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アントワープの旅の終わりと共にベルギーの旅も終わりました。ヒルトンホテルのフロントでタクシーを呼んでもらい、アントワープ中央駅まで移動です。アントワープ中央駅からロッテルダム駅までの列車の切符はネットで購入してあったのでホームへ入るだけです。列車の車窓からMASのモダンなビルが見えるとアントワープともお別れです。街を出ると車窓の風景はのどかな牧草地に変わり、いつ国境を越えたのかも分かりませんでした。ロッテルダム駅は真新しく、改装されたばかりのようでした。まずはコインロッカーを探して荷物を預けます。ベルギーに比べロッカーの大きさが小さいのには参りました。駅には自動改札が設けられているのを見てネットの切符にQRコードと注意事項が書かれてあるのが分かりました。ベルギーでは改札がありませんがオランダでは駅の改装に伴い改札が整備されている印象を受けました。ロッテルダムの町は本当はこの日だけの予定でしたが、月曜日に当たってしまったためにボイマンスファン・ベーニンゲン美術館が休みでした。仕方なくこの日はキンデルダイクに行くことにしましたが、通過するつもりだけだったロッテルダムはとても魅力ある町でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3泊したアントワープヒルトンともお別れです。チェックアウトしてからタクシーを呼んでもらいます。運転手さんはスーツを着た紳士で、タクシーもメルセデスの新しいもので、なんか得した気分です。駅までは8ユーロなので、荷物があって複数人であればタクシーが便利です。
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3日間だけの滞在でしたがアントワープともお別れです。
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10日間のベルギー旅行も同時に終わります。そして後半のオランダ旅行の始まりです。
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初日には荷物がドバイに留め置かれて届かず、翌朝にはベルトのバックルが割れ、ブリュッセル最終日にはスリの被害にも会い、ブリュージュでは船のチケットを失くし、ここアントワープではヒルトンホテルで部屋のダブルブッキングというトラブル続きでしたが、思い返せば楽しい旅でした。
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さぁこれから始まるオランダの旅はどうなる事でしょう。
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アントワープ中央駅からロッテルダム駅への列車は日本で事前に予約して、チケットを買ってあったので出力したものを用意してあります。国際列車は国内列車との予約方法はちょっと違いましたが、英語表記を辿っていけば簡単に買えました。
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出発まで時間があるので本日の予定の確認しておきます。
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そろそろ時間になるのでホームに移動します。アムステルダム行きの列車は22番線で一番下の階です。
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1895年から1905年にかけて建設された高架駅は教会のようなドームの載った石造りの駅舎で、ベルギーの建築家ルイ・デラサンセリが設計しました。巨大な鉄とガラスで構成されたトレインシェッドはクレメント・フォン・ボガードによるもので、長さ185メートルで、高さ44メートルの大規模なものです。駅への高架橋は地元の建築家ヤン・ファン・アスペレンによって設計され、アントワープ中央駅はベルギーの鉄道建築の傑作といわれています。
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しばらくするとパリから来たタリフが到着しました。この列車はアムステルダムまで行きます。
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我々は特急料金の無い普通列車で移動です。
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姪っ子ちゃんにはパリ⇔ブリュッセルのタリフの交通費を出してあげたけど、叔母ちゃんは普通列車の移動です。
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そろそろ入線するので準備します。
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さよならアントワープ中央駅。さよならベルギー。
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8時40分アントワープ発の列車は空いていたので助かりました。大きなキャリーを置くスペースは無いですから1人2席確保しました。
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アントワープ駅で無料で配っていたミルクは濃厚で美味しかったです。
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車窓からMASの建物がお見送りです。
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街を離れるとずっと田園風景が続きます。
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どこかで国境を越えたのですがまったく分かりませんでした。
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約1時間10分でロッテルダム駅に到着です。
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まずは25番線ホームの先のロッカーに向かいます。ベルギーのロッカーは大きくて2つの大型キャリーバックが入れられましたが、オランダは小さいサイズばかりです。これが最大サイズなのでお土産で膨らんだキャリーから荷物を出して何とか入れられました。
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支払いはクレジットカードのみですが、表示は英語を選択すれば簡単です。
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ドアを閉めると仮ロックされピンコードを打って終わりです。
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一番下からカードが出てくるので忘れずに。出す時はバーコード側から差し込めば鍵は勝手に開きます。料金は小で4.6ユーロ、大で7.35ユーロで24時間まで預けられます。勿論24時間以上預けられますがかなり高いです。
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ロッカーはこんなにたくさんありました。
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ネットで購入したチケットにはQRコードと注意事項のイラストがありました。
ここまで来てその意味が分かりました。ベルギーには無い自動改札がオランダにはあるのです。 -
こんな広々としたロッテルダム中央駅です。
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この建物は2014年に新築されているのでまだ1年ほどの新しい建物です。1895年から1905年にかけて建設されたアントワープ駅からくるとそのデザインの違いに驚きます。
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少し離れるとこんな感じで巨大なキャノピーが駅の建物を覆っています。そして駅を出ると人の姿が極端に減ります。
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駅前の通りには不思議な形の建物がたくさん立っています。車道に並行している自転車専用レーンがオランダに来たと思わせます。
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とてもカラフルな建物はベルギーで見てきたのと全く違う街を感じさせます。ここはカリプソ・レンタルアパートメントで駐車場付935ユーロから借りられます。
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イチオシ
洒落たデザインのベンチたちは方向性も無くバラバラに並んでいます。
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駅前の舞う率通りを真っ直ぐ進むとこんな運河が現われます。
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写真を撮っていたら「あっー!」という叫び声が聞こえました。何かと思ったら中華料理屋でした。店の名前は「麻辣誘惑」なんて妻の大好物の漢字が並んでいます。この辺りはチャイナタウンなので中華料理店が多いです。
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オランダの現代建築については何も勉強してこなかったので詳しいことは分かりませんが面白いです。
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ポール&シャークの店はスパイダーマンのマスクのようにも見えます。
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一番気になったのがこの「香港酒樓」です。駅前のこの辺りは中華系のお店が多く、「天主教大聖堂」なんて教会もあるのでチャイナタウンなのだと感じます。その中でも老舗の風格を感じます。
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イチオシ
2001年に制作されたポール・マッカーシーによる物議を醸す像だそうです。 この像は2008年にここに設置される前にロッテルダムに他の場所に置かれてあったそうです。元々は「サンタクロース」と呼ばれていましたが、「Kabouter buttplug」(バットプラグノーム)と呼ばれているそうです。ちょっとこれ以上は訳せません。
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街中には不思議なオブジェがいくつもありました。
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歩いていて思ったのがまだオランダで切手を買っていないことです。地球の歩き方の地図に郵便マークがあったので探していましたが、ファンシーショップの近くで見つからないのでキョロキョロしていると、店の男の人が「どうしたの?」と声を掛けてくれました。「この辺りに郵便局ないですか?」と尋ねると「ここだよ。」
オランダの郵便局はみんなこんな感じで色々な物が売っていました。よく見ると「POSTnl」とオレンジの看板が出ていました。 -
そしてV2ガンダムがありました。まさかロッテルダムとガンダムの語呂合わせ?なんて思いましたが、Hans van Bentemという芸術家が2005年に発表した"Guard"というタイトルの像らしいです。
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キンデルダイクへ行く船の出るスピドーの発着所に向かって適当に歩いていたら海洋博物館に出ました。
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運河の美しいロッテルダムらしい雰囲気になってきました。
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イチオシ
赤い船の上には灯台のような塔が立っています。
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海洋博物館の前には本物の灯台がありました。これも海洋博物館の展示物なのだと分かりました。
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ただどこまでが展示物でどこからが実際に使われているのかよく分かりません。
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現代的なアパートとクラシックな船が混然とした美しさを感じさせます。
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突然道路が上がり始め船が通過していきます。大昔に勝鬨橋でこんな風景を見た記憶がありますが、確認しようにも一緒だった父はもういません。
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コブラが威嚇しているような「インテル ホテルズ ロッテルダムセンター」 の建物です。後になってロッテルダムにも1泊してもよかったかなと思いました。
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ユーロマストが見えました。高さ185メートルのタワーで途中にはレストランがあり、上にはガラス張りのエレベーターが見えます。昨年行ったマラッカのタワーを思い出して登りたくなりました。
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でもそこまで時間はありません。予定では11時の船でキンデルダイクへ向かう予定でしたが30分くらい押しています。
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新マース川に到着しました。大きな貨物船が行き交いますが、普通の海上を航行する船では無くて川船のようです。ここから水上バスでキンデルダイクへ向かいます。
この建物はデ・ロッテルダムで2013年に竣工したばかりのロッテルダム市議会の事務所やアパートやNhow Hotelにレストランの入った複合施設です。 -
20番の水上バスで2つ先のデ・シャーンまで移動して、小型船に乗り換えての旅です。
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すぐにやってきた双胴船に乗り込みます。
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お客さんは全部で10人もいなかったと思います。
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ロッテルダムの大きな吊り橋と近代的なビル群を眺めます。
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イチオシ
その一角に「ホテル・ニューヨーク」が見えました。当初の予定では晩ご飯はここでシーフードを食べるつもりでした。非常に美しい建物でした。旧ホーランド・アメリカライン本社の建物を改装したホテル・ニューヨークはロッテルダムからニューヨーク向けの船が出発した歴史的な埠頭に建っています。
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デ・マジェスティート号はディナーとダンスを楽しめるショーボートでした。
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川を行き交う船を監視する建物でしょうか?カラーリングがオランダっぽいです。
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トロピカーナというビューティー&テルマエセンターですが、この年に買収されブルーシティーという施設に変わっています。
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家の近くに幾つかある給水塔に似た建物だと思いました。停留所の名前にウォーター・トーレンとあるので間違っていませんでした。後で調べるとこの給水塔はオランダの最も古い給水塔で高さ48メートルあります。ネオ・ロマネスク様式とネオ・ルネサンス様式に東洋的な意匠の折衷的な組み合わせで設計されているそうです。
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大きなフェリーボートは何処から来たのでしょうか?
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ウォーターバスと何度も行き交います。
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コンテナを満載した船が追いかけてきます。船の形から海を往く船ではなくて川を航行する船のようです。
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サーモンハウスは古くからあるレストランだそうです。
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レストランはマザースという企業体のビル群に囲まれています。
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橋を幾つも越えて水上バスは進みます。停留所を2つと言っても結構な距離があります。
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シードリル号は見た目でも分かりますが掘削船なのでしょうね。
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ちなみに水上バス往復とキンデルダイクの入場料の割引券と渡船料付の1日券が13ユーロでした。
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バスで行く方法もありますが水上交通の国のオランダに来て船に乗らない手はありません。
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ようやく2つ目の船着き場に到着です。キンデルダイク行きの渡し船が待っています。
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さあ乗り換えですよ。
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船長さんに1日券を見せるとチケットを1枚切り取ります。
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水上バスの乗り場とキンデルダイクと対岸の3地点を廻っている渡し船です。
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渡船料は大人1.7ユーロで子供1.1ユーロです。
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懐かしい水中翼船です。ギリシャのエーゲ海の島々で見掛けたロシア製の水中翼船をオランダで見るとは思いませんでした。いまだにギリシャの島々を結んで運行しているのでしょうか。
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キンデルダイクと対岸を車で渡る方法は。
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こんな渡し船でした。この船がひっきりなしに往復しているようです。
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キンデルダイクに到着です。一応風車のポーズらしいです。
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