Lichtenstein / リヒテンシュタイン城

2015/05/20 - 2015/06/01

ロイトリンゲン南方　シュヴァーベン山地街道のエハーツ谷（Echaz)の817ｍの山の上に立つ城、”ヴルテンベルクのメルヘンの城”或いは”いばら姫の岩の城”と云われている。

1160〜1180年頃　最初の建物が現在の城の近くに建てられた。　　　　　　
1190年　初めて古文書に　城主として　Gebhard von Lichtenstein の名が記載されている。
1842年　現在の姿となる。

現当主は　Herzog Wilhelm 4. Arbert von Urach.：アルバート・ヴィルヘルム　四世　ウラッハ公爵（1957〜）

エリア ドイツ

この城を訪問する為、行き方を様々調べたがどうも交通には不便で、レンタカーを借りれば一番便利だが、左ハンドル　右側通行ではこの老体、安全第一にロイトリンゲン駅からタクシー利用とした。駅から城まで約12Ｋｍ位の距離なので片道40 Euroかかってしまったのは仕方がない。それでもタクシー代を払っての価値はあった。

城を見て真っ先に思った事は「これは正しくグリム童話の城だ！！」　あたりが暗くなって来れば周りの森の中から魔法婆さんや狼が出て来ても不思議はない様な感じがしたし、おそらく塔の中には美しい王女様が閉じ込められていてもおかしくはないと様々に妄想した。

そして二人の孫娘にグリム童話を読ませてからここに連れてくれば彼女達の感慨や如何にとつくずく感じた。

城内はガイドツアー　さっそく独逸人のグループと共に見学。女性ガイドの独逸語が分ったようなふりをして見て回った。云うまでもなく城内は撮影禁止。領主のコレクションも購入した冊子で確認。

正に岩の上に建っている。良くもこんな所に高い塔を作ったものだ。冊子に依ればドイツ・ロマン主義ゆえによるそうだ。

この谷間の街道を北上（画面の向こうへ）すればロイトリンゲンへ。

城の周囲は散歩に快適

塔へはこの跳ね橋を渡って。

塔の門　ここから見学の為入城

見学コースの出口

城の前景　ここから城内へ

時代物の大砲も城の付き物

周囲は美しく手入れされていて、眼下の町を見下ろせる。

Kanonenturm:大砲塔

中世の防衛稜堡　15世紀末

Zugbruecke 跳ね橋　1920年設置

城の入り口を中庭から見る。

門の向かって左側側に受付とショップ

Marienkapelle：マリア礼拝堂　

Fuerstenbau：侯爵邸　19世紀建築

現在、城の管理人一家が居住

中庭から城門を見る。　

Fremdenbau:ゲストハウス　

Gerobau:ゲロの館　1899年　（Gerhard)

1889年建築　現在は結婚式に使われている。独逸の城を訪ねると、かなり婚礼に使われているらしい。

城から北望、城の直下の Hanau の街　Lichtenstein はもう少し画面の下　南下した所にある。

このエハーツ谷の間をシュヴァーベン山地街道313号線が走っている

城から東北方面を見る

城からの南望、この谷間を南下すると　Sigmaringen　へと向かう。

この付近の山地を schwaebisch Alb :シュヴァーベン山地と云う。

城の駐車場　バーデンヴルテムベルク州旗（左）リヒテンシュタイン町旗

タクシーでここに着いた時、ホーエンツオーレン城に行った時同様、時間を指定してタクシーの運転手に迎えを依頼したら、そこのレストランから電話せよとの事。

見学が済んでレストランに立ち寄り、レストランの娘さんにタクシーを頼んだら、手慣れたもので　すぐに携帯電話（独逸では　Handy と云う）で連絡してくれて　30分後に無事到着、会社は同じではあったが、違う運転手が来てくれた。、ロイトリンゲンの Marktplatz　迄。その後ロイトリンゲンの街をぶらついた。

ガイドツアーの入館券

購入した小冊子（独文）　城の歴史と　城主ウーラッハ公爵家の歴史が詳しく記載されている

上空から城を見る（冊子からの借用）

周囲は森に囲まれているのが良くわかる。これが本当のグリム童話の城だと実感。