独逸徘徊2015：Prologue

2015/05/20 - 2015/06/01

「つれずれなるままにひぐらしのたりのたり」していては耄碌してしまう。この独逸オタクの旅好き不良老年は2年ぶりに独逸へ旅する事に決めた。来年はいよいよ八十路に入るが、おかげで三里に灸据える必要もなく、若い頃から股引などはいた事もないのでその綻びも繕う必要もなく旅に出かける事にした。

エリア フランクフルト(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の日程と歩行歩数は以下の通り

5/20　Nagoya=LH=Frankfurt=ICE=Koeln
5/21 Koeln=Aaachen=Koeln 18601歩
5/22 Koeln=ICE=Berlin 11094歩
5/23 Berlin 24666歩
5/24 Berlin 20934歩
5/25 Berlin=ICE=Stuttgart 10799歩
5/26 Stuttgart=Sigmaringen=Stuttgart 11566歩
5/27 Stuttgart=Hechingen=Tuebingen=Stuttgart 16649歩
5/28 Stuttgart=Reutringen=Ludwigburg=Stuttgart 16470歩
5/29 Stuttgart=Heilbronn=Stuttgart=ICE=Frankfurt 17898歩
5/30 Frankfurt 25466歩
5/31 Frankfurt=LH=
6/01 =Nagoya

※　歩行歩数はホテル出発の時スタート　帰着時計測値とす。

今回　旅行先を決めるにあたり、未訪問の波蘭のグダンスク　マルボルク　ワルシャワ　クラコフ　に行きたかったが　独逸でもどうしても訪ねたい場所があるので、勝手知った独逸に決定した。

それは　Aachen　のカール大帝の戴冠の玉座, 　Berlin　の空軍博物館,及び様々な博物館（ほとんど再訪）

Stuttgart に４泊して　Schloss Lichtenstein, Burg Hohenzollern, Schloss Sigmaringen.

いつもの様に２ヶ月前の３月中旬、ネットでルフトハンザのフライト予約をしようとしたところ、驚いた事に　5/13（水）が満席、仕方なく一週間後の　5/20（水）には空席が１０席くらいあったので無事予約。

ところが　当日飛行機に乗ったら何の事はない、乗客は50％そこそこ、団体客も一組のみ、いったいこれはどうなっているんだ？？　おかげで窓側２席を悠々つかえて有難かったのだが。実はフランクフルトからの帰路もおそらく乗客は３分の1くらい。　ここ何年もこの便を利用しているのだが、ほとんど満席で、今回のこの空席の多さには驚いた。中には　中央の４席を占領して長々と寝て帰国した旅慣れた人もいた。

この現象は旅行会社があらかじめ多くの座席を見込みで予約して、その後思うようにツアー客が集まらなかったのでキャンセルしたのではないのかと想像すが？？？

セントレア空港でのトラブル

出国審査の時、一人の中国人男性、チケットを振りかざしながら「ビジネス　ビジネス！！」と大声で叫びながら　ストップラインのところに並んでいた私の前を強引に割り込んで来た。　「go to back　!!」（これで正しいのかな？）と怒鳴ったが、審査官の所で前の女性が手続をしているのにもかかわらず突撃した。直ちに審査官に追い返されたのは当然のことである。

又　隣の列では　今度は中国の団体の女性添乗員、客のパスポートの束を持って、これまた沢山の人達が静かに順番待ちをしているのに、強引にストップラインに立っている旅行客を押しのけ、審査官の前に突撃、これも審査官に追い返された。

いったいこの人達は社会的マナーと云うこのを知っているのか？？　いくら他国でいくら荒っぽい金遣いをしても、その国の人達から顰蹙をかい、軽蔑の眼で見下され　自国の恥をさらしているのが分らないのかと疑問に思う。

これでは中国人全てがこんな人達ばかりだと他国の人達に見られてもしかたあるまい。

学校で「毛沢東思想」よりも「四書五経」、就中「禮」とは如何なるものか、「国民の品格」とは何か、と教えろと言いたくなる。

昨今　政治的にはレーニンの「帝国主義」を実行して　他国にははなはだ迷惑な事この上なしではあるが！！

我が国の旅行会社の人達にお願いしたい事、当然日本の窓口として中国の団体旅行客の世話をするのだから、ぜひ前もって当たり前の社会的マナーに反しないように厳しくアドヴァイスしてほしいものである。

今回　ベルリンのブランデンブルク門の前や　フランクフルトのレーマー広場では中国人の団体客に数多く出あったが、仲間同士で所構わず大声でしゃべりあっている様にヘキヘキした。一昨年、ニュルンベルク駅のプラットホームでも同じ事があった。

数年前には韓国の団体客が多かったが、最近はこれが中国がこれに代わったのかも？？

２年前は　成田空港からミュンヘンに飛んだが、セントレア空港は４年ぶり、かなり拡張していた。

今回は乗り継ぎが無いので　預ける鞄の中にはペットボトルの緑茶を2本入れたが
出国審査を終えてから売店で　緑茶とほうじ茶のボトルをそれぞれ２本ずつ購入。

これは外国では手に入らないし、歩き回るのには欠かせない。

航空機は沖留めで　バスで移動。　フランクフルトの名古屋行も沖留めであった。

二年ぶりの空の旅　いつもながら子供の様にわくわくする。セントレアを後に１２時間の旅。

上信越の山々は迄残雪が多い。

北アルプスは学生時代に　夏冬問わず登っていたから山の名前が判別できるが　この付近は全くどこの山であるのかわからない。　そのうちに佐渡上空を越して日本海へ。

モニターも良くなっていた。なかなか立体的で楽しいものである。

やっと独逸上空に入ってきた。

飛行機はすでに降下態勢、着陸ももうわずか。

いよいよ楽しみの旅がスタートする。お馴染みのフランクフルト空港着陸。
年齢を重ねてもわくわくする気分は変わらない。