Koeln / 大聖堂の街

2015/05/20 - 2015/06/01

ケルンは22001年冬にクリスマスマーケット見物以来の再訪である。したがって前回は街歩きや博物館見学をしているので、今回は旅行初日にアーヘンを訪問して、夕刻ケルンのホテルに帰ったので、日は長いし、しばし大聖堂を拝観、ラートハウス迄行ったが、結婚式が幾組かあって、内部の見学は断念した。

この街はローマ人がその帝国をライン河まで拡大した後、帝国と盟約を結んだゲルマン民族は紀元前38年、ローマ軍指揮官アグリッパからライン左岸に移住する許可を得、こうしてゲルマン人の町（Oppidum Ubiorum）が誕生したのを嚆矢とする。（ミシュラン・グリーンガイド　ドイツ編　/　現在日本語版は廃版）

エリア ケルン(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ケルン中央駅　いつも移動を考えて駅近くにホテルをとる。

ホテル付近から大聖堂を見る。

Centralhotel am Dom 普通のビジネスホテルで可もなし不可もなし。

大聖堂内陣　1248年　ゴシック様式で建設開始　16世紀初頭資金不足で建設中断　
19世紀にドイツロマン派の人々のリードで建設再開　1880年完成

ドーム北側にはゴシック様式の5枚のステンドグラス
聖母マリアと聖ペトロの生涯が描かれている。

アルプス以北で最も古い　ゲロのキリスト大磔刑像　970頃

(Gero ケルンの大司教　900/976）オットー大帝(Otto der Grosse:912/973)の時代

東方三博士の遺骨を納めた聖遺物匣（Dreikoenigeｎschrein）

遺骨は　1164年　フリードリッヒ・バルバロッサ皇帝がミラノから持ち帰りケルン市に寄贈した。（Der Reliquien der Heiligen Drei Koenige)


聖遺物匣1181年にニコラス・フォン・ヴェルドウン（Nickolas von Verdun) に依って製作が始められ、1220年頃ケルンの名工達に依って完成された中世の金細工の匣

※　東方の三博士＝救い主イエスの誕生を知り、星に導かれて飼い葉桶に眠るイエスに初めて礼拝に訪れた。

”視よ、前に東にて見し星、先立ちゆきて、幼児の在すところの上に止まる。かれら星を見て、歓喜に溢れつつ、家に入りて、幼児のその母マリアと偕に在すを見、平伏して拝し、かつ寶の匣をあけて、黄金、乳香、没薬など禮物を献げたり。”
（新約聖書　マタイ伝　第二章）

アギロフス祭壇（Agilophusaltar) 5人のムーア人の祭壇　1520年

イエスを背負い川を渡るクリストフォルス（Christphorus 生没不明）
3世紀の殉教者　旅人の守護神　

この像は独逸のあちこちでで良く見かける。

Achskapelle 1892年

旧市庁舎（Altes Rathaus) 14世紀にユダヤ人街に建てられた。ゴシック様式

15世紀初頭　高さ61米の市庁舎塔（Rathausturm)増設

市庁舎の内部を見学したかったが、何組かの結婚式があったらしく断念。
正面にいる人達は花嫁　花婿を囲んでカメラ撮影やらなにやら賑やかであった。

市庁舎の前は地下の遺跡を発掘しているらしかった。

Rathauslaube :　市庁舎のアーケード　1569/1573年　フランドル・ルネッサンス様式

Laube＝園亭　東屋　アーケード（建）

コメントの参考にしたパンフレット