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シュツッツガルトを基点に、かねてからホーエンツオルレルン城をどうしても訪問したかった。この城を調べているうちに ジグマリンゲン城とリヒテンシュタイン城がこの付近にある事がわかり、これらの三つの城の見学を目的に旅の計画を立てた。<br /><br />

Sigmaringen / ジグマリンゲン城

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2015/05/20 - 2015/06/01

83位(同エリア472件中)

旅行記グループ ドイツ紀行 Nr.8

0

27

Berg Heil

Berg Heilさん

シュツッツガルトを基点に、かねてからホーエンツオルレルン城をどうしても訪問したかった。この城を調べているうちに ジグマリンゲン城とリヒテンシュタイン城がこの付近にある事がわかり、これらの三つの城の見学を目的に旅の計画を立てた。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
ルフトハンザドイツ航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • ホーエンツオーレン侯爵家の紋章<br /><br />1061年 年代記にツオレルン家の名が初めて現れ、シュヴァーベンの一部を支配するツオレルン伯爵であった。<br /><br />1214年頃 フランケン系とシュヴァービッシュ系に分かれた。この系統からさらに<br />ヘッヒンゲン系とシグマリンゲン系と別れ、ヘッヒンゲン系は1869年嗣子無く断絶したが、ジグマリン家は現在までも存続、現当主は Karl Friedrich Fuerst von Hohenzollern (1952年生)である。<br /><br />独逸では現在でも社会的に爵位を名乗っているし、城のパンフレットの城主の挨拶文にも必ず爵位を肩書につけている。<br />因みに<br /><br />Herzog:公爵<br />Fuerst:侯爵<br />Graf: 伯爵<br />Vicomte:子爵<br />Baron:男爵  他に Markgraf:辺境伯 なんてものも歴史上出てくる。

    ホーエンツオーレン侯爵家の紋章

    1061年 年代記にツオレルン家の名が初めて現れ、シュヴァーベンの一部を支配するツオレルン伯爵であった。

    1214年頃 フランケン系とシュヴァービッシュ系に分かれた。この系統からさらに
    ヘッヒンゲン系とシグマリンゲン系と別れ、ヘッヒンゲン系は1869年嗣子無く断絶したが、ジグマリン家は現在までも存続、現当主は Karl Friedrich Fuerst von Hohenzollern (1952年生)である。

    独逸では現在でも社会的に爵位を名乗っているし、城のパンフレットの城主の挨拶文にも必ず爵位を肩書につけている。
    因みに

    Herzog:公爵
    Fuerst:侯爵
    Graf: 伯爵
    Vicomte:子爵
    Baron:男爵  他に Markgraf:辺境伯 なんてものも歴史上出てくる。

  • ジグマリンゲンの鳥瞰図<br /><br />

    ジグマリンゲンの鳥瞰図

  • ジグマリンゲン駅

    ジグマリンゲン駅

  • ドナウから見たジグマリンゲン城<br /><br />思いのほか美しく、品格のある城である。

    イチオシ

    ドナウから見たジグマリンゲン城

    思いのほか美しく、品格のある城である。

  • この城は最初1077年建てられたと文献に記載されているが、そのご何度も改築、改修が行われ、今日の姿になったのは1908年である。

    イチオシ

    この城は最初1077年建てられたと文献に記載されているが、そのご何度も改築、改修が行われ、今日の姿になったのは1908年である。

  • 南側から見上げる城の外観 小高い岩の丘の上に立っている。北側はドナウ河。

    南側から見上げる城の外観 小高い岩の丘の上に立っている。北側はドナウ河。

  • 城への登り坂」

    城への登り坂」

  • 城の中庭

    城の中庭

  • 城門

    城門

  • 往時はここに歩哨兵が立っていた事であろう。

    往時はここに歩哨兵が立っていた事であろう。

  • 城の中から登城の道をみる。ここの左側がミュージアムショップとインフォーメイション。城内のツアーガイドの集合所。<br /><br />ガイドの美人の娘さんの独逸語は実にはっきりしていて、独逸語のテキストについている CD から流れてくる独逸語の様だった。その発音や速度も実に見事で、片言の内の「カタ」ぐらいの語学力のこの老体にとってもとても聞きやすかった。<br /><br />少しばかりの独逸史の知識があるので 人名 年代 地名 等々が聞き取れたのである程度の理解ができた。<br /><br />最後にお別れの時、独逸人のグループから拍手が湧いたくらいであった。

    城の中から登城の道をみる。ここの左側がミュージアムショップとインフォーメイション。城内のツアーガイドの集合所。

    ガイドの美人の娘さんの独逸語は実にはっきりしていて、独逸語のテキストについている CD から流れてくる独逸語の様だった。その発音や速度も実に見事で、片言の内の「カタ」ぐらいの語学力のこの老体にとってもとても聞きやすかった。

    少しばかりの独逸史の知識があるので 人名 年代 地名 等々が聞き取れたのである程度の理解ができた。

    最後にお別れの時、独逸人のグループから拍手が湧いたくらいであった。

  • 誇らしくプロイセンの紋章が城壁に掲げられている。

    誇らしくプロイセンの紋章が城壁に掲げられている。

  • 城内の展示物の中に ヨーロッパ狼の剥製があった。説明書に依れば この個体が最後のもので、確か1917年に捕獲されたものだそうだ。大きさはセントバーナードくらいあって、白っぽい毛並であった。<br /><br />城内は撮影禁止 絵葉書でもあればと思ったが見当たらず残念であった。

    城内の展示物の中に ヨーロッパ狼の剥製があった。説明書に依れば この個体が最後のもので、確か1917年に捕獲されたものだそうだ。大きさはセントバーナードくらいあって、白っぽい毛並であった。

    城内は撮影禁止 絵葉書でもあればと思ったが見当たらず残念であった。

  • 壁面にある騎乗の騎士像、中世への憧れが今でもあるのであろう。

    壁面にある騎乗の騎士像、中世への憧れが今でもあるのであろう。

  • カール侯爵 (1785/1853)1831〜1848年)迄統治 

    カール侯爵 (1785/1853)1831〜1848年)迄統治 

  • Karl Anton  Erbprinz von Hohenzollern-Sigmaringen (1811/1885)<br /><br />カール・アントン皇太子 1848〜1850 迄統治 最後のホーエンツオーレン・ジグマリンゲン侯爵 その後1858〜1862年迄プロイセン宰相 彼の息子の一人が1866年 カロル一世」としてルーマニア公として迎えられ、1881年ルーマニア国王として即位、1847年王制廃止まで存続した。

    Karl Anton Erbprinz von Hohenzollern-Sigmaringen (1811/1885)

    カール・アントン皇太子 1848〜1850 迄統治 最後のホーエンツオーレン・ジグマリンゲン侯爵 その後1858〜1862年迄プロイセン宰相 彼の息子の一人が1866年 カロル一世」としてルーマニア公として迎えられ、1881年ルーマニア国王として即位、1847年王制廃止まで存続した。

  • Fuersten Leopold レオポルド侯爵騎馬像 (1885/1905)レオポルド広場<br /><br />

    Fuersten Leopold レオポルド侯爵騎馬像 (1885/1905)レオポルド広場

  • マルクト広場 背後の建物は市庁舎

    マルクト広場 背後の建物は市庁舎

  • Marktbrunnen(市場の噴水) 1826年建設彫像は ヨハン・ジグマリンゲン伯爵  (1606/1638):Johann Graf von Hohenzollern Sigmaringen <br /><br />背後の市庁舎(Rathaus)は最初1454年に建築 現在の建物は1925/1927年に再建築

    Marktbrunnen(市場の噴水) 1826年建設彫像は ヨハン・ジグマリンゲン伯爵  (1606/1638):Johann Graf von Hohenzollern Sigmaringen

    背後の市庁舎(Rathaus)は最初1454年に建築 現在の建物は1925/1927年に再建築

  • 市庁舎の一角にある、第一次大戦に戦死した市民の為の記念像

    市庁舎の一角にある、第一次大戦に戦死した市民の為の記念像

  • Schwabstrasse の噴水 1868年設置(名称不明)

    Schwabstrasse の噴水 1868年設置(名称不明)

  • Staendehaus:議事堂 1846/1848年 建設

    Staendehaus:議事堂 1846/1848年 建設

  • 駅前には美しい緑豊かな公園 が広がっている。電車に時間が来るまでしばいベンチに座っての森林浴。時折散歩する人達を眺めながら。

    駅前には美しい緑豊かな公園 が広がっている。電車に時間が来るまでしばいベンチに座っての森林浴。時折散歩する人達を眺めながら。

  • 城のガイドツアー 入館券 

    城のガイドツアー 入館券 

  • 城のパンフレット

    城のパンフレット

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