2015/05/20 - 2015/06/01
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Berg Heilさん
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アーヘンは1世紀には既にローマ人の集落があった。カール大帝(Karl der Grosse 742/814) が好んで王宮を営み、カロリング・ルネッサンスの中心地であった。又 独逸王は「アーヘンの椅子に座らねばならぬ」慣行から9世紀以後16世紀迄に歴代の戴冠式がここで行われた。1166年帝国都市となった。
※ この旅行記にコメントを入れる際に下記の書籍を参照、一部抜粋引用。 独文は拙訳
カール大帝 佐藤彰一 山川出版社
コンサイス・外国人名辞典 三省堂
世界史小辞典 山川出版社
Der Domschatz zu Aachen : Herta Lepie. Georg Minkenberg
Aachner Dom : Kleiner Wegweiser
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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カール大帝: Karl der Grosse 仏名 Charlemagne:シャルマーニュ(742/814 :
在位768/814) 「ヨーロッパの父 pater Europae」と呼ばれた。
カロリング王朝のカール大帝は ザクセン討伐 バイエルン併合 ロンバルディア征服 スラヴ人及びアヴァール人征伐 スペイン遠征 800年クリスマスの日 教皇レオ三世から西ローマ帝国の帝冠を受け、西方キリスト教世界の統一、今日のヨーロッパ世界の形成をみるに至った。
このポストカードは観光案内所から頂いたもの。2014年のカール大帝のイヴェントのものらしい。
その後孫の時代になって 西フランク 東フランク 中部フランク と三分割され、今日の フランス ドイツ イタリア の大枠が出来た。
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アーヘン中央駅
この地を訪れるのは2回目である。前回は2001年冬 クリスマスマーケット見学の為訪問したが、どうゆうわけか大聖堂が閉鎖されていた為、目的のカール大帝戴冠の玉座を見学出来なかった。今回どうしても見たくてケルンに一泊、旅の初日アーヘン訪問となった。 -
Marscheiertor 進軍門 1257年建設開始 1300年後まもなく完成
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塔の正面(南面)から
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門の中に安置されている聖母子像
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Aachner Dom (アーヘン大聖堂)別名 皇帝の大聖堂(Kaiserdom)北部欧州では最古
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大聖堂の前にのカール大帝の噴水
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ドームの前のちょっとお洒落な建物
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ドームの主祭壇 1020年。 正面は Strahlenkranzmadonna(光り輝く花冠のマドンナ) 作者は Jan van Stevensweert (1524)
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カロリング様式の八角のドームの天井(Oktogon)
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玉座の上の天井
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二階の回廊からドーム内陣を見る。
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カール大帝の棺 (1182/1215)
マースランド(Maasland:和蘭)の金細工職人の傑作 1215年以来大帝の亡骸を安置。 -
アーヘンの聖母(Unserer Lieben Frau)
14世紀以来、中心部に安置されている恵み深きマリア像 -
祭壇にある聖書台
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かなり色あせた旗 相当のの年代物と思われるが詳細不明
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カール大帝の玉座 (Der Thron Karls des Grossen) 大理石の椅子
936年から1531年 ほぼ600年の長きに渡りここで王達の塗油式と戴冠式が行われた。 -
この建物にはこの玉座のみならず、大理石がふんだんに使われている。
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市庁舎(Rathaus) 14世紀半ば ゴシック様式で建設
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市庁舎ホール
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アーヘンの紋章
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5枚の壁画にカール大帝にまつわる事績が描かれている。
イルミニ(ゲルマン民族の祖神)の柱の倒壊
(大帝はゲルマンの古い信仰の象徴である巨木を倒し、キリスト教に改宗させ た。この物語の大きな絵画はゴスラーの皇帝居城に大きく描かれている。) -
コルドバの戦い
※ この壁画は気が付いたら撮影しなかったのでラートハウスのパンフレットからの借用 -
パヴィアへの入城
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ルードヴィッヒ敬虔王の戴冠
Ludwig 1. der Hormme (778/840)
カール大帝の第3子 信仰心篤く教会 修道院に寄進を行う。 -
オットー3世 カール大帝の墓所参拝
Otto 3.(980/1002) ドイツ国王 神聖ローマ帝国皇帝 3歳にして即位 -
アーヘン大聖堂 宝物館
ヨークのマルガレータの王冠(Krone der Margarete von York)
イングランド製 1461年製作
1865年 アーヘンの金細工職人 Vogeno に依って修復 -
カール大帝の胸像(Karlsbueste)
1349年後 アーヘンに それ以前はプラハの王冠? 1870年と1936年に修復
2004〜2005年にかけてアーヘン金細工工房にて保存修理。 -
腕の聖遺物
1481年 仏蘭西のリヨンで製作?? -
イエスを抱くマリア像 (Maria mit dem Kind)
1280年頃 アーヘンにて製作 -
象牙の桶 (Elfenbeinstula)
1000〜1020年頃 中部ライン製? 或いは トリーア 或いはロートリンゲン製?? -
マリアのイコン (Marienikone)
15世紀中頃 クレタ製 -
中央はマドンナ立像(Stehende Madonna) 両脇背後の絵はマリアの生涯(Marienleben)
マドンナ立像:1320年頃 マインツ又はケルン製
絵画は1485年頃 ケルン製 -
中央:イエスを抱くマリア(Maria mit dem Kind) 1367年以前のハンガリー製
向かって左: イエスを抱くマリア(Maria mit dem Kind) 1367年以前 ハンガリー製
右:マリアの戴冠(Kroenung Marias)1367年以前 ハンガリー製 -
カール大帝の聖遺物(Karlsreliquiar) 14世紀 アーヘン製
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ジメーオン(シメオン・ヤコブの子)の聖遺物 1330〜01340年頃 アーヘン製
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ロタールの十字架 (Lotharkreuz)100年頃 ケルン製
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宝物館入館券とドーム・ガイドツアー参加券
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この旅行記へのコメント (2)
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- utamiumiuさん 2015/06/13 11:24:39
- Berg Heilさん,ご無沙汰しています。
- utamiumiuです。
Berg Heilさんも私と同じ頃ドイツをご旅行中とkumustaさんからきいていましたが、アーヘン方面へいらしていたのですね。
同じころドイツの空の下にいたとは!
相変わらずの健脚ぶり、何よりと嬉しくなりました。
私は5月14日からスロバキアのプレショウというところで日本文化交流会で演奏をし、5月18日から21日までプラハ、24日〜26日までドレスデン、26日〜29日、エルフルト、29日〜6月3日までヴュルツブルクにいました。
プラハのあまりの人ごみにびっくりし、ドレスデンに入ってほっとし、お天気にもそこそこ恵まれて良い旅でした。
ドレスデンからライプチヒに足を延ばし、またバッハのお墓参りもしてきました。
Berg Heilさんの知識豊かな旅行記を楽しみにしています。
また来ますね〜
- Berg Heilさん からの返信 2015/06/13 17:28:47
- RE: Berg Heilさん,ご無沙汰しています。
- >Frau utamiumiu
>
> Berg Heilさんも私と同じ頃ドイツをご旅行中とkumustaさんからきいていましたが、アーヘン方面へいらしていたのですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
訪独前に Frau kumusta(ケイティのポケット)からお便りを頂きましたところ、Faru Uta が新宿でその歌唱力でスカウトされスロヴァキアに御招待されたとか!! 素晴らしい事でお喜び申し上げます。
いよいよ後一年で八十路に入りますので、気力 体力 脚力のあまり衰えないうちにと訪独を決めました。最初は未訪問の波蘭と考えましたが、独逸でどうしても訪問したかったが、未だ訪れていない Aachen のカール大帝の玉座, Berlin の空軍博物館, Stuttgartから ジグマリンゲン城,
ホーエンテツオルレルン城, リヒテンシュタイン城, を訪問することにした次第です。おそらく今回で独逸及び中欧諸国への旅は卒業かもしれません。
順次 旅日記を投稿していきますのでよろしかったら御笑覧下さい。
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