2011/07/01 - 2011/07/07
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ポロンナルワからキャンディへ移動する途中に立寄った、『ダンブッラ・黄金寺院』の紹介です。寺院の起源は、紀元前3世紀にまで遡るとおされる古刹中の古刹です。1991年に世界文化遺産に登録されました。
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黄金寺院の前庭にあった菩提樹のアップ光景です。ダンブッラの黄金寺院の歴史は、紀元前3世紀にまで遡るとされます。その当時のダンブッラの黄金寺院は、寺院ではなく、僧院であったとされます。
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横に長く続く黄金寺院の建物光景です。最初は僧院であったタンブッラの黄金寺院が、寺院になったのは、紀元前1世紀のことです。シンハラ朝第19代国王のワッタガーマニー・アバヤ(在位紀元前89年〜紀元前77年)の時代とされます。タミル人により、アヌラダプーラから追放された彼が、ダンブッラで保護され、15年後にはアヌラダプーラに帰ることが出来たお礼だったようです。
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足元の光景です。自然石を平らに削った床面でした。自然石の持つ大きな模様が縦横に広がっていました。石窟寺院は、高さ150メートルの花崗岩から出来た岩山の中腹に建設されています。
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ダンブッラの黄金寺院の入口にあった建物です。ここで改札がありました。改札を終えた後、入場してからの撮影です。
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ダンブッラの黄金寺院の中で、一番立派な造りの出入口の光景です。少し小型のファサード形式になっていました。外観で見る限りは、仏教寺院のイメージは薄いようです。調べてはいませんが、今見ることが出来る外観は、後代での建設でしょうか。
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ダンブッラの石窟寺院は、五つの石窟によって構成されています。その石窟は、アヌラダプーラ時代(紀元前1世紀-993年)、ポロンナルワ時代(1073年-1250年)に大部分が建設されました。ダンブッラを代表する石窟寺院が、今ではスリランカを代表する石窟寺院となりました。
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ファサード風の飾りがあった第1窟の出入口付近の光景です。外から見た光景と同様、仏教寺院と言うより、西洋風の明るい造りの玄関先でした。
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ここからは、入場してからの見学です。まずは、第1窟からの入場です。その入口光景です。入口の周りのレリーフは、スリランカの伝統的な絵柄のようです。
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『聖王の石窟』と呼ばれる第1窟の紹介です。巨大な涅槃像は、長さが14メートルとされます。1枚の写真では、全体を撮影することが出来ませんでした。
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涅槃像のお顔の部分のアップです。確認は出来ませんでしたが、この場所の自然石から削り出した像でしょうか。写真には写っていませんが、お釈迦様の頭の傍には、ヒンドゥ―教の神、ヴィシュヌ像があります。
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涅槃像の足元のアップ光景です。第1窟の壁画は繰り返し修復され、最新の修復作業は20世紀に行われたとされます。足元には、釈迦のお弟子の一人、アナンダ像が見えています。
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『マハラジャの石窟』と呼ばれる第2窟の紹介です。黄金寺院の規模では最大規模の石窟です。ヒンドゥーの神々であるサーマン、ヴィシュヌの像のほかに、16体の釈迦立像と40体の釈迦坐像が安置されています。
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数多くの石像と天井画で飾られた第2窟の『マハラジャの石窟』です。少し時間をかけて、その内部の紹介をします。第2窟内には泉が湧いていて、それを囲った一角もありました。ダンブッラの地名は、『ダンバ』が語源とされます。『ダンバ』とは、『水の湧き出る岩』という意味です。
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同じく、広大な第2窟の内部光景です。『黄金寺院』の呼び方が、いつの時代からのことかは分かりませんが、ポロンナルワ王宮時代の最後の王で、ニッサンカ・マッラ(在位1187-1196年)は、寺院を金箔で飾ったとされます。また、160体とも言われる金箔で飾った仏像も、呼び名の元になったようです。
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釈迦立像です。第2窟の16体の内の1体です。前に張られたロープが、撮影に少し邪魔でした。こちらを向いた掌が赤く塗られているのは、写実性との解釈があります。スリランカ人の方の手の甲と掌を、色で強調したもののようです。
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ずらりと並んだ釈迦座像の中の1体のアップ光景です。中々の美男子の像です。このような像を見ますと、真っ先に浮かぶのが与謝野晶子さんの『鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は 美男におはす夏木立かな』の和歌です。
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同じく、カメラアングルを縦にしての別の釈迦座像のアップです。カラフルな背後の飾りです。光背の原型でしょうか。
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釈迦立像とは、少しイメージが違うようです。ヒンドゥーの神々であるサーマン神かヴィシュヌ神像のどちらかでしょうか。
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この立像も、釈迦像よりもヒンドゥー教の神様のイメージがあります。赤い筋が入った華やかな服装、頭の飾りや、余り仏教では見かけない印相などです。
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この立像は、釈迦像かヒンドゥー教の神様か中々判断が付きかねます。赤く華やかな服装と頭の飾りですが、釈迦像の方でしょうか。
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こちらは、紛れもなく釈迦立像のようです。金箔で覆われていた仏像の1体のようです。身体の側面など、あちこちにその痕跡が残っています。
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ずらりと並んだ釈迦座像です。全ての座像を個別に撮影することは諦めました。創建以来、参拝者により飾りが施されてきましたが、現在残るのは、紀元前1世紀のワッタガーマニー・アバヤ王と、12世紀のニッサンカ・マッラ王が施した装飾とされます。
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こちらは、ずらりと並んだ釈迦立像です。奇麗な装飾が色鮮やかに残っていました。右手を広げて横に上げ、左手の甲を外にした印相は、全て一緒でした。
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第2窟のお釈迦様の涅槃像です。第1窟の涅槃像と比べれば、一回りか、二回り小振りの像です。立派な台座を含めて、自然石が彫刻されたもののようです。
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涅槃像の上半身部分のアップ光景です。お釈迦様が亡くなられたのは80歳の時、紀元前386年2月15日のこと、沙羅双樹の林の中とされます。
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釈迦座像です。全部を撮ることは諦めた40体の内の1体です。肩から下がる1筋と、両足首の赤い飾りだけの像です。
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釈迦座像が並んだ光景です。若々しい釈迦のお姿は、出家して間もない頃のイメージのようです。出家したのは29歳の頃、菩提樹の下で悟りを開かれたのが35歳の時とされます。
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天井画のアップ光景です。仏陀の座像と思われる絵が、隙間なく描かれていました。手書きですから不揃いはありますが、デザインは全て同じようです。
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同じく天井画のアップ光景です。これは明らかに釈迦座像とは異なります。人物像は、一人ではなく、多数の人が描かれています。
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卒塔婆らしい建築物が第2窟の中にありました。サンスクリット語のストゥーパが、漢訳仏典では卒塔婆と音写され、日本へも伝わったようです。現在の日本では、木製板状の供養塔を卒塔婆と呼んでいます。この建築物は、仏舎利塔と呼んだ方がよさそうです。
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