2008/09/06 - 2008/09/08
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SUR SHANGHAIさん
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旦那の用事と親戚AさんBさん訪問を兼ねて、毎年訪れるヨーロッパ。
今回はそれにプラスして、これまでほとんど回ったことの無い中欧の国々を訪れてみる事に。
手始めに決まった行き先は、最初に用事があるオーストリアから行くスロヴァキアとハンガリー。
その後、一旦ドイツに行ってAさんのお見舞いを済ませた後は、Bさんを連れてクロアチアやボスニア・ヘルツェゴヴィナへ。
これまで中欧・東欧はビザの取得とか面倒だったけど、今は行ったり来たりもずいぶん楽になったみたいだし、二人一緒旅の時はレンタカー派のSUR SHANGHAIたちにはありがたい。
この編では、ウィーン到着までとスロヴァキアの首都ブラチスラヴァ、それにその近郊のデヴィーンをアップします。
表紙の画像は、ドナウ川とモラヴァ川の合流点近くの丘にあるデヴィーン城。
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今回のヨーロッパへも、タイのバンコク経由で行くSUR SHANGHAIとその旦那。
今回は、バンコクからフランクフルトへ飛んでから、お次のウィーンを目指します。
その後は、スロヴァキア、ハンガリー、ドイツ、クロアチアやボスニア・ヘルツェゴヴィナを訪れる予定。
徐々に旅行記でご紹介していこうと思います。
さて、バンコクでの宿はお気に入りのシェラトン・グランデ・スクンビット。
エレベーター・ホールから見るバンコクの街並みも変わっていくなあ。
下に見えているのは、シェラトン・グランデ・スクンビットの足元にあるスカイトレインのアソーク駅。
その向こうの工事中の場所にはこれから何が建つんだろう。ずいぶん大きいビルが出来そう。 -
バンコクの空港がドンムアン空港からスワンナプーム国際空港になってからというもの、タイ国際航空ファースト・クラスのラウンジも大変貌。
空港自体の面積もずいぶん広がって、ファースト・クラスのラウンジもそれと同時に大きくなった。
ただ、ファースト・クラスやビジネス・クラスの専用イミグレを通ったあと、ウナギの寝床のように長〜いビジネス・クラスのラウンジを通り抜けないと辿り着けないのが玉に瑕。
落ち着いた雰囲気のインテリアのラウンジでゆったりと飲み物や軽食を楽しむのもいいですが、時間に余裕のある時にはラウンジ外にあるマッサージ・スパに案内してもらうといいですよ。
頭や肩、足裏、全身などのマッサージが30分〜で、ファースト・クラス搭乗者は無料です。
その後は、これまた長〜い通路を電動車でゲートまで送ってもらえるのもうれしいけど、一方では運動不足になってしまうような気もしていつも落ち着けない貧乏性のSUR SHANGHAI。(;^ω^) -
バンコクからフランクフルトへのタイ国際航空の機種はB747−400。
この機種になってから隣り合う席がずいぶん減って、ファースト・クラスも一層快適になったと思うのはSUR SHANGHAIだけ?
最前列の1Aか1Kの席だとさらに静かに過ごせるので、予約していくのがお勧めです。
この日はお客さんも少なくてほぼ貸し切り状態。
上の画像の左手の席(1A)に座っているのはSUR SHANGHAIの旦那。搭乗してすぐにパジャマに着替えた格好で失礼します〜。
この機種だと、テーブルがとても大きくて快適。
作業中のPCを片付けなくても、余裕で食事が楽しめます。ただし、飲み物などをPCにこぼさないようにご用心。
食事の時にいつも気になる事が1つ。
タイ国際航空さん、ナイフやフォーク類は室温にしてから出していただけませんか。あまりにも冷たくて、持っていると指先がジンジン痺れて来るんです。
この日の最初の機内食は、キャビアから前菜盛り合わせ、ステーキ、チーズと果物、〆のタイ風デザートまで全部よかったですよ。
2度目の食事のサラダ、スープ、鶏肉のカレーは、見た目も味もちょっとシンプル過ぎだったかも。 -
さて、ドイツのみならずヨーロッパの商業・金融の中心であるフランクフルト到着ももうすぐ。
ライン川の支流の一つのマイン川が、銀色の帯になって流れるフランクフルトの街。
画像の左上の方に、高層ビル群も見えてきた頃。
ヘッセン州にあるこのフランクフルトの街が、フランクフルト・アム・マイン(マイン河畔のフランクフルト)の名を持っているのは、マイン川のほとりにあるからと言うだけではなく、もう一つの理由があります。
それは、ポーランドとの国境になっているオーダー川沿いにあるもう一つのフランクフルトと区別するため。
ポーランドとの国境そばの方のフランクフルトは、フランクフルト・アン・デア・オーダー(オーダー河畔のフランクフルト)の名を持っています。
ドイツの地図にもちろん載っているので、見てみるといいですよ。 -
フランクフルト到着後は、ウィーンに移動するべくオーストリア航空に乗り換え。
フランクフルトからウィーンまではほんの1時間10分。機種はA320で座席は3−3。
う〜ん、オーストリア航空のユニフォームって全部真っ赤なんだよね。
失礼ながら、似合う人と似合わない人との差が大きいような気がするんですが…。(;^ω^)
で、写真はパス。
これはそのオーストリア航空の機内食。三角の容器って珍しいな。
中身はポテトサラダとハム、それにケーキ一切れ。
飛行時間が短いから仕方ないと分かっていても、全部冷たいものばかりだと食欲が湧かない…。
お味の方は…???
お百姓さん、全然食べずにすみません。 -
ウィーン到着後にSUR SHANGHAIとその旦那が宿泊したのは、オペラ・ハウスがすぐそこのル・メリディアン・ヴィエナ。
そのお部屋は次のウィーン編でご紹介する事にして、この日はオーストリアの東隣にあるスロヴァキアの首都ブラチスラヴァとその郊外のデヴィーンを日帰りで訪れてみようと思います。
前日ウィーンに着いた時に、すでに空港のAVISで車を借りていたので、この日は朝食後その車で出発。
ウィーンからブラチスラヴァへは高速道路で1時間ほど。
BRATISLAVA(ブラチスラヴァ)への標識の矢印通りに進んでいくと、ウィーン郊外の道沿いはご覧のような眺め。
工場の煙突や風力発電の風車がずらり。
古都ウィーンのイメージからはずいぶんかけ離れた雰囲気。 -
ウィーン市街地から高速道路A6号線(E58号線)で40分ほど。
もうすぐオーストリアとスロヴァキアの国境。
上段の画像のように、STAATSGRENZE(国境)まで1000mの標識があった。
SKと出ているのは、スロヴァキアの国名コード。
スロヴァキアは07年から陸路でシェンゲン協定を実施し始めたはずだから、以前からシェンゲン協定加盟国になっているオーストリアとの国境でのパスポート・コントロールは無いはずだよね。
注:シェンゲン協定についての詳細は検索で見てみるといいですよ。
中段の画像は、以前オーストリア側の出入国審査ブースがあったらしい場所。
建物は残っていましたが、今では誰もいなくて、ガラ〜ン。
もちろんパスポートをチェックする係員もいないので、そのまま素通り。
国境に残されたこれらの建物や付属施設はそのうちに取り壊してしまうんだろうな。
下段の画像は、スロヴァキア側の出入国審査ブースがあったらしい場所。
通路のガラス壁面にブラチスラヴァの名が見えています。その横に出ているJAROVCEと言うのは、ブラチスラヴァの南にある村の名前だそうです。
ここにも誰もいないので、国境を越えるという感慨薄く、オーストリアを出てスロヴァキアへと入っていきます。
以前は中欧・東欧の国々を訪れる時にはビザの手配が面倒そうだったけど、ずいぶん出入りが簡単になったのねえ。 -
オーストリアとスロヴァキアの国境を越えた後は、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァへの標識もちゃんと出ていたので迷う事はありませんよ。
この標識ではブラチスラヴァは直進。
ここには写っていませんが、制限速度や追い越し禁止などの標識も電光掲示板で出ている場所もありました。
あ、この先を右に行くとハンガリーの首都ブダペストなんだ。
今日はウィーンからブラチスラヴァだけの往復日帰りだけど、数日後にブダペストに行く時にはここで右に曲がって行けばいいんだね。 -
あ、ブラチスラヴァの入口が見えてきた!
右手に見えるのはドナウ川に架かるノヴィ橋にある展望タワーだね。その横には聖マルティン教会の赤い屋根と塔も見えている。
左手の丘の上に見えるのは、脚を上に向けてひっくり返ったテーブルのように見えるというブラチスラヴァ城。
今日は月曜日で、ブラチスラヴァの見所の大半はお休み。
ブラチスラヴァ城内の見学も出来ないだろうけど、せめてあの丘に上ってお城の敷地から市街地を眺めてみようね。 -
ウィーン方面から高速道路でブラチスラヴァにやって来ると、ドナウ川に架かるノヴィ橋を通って市街地に入って行くようになっているみたい。
ノヴィ橋の≪ノヴィ≫は、≪新しい≫っていう意味らしい。ブラチスラヴァの≪新橋≫か〜。
そのノヴィ橋に奇妙な姿で立っているのは展望タワー。
中欧的現代建築。中にはレストランもあるらしい。
ん〜、SUR SHANGHAIとその旦那は、やっぱりブラチスラヴァ城の敷地の方へ行ってみます。 -
ドナウ川に架かるノヴィ橋を渡ってブラチスラヴァの旧市街地に入ったSUR SHANGHAIとその旦那。
乗ってきた車はノヴィ橋近くの高級ホテルのホテル・ダヌベ裏手の小さな駐車場に停めました。
最初にカードを受け取って車を停めるわけですが、料金は駐車場を出る際にホテル・ダヌベの中にあるカウンターで払うようになっていました。
料金は失念しましたが、この駐車場はドナウ川のほとりにあって、旧市街地、ブラチスラヴァ城を回るのに便利という立地だけに「高い!」と言う印象でした。
注:上記の駐車情報は08年9月上旬現在のものです。
ドナウ川の名が国によって呼び名が変わるのと同じように、このホテル名もドナウ、ダニューブとも呼ばれるようです。ここでは持参していたガイドブックと同じ表記にしておきます。
さて、めでたく車を停めて、さっそく旧市街地を歩いてみます。ブラチスラヴァ旧市街地の見所はお散歩感覚で歩ける範囲内にあるので、楽々見て回れますよ。
モザイク調に石を敷き詰めた広場向こうに見えるのはスロヴァキア国立劇場。これは1889年に建てられたと言う旧劇場の方。多くのオペラ歌手を輩出した名門だそうですよ。
この国立劇場のサイトはこちら。http://www.snd.sk/?home(英語版) -
この日はいいお天気で、歩いて行くうちに汗ばんでくるような陽気。
月曜日なのに、休日のようなのんびりした雰囲気が漂っているのはこのお天気のお陰?
スロヴァキアではこの08年9月にはまだユーロが正式に導入されていなかったので、50ユーロをスロヴァキア・コルナに両替しましたが、カフェのメニューの料金は2本立てて書かれていて、ユーロ使用もOKでした。
注:09年の1月1日からはスロヴァキアもユーロ使用国になっています。 -
ブラチスラヴァの旧市街地から丘の上のブラチスラヴァ城を見上げるとこんな感じ。
丘へ上って行く道は何本かあるようなので、地図で見てみるといいですよ。
車道沿いに行くと丘を取り囲む形で上って行くので遠回りになりますが、傾斜は緩やか。
SUR SHANGHAIたちは、上りは車道、下りはちょっと傾斜のある坂道で行き来しました。
普通の体力のある方なら、ゆっくり歩けば大丈夫だと思いますよ。ただし、足元は歩くための靴でどうぞ。 -
中世の町並みの合間には現代の落書きアート(?)も混じるブラチスラヴァの旧市街。
SUR SHANGHAIはこういう町並みを見るのが好き。
先にブラチスラヴァ城のある丘の上から町全体を眺め下ろしてみようかと話が決まったので、テクテクと丘の方向へ向かっていきます。 -
上の方で言ったように、ブラチスラヴァ城がある丘に上って行く道は何本かあります。
ちょっと遠回りにはなるんですが、SUR SHANGHAIたちはまずは丘を取り巻きながら上って行く車道沿いに行ってみます。
その途中で見たギャラリーの広告らしい壁画にドキッ!!
本物の目じゃないのに、じっと見られているような錯覚。 -
ヨーロッパはどこでもそうだけど、ブラチスラヴァの建物にもグラフィティや落書きアートが多かった。
最初に描かれたのは一輪の花をくわえたモノトーンのヒツジ。
その顔部分に後から描かれたのはピンクのスマイル。
これはこれでちょっと変わった雰囲気の作品になった。 -
これは、ブラチスラヴァの旧市街地とドナウ川を見下ろす丘の上に立つブラチスラヴァ城の見取り図。
画像上方がほぼ北方向になっています。
この図には丘の上の敷地内の様子だけが載っていますが、丘の麓の右手方向には旧市街地、手前にはドナウ川が流れているという立地。
SUR SHANGHAIたちは、その旧市街地から丘の北側を回りこむように通っている車道沿いに上ってきたので、画像左下に見えている1番の門(ウィーン門)から入りました。
門は4つあるようで、そのほかには2番がシギスムンド門、3番がニコラス門、4番がレオポルド門。
SUR SHANGHAIたちは、旧市街地へ下りて行く時には2番のシギスムンド門を通りました。
8番がブラチスラヴァ城。
その右手の樹木が描かれてある高台からの眺めよし。
そのほかの付属の建物がお城を取り囲むように立っているのがよく分かります。
ブラチスラヴァ城見学で気を付けなくてはいけないのは、月曜日はお休みと言う事がまず一つ。
ただし、敷地内へは無料で入れました。
それに重要な事がもう一つ。
この日ブラチスラヴァ城内の見学が出来なかったのは月曜日だからとばかり思っていたのですが、あとで在スロヴァキア日本国大使館の情報を見てみたところ、ブラチスラヴァ城は2008年から改修工事が行われていて2011年12月31日までは内部の見学は不可なんだそうです。
それでも敷地内から見下ろす旧市街地は見応えがあるので、お天気がよければ是非行ってみるといいですよ。 -
この時には、「あ、外壁の補修中。」とだけ思ったブラチスラヴァ城は、全面的な改修工事の途中だったのねえ。
内部の見学再開は、2012年になってからになるようですよ。
わ〜、あんな高い足場で改修作業をしている!と思ったら、休憩中?
どっちにしても、事故には気をつけてくださいね。
このブラチスラヴァ城は、元々は12世紀に建てられた城だったのが、時代を経るに従って強化されたり改築されたりで、今見る形になったのは17世紀半ば頃なのだとか。
それより以前の16世紀にはハンガリー王国の首都の象徴にもなったり、18世紀になってからは女帝マリア・テレジアの居城にもなったというブラチスラヴァ城。
19世紀初めに起こった大火の被害から復旧を果たしたのは第二次大戦後になってから、という歴史もあるようです。 -
さて、上の方に出したブラチスラヴァ城の敷地内の地図で樹木が描かれたあたりの高台からブラチスラヴァ市街地を見下ろしてみます。
わあ〜! いい景色!
これは、ドナウ川に架かるノヴィ橋とその上にある展望タワー。
この画像だと、ウィーン方面は右手。
SUR SHANGHAIたちもこのノヴィ橋を右から左へと車で渡ってブラチスラヴァ入りしました。
画像左に見えている白い建物は、ホテル・ダヌベ。
裏手に駐車場があるのは、上の方に書いたとおりです。 -
ブラチスラヴァ城の敷地にある高台から市街地を見下ろす。
手前が赤い屋根が続く旧市街地。ここだけ見るなら徒歩でも楽々の規模。
その奥には高層ビルが見えるから、新市街地の一部なんだろうな。
そのまた彼方には地平線も見えているのが不思議な景観。 -
これは、ブラチスラヴァ城のある丘の麓に立つ聖マルティン教会。
現在見られるこの塔の高さは85mあり、ブラチスラヴァ1の高さだそうです。
そのはるか遠くにもスロヴァキアの大地が広がる眺め。
14世紀の初めから200年かけて建てられたというこの聖マルティン教会では、ブラチスラヴァがハンガリーの首都だった頃、歴代ハンガリー王や女王の戴冠式が行われたのだそう。
その中にはマリア・テレジアも含まれているのだとか。
聖マルティン教会内部の見学は有料で可能のようですが、SUR SHANGHAIたちは行かなかったので詳細は未確認。 -
上の方に出したブラチスラヴァ城の見取り図で、2番のシギスムンド門から旧市街地へ下りて行ったSUR SHANGHAIとその旦那。
その石畳のスロープの途中で見たのは、真っ赤なスクーター。
由緒ありげな石の彫刻と一緒だと、ブラチスラヴァの新旧が一層目立つ。
この石の彫刻、中国の由緒あるお寺さんや邸宅の門口に対にして置いてある抱鼓石にちょっと似ているなあ。 -
ブラチスラヴァの旧市街地に戻って、路地から路地を巡ってみる。
ずいぶん古びて、誰か住んでいる人はいるんだろうかと思えるような建物も多数。
徒歩で十分見て回れる大きさですが、こんな列車風に連結した車で一周してみるのも楽しいかも。
ドナウ川ほとりのホテル・ダヌベあたりにインフォ・ブースや乗り場がありましたよ。 -
ブラチスラヴァの旧市街地には、消えかけた壁画を持つ建物も多い。
この壁画が完璧だった頃は、どんなに派手やかな外観だったろう。 -
向こうに見える白い塔はミハエル門。
ちょっと見には教会の塔のようにも見えますが、一番下を見ると、城壁の中と外を結んでいた通路になっています。
かつて、ブラチスラヴァの旧市街地を囲む城壁に付いていた門は4つあったのだそうですが、マリア・テレジアが街を発展させるために、このミハエル門以外の門を取り払わせたのだそうです。
現在のミハエル門の塔部分は武器博物館になっているんだそうです。
ただし、月曜日はお休みで詳細は未確認。 -
これは、ブラチスラヴァ旧市街地のフラヴネー広場に面した旧市庁舎。
今では市の歴史博物館になっているんだそうですが、やはり月曜日はお休みなので、詳細は未確認。
SUR SHANGHAIたちはこの日しかブラチスラヴァに来られなかったので仕方ないんですが、ブラチスラヴァで博物館関連も見てみたい方は月曜日は外した方がいいですよ。 -
ブラチスラヴァの旧市街地と新市街地の境目あたりには、これから新しいビルでも建てるのかな?といった感じの敷地とクレーンがあった。
この街の未来を象徴しているような眺め。
次にブラチスラヴァに来る事があったら、いつの間にやら世界一の超高層ビルが…、なんて事は無いか。 -
ブラチスラヴァの旧市街地から、ホテル・ダヌベ前を流れるドナウ川沿いに出てきたSUR SHANGHAIたち。
画像右手にちょっと見えている建物がホテル・ダヌベ。
あ、ここからもブラチスラヴァ城が見えるねえ。
このあたりには、旧市街地を行き来するこんな車の乗り場があったり、ウィーン⇔ブラチスラヴァ結ぶボートのインフォや船着場がありますよ。
注:上の方でも書きましたが、ドナウ川が国によって呼び名が変わるのと同じように、このホテルのダヌベという名も、ドナウと呼ばれたり、ダニューブと呼ばれたりするようです。ここでは持参したガイドブック内の名と同じにしておこうと思います。 -
ホテル・ダヌベ近くから見るドナウ川。
この画像だと右手が上流のウィーン方向。
左手が下流のブダペスト方向。
ボートには乗らなかったので詳細は不明ですが、ウィーンからもブダペストからもボートが出ているようです。
ボートで国境を越えて、ブラチスラヴァ入りするのもいいかもです。 -
自分の切手コレクションの中にブラチスラヴァ関連のおもしろい切手を見つけたので、ちょっとご紹介します。
これはハンガリーで発行された60フォリント切手。
ハンガリー籍の船がドナウ川を航行している絵柄で、ブラチスラヴァを通過してウィーン方面へ向かっている様子。丘の上のブラチスラヴァ城や、その麓の聖マルティン教会も出ています。
それだけだと何の変哲も無い絵柄ですが、これはチェコとスロヴァキアがまだチェコスロヴァキアだった頃に発行された切手なので、右上に出ている国旗はチェコスロヴァキアの国旗になっています。
ちなみに、現在のチェコの国旗はこの絵柄と同じ旗。
現在のスロヴァキアの国旗は、次のウィキペディアのページで確認できます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%AD%E3%82%A2 -
これも自分の切手コレクションの中にあった1枚。
チェコスロヴァキアという国がまだ存在していた時代に発行されたもの。
額面の数字が275と出ていますが、75は小さく書いてあるので、2.75チェコスロヴァキア・コルナ切手なんだろうと思います。間違っていたらお許しを。
ここでもブラチスラヴァ城とその麓の聖マルティン教会やドナウ川が出ています。
画像奥のウィーン方向に見えているのはドナウ川?それともフェルトゥー湖(ノイジートラー湖)?
北東側から見たらしいこの構図はちょっと珍しいような気がします。 -
一通りブラチスラヴァの見所を回っても、まだ時間に余裕があるね。
ブラチスラヴァから西に10km離れたデヴィーンの町に行ってみようか。
デヴィーンは、モラヴァ川とドナウ川の合流点にある小さい町。
そこにある岩の丘の上に、ナポレオンによって攻め滅ばされたというデヴィーン城の廃墟が残っているのだそう。
ピンクの○を付けた場所がデヴィーン。
今日は月曜日だから、そのお城の中は見られそうもないけど、その周辺だけでも見てみたいね、と即決。
画像の地図上で太い川として示されているのがドナウ川。
この画像だと左手(西)が上流のウィーン方向、右手(東)が下流のブダペスト方向。
チェコに流れを発し、デヴィーンでドナウ川に合流するモラヴァ川も大きい川なのかと思ったら、地図では結構細い感じ。
それでも、その合流点にあるデヴィーン城はブラチスラヴァ城と共に戦略上重要な城だったようです。
交通の要所を見張る砦でもあったこの城が廃墟と化してしまったのは、1809年にナポレオンによって滅ばされたあとの事なのだとか。 -
ブラチスラヴァからデヴィーンへと向かう途中の町並み。
やけにカラフルな建物があった。
アパートなのかな。
やっぱりどことはなしに中欧的イメージが漂うデザイン。 -
ブラチスラヴァからデヴィーンまでは国道(?)を10kmほど。途中には標識も出ているんですが、どこかで道を間違ってしまったらしく40分かかって到着。
で、岩の丘の上に見えるのがデヴィーン城の廃墟。
今日は見学がお休みの月曜日でやって来る人は少なくても、この通り大きな駐車場完備。周辺には食堂やお土産屋さんも数軒ありました。
左手に見える建物はHRADNA BRANAという4つ星ホテル。
デヴィーン城へは、ホテル脇の緩い坂道を上って行きます。この日は月曜で見学はお休み。(12月〜3月は冬季休みになるそうです。)
それでも敷地内には入れるかなと思ったんですが、坂の途中の門が閉まってました。(;^ω^)
せっかくここまで来たんだから、デヴィーン城が立つ岩の丘の麓を一回りしてみます。 -
上の画像に出ている岩の丘を右側から回り込んで行くと、すぐにモラヴァ川が見えた。
この画像ではモニュメントの後ろの方に見えています。
ドナウ川水系の支流の一つで、戦略上、交通上重要な川だったとは思えないくらい細い川でちょっとびっくり。
ドナウ川との合流点も間近という場所に立つモニュメント。スロヴァキア語らしい言葉でしか説明が出ていなかったので詳細は不明。
オーストリアとの国境にもなっているこのモラヴァ川は、スロヴァキアが共産主義時代だった時には武装した警備員に見張られていた場所だったようなので、その頃ここで命を落とした人々を追悼するためのものかもと想像してみました。
間違っていたらごめんなさい。 -
ドナウ川とモラヴァ川の合流点そばにある岩の丘。
その丘の上にあるデヴィーン城の廃墟を見上げる。
1本だけ独立した岩の柱があって、その上にも見張り台らしき建物があった。
ここからドナウ川とモラヴァ川の交通を監視していたのかも。
今はそんな時代も過ぎ去って、青い空を背にする砦の跡も夢の跡。 -
デヴィーン城が立っている岩の丘の麓。
上段の画像はドナウ川とモラヴァ川の合流点。
画像奥のウィーン方面から手前に広がっているのがドナウ川。モラヴァ川は、画像右手からドナウ川に合流しています。
穏やかな水の流れなのでちょっと分かりにくいかと思いますが、画像奥のウィーン方向から来たドナウ川と右の方から来たモラヴァ川がここで交わっているのが写っています。
こんなに穏やかな風景を見ていると、戦略的に重要だった地という歴史が信じがたい。
下段の画像は、ブラチスラヴァを出てきたスピードボートが上流のウィーンを目指してドナウ川を走って行く様子。
夏にはスピードボートでウィーン⇔ブラチスラヴァを行き来するのも爽快だろうな。 -
デヴィーン城がある岩の丘の麓を一周できる道は、車道、自転車用、歩道とあって、舗装されてありました。アップダウンも無くて、歩きやすかったですよ。
道がドナウ川に沿った部分に、灯台のような塔があった。
ドナウ川航行用の実用灯台? -
デヴィーン城がある岩の丘の麓。
古ぼけて壁の色も剥げかけた民家に混じって、小洒落た別荘風の民家もあった。新築みたい。
デヴィーン城の城壁と一緒に見ると、「ここはどこのリゾート?」風の眺め。 -
デヴィーン城がある岩山周辺には、タンポポの綿毛のような種を付けた植え込みが結構あった。
あんまり見た事が無い植物。 -
デヴィーン城がある岩山の麓には昔からの民家が集まっている場所も。
その古びたパイプや壁の色。
ツタの葉が彩りを添える小さい風景。 -
あ、この車はLADA(ラーダ)1500だって。
まだ現役かな。
ドイツでも、旧東ドイツだった地域に行くと、今もトラビ(トラバント)なんかが走っているけどね。
プレートの番号の前には、スロヴァキアの国コードのSKのほかに、国の紋章も付いている。
画像をクリックして元画像で見てみてもはっきりしない場合には、一旦コピー保存して更に拡大してみると見えるようになると思います。
スロヴァキア共和国の紋章は、スロヴァキアの国土の山々の上に立つ十字架(横腕が2本あるダブルクロス)です。 -
30分ほどで、デヴィーン城のある丘の麓を一周してまた駐車場へと戻る道。
デヴィーン城、また会える日は来るのかな。
デヴィーン城からドナウ川やモラヴァ川を見下ろしてみたい皆さんは、月曜日と冬季の12月〜3月を除いた日に行ってみてくださいね。
さ、このあとSUR SHANGHAIとその旦那は、今朝来た道を逆に辿ってウィーンへと戻ります。これも所要時間は1時間ほど。
明日の2人は別行動。
SUR SHANGHAIは、次編ではウィーンの街を1人で歩いてみます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- さや犬さん 2009/08/26 15:25:50
- 素敵な連載の始まりですねー
- ヨーロッパは当分、、行けないのでこちらの旅行記楽しみにしています♪ドナウ川、素敵ですね♪
景色も日本とは全然違う風景、、心が躍ります!
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/08/28 08:18:54
- RE: 素敵な連載の始まりですねー
ありがとうございま〜す。(*^^*)
私も今年の夏はPC関連のクラスに通い始めたので、引きこもってます。
4トラベルの活動がなかなかできませんが、仕方ないですね。(;^ω^)
さや犬さんは赤ちゃんのお世話で毎日お忙しい事でしょう。
でも、そのうちに可愛いお子さん連れで旅に出られる日が楽しみですね。
応援してます。(・∀・)!!
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