2008/09/14 - 2008/09/14
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SUR SHANGHAIさん
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ドナウベントというのは≪ドナウの曲がり角≫という意味で、それまでわずかに南東方向に流れていたドナウ川が南へほぼ直角に折れ曲がるあたり。
ハンガリー周辺の地図を見てみると、オーストリアの首都ウィーンや、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァを通って流れ下ってきたドナウ川が、ハンガリーの首都ブダペストを前にして大きく流れの向きを変えているのがよく分かります。
そのドナウベント地方に点在する町で有名なのは、今日行ってみるエステルゴムとヴィシェグラード、そしてセンテンドレ。
エステルゴムはハンガリー・カトリックの総本山という大聖堂がある町。
ヴィシェグラードはドナウ川がほぼ直角に曲がる角にある町。
そしてセンテンドレは昔のアーティスト・コロニーの面影を残した趣のある町。
車があれば一日で全部回れるので、行ってみてはいかが?
この日はお天気が下り坂になったけど、SUR SHANGHAIとその旦那はドナウベント地方をちょっと見て回ろうと思います。
表紙の画像は、ヴィシェグラードの要塞から見下ろしたドナウ川の風景。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
この日は朝からどんよりとした曇り空。
それでも予定変更はせず、ドナウベント地方へと出かけてみるSUR SHANGHAIとその旦那。
10時を大分回ってからの出発で、ブダペストの北西にあるエステルゴムを目指します。
結論から言うと、ブダペストからエステルゴムまでは車だと10号線、117号線、111号線を経由して1時間ちょっと位でした。この区間は高速道路は無し。
地方道も全部舗装されていましたよ。
ハンガリーでの普通車の最高速度は、
高速道路では時速130km。
自動車専用道では時速110km。
市街地ではない場所では時速90km。
市街地では時速50km。
昼間もライトを点けるのが義務になっているのでお忘れなく。
その他の規則は、ハンガリー政府観光局のサイトに載っています。http://www.hungarytabi.jp/g07car.htm (日本語版) -
これはエステルゴムに向かう途中の117号線だったかな。
道が大きくカーブしているあたりで事故があったみたい。
近寄って行ってみると…、 -
…乗用車とバイクの出会い頭の事故のよう。
脇道から出てきた車がバイクに気付かなかったのかも。
ヘルメットが転がっているのが生々しい。
もうすでに救急車で運ばれたのかどうか、運転手は見当たらない…。
あまり大きい怪我じゃない事を祈るしかない通りがかりのSUR SHANGHAIとその旦那。
自分たちも気をつけなくちゃ。 -
あ、お次は右に曲がって111号線でESZTERGOM(エステルゴム)に行くんだね。
ん? その標識の下の方にSUZUKIなんて出ていますが、日本の自動車会社のSUZUKIがエステルゴムに進出しているらしいので、その工場への標識なんだと思います。 -
111号線沿いは、低い山や農村の風景が続く。
エステルゴムまであと7kmって出ているよ。
エステルゴムにはハンガリー・カトリックの総本山があるって聞いたけど、それにしてはずいぶん鄙びた感じの所だね。 -
エステルゴムの町の入口。
古びているのは歴史ある町のせいだからなんだろうけど、なんとなく侘しい感じの町並み。
過去にはハンガリー王朝の幕開けになったり、現在はコマーロム・エステルゴム県の中心でハンガリー・カトリックの総本山の大聖堂がある町とは思えない。
今日のこのお天気のせい? -
今日のどんよりしたお天気のせいなのか、活気に乏しいエステルゴムの町。
道端にポツリと立つおじさん。
その鳥打帽と年季の入ったスーツ姿が、イメージの中にあったとおりの中欧ファッション。 -
いつもこうなのかどうか、ガラ〜ンとしたエステルゴムの町。時々、ポツリポツリと人影が見えるとホッとする。
本当にここにハンガリー・カトリックの総本山があるんだろうかとか、道に迷って別の町に来ちゃったんじゃないだろうかと思ってしまうほど侘しい。
これまでに見た写真だと、岩の丘の上に総本山の大聖堂があったけどな。
あ、あの教会の先の岩山がそうだよね、きっと。
教会の塔の横にも大聖堂らしきドームの屋根が見える。 -
岩の丘の上に立つエステルゴムの大聖堂を見上げる。
その大聖堂も、足元の町も、空ろな廃墟のように見えてちょっと怖いんですが…。(;^ω^)
このあと、大聖堂より先にドナウ川に架かるマーリア・ヴァレーリア橋を渡ってスロヴァキア側のシュトロヴォと町にもちょっとだけ行ってみたSUR SHANGHAIとその旦那。
その橋のあたりの様子は大聖堂に続けてご紹介する事にします。 -
岩の丘の上にあるエステルゴムの大聖堂へは、この画像にも見えているような遊歩道も付いていますが、丘へ上って行く車道もあり。
城砦を思わせる石垣に取り巻かれた大聖堂への入口には駐車場もあって屋台的お土産さんが並んでいました。
駐車料金は失念してしまったSUR SHANGHAIですみません。車を停めると、係りのおじさんが来るシステムになっていましたよ。
駐車場から石垣を通った先は大聖堂の広い境内。境内に入るだけなら無料。
その一画にある展望台からはドナウ川とエステルゴムの町、そして対岸のスロヴァキアの町シュトロヴォもよく見えたので行ってみるといいですよ。
お天気がよければ一層その眺めを楽しめると思います。
左手の教会やキリスト教博物館のあたりをズームして見てみると… -
…ドナウ川に架かるマーリア・ヴァレーリア橋もはっきり。
手前はハンガリーの町エステルゴム、橋を渡って対岸はスロヴァキアの町シュトロヴォ。
川を隔てて向こうは別の国、という場所はこれまでにも見てきたけど、いつも不思議な気がする。
そんな人間が勝手に作った国境線にはお構い無しに、ドナウは今日も流れていくんだな。
この画像だと、画像奥が今回訪れたスロヴァキアの首都ブラチスラヴァや、オーストリアの首都ウィーンがある上流方向。
右手がハンガリーのブダペストがある下流方向。 -
このエステルゴムの後、ドナウベントの他の町ヴィシェグラードやセンテンドレを通ってブダペストに向かうドナウの流れ。
その流れを目で追っていると、なぜか切ない気持ちになるエステルゴムの町。 -
エステルゴムの大聖堂の境内にはこんな像がありました。展望台のそばだったと思います。
エステルゴムの大聖堂は初代ハンガリー国王イシュトヴァーン1世が戴冠した地でもあるので、これはその戴冠の様子を表したのだと思いますが、間違っていたら罰当たりですね。(;^ω^)
戴冠の様子を表した像だと仮定して話を進めると、これはローマ教皇シルウェステル2世から授かった王冠をイシュトヴァーンが戴冠してハンガリー王国が生まれた瞬間のシーン。
1000年12月25日の事だったとか、1001年1月1日の事だったとかと言われているようです。
その王冠は、聖イシュトヴァーンの王冠として神聖な存在なのだそう。
その聖なる王冠は次のウィキペディアのページで見られます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%86%A0 -
上に出したのと同じ像の傍らにあった小さいカフェで一服。
メニューは簡単な飲み物程度しかありませんでしたが、ついでにトイレに行く休憩にはぴったり。
実はこの日はいよいよ脚の調子が悪くなったSUR SHANGHAIで、あまり歩けない上に歩く以外の事には注意力散漫。
明後日にはハンガリーを出てドイツに向かうので、ハンブルクの親戚Bさんが紹介してくれるお医者さんに診てもらうことにします。 -
エステルゴムの大聖堂は、ハンガリー・カトリックの総本山。威圧的外観のその正面。
ポツポツと見えている人々と比べると、その巨大さがよく分かると思います。
ここからだと、高さ100mというドームも屋根の先端だけがチラリと見えるだけ。
このドームの屋根にも展望台があるそうですが、螺旋階段での上り下りになるようなので、脚の調子が最悪のSUR SHANGHAIはパス。
宝物館は?とお思いでしょうが、博物館一般が好きではない旦那が一緒なのでこれもパス。
何しにエステルゴムへ行ったわけ?(。・w・。) ププッ
それでも、二人で意見が一致して行ってみたマーリア・ヴァレーリア橋をご紹介しようと思います。 -
大聖堂の入口近くの駐車場へと下りて行く。
9月中旬になって、木の葉が色付き始めたエステルゴムの大聖堂の境内。
その秋色も、今日はメランコリック。
奥に見えている機関車風電動車は、エステルゴムの町も走っていました。乗ってみるのもいいかもですよ。 -
これがドナウ川に架かるマーリア・ヴァレーリア橋。
ハンガリーのエステルゴムと、スロヴァキアのシュトロヴォという町を結んでいます。
これはエステルゴム側の橋のたもと。
観光用電動車も通っていました。
この橋の右側に出ている紋章は、エステルゴムの紋章。
この橋の左側に出ているのはハンガリーの紋章。
画像をクリックして元画像で見てみてもはっきりしない時は、次のウィキペディアの画像で見てみるといいですよ。右側の天使が支えている紋章がハンガリーの紋章で、左側のグリフィンが支えているのはオーストリアの紋章です。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Austria-Hungaria_transparency.png -
このマーリア・ヴァレーリア橋は、ハンガリーのエステルゴムとスロヴァキアのシュトロヴォを結ぶ橋。
実は1944年にドイツ軍によって破壊され、ごく近年まで残骸になっていたのだそう。
復旧工事が終わったのは2001年の事だそうです。
SUR SHANGHAIたちは、対岸のスロヴァキア側へ行ってみようと思います。 -
エステルゴムからマーリア・ヴァレーリア橋を渡る途中。片側1車線のほか、両脇に歩道も付いているので徒歩でも自転車でも渡れるようになっていました。
ちょうど中間地点付近に出ていたスロヴァキア共和国の標識。ここから先はスロヴァキア。
その標識もスロヴァキアの国旗と同じ様式。
スロヴァキアの国旗の白・青・赤の横縞はスラブ民族を表し、国の紋章は国土の山々に立つ十字架(横腕が2本あるダブル・クロス)を表しているのだそうです。
画像をクリックして元画像で見てみると、標識の文字も大分見えるようになります。
余談ですが、この時ハンガリーの道路地図だけを入れていたナビゲーターは、この標識を過ぎると画面からまず橋が消えて、ドナウ川を直接渡っているかのように見えました。 -
ドナウ川を渡って、対岸にあるスロヴァキアのシュトロヴォの町がもう目の前のマーリア・ヴァレーリア橋。
スロヴァキア側の橋のそばには、昔はパスポート・コントロールをしていたらしい検問所が残っていて、≪エステルゴム−シュトロヴォ≫と、二つの町の名が出ています。
一応何かの時のためにパスポートは持って来たSUR SHANGHAIとその旦那ですが、もうパスポート・コントロールはしていない無人の検問所なのでフリーパス。
ちょっとスロヴァキア側の町シュトロヴォへも行ってみます。 -
スロヴァキア側のシュトロヴォの町も侘しい感じの小さい町だったので、すぐに戻って来たマーリア・ヴァレーリア橋のたもと。
上に出したのと同じ、昔の検問所の建物。
今度は≪シュトロヴォ−エステルゴム≫と、町の名前が出ています。
スロヴァキア側からマーリア・ヴァレーリア橋を渡る時には、検問があった!
…という事は無くて(;^ω^)、フリーパス。 -
上に出した検問所とマーリア・ヴァレーリア橋の間にちょっとした展望台や駐車スペースがあるので、あたりを見るために停まってみるといいですよ。
エステルゴム側の橋のたもとハンガリーの国の紋章とエステルゴム町の紋章が出ていたように、シュトロヴォ側にも紋章がくっきり。
右側はスロヴァキアの国の紋章で、上の方でも言ったように国土の山々に立つ十字架(横腕が2本あるダブル・クロス)を表しているのだそうです。
そうすると、左側のニワトリらしき紋章はシュトロヴォの町の紋章?
紋章学っておもしろい。 -
スロヴァキア側に出ていたマーリア・ヴァレーリア橋の説明。
上の方でも言いましたが、1944年に破壊された後、ECやスロヴァキア、ハンガリー両共和国の経済的援助で2001年に修復された旨が、スロヴァキア語やハンガリー語らしき言葉と共に英語でも簡単に書いてありました。 -
マーリア・ヴァレーリア橋のスロヴァキア側から見たエステルゴムの大聖堂。
岩の丘の上には大聖堂くらいしか大きな建物が無いので、ずいぶん目立ちます。 -
マーリア・ヴァレーリア橋のスロヴァキア側のたもと。
ドナウ川を隔てた岩の丘の上に、ハンガリー・カトリックの総本山のエステルゴムの大聖堂が見える。
傲然と言ってもいいほどのその威容。
あのドームの展望台へは螺旋階段で上れるそうで、眺めがよさそう。
ただ、10〜3月の冬季のほかにも天候によってもクローズされるようなのでご注意を。
ドナウ川が青く見えないのが惜しいこの日の眺め。
この画像だと左手が下流のブダペスト方向。
下に見える桟橋のボートはこのあたりの渡し舟?
ここには写っていませんが、エステルゴムの地図を見てみると、ブダペスト方面行きの船着場もあるようです。 -
ハンガリー側から自転車でマーリア・ヴァレーリア橋を渡って来る人が。
ハンガリーの人? それともスロヴァキア側の住人?
ひょっとしたら観光客か参拝客なのかも。
エステルゴムの大聖堂は、橋を渡る車も人もジッと見つめているみたい。 -
エステルゴム側に戻って、今度はヴィシェグラードにも行ってみようか。
またマーリア・ヴァレーリア橋を渡る途中には、今度はハンガリー共和国の標識が。
ハンガリー国旗の赤は尊い血、白は清らかな心、緑は希望を意味しているんだそうです。
現在のハンガリー国旗は赤、白、緑の横縞模様で真ん中には紋章は入っていませんが、この標識には紋章が入っています。
ハンガリー国旗はこれまでに幾度もデザイン変遷があったようです。次のWAPEDIA WIKIのページで見てみるといいですよ。
http://wapedia.mobi/ja/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97
さ、ここから先はまたハンガリー。
ハンガリーの道路地図を入れておいたナビゲーターもまた作動するようになりました。 -
SUR SHANGHAIたちが見た限りのエステルゴムの町はガラ〜ン。食事をしたいお店が見つからなかったので、お次のヴィシェグラードへと移動開始。
ヴィシェグラードは、エステルゴムから見るとドナウ川の下流方向にある町。
これも結論から言うと、ヴィシェグラードの要塞入口まではエステルゴムから車で11号線を40分ほどでした。
その11号線は、この画像のような田舎の風景が続く道。 -
ドナウベント地方の町の一つのヴィシェグラードは、ドナウ川のほとりのぺシュト県にあります。
11号線上にもちゃんと標識が出ていました。
ヴィシェグラードがどうして有名かと言うと、ここでドナウ川がその流れの向きをほぼ直角に変えるから。
表紙にも書いたように、それまでわずかに南東方向に流れていたドナウ川がここで南へほぼ直角に折れ曲がります。ハンガリー周辺の地図を見てみると、その様子がよく分かりますよ。
ドナウベント(ドナウの曲がり角)の名の由来もここから来ています。
川の流れの向きが大きく変わる場所が観光地になっている所と言えば、中国雲南省麗江の長江第一湾を思い出す。
人類はそういう景色を愛でるのが古今東西の習いなんでしょうか。 -
ヴィシェグラードはエステルゴムより更に小さい感じの町でしたが、ドナウ川沿いにはちょっといい感じのお食事処も並んでいて、このあたりの行楽地になっているようでした。
標高315mという岩山の上に要塞の廃墟があって、そこからの≪ドナウの曲がり角≫の眺めが売り。
標識に従って、町からパノラマ通りを車で上って行くとチケット・ブースと駐車スペースがあって、そこからは徒歩。
ちなみにチケットのお値段はと言うと、要塞内の蝋人形の展示見学を含めたチケットは1,400フォリント、蝋人形の展示見学無しだと1,100フォリント。
オープン時間は9:00〜17:00とブースには出ていました。
チケット・ブースから岩山のてっぺんにある展望台までは徒歩でほんの数分。途中に弓矢や乗馬の子供向けアトラクションもありました。
この画像で見えている木の階段が展望台そばの要塞の入口なんですが、脚の調子が最悪のSUR SHANGHAIにとっては苦行になりそう。それでも上れるだけ上ってみます。 -
ヴィシェグラードの要塞の展望台は3段重ね。
チケット・ブースから上ってきた岩山の頂上にまず一ヶ所。
そこから見下ろすと、この画像に出ている別の展望台が。
エステルゴムではドナウ川の対岸はスロヴァキアでしたが、このヴィシェグラードではドナウ川が国境になっていないので対岸はハンガリー。
川向こうに見えるのは、ナジマロシェと言う名のハンガリーの町。
下の展望台には、ハンガリー国旗の下に熱々のカップルが陣取っているので、お邪魔はしないことに。…(;^ω^)
もう一つはと言えば、SUR SHANGHAIが今立っているこの場所から上って行く要塞への階段の踊り場も展望台になってます。 -
ドナウ川を眼下にしたヴィシェグラードの要塞。
これは13世紀にマジャル人によって岩山の上に造られた要塞のようですが、今はほとんど廃墟。
それでもちょっとした博物館のようになっている箇所もありました。
ここで見えている階段に踊り場があって展望台になっているし、中もちょっと見てみたいのでSUR SHANGHAIはがんばって上ってみようと思います。
脚さえ何でもない時ならタタタッと上って行ける距離と勾配。
健康のありがたさって、故障が出てからはじめて身に沁みてよく分かるんだな…。 -
さて、ここから下3枚の画像が、ヴィシェグラードの要塞からのドナウ川の眺め。
分けて撮るとドナウ川が大きく湾曲している様子がうまく伝わらないので、パノラマが撮れるカメラを持って行くといいですよ。
これは要塞を背に左手を見た風景でドナウ川の上流側。
今回の旅ですでに訪れたオーストリアの首都ウィーン、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァ、そしてついさっき訪れたエステルゴムもこの上流。
上の方で言ったように、エステルゴムではドナウ川の対岸はスロヴァキアでしたが、このヴィシェグラードではドナウ川が国境になっていないので対岸はハンガリー。
川向こうに見えるのは、ナジマロシェと言うハンガリーの町。 -
これもヴィシェグラードの要塞からのドナウ川の眺め。
これは要塞を背に、ほぼ正面の風景。
この画像だと右手が下流のセンテンドレやブダペストの方向。
ボートが下流を目指して航行しているのが写っています。
要塞のある岩山の下を見ると、国旗掲揚台の右手にシャラモン塔らしき塔の頭がチラリと見えています。
これは、その昔シャラモンという王子が幽閉されていたという謂れのある塔。
ヴィシェグラード側の岸に船着場がいくつか。
対岸のナジマロシェの町への渡し舟のほか、ブダペストなどへの便も出ているようです。 -
これもヴィシェグラードの要塞からのドナウ川の眺め。
これは要塞を背に右手の下流方向を見た景色。
ここから先がほぼ直角にドナウ川が折れ曲がるドナウベント(ドナウの曲がり角)。
なだらかな山々が重なり合う様子が美しいハンガリーの国土。
ドナウ川に中州が見えていますが、これはこのあとドナウの曲がり角の流れの通りにセンテンドレやブダペスト近くまで伸びているので、中州と言うより島と呼んだ方がいいのかも。
センテンドレではその島に民家も見られます。 -
ヴィシェグラードの要塞に上る階段も入れて撮ってみたドナウベント(ドナウの曲がり角)あたりのドナウ川の流れ。
こうして見てみると、この315mしかない岩山も結構高い感じがします。 -
ヴィシェグラードの要塞の中の展示もちょっとだけ見て、駐車場へと戻る道。
画像奥のハンガリー国旗が見えているあたりが、最初に行ってみた展望台。
手前には子供向け弓矢などのアトラクション・スペースも見えています。
この後はドナウ川の更に下流のセンテンドレにもまた寄ってみたSUR SHANGHAIとその旦那。
ヴィシェグラードからセンテンドレまではまた11号線。車だと30分かからない位でした。
この日センテンドレで撮った画像は少なかったので、前日訪問した際の旅行記にまとめてあります。
センテンドレの町並みを見てみたい方は下記のページへどうぞ。
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10364834/ -
センテンドレにも再度寄ってみた後はブダペストへ戻ったSUR SHANGHAIとその旦那。
センテンドレとブダペストの間は20km位。
この部分は高速道路も通っているので、通ってみたい方はチケットをガソリンスタンドなどで予め買って行きましょう。
SUR SHANGHAIたちはオオーストリアからハンガリーに入った時、国境のブースで買いました。
チケットを買う時には、車のナンバーも聞かれます。レンタカーの書類、免許証も一緒に提示しましょう。
3.5トンまでの普通車だとチケットは4種類。
08年9月中旬現在のお値段は:
●4 NAPOS(4日)が1530フォリント。
●HETI(1週間)が2550フォリント。
●HAVI(1ヶ月)が4200フォリント。
●EVES(1年)が37200フォリント。
ちなみにこの時の通貨レートは:
1ユーロ=226フォリント、1米ドル=163フォリント、100円=151フォリントでした。
で、ブダペストに戻って来た道脇に出ていたこの看板。
このお兄さんのポーズが古すぎて思わず苦笑。(。・w・。) ププッ -
この街角だけ見ると、すごくモダンとは決して言えないブダペストの街。
でも、今日のドナウベント地方を回った後では、ずいぶん都会に見える。
それだけ首都ブダペストと、ちょっと離れただけの地方の町の様子に格差があったと感じたこの日。 -
ブダペストに戻って来たこの日の夕食は?
寿司が食べたいと言う旦那にちょっとびっくり。(・ω・ノ)ノ
それでもル・メリディアン・ブダペストのすぐ近くにこの画像のお店があったのでお試ししてみる事に。
入ってみたらカウンター席だけで、板前のおにいさんも接客係りのおねえさんも地元の人だった。
で、試しに話しかけてみても、日本語は分からないようだし英語もちょっと怪しい。
あっちでは、SUR SHANGHAIたちがハンガリー語ができればいいのにと思っていたんでしょうね…。(;^ω^)
ちゃんとした物が出てくるかな?とちょっと心配していたら、SUR SHANGHAIが頼んだ散らし寿司も、旦那が頼んだサーモン寿司もこんなにきれい。
お味の方もよかったですよ。
お値段はちょっと忘れてしまいましたが、価値ありと感じたこのお店のお寿司。ル・メリディアン・ブダペストの玄関を背にすると、左手へ直進200mの位の場所にありました。
これで一息付いた後はリタイアして、明日はブダペストの街もちょっと見てみようと思います。
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