2008/09/15 - 2008/09/15
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SUR SHANGHAIさん
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初ハンガリー訪問も、丸一日の時間があるのは今日だけになってしまった最終日。
さあ、最後まで取っておいたブダペストではどこへ行こう。
ブダペストを流れるドナウ川を挟んで西側のブダ地区には王宮の丘や温泉があるし、東側のペスト地区には博物館や美術館が多い。
今日は雨降りだから博物館や美術館巡りもいいけれど、旦那と一緒に行くと「もう帰ろう。」コールを何度も連発される恐れがあるので避けたい気分のSUR SHANGHAI。
温泉にもあんまり興味の無い旦那なので、二人一緒に行けるのは王宮の丘になったこの日。
王宮の丘にはブダ城のほかにも漁夫の砦、マーチャーシュ教会、地下迷宮なんかもあっておもしろそう。
そうだ、地下鉄に乗って行ったらもっとおもしろそうだね、と話は決まって出かけてみます。
表紙の画像は、マーチャーシュ教会内部のエキゾチックな装飾。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
-
ここは地下鉄M2(東西線)のモスクワ広場駅近くにある王宮の丘へのバス停。
このバス停は駅から見ると一段高くなった坂の途中にあるので歩道橋を使って行きます。
あとは、この画像の標識の一番上に出ている城バスに乗れば王宮の丘へも楽々。
王宮の丘の上へは歩いても行ける距離なので、本当なら歩いて上ってみようと思っていたSUR SHANGHAIとその旦那。
モスクワ広場駅に着いてみたら雨が降って寒いし、自分の脚の具合も考えて乗ってみました。
注: ル・メリディアン・ブダペストそばの地下鉄M2(東西線)デアーク広場駅からモスクワ広場駅までの地下鉄チケットの買い方・使い方などは、前編の『★ヨーロッパあちこち(10) −ブダペストの地下鉄に乗ってみる』 http://4travel.jp/traveler/casa/album/10370815/ に出しておいたので、必要な方はご覧ください。 -
上に出した画像のバス停で城バスを待つ事しばし。
あんまり本数は無いのかどうか、15分位待ったかな。
今日は雨降りでジクジク寒いイヤ〜なお天気だから長く感じたのかも?
王宮の丘の北側にあるウィーン門をくぐったあと、王宮の丘の上の町並みも見てみようとすぐにバスを降りてしまったのがSUR SHANGHAIの運の尽き。
雨に濡れた石畳の上で足を滑らして、またまた脚の痛みが…。(´;д;`)
それでも休み休みヒョコヒョコ歩いて最初に行ってみたのは…、 -
…王宮の丘の上にあるヒルトン・ホテルやマーチャーシュ教会そばの漁夫の砦。
こんなかわいい形の塔が幾つか並ぶ漁夫の砦は、ブダ地区、ドナウ川、そしてその向こうのペスト地区まで見渡せる絶好のビュー・ポイント。入場料などはありません。
お天気がよければ、昼も夜もブダペストの最高の景色が楽しめそうな漁夫の砦は、王宮の丘をぐるりと取り囲む城砦の一部。
このあたりの砦は、ドナウ川の漁師たちが守っていたのでこの名が付いたのだそう。 -
石灰岩で出来た漁夫の砦の壁面には彫刻も多数。
実用だけの砦ではなく、装飾もされていて目を楽しませてくれます。
完成したのは1905年と言う事で、案外新しいのが意外。
画像左手に見えているのは、ブダ地区の北側とドナウ川。
お天気のせいで霞んでいますが、これはこれで風情ある眺め。
この画像で見えている2本の塔は、バッチャーニ広場にある聖アンナ教会。
そのまた奥に霞んで見える橋は、ブダ地区とペスト地区を結ぶマルギット橋。 -
バッチャーニ広場にある聖アンナ教会と、ブダ地区とペスト地区を結ぶマルギット橋をアップで。
塔が2本ある方が聖アンナ教会。
塔が1本だけの教会の名は…、う〜ん、そこまでは分からないSUR SHANGHAI。
こうして漁夫の砦からアップで見るブダ地区は、戦後に建てられたらしきビルも混じって結構雑多な雰囲気。 -
漁夫の砦は長〜い回廊もあって、カフェに転用されている部分も。
王宮の丘の上だから立地は最高。でも、夏季限定だね。
気候・天候がいい日に漁夫の砦を訪れる人は是非行ってみるといいですよ。
わ〜、お天気がよかったら、ここでブダペストの街を見下ろしながらコーヒーを飲みたかったなあ。
今日は雨が降ってジクジク寒いので、だ〜れもいない漁夫の砦カフェ。 -
これも王宮の丘の漁夫の砦から見下ろしたブダペスト市街。
ドナウ川を挟んで手前はブダ地区、対岸はペスト地区。
ドナウ川の向こうに見える宮殿風の建物は国会議事堂。
SUR SHANGHAIたちは行かなかったんですが、国会議事堂ツアーでは豪華絢爛の内部が見学できるそうです。
ハンガリー初代国王のイシュトヴァーンは、ドナウベント地方のエステルゴムで戴冠しましたが、その王冠は聖イシュトヴァーンの王冠として、今ではこの国会議事堂内に保管されているのだそう。
その聖なる王冠は次のウィキペディアのページで見られます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%86%A0 -
王宮の丘の漁夫の砦やヒルトン・ホテルそばに聳えているのはマーチャーシュ教会。
この時は外側がこのとおり補修中だったんですが、内部は見学できました。
チケットのお値段は失念しましたが、600フォリントくらいだったと思います。
結婚式がある土曜日は見学は不可。
マーチャーシュ教会の英語版サイトはこちら。http://www.matyas-templom.hu/eng/index1.html
最初の画面に出てくるマーチャーシュ教会の外観がきれい。傾斜の急なモザイク屋根を見て、ウィーンのシュテファン寺院に似ていると思う人がいるかも。
同じく最初の画面左には段々になった石の彫刻が出てくるので、そこにポインターを置くと教会の説明、イベントなどのメニューがいろいろ出てきます。 -
この時は外側が補修中だったマーチャーシュ教会。
元々は13世紀半ばにベーラ4世によって建てられたブダペストのシンボル的教会。
外観はゴシック様式のマーチャーシュ教会ですが、一歩中へ足を踏み入れると、エキゾチックな色使いと壁に描かれた紋様にまず目を奪われます。
異教的な雰囲気すら漂わせるマーチャーシュ教会の内部装飾。
1541年にオスマン・トルコがハンガリーを占領した際にモスクに改装された事に関連しているのかも。 -
1541年にオスマン・トルコに占領されてモスクに変身させられたマーチャーシュ教会がカトリック教会に戻ったのはオスマン・トルコが撤退した1686年の事だったのだそう。
150年近くもモスクとして存在していたというその歴史!
当時はアザーンが響き渡ったであろう内部も、今はシンと静まり返る。 -
材質のせいなのか時の流れのせいなのか、肌の色が濃いこの彫像。
オスマン・トルコに占領されていた時代、マーチャーシュ教会がモスクに変身させられたのと同じように、この像の肌の色も中東風に変えられたのかもと想像してみたSUR SHANGHAI。
間違っていたら、罰当たりですね。
その肌の色、そしてこの異教的壁画のおかげで、キリストの子ども時代を表しているに違いないこの像も一風変わった父子像に見えてしまう…。 -
マーチャーシュ教会内の窓の一つ。
瞳のようなその形。
段々に窪んでいくデザインが珍しい。 -
マーチャーシュ教会の祭壇の辺り。
壁を彩る重厚な紋様とバランスを取るかのようにステンドグラスは結構質素。
マーチャーシュ教会の正式名は≪聖処女マリアの教会≫というだけあって、祭壇の上部にはマリアの絵が描かれています。
この画像でも、金色に光る十字架の上の方にその姿が見えています。 -
マーチャーシュ教会は≪聖処女マリアの教会≫という正式名のほかにも、代々の国王が戴冠したので≪戴冠教会≫という名もあるのだそう。
その厳かな儀式にはこんな重厚な装飾と雰囲気が似つかわしい。 -
マーチャーシュ教会の壁の紋様の一部。
これも1541年にオスマン・トルコがハンガリーを占領した際にモスクに改装した時の絵柄なのか、アラベスクのように見える植物紋様。
その色使いもエキゾチック。 -
マーチャーシュ教会の片隅。
信仰心の無いSUR SHANGHAIも、お寺や神社、教会の中では神妙な気分になる。
そういう気持ちを持たせる空間を創り出す建築ってすごいと思う。 -
マーチャーシュ教会の内部。
眺め飽きないその装飾。
フェンスの上の方に出ている キ のように見えるのは十字架の一種のダブル・クロスで横腕が2本付いています。 -
今日の雨降りのせいか見学者が少ないマーチャーシュ教会内部。
厳かでも威圧感が無いので心地よい。
マーチャーシュ教会は音響効果にも優れた建築なので、コンサートもよく開かれるんだそうです。
興味のある方は事前にチェックして行くといいですよ。
マーチャーシュ教会の英語版サイトはこちら。http://www.matyas-templom.hu/eng/index1.html
イベント情報もあります。 -
マーチャーシュ教会内部の壁画。
この部分は1541年にモスクに変身させられたマーチャーシュ教会が、カトリック教会に戻った1686年以降に天使や騎士を描き足したのかな。
マーチャーシュ教会がモスクに改装された時には、もともとあったフレスコ画は塗り込まれたって聞いたから、カトリック教会に戻った時にも再改装はあったに違いない。 -
マーチャーシュ教会の中でも特に中東の雰囲気が濃いと思った柱のあたり。
不思議な瞑想に誘い込まれそう。
マーチャーシュ教会の中にはギフト・ショップがあって、宗教音楽のCDやイコン、写真集などがあったので覗いていくといいですよ。 -
さ、そろそろ王宮の丘のほかの場所にも行ってみようか。
マーチャーシュ教会の出口でSUR SHANGHAIたちを見送ってくれたのは、段差に注意の小心地滑クン。
ここの小心地滑クンは、ハンガリー語、英語、ドイツ語が出来るトリリンガル。
跳ねているような絵柄がキュート。 -
厳かな薄闇のマーチャーシュ教会から出て来ると、雨の街角も眩しく見える王宮の丘。
マーチャーシュ教会からちょっとブダ城方向に行った路地裏に、地下迷宮の入口があると聞いたので、そこにもちょっと行ってみます。 -
王宮の丘にある地下迷宮の入口は、URI U.の9番地。
(正確には、URIのUの字の上に´が付いています。)
マーチャーシュ教会からブダ城方向へちょっと行った路地裏。
階段を下りていった所にカウンターがあるので、そこでチケットを買って入場。1600フォリントだったと思います。
内部は個人でも見学できますが、ガイドツアーは要予約。
地下迷宮の英語版サイトはこちら。 http://www.labirintus.com/en -
王宮の丘の地下迷宮(ラビリンス)は、元々は石灰岩質の丘が温泉によって浸食されて出来た無数の地下洞窟だったのだそうです。
後世になってワイン倉として使用されたり、第二次世界大戦中には防空壕や住居、軍の施設や監獄としても使われていたという歴史があるようです。
内部は2層3層に重なる構造になっていて、総面積は4000?もあるんだそうですが、そのうち観光用に開放されているのはほんの一部で、30分あれば一通り見て回れる位。
それでもその秘密めいた雰囲気がよく感じ取られます。
こんな照明の迷宮の中を歩いて行くと、ちょっとヒヤヒヤドキドキ。
この日はお客さんが少なかったので、肝試し会のようでした。 -
ちょっとドキドキした王宮の丘の地下迷宮。
ただでさえ今日はジクジクした寒さなのに、背筋がさらにひんやり。
夏に行くと暑さが和らいでいいかもですよ。
また階段を上って地上に出ると…、 -
…今日のSUR SHANGHAIの脚はもう限界。
ブダ城にも行きたかったけど、もうこれ以上歩くのが辛い。
マーチャーシュ教会そばのヒルトン・ブダペストで一服したら引き返す事に。
ブダペストはまたいつかリベンジすることにして、明日ハンブルクに行ったらお医者さんに診てもらわなくちゃ。 -
運良くモスクワ広場へ行く城バスが来たので、またまた地下鉄M2(東西線)に乗るべく戻って来たモスクワ広場駅。
これは歩道橋から見たトラムの停留所あたり。
このあとはル・メリディアン・ブダペストに戻って一休み。
この日は夜になってからドナウの岸辺に行ってみようと思います。
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