2015/06/02 - 2015/06/02
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kojikojiさん
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デルフトの観光もなんとか終わりました。ロッテルダムまで戻っていた半日分時間が少なかったのは否めませんが、他の町で散々運河クルーズも楽しんだので良しとします。ホテルで一休みした後に夕食に出掛けましたが、日中に目星を付けていたプリセンホフ博物館の地下のプリンセンケルダーに行ってみました。この店は地球な歩き方の欄外にも数行紹介されていました。知らずに博物館の中庭側から入店しましたが、博物館に向かって右側の小道に正面入り口がありました。店のオーナーはどっちからでもいいよと笑っていましたが。少し高級な店くらいで考えていたのですが、値段はそれほど高くないにも関わらずオランダの季節季節の美味しいものを味わえる素晴らしいレストランでした。今回の旅行ではブリュージュのミシュラン星3つのレストランにも行きましたが、思い出に残ったのはこちらかもしれません。オーナーのおじさんも気さくで、デザートのミントが美味しいと伝えるとミントティーまでサービスしてくれました。笑ったのは彼のスマホの翻訳アプリが完璧にオランダ語を日本語に訳したことです。敷居も高くなくとても楽しい時間を過ごせました。食後はまだ明るいので最後のデルフトの夜景を楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
デルフトの街中の観光を済ませてホテルで一休みしました。市内にホテルがあるのは非常に助かりました。ブルージュほど素晴らしい運河沿いではありませんが、値段も安く立地も良くて良いホテルでした。何より翌日に荷物を預けてデン・ハーグへ行き、一度戻ってトラムでスヘフェニンゲンへ移動したので駅前のホテルは最強でした。
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ブリュージュに続いて運河越しに写真を撮ってみました。妻も風景の一部になりました。
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デルフトで買ったものの一部ですが、木地仕上げの木靴と木製のチューリップ。チューリップは全部で20本!デルフト焼きのキャンドルホルダー。型押しで成形したものですが手彩なのと値段が安かったので。チーズは最終地アムステルダムで買うのでチーズスライサーだけ買いました。これが非常に優れモノで帰国後重宝しています。他に蓮の形をした花器の大小を2個。店の人に尋ねると「多分中国製よ。」といわれましたが出来が良いのと、中国に行っても買えないであろうことから購入しました。タイのチェンマイでも陶器製のバラの花を大人買いしましたが、これも多分中国製との事でした。やはり中国では買えないであろうことから買ったことがありました。
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部屋でビールを飲んで冷蔵庫を空にして外出します。午後8時を過ぎてもこの明るさなのでカモもまだ遊んでいます。
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夕方になると観光客の姿はほとんどありません。アムステルダムやデン・ハーグとロッテルダムの移動の通過だけの観光なのでしょうか。日帰りだけではもったいない気もする魅力のある街です。
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旧教会の前のプリンセンホフ博物館へ向かいます。
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妻は食事の前はさっそうと歩くのが特徴です。
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日中に場所だけは確認しておいたレストランです。一応電気がついているのでやっているみたいです。
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中庭にはテラス席があり、その横の小さな扉から店に入ります。後で分かりましたがこちらは裏口でした。店のオーナーは「どっちからでもいいんだよ。」と笑っていました。
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中庭側の明かり取りの窓のある側はほぼ満席でした。地下室の店内は店の中央の柱で半分に分かれていますが、我々以降のお客はこちら側に通されていました。
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最初はアミューズ・ブーシュからスタートです。ブリュージュのデ・カルメリートは有料だったので一瞬またかと思いましたがこちらはチャージされていませんでした。
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こちらは季節盛りの白アスパラガスの上にサーモンとイクラが乗っています。
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私は白アスパラガスコース(2皿+デザート)で、妻は前からヒラメヒラメうるさいのでシェフに小声で「ヒラメある?」と聞くと、「ありますよ。」との事だったので値段を尋ねると「今日は26ユーロですね。」ということで北海のヒラメと白アスパラのスープを注文しました。ビールを散々飲んできたのでワインとスパークリングの水を注文しました。ここオランダでも水はベルギーのアルデンヌ地方のスパでした。
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テーブルに置かれた物を見て思わず「これ何ですか?」と聞いてしまいました。答えはナツメッグ削り器です。「白アスパラのスープにはこれを削ると味が格段に良くなるよ。」と教えてもらいました。
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これが本当に味が変わります。ちょっとオーバーかもしれませんが鼻から抜ける削りたてのナツメッグの芳香は白トリフを初めて食べたときの衝撃にも似ていました。なるほど香辛料を求めて喜望峰を渡ってアジアまで航海する理由が少しは分かった気がしました。
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こんな感じですが、何度も何度も削ってしまいました。
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我が家の大のお気に入りになりました。ただ、削り器を買うほどナツメッグは使わないだろうと思います。
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店内はこんな感じの地下蔵のような造りです。入口には大きな樽まで並んでいます。
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イチオシ
ちょっと高島野十郎の雰囲気を感じたキャンドルの炎です。
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近所で焼かれたパンも美味しかったしオリーブオイルもいいものを使っています。塩はどこ産だったか…。ゲランドって言っていたような…。
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こちらは野太い白アスパラが5本です。硬いのかなと思いましたがこれが柔らかくて美味しいこと。日本だと米ぬかを使いますがこちらでは何で煮るのでしょう。ハムの塩気も程よくて、付け合せのポテトもホクホクでした。
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最初にサービステーブルが来てウォーマーが来て、巨大なヒラメがやってきました。「お取分けしますか?」と聞かれたので「もちろん。」
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大きな体と大きな手で器用に取り分けてくれます。「大丈夫だと思うけれど、骨には気をつけてください。」と優しいお言葉。
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妻はミシュラン3星の「デ・カルメリート」の魚料理が今一だったのでリベンジです。
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店の主人が「写真撮りましょうか?」と声を掛けてくださいました。
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大満足のヒラメ料理でした。半身を妻が食べて半身は私が頂きました。昔イギリスのブライトンで友人と2人で1皿づつドーバー・ソルを注文したら野球のベースぐらいの大きさのヒラメとその周りにマックのLポテト6個分くらいのフライドポテトが添えられていてびっくりしたことを思い出しました。
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妻にはお礼に白アスパラガスを1本だけあげました。
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こちらはコースについていたデザートです。「デザートは1皿だけですがどうしますか?」と尋ねられましたが「我々はダイエット中なのでシェアします。」というと笑いながら取り分け用のお皿を持ってきてくれました。
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コーヒーも一緒に出してもらいました。
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このチョコレートも美味しかったです。この頃風邪気味だったのでメンソールのキャンディーは貰ってきました。
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デザートのミントの葉が立派で「美味しい!」と言っていたらオーナーがミントティーを淹れて持ってきてくださいました。持っていたスマホの翻訳アプリにオランダ語で話すと「フレッシュなミントティーです。」と完璧な日本語への翻訳だったのでみんなで大笑いです。
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楽しい時間が過ごせました。オーナーのおじいさんと写真を撮らなかったのを後悔しました。店を出る頃にはいなくなってしましました。
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「帰りは表から出ます。」と店を後にします。全部でちょうど100ユーロ。「ぐるナイごちになります!」だったらピッタリ賞の100万円だよねなんて話します。
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先に来ていたお客さんはほとんど店を出た後ですが、ちゃんと翌日の用意がされています。おじさん1人で料理をしてサービスしているのに素早いです。
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店の中に古い井戸までありました。
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こちらが正面入り口でした。
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午後10時近くになってだんだん空が暗くなってきました。気持ち良い食事だったので余韻を楽しみながら散歩します。
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イチオシ
同じ車が並んでいるのでも、こんなシトロエンだったら絵になりますね。ブリュッセルのサンカントネールの自動車博物館でこのタイプのシトロエンの60周年記念の展示会が開かれていたのを思い出しました。妻と同じ年です。妻も昔はこんな流線型でした。
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今はこっちの方が似ているかもしれません。
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そんなところに立ち止まったら怖すぎます。
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昼間は目に留まらなかったウインドウも夜間は雄弁です。
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この工房の奥には早朝に見た騎士の陶器に似たものがあったのでここで造られたのかもしれません。
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旧教会も綺麗にライトアップしていますが、引いた所から眺められないのが残念です。
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館の窓ガラスに残照が映り込んでとても綺麗でした。
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広場の夜景も見ておきます。さすがに日が落ちると肌寒くなってきました。
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市庁舎の周りには今日も誰もいません。
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というか広場全体が貸切状態です。
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我々2人のためだけにライトアップしてくれているようです。天に向かってお礼を言ってホテルに戻ります。
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これは何だろうと思っていると…。
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どれもビーハイブ(養蜂函)のようです。ところ変わればで日本では見掛ることのない形ばかりです。ヨーロッパの北部や西部では、藁や草で編んだバスケットが養蜂箱に用いられます。「ビーハイブ・ステイト」の愛称があるユタ州の州章には中央にドーム状の蜂の巣箱(ビーハイブ)が置かれています。
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オランダは生花も安いけれどドライフラワーも安かったです。さすがにこれは嵩張って持っては帰れません。
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イチオシ
町全体が静まり返っています。なんかこちらまで寂しい気分になってきます。旅の中間までは進むのが遅く感じますが、半分を過ぎると加速的に終わりが近づいてきます。このデルフトもちょうど2週間が過ぎ残りて、残り5日くらいだったのでそんな気分になったのでしょう。
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ずっと気になっていたデコ自転車です。
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イチオシ
ホテル前の運河の眺めです。運河沿いに並んだ自動車も闇に消えて中世の頃の姿を現したような気がします。
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デルフトの夜景もこれが見納めです。
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オランダの切手と絵ハガキです。ミッフィーの葉書は4歳の姪に出しました。届いた葉書を見て大喜びだったそうですが、「おじちゃんとおばちゃんに会いたい。」と泣き出したそうです。後日その話を聞いたらこちらもうるうるしそうでした。
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