2008/09/13 - 2008/09/13
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SUR SHANGHAIさん
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ハンガリー周辺の地図を見てみると、オーストリアの首都ウィーンや、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァを通って流れ下ってきたドナウ川が、ハンガリーの首都ブダペストを前にして大きく流れの向きを変える場所がある。
それまでわずかに南東方向に流れていたドナウ川が、ほぼ直角に折れ曲がって南のブダペストへ流れの向きを変えるこのあたりは、ドナウベント(ドナウの曲がり角)と呼ばれる地方。
そのドナウベント地方に点在する町のうち、有名なのはエステルゴム、ヴィシェグラード、それにセンテンドレ。
センテンドレはブダペストから北へ20kmほどと近いので、週末にはブダペストの住民も繰り出して賑わう町。
その町の雰囲気も味わいに、SUR SHANGHAIとその旦那はホッロークーの村からの帰りに寄ってみようと思います。
表紙の画像は、センテンドレの民家兼お土産屋さん。板塀に並んでいるのは商品の絵皿。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
ホッロークーの村を去って、センテンドレへ行ってみる事にしたSUR SHANGHAIとその旦那。
センテンドレは、今日の振り出しとなったブダペストの街から北へ20kmほどなので、まずはブダペスト方向へ戻っていきます。
これは、ホッロークーの村から幹線道路の21号線へ出る地方道。
周辺は牧草地が広がる緩やかな起伏の土地でした。
のどかな雰囲気のこの道は、草木で見通しが悪い箇所があるのでご用心。 -
地方道から21号線に入ったら、次は高速道路のM3(E71号線)方向を目指します。
地方道にも要所要所に標識が出ていたので、道には迷いませんでした。
こうして見ると、緩い起伏の続くハンガリーの大地。
はるか彼方には青い山影も見える道。
前編でも書きましたが、普通車の最高速度は:
高速道路では時速130km。
自動車専用道では時速110km。
市街地ではない場所では時速90km。
市街地では時速50km。
昼間もライトは点けるのが義務になっています。
そのほかの交通規則は、ハンガリー政府観光局のサイトに出ています。http://www.hungarytabi.jp/g07car.htm (日本語版) -
21号線の途中で寄ってみたガソリン・スタンド。
これはその付属のキオスク。ここは飲み物や食べ物のほか、ちょっとした車用品も置いてある大きめの店舗。
このスタンドの燃料のお値段は、ディーゼルが308.9フォリント、98が317.9フォリント、95が299.9フォリント。
自分で給油して、キオスクのカウンターで精算します。
21号線の先には高速道路のM3号線(E71号線)があるので、ここでもMATRICA(VIGNETTE)と呼ばれる高速道路チケットが売られていました。
SUR SHANGHAIたちは、オーストリアからハンガリーに入った時に国境の両替ブースで1週間券を買いました。
その時の情報と重複になりますが、以下がそのチケットのお値段です。
高速道路のステッカー式チケットを買う時には、車のナンバーも聞かれます。レンタカーの書類、免許証も一緒に提示しましょう。
3.5トンまでの普通車だとチケットは4種類。
08年9月中旬現在のお値段は:
●4 NAPOS(4日)が1530フォリント。
●HETI(1週間)が2550フォリント。
●HAVI(1ヶ月)が4200フォリント。
●EVES(1年)が37200フォリント。
ちなみにこの時の国境両替ブースでの通貨レートは:
1ユーロ=226フォリント、1米ドル=163フォリント、100円=151フォリントでした。 -
21号線と高速道路のM3号線が交わるHATVANという町。
路面電車も、車もバイクも共存する道。 -
高速道路M3号線(E71号線)でブダペスト近くまで戻って来たSUR SHANGHAIとその旦那。
あ、向こうに見えるのは王宮の丘があるブダ側の山だね。
センテンドレはブダペスト北郊外20kmほどの場所にあるので、M0号線に移っての移動。
あとはSZENTENDRE(センテンドレ)の標識に従って、ドナウ川を渡って行けばよし。
ブダペストからホッロークーに行った時と同じく、ホッロークーからセンテンドレまでは約2時間。 -
センテンドレに着いてからの画像がいきなり駐車チケットの自販機で失礼しま〜す。
センテンドレの小さい町の中は一般の車両は通行禁止。
町のすぐ外れの駐車場にチケット自販機があるので、先にチケットを買うのをお忘れなく。
結構頻繁にパトロールされているようでしたよ。
この自販機にはハンガリー語のほか、ドイツ語、英語でも簡単な説明が出ています。
駐車チケットの買い方の手順は:
(注:記憶違いの箇所があったらごめんなさい。)
1、まず上部のスリットにコインを入れます。使用できるのは10、20、50、100フォリントのコインのほか、1ユーロ、2ユーロのコインも可。
お釣も出てきますが、ユーロ・コインを入れた場合にもフォリントで戻ってくるのでは?
駐車料金は、20分が90フォリント、1時間が270フォリント、3時間が810フォリント、5時間が1350フォリント。
それ以上の時間の料金設定もありましたが、一通りセンテンドレの町を歩くなら3時間あれば十分過ぎるくらいだと思います。
2、1で入れた金額に応じた駐車時間などが、その横の緑っぽい窓に表示されるので、青いボタンで確定。
黄色いボタンは駐車時間の訂正用。
上の方にある赤いボタンはキャンセル用。
3、緑のボタンでチケット印刷。
4、チケットとお釣が下の取り出し口から出てきます。
5、チケットをフロントガラス内側の見やすい場所に置きます。ドアを閉める時、風圧でチケットが飛ばないようにご用心。
あとは、センテンドレの町歩きを楽しんで、時間内に戻ってくれば問題なし。延長したい時には買い足せばOK。 -
ドナウベント地方でよく知られた町はこのセンテンドレのほか、ヴィシェグラードやエステルゴムがありますが、ブダペストに1番近いのはセンテンドレ。
首都ブダペストからほんの20kmほどと言う事もあって、お天気がいい土曜日だったこの日は、家族連れや友人連れといった感じの人たちが大勢来ていました。
これは、センテンドレの町の脇を流れていくドナウ川を堤防の上から見た様子。
この画像だと左手が上流のヴィシェグラード方向、右手が下流のブダペスト方向。
ドナウ川はヴォルガ川に次ぐヨーロッパ第二の大河ですが、この画像では意外なほど細く見えます。
それもそのはず、向こうに見えるのはドナウ川の対岸ではなく大きな中州。
地図を見てみるとヴィシェグラード近くから延々と横たわっているので、中州と言うより島と呼んだ方が正解かも。 -
これもセンテンドレの町の脇を流れるドナウ川の様子。
SUR SHANGHAIが立っている堤防から見ると、島のように大きい中洲にも人が住んでいるようで、民家や簡単な桟橋がありました。
お天気がよくて暖かかったこの日は、水上スキーで走っていく人の姿も爽やか。 -
センテンドレの町ではドナウ川のほかに何が見られるかと申しますと、可愛い町並みの中の教会や小さい美術館。画像奥の方に見えるのは大聖堂の塔。
センテンドレの町は、中世に交易商人たちが造り上げたのが発祥なのだそう。
首都ブダペストに近いせいもあるんでしょうが、こぎれいでセンスよい町並みにお土産屋さんもたくさん。
町の規模の割りに美術館が多いのは、1920年代にアーティスト・コロニーがあったからなのだそうです。
ブラブラと歩くだけでも楽しめる町です。
この日はもう4時を回った時刻になったので、SUR SHANGHAIたちは町並みだけを見てみました。
ホッロークーからセンテンドレまで脚を休ませたので、SUR SHANGHAIももう少し歩けそう。
この画像で見えているお店では、藍染めの衣料品や人形などの製品を売っていました。
日本のものとはもちろん柄が違いましたが、思わぬ所で懐かしいものに出会った気分。 -
何となく秋の始まりを感じさせる色になった空に民家の赤い屋根が映えるセンテンドレの町。
板塀に並べてあるのは商品の絵皿。
パッと目に鮮やかな花柄と、ロマンチックな色合いの花柄。どっちがいい? -
お土産屋さんの軒先に陳列されていたレース編みの数々。
う〜ん、なんかやたらとエロチシズムが漂って来る作品ばかりなんですが…。(;^ω^)
これがハンガリー女性のお好み?
同じレース編みでも、日用品にちょっとアレンジしてという使い方が出来るものとは何かが決定的に違う。 -
センテンドレの町には、廃墟になった家屋やこんな騙し絵的なデザインの建物も混じっていました。
センテンドレには1920年代にはアーティスト・コロニーがあったお陰で、小さい美術館がたくさん並んでいます。
現在ここに住んでいるアーティストも多いのかも、と思わせる町角風景。
やたら薄い感じの壁に見えるのは、デザインによる目の錯覚なんでしょうが、やっぱり目が惹きつけられてしまいます。
プランターを置ける窪みの配列もお見事。 -
青い空にパッと映えるのは黄色い壁の民家。
その窓の配置もおもしろい。 -
一軒のお土産屋さんの店先に置いてあったのは、お裁縫用のマネキン?
結構年季が入っているみたい。
今ではこうしてアクセサリー展示に使っているのが洒落た感じ。 -
傾きかけた日の光が窓辺を照らすセンテンドレの午後。
掛けてあるお土産の影が白い壁に落ちる頃。 -
この日はお天気のいい土曜日だったせいか、センテンドレの町の広場には屋外ステージも出た。
画像奥にはドナウ川の堤防も見える位置。
夕暮れになったらコンサート?
広場周りのカフェに陣取る人が増えてきた。
センテンドレには翌日の日曜日の午後にも来てみましたが、その時にはもうステージも無くなって町全体がガラーンとしていました。
イベント情報をチェックして行くといいのでは。 -
センテンドレの一番賑やかな中央広場のあたり。
上の方でも言ったように小さい町なので、ブラブラ歩いているうちに必ず通る場所。
小さい商店、画廊、お土産屋さんを覗いて歩くのが好きな人には楽しい場所。歩き疲れたらカフェもあります。
画像右側に写っているような似顔絵描きのおじさんに1枚描いてもらうのも旅の思い出? -
歩き疲れてベンチで休む女性、アイスクリームを手に持って歩いて行く女の子、夕方からの営業準備を始めたらしいレストランのスタッフ。
センテンドレの午後の三者三様。 -
あれ? バッグも赤ちゃんも無防備に見えるけど、大丈夫?
他人事ながらちょっと気になる。 -
ここから先の数枚は、翌日同じドナウベントの町エステルゴムやヴィシェグラードの帰りに寄ったセンテンドレの画像。
編集上の都合でこの日の旅行記に入れておこうと思います。
これは路上に置いてあった郵便ポスト。
個人用にしては置いてある場所が家の入口そばじゃないし、公衆用にしては華奢すぎるそのデザイン。 -
ハンガリーのお土産と言えばパプリカ。
お料理好きなお友達へ贈ってみては?
粉末状、ペースト状からも選べるし、包装もいろいろ。
袋入りやチューブ入り、ブリキ缶入り、ガラスや陶器の器入りも。
このお店でのお値段は:
棚の右上の可愛い缶入り、ガラスや陶器の器入りが650〜1600フォリント。
上から2番目の棚の木さじ付き袋入りばら売りが350〜450フォリント。
450フォリントの方には1.9ユーロのお値段も付いてます。
3番目の棚は袋入りやチューブ入りのセット売りで750フォリント〜1250フォリント。
下の棚はチューブ入りで300〜600フォリント。
あれこれ見比べてからどうぞ。 -
SUR SHANGHAIはお酒は全然受け付けない体質なんですが、こういうガラス細工のビンはきれいだなと思った品々。
上の棚の黒いビンに入っているのはウニクム(UNICUM)というお酒。
これは元々は神聖ローマ皇帝のヨーゼフ2世のために1790年に作った滋養強壮酒なんだそう。
そのほかハンガリーではトカイ・アスーという貴腐ワインが世界三大貴腐ワインの一つとして有名だそうですよ。 -
そろそろ秋の初めを感じさせる色と風情になったセンテンドレの町角。
-
前を行く熟年カップルがいい雰囲気。
SUR SHANGHAIの脚はまだ痛いけど、センテンドレの町はアップダウンが無くて歩きやすいサイズだし、来てみてよかった。
そろそろSUR SHANGHAIたちもブダペストに帰ろうか。
あとはドナウ川沿いで食事でもして夜景も眺めてみたいね、とブダペストの夜景編へ移ります。
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