2008/09/09 - 2008/09/09
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SUR SHANGHAIさん
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この日の前半は、フンダートヴァッサー関連の建物2軒を見て歩いたSUR SHANGHAI。
今回は好天のお陰で、建物の細部のデザインもよく見えてめでたしめでたし。
個人的感想では、フンダートヴァッサーは絵画より建築の方がいいなと改めて思ったクンスト・ハウス・ウィーンとフンダートヴァッサーハウスの再訪終了。
また振り出しのシュテファン寺院まで戻った後は、宿を取ったル・メリディアンの大きなテラスで一休み。
今回は、何を見なくちゃいけないとという訪問じゃないから、のんびりゆったり。
夕暮れが迫ってからは、今度は夕景・夜景を見にリンクの南側を歩いてみます。
ウィーン滞在中に撮った別の日の夕景・夜景の画像も、この日の旅行記の中にまとめてアップしようと思います。
表紙の画像は、夕闇が迫る頃のセセッシオン。
-
そろそろ太陽が西に傾いて、ウィーンの街を照らす光も赤みを帯びてきた。
夕雲の切れ間から差す光でスポットライトのように照らし出された由緒ありげな建物。
暖かいその色に目が留まる。 -
夕日に照らされる建物を背景に、屋根の上で闘いを繰り広げているのは天使と悪魔の像?
永遠に闘い続けるポーズを取る彫像。
宗教美術には詳しくないSUR SHANGHAIなので、有名な場面を表したものだったらごめんなさい。 -
リンク南側にある王宮そばの建物。
この日の残照が窓ガラスにほの赤く映り、薄青くなった夕空にこの日の月がかかる頃。
人通りが少ないので、異次元の街に踏み込んでしまったかのような錯覚。 -
これから夕闇が落ちて来る空の色と、カールス教会のライトアップの光が明るさを競う頃。
このカールス教会はリンク南側からちょっとだけ外側のカールスプラッツにあります。
最寄駅は地下鉄1、2、4号線のカールスプラッツ(KARLSPLATZ)駅ですが、国立オペラ座あたりからも徒歩圏内。
マリア・テレジアの父カール6世がペスト終息を願い、1716年にフィッシャー・フォン・エルラッハとその息子に建設を始めさせた教会だそうで、竣工は1737年のバロック建築の傑作。
正面には画像のように不釣合いなほど巨大な柱が2本。その柱にはウィーンの守り神のカール・ボロメウスがペストを退治する絵柄が浮き彫りにされています。
それがこのカールス教会の名の由来になったんだそう。 -
カールス教会の内部は補修中でしたが、6ユーロで見学も出来、夕方からはコンサートも開かれる教会です。
カールス教会周辺の徒歩圏内には、カールスプラッツ駅舎、セセッシオン、アン・デア・ウィーン劇場、ナッシュマルクト、造形美術アカデミー絵画館などがあるので、好みの場所をうまく組み合わせて歩いてみるといいと思います。
カールス教会のサイト:http://www.karlskirche.at/ (ドイツ語版、英語版) -
カールス教会の窓から漏れる灯り。
あたりが暗くなるにつれ、その灯りの強さも色も暖かみを帯びていく。 -
カールス教会とはカールスプラッツを隔てた場所にあるセセッシオン。
カールスプラッツの西側を通るFRIEDRICHSTR.12(フリードリッヒ通り12号)にあって、最寄の駅はカールス教会と同じく地下鉄KARLSPLATZ駅。
国立オペラ座あたりからも徒歩圏内。
決して大きい建物ではないんですが、金色の球を乗せた白い建物なのですぐに分かります。
近くから見ると、金色の球部分が月桂樹の葉をモチーフにした透かし彫りになっているのがはっきり。
球と言ってもちょっと上が潰れた形なので、別名は≪金色のキャベツ≫と呼ばれるセセッシオン。
暗くなるとその≪金色のキャベツ≫がライトアップされて、雰囲気が昼とは一味も二味も違います。 -
で、セセッシオンとは何かと言うと、19世紀末にそれまでの保守的な擬古典派から分離してユーゲントシュティール(アールヌーボー)の花を咲かせた芸術家たちが築いた分離派会館。
セセッシオン自体の設計は、ヨーゼフ・マリア・オルブリヒという19世紀末から20世紀にかけて活躍したオーストリアの建築家によるもの。
今回は行かなかったんですが、地下には交響曲第九番の『歓びの歌』をモチーフにグスタフ・クリムトが描いた壁画『ベートーベンフリース』があって、日中は見学もできます。チケット6ユーロ。
セセッシオンのサイト:http://www.secession.at (ドイツ語版、英語版。その時々のセセッシオンでのイベント情報あり) -
すっかり夜になる前の空を背景に浮かび上がるセセッシオン。
ちょっとした宇宙基地のようにも見えるその形。
もう9月に入ったからジャケットくらいは必要になるかな、と思ったら、長袖シャツだけで快適に歩けたこの夕方。 -
アジアからヨーロッパに着いたばかりの数日は、道の人通りがやけに少なく感じられる。
セセッシオンあたりもほとんど人がいない。
柵にチェーンを巻いて駐輪している自転車の影がちょっと侘しい。 -
国立オペラ座が目の前のリンク南側へ戻ってきたSUR SHANGHAI。
すっかり暗闇になったウィーンの夜に浮かび上がる国立オペラ座。こけら落としになったのはモーツァルトの『ドン・ジョバンニ』で、1869年の事だったのだそう。
その当時の人々が死に絶えた今も残るそのオペラ座の姿に心が揺さぶられる…。
この国立オペラ座のサイト http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/intro.php 最初に出てくるページで日本語版も選べます。オペラ座内部ツアーやイベント紹介などの情報がたくさん。
あれ? もうすっかり暗くなったのに、小さい男の子が一人自転車に乗ってやって来る。
ボクちゃん、パパやママは一緒じゃないの? -
国立オペラ座のすぐ前は、ウィーンの中心部を取り巻くリンクと呼ばれる環状道路。
路面電車もそれに沿って走っていて、オーパー(オペラ座)駅もすぐそばにありますよ。 -
この画像に出ているBIPA(ビーパ)というのは、ドラッグ・ストア的な品揃えのお店。
リンク内外で結構見かけます。
トイレタリー・グッズやコスメなどの関連グッズ、サプリメントなども置いているので、旅の途中で必要になったこまごまとした品を買うのに便利。
ホテルの人に最寄のお店の場所を聞いてみるといいですよ。
ビーパは、夜に見ると古都ウィーンにあるお店とは思えないポップな外観。 -
MQ(ミュージアム・クオーター)は、自然史博物館や美術史博物館とはMUSEUMSTRASSE(博物館通り)を挟んだ所にある複合美術館。
この画像に写っているのはMQ正面建物で、かつては王宮の厩だったのだそう。
厩だったにしてはずいぶん立派だけど…。(;^ω^)
その厩だった建物前を自転車が走り抜けていく。
MQはこれまでまだ見学したことが無いから、明日来てみようっと。 -
MQ(ミュージアム・クオーター)の中庭の一画には、古都ウィーンの雰囲気とは全然別の屋外カフェも。
MQでメインになる見所は、MUMOK(ルートヴィッヒ財団近代美術館とレオポルト美術館。
その二つの美術館の間は大きい中庭になっていて、夕暮れからは若い恋人たちのデート・スポットになっていましたよ。 -
また戻って来た国立オペラ座のあたり。
画像向こうに見えるのがオペラ座の一部。
最近、こんなパラソル風の屋根と照明の屋外カフェをよく見かけるけど、ちょっとウィーンの夜には似合わないような気がする…。 -
しんみりと一人歩きのウィーンの夜。
ふと立ち止まる街角のあちこちに彫像が。
夜の中の光と影。 -
ふと振り返るウィーンの夜の街。
遠くに見えるのは国立オペラ座。 -
これは、今回のウィーンの宿になったル・メリディアン・ヴィエナ。
所在地はOPERNRING 13で、国立オペラ座がリンクを挟んで斜めお向かいという立地。
http://www.lemeridien.com (日本語版)
スターウッドのポイント+グレードアップでいただいたのは、広いテラス付きのダブル(ミニバー無料、ネット接続無料、朝食は別料金)。
サイトであらかじめ部屋の造りはモダンと知ってはいたんですが、モダンというよりちょっとキッチュなインテリアと照明。
古都ウィーン風のお部屋が希望の人には向かないかも。
浴室のライトの色が緑と言うのは…、ウ〜ム。(;^ω^)
ここから見えるシャワー・スペース部分にドアが付いていなくて、お湯が洗面台やトイレの方の床にまで飛ぶのが気になった。 -
同じくル・メリディアン・ヴィエナでいただいたダブルの浴室。
シャワー・スペースのほかに設置されていた浴槽は猫足なんですが、照明が緑色だとカエルになった気分…。(;^ω^)
大きいテラスがあって、寝椅子でのんびりしたり街並みが見下ろせたのはよかったですよ。
さ、明日と明後日は、知人に会う予定もあるSUR SHANGHAI。その合間にはもうちょっとウィーンの街歩きもしてみます。
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